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2002年8月吉日
 どう転がしても10行程度にしかならないネタで、いちいちhtmlファイルを作成してINDEXからリンクを張って……、という作業が一寸馬鹿馬鹿しく思えて来たので、極小ネタ用にトップページにスペースを作る事にしました。日記じゃないので更新は不定期です。

 先日、最近までジャンプに連載してた「少年エスパーねじめ」を「エスパー少年ねじめ」と思い違いしていたのを知人に指摘されました。いいじゃん、別に。だって、書店で注文しても絶対に同じ本が届く自信、自分にはあります。何なら試して見たって良いですよ? とりあえず10冊位。そっちの名前と住所で。いいから黙って尾玉なみえの印税収入に貢献しれ。打ち切り漫画家の著作権を考える会は新古書店でのコミックスの売買に反対します。

 こういう連語的(?)表現の場合、「少年エスパー」と「エスパー少年」でどこと無く感じられるニュアンスが違ってくるのは一寸不思議です。例えば「徘徊老人」だと、佐藤さん家の奥さんお爺ちゃんがあんなで大変よねえ……と、おばちゃん達の井戸端会議的地平の極めて私的な事件として収斂するのに対し、「老人徘徊」と言うと、なんだか地域社会の抱える重大問題として感じられてくるのは一体何故なんでしょう。

 二つを比べてみると、とりあえず、後に置かれた語の方がより強められた意味を持つのは確かな様です。とすると「少年エスパー」と「エスパー少年」の違いは……。ところで貴方は少年美と美少年、どちらを好ましく思いますか?



2002年8月好日
 みかんの缶詰が好きです。もっと正確に言うと、みかんの缶詰の汁が好きです。果糖主体のクドさの無いすっきりした甘さと、クエン酸のさわやかな酸味がたまりません。この味は、パイナップルや桃では何故か出ないんですよね。

 隠れファンも実は結構多い、この味を取り入れた2次商品が何故世に出ないのか常々疑問でした。マーケティングと宣伝次第では定番ドリンクの座だって夢ではないのではと、私的に思っていたので尚更。そして、ドリンクではありませんがついに出ました赤城乳業、偉い!

 求めていたのはこの味だったんだよ〜、感涙に咽びながら貪り食いました、とりあえず一箱。みかんの房が丸々入っている点も、みかん加工製品ファン界におけるもう一つの有力セクト、冷凍みかんファンの心もがっちり掴んで離さない、抜け目の無い商品設計です。まさに完璧だ……。

 店で見かけましたらならとりあえず一箱、騙されたと思って買ってみて下さい。後悔はけしてさせません。君のココロに缶詰と冷凍みかんがあるならばっ!



2002年8月尻日
 本日のビックリドッキリ検索ヒットネタ発進。

「男の粋!褌ものがたり」

 衒いの欠片も無い漢らしい直球タイトルが素敵過ぎます。著者の方のペンネームは越中文俊(えっちゅうふみとし)氏。褌への愛を感じさせる筆名ですね。ちなみにどんな検索キイワードでヒットしたかは秘密。



2002年8月虚日
 何故か家はセールスの電話が多くて、正直かなりうざったいです。金なんて全然無いのに。まあ、100件電話して1件でも契約を取れればOK、という営業戦術はとりあえず理解出来るのですが、でも残りの99件に残るのはその会社に対する圧倒的な不快感な訳で……。長期的に考えれば会社のイメージダウン&顧客市場の縮小を招くだけなのではないだろうか? そんな疑問を常々感じていました。

 思い余ってある日、電話を掛けて来たセールスの方に直接質問をする事にしました。
「あの……一つお聞きしたい事があるのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、なんでしょう?」
「そちらの会社の電話営業担当の方の人員数とですね、1日当りの電話営業件数と契約件数のノルマを一寸知りたいのですが……」
「………………(ガチャン)」
 3秒で電話を切られてしまいました。○○○ハウスの根性無し。

 仕方が無いので推定の数字で話を進めます。一件の電話営業に掛かる時間を平均5分、20名の人員で8時間勤務とすると、その会社の電話営業件数は1日当り1,920件になります。これで全国の世帯数43,900,000(1995年実績)を割ると、日本の全世帯に電話を掛け終えるのに必要な日数は……22,864日、年間労働日数を260日としておよそ87年となりました。

 平均初産年齢27.8才を、仮に世帯を構成する人が入れ替わる周期とすると、87年あれば3回は世帯の中身が入れ替わる計算になります。たとえ電話をうざいと思われた所で、次にその家に電話を掛けるのはその子の世代か孫の世代。以前の事など覚えているはずもありません。

 考え無しにやっているとばかりに思っていた電話営業も、実は彼らなりに勝算があっての事なのでした。かくして電話畑の焼畑農法は今日も続いているのです……トホホ。



2002年8月煌日
 何かのイベントの公式○○といえば、数ある品の中から1種類(もしくは1社だけ)選ばれるのが普通な訳です。たとえば××オリンピックの公式飲料として、コカコーラとペプシコーラが同時に認定されるなんて事は絶対有り得ません。それはそれで面白いとは思いますが。しかし、同じ「公式」でもこれは一体……

・と○めきメモリアル Girl's Side 公式完全ガイド (NTT出版刊)
・ときめ○メモリアル Girl's Side 公式ガイド完全版 (コ○ミ刊)
・ときめきメ○リアル Girl's Side コ○ミ公式パーフェクトガイド (新紀元社刊)
・ときめきメモリ○ル Girl's Side 公式ガイドブック (双葉社刊)

 まあ、ロイヤリティさえ支払えばどこのどんな商品が公式の文字を冠するのもOKというのは、ある意味非常にコ○ミらしいと言えるかも知れませんが……

 すみません、ド素人の自分にこんな事を言う資格があるとは思えませんが、でもどうか一つだけ……コ○ミ以外の出版社様方、アンタ等絶対騙されてるって。



2002年8月省日
 耳の中にデキモノが出来てしまいました(一寸変な日本語ですね)。酷く痛いです。脳や三半規管に近いデリケートな場所である事もあって、痛いだけじゃ無く、少し眩暈がしたり、時々呂律が回らなかったり色々不便です。

 その事を友人にぼやいた所、こんな返事が返って来ました。
「そりゃ、あんな事こんな事を言って耳かきばかりしてたら、外耳炎や中耳炎になるのも無理ないんじゃない?」

 ……耳が痛いとは正にこの事でございます。



2002年9月慈日
 所謂「妹ゲー」もゲームのジャンルとして定着した感があります……ああ、お願いだからここで引かないで。曰く「危ない」、曰く「気持ち悪い」……。非オタクの方々にとっては全く理解不能の世界だと思いますが、実は事態は極めて単純な話です。

 ジャンルを問わず「恋愛」を題材にした作品自体は昔から定番として存在していた訳です。そしてその物語において必ず語られていたのは「その人の愛情をいかにして獲得したか」というその過程でした。至極当然な話ですね。

 しかし1970年代後半、特異な進化を遂げた日本のオタク文化において、強烈なパラダイムシフトが発生しました。何の取り柄の無い主人公が、何故か成り行きで周りの異性にモテまくる……。高橋留美子先生の「うる星やつら」によって確立された、本来主題だった「愛情の獲得」を作品の「前提条件」に転換させた作品形式――仮に「押しかけ女房スタイル」と呼称します――は、またたく間にラブコメ漫画界を席捲していきました。或いは古来から「押しかけ女房」なる言葉が存在していた事自体、日本文化にそれを受け入れられる下地が存在したという証左では無いかと思います。

 以来二十余年、オタク達の心を惹き付けてきた「押しかけ女房スタイル」ですが、作品の供給が萌えゲージの臨界点を突破するまでに至り、一つの不安が彼等の心の中に生まれて来る様になりました。キャクラター達による主人公への無条件の愛情の根拠は一体何なのか?そしてその愛情は永久不滅にこの先も続く物なのだろうか?

 自分がこれまで信じてきた楽園に疑問を感じつつ、それを心情的にどうしても否定し切れないオタクが次に縋って行った物。それが、血縁関係と家族制度によって強固に結び付けられた「妹」という存在だった訳です。けれども「兄弟は他人の始まり」という言葉も、また一つの真実である訳で……。「妹ゲー」の存在は、少子化の進んだ第三世代オタクが消費のコアとなる事で、初めて成立し得た幻想と或いは言うべきなのかも知れません。

 長々と書き連ねてしまいましたが、個人的にはジャンルとしてはあまり「妹ゲー」に惹かれる物はありません、一応念の為に。むしろ今の自分の興味は、クローン生殖の発達が作品にどんな影響を与えていくかだったりします。今から考えるとふくやまけいこ先生の「ゼリービーンズ」は、実はトンでもなく先駆的な作品だったんだなあ……。

 ところで「身毒丸」の「お母さん、僕をもう一度妊娠して下さい!」って、泣ける名台詞ですよね。



2002年9月粘日
 先日某ゲームの「公式ガイドブック」をネタに弄りましたが、後になって考えてみると少し反省すべき点があったと思います。どうも自分は「公式」の言葉にこだわり過ぎていた様です。ゲームの世界における「公式」は、実は公認や認可と同じ程度の意味合いなのでは無いか? そういう視点がすっかり抜け落ちてしまっていました。

 そこらへんもモヤモヤをはっきりさせる為に、今度は他に「公式」の文字を冠したガイドが複数出ているゲームが無いか、調査してみる事にしました。他のゲームでも同様の状況ならば、ただ単に自分がいらない恥をかいただけという事で……。


調査の結果は以下の通りとなりました。

  ・MET○LGEAR SOLID2 (コ○ミ)
  ・実況パ○フルプロ野球9 (コ○ミ)
  ・幻想水滸○3 (コ○ミ)
  ・ときめきメモ○アル3 (コ○ミ)
  ・キ○ッスルベニア (コ○ミ)

切りがないので残りは、http://www.konami.co.jp/cp/public/back.html をどうか参考に。直リンクしようと思ったのですが、http://www.konami.co.jp/cp/copyright.html を読んで怯みました。


 ……双○社様、NT○出版様、新紀○社様、ひょっとして何かコ○ミに弱みでも握られてるのですか?



2002年9月妄日
 B○○K ○○Fで、店のドアが開く度に半ばヤケクソ気味に発せられる「いらっしゃいませ!」の怒声は、来店に対する感謝などでは無く、ただ単に店内の万引犯を牽制しているだけではなかろうかと、そんな気がして仕方がありません。
 ……財布の中にたとえ42円しか無くても、堂々としてれば良いんだってば、自分。



2002年9月混日
 「ぼくのまちにサーカスがやってきました。まちじゅうがおおさわぎです」

 ……字で書いちゃうと、なんだか凄え牧歌的だなあと思いました。渋滞の車列の隙間を、原付ですり抜けながら。



2002年9月今更少佐コピかよ!なんて事は言わない優しい人が好き。日
諸君、私は○○○○が好きだ。
諸君、私は○○○○が好きだ。
諸君、私は○○○○が大好きだ。

開幕戦が好きだ。
デイゲームが好きだ。
ナイトゲームが好きだ。
首位対決が好きだ。
最下位攻防戦が好きだ。
消化試合が好きだ。

後楽園で 神宮で 川崎で
名古屋で 甲子園で 広島で
この日本に現れたありとあらゆる○○○○が大好きだ。

打線が先発を粉々に打ち砕くのが好きだ。
サヨナラホーマーを打たれた村山が
マウンドに膝をついた時など心がおどる。

敵がサードゴロに討ち取られるのが好きだ。
ファーストに無様に駆けて行く打者を送球で刺した時など
胸のすくような気持ちだった。

中堅選手を二軍に飼い殺す様などはもうたまらない。
高卒の新人がドラフトの結果に無邪気に喜ぶのも最高だ。

哀れなBクラス球団が繰り出してきた敗戦処理投手を
木っ端微塵に吹き飛ばした時など絶頂すら覚える。

諸君、私は○○○○を、地獄の様な○○○○を望んでいる。
諸君、私に付き従う○○○○ファン諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なる○○○○を望むか?
情け容赦ない糞の様な○○○○を望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す
嵐の様な○○○○を望むか?

……やべえ、不覚にも自分で凄く読みたくなって来ちまったし。
「私は長嶋茂雄が好きだ」(文芸社刊)



2002年9月ズバキューンッ!日
「ゴルゴ13リーダーズ・チョイス」

 一匹狼のゴルゴの何処に集団行動におけるリーダーシップを学べと?……とか何とか思っていたら"Leader"では無く"Reader"でございましたというオチ。

 失敬な、英検4級ぐらいちゃんと持っていますってば。



2002年10月侠日
「ヤ○ザが人間で無いというなら、ヤ○ザは人間の法律では裁けへんのと違いますか?」
――「司○崩壊〜ヤ○ザに人権はないのか」(某出版社刊)帯コピーより――


 ……いや、だから(日本の)法律で裁けないからこその「ヤ○ザ」屋さんなんじゃないのかなあと。

 法の執行には実行力を持った執行機関が必要不可欠な物であり、その力が無い物が制定した法律は結局何の意味も持た無い事は、歴史上数多く存在してきた傀儡或いは弱小自治政権等の例を見ても明らかな訳です。

 身代わり出頭と鉄の規律による守秘システムにより、外部の干渉を排し内部へ全く独自の執行実行力を得る事に成功したヤ○ザ社会は、いわば日本国内に存在するもう一つの独立した権力機構であり、その存在意義、すなわち利権の獲得は日本国の法体系から逸脱する事によって初めて実現した物な訳で。

 つまり言いたい事は、日本国憲法に唾を吐いてナンボのヤ○ザ屋さんが、どの面を下げて憲法で規定された「基本的人権」に縋るのかと。とことん。小一時間。



2002年10月憫日
歴史大河漫画「虹色のトロツキー」。

「虹色トロツキー」と一文字書き間違えただけで、なんでラブコメ臭くなってしまうのかなあ……


(TOPに公開当時はココにカウンタがありました)

身内以外の来訪者がいるかいないか分からない状況なので、
一寸、期間限定でアクセスカウンタを設置してみました。カウンタを変更してし切り直し。

重ねて言いますが、同情したらそっちの負け。



2002年10月憐日
 状況終了しました。とりあえず身内以外の来訪者の方も居られる結果が出たので、もう暫く外輪向けのサイトでがんばって行きます。……いやけして友達が少ないとかそういう事じゃなくて。

 何度も言う様ですが同情したら負け((C)尾玉なみえ)。



2002年10月安日
 アガリスクとかメシマコブとかプロポリスとかフコイダンとかプラセンタとかグルコサミンとかプエラリアとか最近の健康食品&健康法はもう何がなんだか。
 で、ユビキタスって具体的にいうとどんな健康法な訳さ?



2002年10月贄日
 某爬虫類専門のペットショップの店先に、何故か一頭だけ羊が繋がれているのが最近気になってしかたありません。
 やっぱり、あれなんでしょうか? 鰐とかニシキヘビとかそこら辺の……
<10月犧日追記>
 右上の張紙、やっぱり狙ってやってるとしか思えないのですが。



2002年忘月却日
 「少年エスパーねじめ」の校長先生の話を読みながら寝てしまったら、こんな夢を見てしまいました……いやマジに。


  ある日突然、あなたに12人もの孫ができたらどうしますか?

  それも……とびっきりかわいくて
  とびっきり素直で
  とびっきり愛らしくて
  とびっきりの淋しがりや。
  しかも、そのうえ……
  その子達はみんなみんな、とびっきり!
  お爺ちゃんのコトが大好きなんです……

  でも、残念なことにお爺ちゃんと孫は
  現在離れ離れに暮らしていて……
  実際に会うことができるのは、
  2ヵ月に1回と決められた“お爺ちゃんの日”だけ。
  大好きなお爺ちゃんと自由に会えない孫達は……
  さみしくて、いつもお爺ちゃんのことばかり想ってしまいます。
  「神様……どうか、早くお爺ちゃんに会えますように
   私の大事な大事なお爺ちゃん……会えないでいると……
   淋しい気持ちでいっぱいになっちゃうよ……」

  だから、ようやく2ヵ月に1度の
  「お爺ちゃんの日」がめぐってきて……
  2人が会えたときには、
  孫は世界中の幸せを独り占めしたみたいに、
  とってもとっても……幸せ
  もちろんお爺ちゃんなんだけど、気分はまるで楽しいデート!
  そして孫は、お爺ちゃんのそばにぴったりくっついて……
  心配そうにお爺ちゃんの顔をのぞき込み、
  こう……言うのです。
  「お爺ちゃんは……私のコト、好き?」

  孫達はちっちゃい頃からずっとずっと
  ただ純粋にお爺ちゃんのコトが大好きでした。
  やさしくってステキで世界にただ1人、
  自分だけの大切なお爺ちゃん……。
  だから、いつもいつもお爺ちゃんと一緒にいたくて、
  いつもいつもお爺ちゃんにかまってほしくて……。
  ここに登場するのはそんな素直な孫達……。
  外見も性格もちがう12人の孫達ですが、
  想いだけはみんな同じ……そう
  「……お爺ちゃん、大好き!」


 ……今までどんなに頑張っても何が受けるのか理解できなかったあの作品が、なんだかあっさり腑に落ちてしまいました。それを私的に面白いと思うかどうかはまた別の話として。
 21世紀は「家族の時代」だと誰かが言っていましたが、多分本当だと思います。



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