JMAI 2000
インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

盤上の敵 北村薫著
出版社 講談社 本体価格 1600円 ISBN 4-06-209876-8

トモ +4点
だまされました。

鈴木芳樹 +2点
北村薫はイヤな奴である。「イヤな奴」では語感が悪いというのであれば、「『悪意』に対する感受性がひと一倍研ぎ澄まされている表現者」と言い換えてもよい。いわゆる「日常の謎」派と北村薫とを分かつ最大の要因は、この感受性の多寡にこそある。ゆえに本作は異色作でも何でもない。作者の資質からすれば、いつかは当然書かれるべき作品だったのである。

kozou +5点
最後の最後に、やられた!!!って感じ。
はぁ、やられました。

小池 啓介 +3点
北村薫が書いたからこうなった。でも、北村薫を知らなくたって楽しめるはず。人物描写を本格ミステリに奉仕させるという意味では、常に一貫した姿勢なのだろうな、と。ことさら変化とは思えない。「砂糖合戦」とか充分に厭な話だったし。

+3点
 

亀井秀光 +3点
これまでとは違う北村薫に出会える一冊である。

はとり +4点
 

平野まどか 0点
よくわからなかった。

広沢吉泰 +3点
私が所属するSRの会というミステリサークルでも、こういったベストテン投票を行う。そのときの基準は10点満点で、10点は「歴史に残るべき名作」9点は「各人のベストテンに入る優秀作」である。だから、10点や9点はでないのである。でも、それはなかなか納得できる基準であるので、今回の採点にも応用することにした。5点は「歴史に残るべき名作」4点は「各人のベストに入る優秀作」ということだ。そして、3点は(つまり、SRの8点)「ああ、面白かった。秀作」2点は(つまり、SRの7点)「まあ、面白かった、佳作」ということだ。だから『盤上の敵』は「ああ、面白かった。秀作」ということで。

xx +5点
ネットではいろいろ批判があったようですが、私は北村薫の中でも屈指の名作だと思います。
ネタバレあり!

総得点 得票 平均点 5点 4点 3点 2点 1点 0点 -1点 -2点
33 10 3.30 2 3 3 1 1
総合順位 8位 男性順位 8位 女性順位 7位
20歳未満 20代前半 7位 20代後半 7位
30代 12位 40代 平均点順位 21位

国内作品一覧へ
国内作品一覧へ


インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞2000実行委員会