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がんを明るく生きる-前立腺癌の末期から生還した伊藤勇のサイトのホーム

末期癌より生還した伊藤勇の信条とアドバイス

私の信条とアドバイス

余命告知よりの10年半を生きてきて、何が生還をもたらしたのか、私なりに考えて書いてみます。(箇条書きの項目をクリックすると同ページ内の詳細部分に移動します)

自分を信じる

どんな病気でも、一番知ってるのは自分だし、治すのも自分であって、医師でも誰でもないということを私は痛感しました。自分の病気は絶対自分で治すんだとの強い信念が大事でそれが脳内モルヒネを刺激し自己免疫を増大するからです。それが私のがんを自然退縮させた一因とも思っています。

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生き甲斐

一日24時間は、すべての人に平等に与えられております。しかも二度と戻らない時間です。その貴重な一日を、幸せな日にするも、不幸な日にするのも自分の心がけ、生き方次第です。健康でも病気であっても、その日一日を、人に迷惑を掛けずに私は笑顔で暮らすことにしております。
また、ボランティア活動は、私の生き甲斐です。患者さんの相談に乗ったり、デイサービスで一緒に歌を唄ったり、悩み事を聴いたり、私なりに社会への恩返しをさせて頂いて居りますが、喜んでくれる皆さんの笑顔が私の生き甲斐にもなって益々幸せを実感しております。

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食事は身体のガソリン

私は、基本的には玄米菜食で過しております。(時には玄米粥)もちろん病気の内容、体質、年齢、合併症持ちなどで同一にはできませんが。副食として、赤、青、黄、白、黒、魚介類を意識して食べております。例えば、緑黄野菜、きのこ、海草、ごま、芋、魚類など腹八分の食生活です。

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病気と病身の分離

私の身体は病身ですが、心は健康です。がんはイコール死、と連想しがちで、不安、焦り、絶望、家族への心残りなどマイナスの思いばかりが膨らんで、精神的ストレスで10倍20倍のダメージを身体に与えてしまいます。私は、「がんはがん」、心臓病は「心臓が悪いだけ」と割り切り、気持は明るくきっと良くなる!と希望を持って、治療に専念することを心がけております。

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明るく生きる

明るい人には、人が寄って来ます。演技ではなく、心から楽しいと思う発想の転換で、心から楽しくなるものです。現在でも、常に自分を振り返って、反省すべき点をゆっくり考えるようにし、修正点に気付いたら、素直に治して行こうと心掛けております。

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感謝する心

それと一番大事なのは、「ありがとう」と感謝することだと思っています。これが一番大事です。朝になって目を覚ましたら、「よし、今日も一日がんばろうー」という気持ちを常に持っています。だから死ぬのは怖くありません。毎日死んで、毎日生き返る。そして、みなさんのおかげで生きているわけですから、「ありがとう」と感謝しています。こうしてがんになったから、みなさんに出会えて、みなさんに支えられて楽しく暮らせているのです。

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セカンドオピニオンの勧め

私は、色々な体験を通して、是非ともセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。以前と違って、最近は医師側にも意識度、患者への理解度が進んで来ております。セカンドオピニオンを受けるには、現在の医師からのカルテをもらようになるのですが、そこでちょっと躊躇するという言葉をよく耳にします。でも自分の身体のことですから何の遠慮も要らないはずです。
そうして2ヶ所、時として3ヶ所の医療機関で同じ診断なら、ほぼ間違いないとして、自分の病名を正確に把握した上で、医師、家族とも一体で隠しことなく治療に専念し、療養期間中は、穏やかな心境で、やっておきたいこと、言って置きたいことなど気が済むように整理しておくことは肝心だと思っています。
私は、末期がんと告知される6ヶ月前に専門病院でC型肝炎の定期検査でPSAの検査をしたにも関わらず、その際に医師の見落としで発見が遅れた経緯があります。

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恐い薬の複合作用

私には、がんのほかに色々な病気を持っていて、がんに関しての薬は飲んでいないけれども、脳梗塞をなんどか繰り返したこともあり、それに関する薬はじめ、心臓、腎臓、眼科など沢山の薬を処方されています。
私は、多剤な薬による副作用は、大変危険との意識は常に持っておりますので、少しでも変だと感じた時は、迷わず医師に相談し、総合的な判断で、なるべく副作用の少ない薬を選んで頂いております。

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健康食品

健康食品もいろんな方に勧めていただきましたが、お金もかかることですし、使いませんでした。民間療法・代替医療も取り入れませんでした。私が実践してきたのは、がん患者でなくとも健康に暮らすためには当たり前のことばかりです。快眠・快食・快便です。自然のものをおいしく食べて、ストレスなく暮らし、自然に睡眠をとることに努めました。
特に末期ホスピス段階になると多種類を大量に使用されるケースが多いようですが、くれぐれも主治医と相談されると良いと思います。

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