七夕の起源・七夕の歌
七夕の起源・メイン 1.原始七夕伝承 2.異郷訪問説話 3.中国での起源
日本での起源
【1.弥生時代】
日本での起源
【2.神話の時代】
日本での起源
【3.七夕の歌】
日本での起源
【4.飛鳥・天平時代】
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七夕の歌

●万葉集
 宮中で七夕の行事がはじめられたよりも、少し前から七夕の歌が歌われておりまして、 万葉集では(2029)で初めて、七夕(なぬかのよ)の歌が読まれているようです。

天漢(あまのがわ)梶音聞(かじおときこゆ)孫星(ひこぼしと)
与織女(たなばたつめと)今夕相霜(こよいあふらしも) 

 万葉集でたなばたは他に「織女」と書かれておりますが、 新古今和歌集では「七夕」となっています。 このことから「七夕」の字は平安時代に当てられたものであることがわかります。 (万葉集は「天の川の使い方」で初期と後期の作に分けることができるようです。 いま少し調査が必要ですね)

万葉集の倭文と恋の歌
◆万葉集/巻11-2628
古(いにしえ)の 倭文機帯(しつはたおび)を 結(むす)び垂れたれ  誰(たれ)といふ人も 君には益(ま)さじ 
●訳
 古い昔から倭文機織の帯を結んで垂れ、誰という人も貴方には及びません。
なんか意味不明の訳ですいません(^^;
●解説
 この歌が読まれたときにはすでに「いにしえ」として伝えられていたと言う事なのでしょう。 「倭文機織の帯を結んで垂れ」をする人は複数いて、そのなかで誰も貴方に及ばないと いっているのですが、「倭文機織の帯を結んで垂れ」が意味不明なので、何が言いたいか 良くわかりませんね。
 じゃ〜なんで乗せるのって・・・文が短かったんだもん(^^;

 万葉集・全巻・講談社学術文庫の解説では、別の歌を参考として添えていたので、 そちらも見てみることにしましょう。相変わらず行き当たりばったりだな(^^;


◆武烈紀
大君の 御帯の倭文機 結び垂れたれ  誰やし人も 相思わなくに 
●解説
 なんだ。な〜んだ。パクリでないの(^^; やっぱり複数の人が同じ考えを 持っていたと言うことですね。ま〜帯に使っていたんですから丈夫だってことは わかりますね。古文でこんな回答をしたら「X」なんでしょうね(^^;
◆万葉集・巻3-431
 古(いにしえ)に 在(あ)りけむ人の 倭文幡(しつはた)の  帯解きかへて 伏屋(ふせや)立て 妻問いしけむ  葛飾(かつしか)の 真間の手児名(てこな)が  奥(おく)つ城(き)を こことは聞けど  真木(まきば)の葉や 茂(しげ)りたるらむ
 松の根や 遠く久しき 言のみも 名のみもわれは 忘れえなくに
●訳
 昔ある男が、倭文機の帯を解き合い、小さな妻屋を立てて、愛を交わしたと言う 葛飾の真間にある手児名の墓のことは聞くのだけれど、 真木の青葉が茂ってしまっているか、松の根のように遠く久しいことになってしまった のでしょうか。
 私は言い伝えだけでも、名前だけでも忘れられない。

 なんか意味の通じない訳で済みません(^^;

●解説
ありゃ。ご近所のお話だ(^^; 葛飾の真間は今の千葉県市川市のことで、 あっしが生息している船橋市のとなりだがや。  手児名のお話は、昔、美しい娘がいたんなな〜も。そんでもって村の若きゃ〜衆が、 みんなほれちまって、それはもう大喧嘩。手児名は村の行く末を案じて 入水して死んでしまう、おはなしで〜ゴンス。

 倭文幡は中国渡来の唐機に対する日本古来の織物ですが、 単に「帯を解く」だけのことなのか?それとも倭文幡そのものに意味があるのか? 第一手児名は昔話の通り未婚であるはずだけどな?

 本z6の解説では「真間」に「国府」が置かれていて織女が集められていたか.と あります。う〜んこの資料は持っていないな(--;

 松の根のように遠く久しいって大体なんのこっちゃ(^^;

いずれにしましても、どれも恋の歌であることは確かですね。 つまり恋と倭文機は関係があるようですね〜わかんないけど(^^;

●万葉集巻13-3286
 万葉集巻13-3286やはり倭文織を持っての恋の歌

万葉集の倭文と別れの歌
古事記・日本書紀

 すみません。話しが全然繋がっていない上に、ここでおしまいです。 うみゅ〜それにしても難しいし、一杯あるだがや(^^;

参考引用文献

z1古事記・武田祐吉訳他・角川ソフィアY-1
z2古事記物語り・太田善麿著・教養文庫717 D101
z3日本書紀・井上光貞他著・日本の名著1・中央公論社
z4日本の神話・山田宗睦著・カラーブックス
z5七夕と相撲の古代史
z6東アジアの古代文化94号・倭文神の祭祀と信仰
z7東アジアの古代文化98号・倭文神タケハツチ
z8古事拾遺・岩波文庫
z9折口信夫全集・第十五巻・民俗學篇1・中公文庫s4 15 z10万葉集・全巻・講談社学術文庫
z11万葉集・全巻・岩波文庫

 このページはz7の記述の確認と再考察であり私の考えたものではありません。

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