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* 旅行記 バンクーバー10日目 *


やはり1周しないとスタンレーパークが語れないと思って・・
■スタンレーパーク2周
97.10.06


 朝起きたら、曇りだった。雨が降っていないだけマシ。
今日は、スタンレーパークへサイクリングすることになった。前回はスタンレーパーク内には、レンタルバイクがないのを知ったので、今回はちゃんと、ガイドに載っていた住所のあたりへ歩いていった。

2店ぐらい大きいレンタルバイクがあり、そのうちの、小さい店に入った。
実は、私の夢は、スタンレーパークでローラーブレードをすること。現地の人々のように、優雅に滑っている自分の姿を思い浮かべる。ニンマリ(^^)。「うっしゃー! やるぜ! おじさん! ローラーブレード! ひとーつ!」というと、おじさんは「雨続きで、地面が濡れている。危ないから、貸せない。」と言った。「・・・・・(泣)」一挙に、夢は崩れた。

すると、私たちの後に入ってきた、若者達も、ローラーブレードを頼んだ。しかし、おじさんの返事は同じ。不満そうに、若者達は出ていった。たぶん、もう一つのお店に聞きに行くのだろう。

私たちは仕方なく、自転車を借りてスタンレーパークへGO! それにしても、前回のレンタルバイクに比べれば、なんてスムーズに借りられたんだ。素晴らしい。レンタルバイクとはこうでなくちゃ。やはり、以前の1時間も費やして、自転車を借りたのは変だった。(今頃言うか!?)

おお! とうとうスタンレーパークの全容があきらかに!行くぜ行くぜ〜GO〜GO〜!モードの私は自然とスピードに乗っていく。しかし、2人の自転車速度を考えてなかった。彼女たちは、のんびり景色を堪能するつもりだったのだ。耐えきれず「済みません、別行動してもいいですか?」と、こらえ性のないガキな私。

自分のペースで、ともかく、1周する私だった。
感想は、やっぱり、バンクーバーって素晴らしい!都会にこんな素晴らしいものがあるなんて。東京にはないぞ!行っても行ってもビルばかり。ああ、いいなあ。バンクーバー。

1周して満足した私は、スタンレーパーク圏から離れ、English Bayの方へ行き、前に泊まったSunsetInnまで来て、通り過ぎ、もっと先へ進んだ。街はサイクリングが出来るようになっています。さすが観光の街バンクーバー。




しばらく行くと、結構、良い店が集まっているらしい場所にたどり着いた。一休憩できる場所があったので座って景色を堪能していたら、レンタルバイクの中年おじさん&おばさん集団が前を通った。

その時、そのうちの女性ひとりが、皆を止め叫んだ。「アイスクリームがあるわ」 看板を見たもう一人の女性も、「あらー、しかも50種類もあるんですって!」食べましょう食べましょう。と自転車から降りて、わらわら入っていくおばさん達に、渋々ついていくおじさん達。肩をすくめながら「女性には甘いものが必要らしいよ。」「ああ、そうだな。前に進めない。」とつぶやくおじさん2人。私は笑った。

50種類か。どんなものだろうと私もつられて食べることにした。50種類あるようには見えなかったけれども、シングル1つ頼んだ。すると、手馴れた店員のお姉さんが、アイスクリームをすくってコーンに乗せていく。しかし、一回でもかき集めるようにすくったアイスクリームの量なのに、二度、三度と次々とアイスクリームをコーンに乗せていく。私は真っ青になった。そんなに食べれないよ〜ひぇ〜。しかも、シングルって言ったのに何でそんなに入れるの? 恐る恐る受け取って、シングル代金を払う。お姉さんは何も言わず受け取った。・・・本当にシングルの値段だった。シングルでダブルの量に見えるけど、ダブルだとどうなるんだろう?恐ろしい。

空もだんだん晴れてきて、素晴らしい景色になっていく。時間を見ると、あと一回スタンレーパークを1周するだけの時間しかなかった。大急ぎでスタンレーパークに戻り、満喫する。しかしどうやら、私は風を切ってスピードに乗ったことでお腹を冷やしてしまったらしい。アイスクリームを食べたせいかもしれないし、でもスタンレーパークの日陰の中を走ると、空気は冷えていた。



お腹が痛くなりだし、急いでレンタルバイクのお店に戻りトイレを借りる。トイレなしには生きていけない私だった。 まあ、こんなトイレの話まで暴露しなくてもいいのにね〜

さあ、明日はバンフへ移動!
雪ふるバンフはどんなところでしょう?
楽しみ楽しみ。

ここでバンクーバー編の旅行記は終了です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます!



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