ニナ・フォック
(1924-2008)

血闘
(1952)
十戒
(1956)
スパルタカス
(1960)
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一口メモ


クールブロンドという表現がピタリと当て嵌まる女優さんです。ヨーロッパ出身らしくマレーネ・ディートリッヒを思わせるような高貴な顔立ちと冷淡さを備えており、それゆえか貴族を演じていることが多いようです。「パリのアメリカ人」(1951)ではジーン・ケリーを誘惑する金持ちのパトロンを演じていましたが、その彼女よりも、当時はまだほとんど小娘的なイメージを脱しておらず「もっと食べにゃあかんぜよ」と言いたくなるレスリー・キャロンに入れあげるジーン・ケリーには「ほんまかいな?」と思わずにはいられません。そもそも、ローマ貴族のようなフォックの方が、おゼゼもたくさん持っているはずです(何のこっちゃ?)。いずれにせよ、彼女は、ハリウッド映画ではかなり珍しいオランダ出身の女優さんであり(但し母親はアメリカ人のようです)、指揮者を父に持ち、自らもコンサートピアニストを目指したことがあったようです。40年代から活躍している女優さんですが極めて息が長く、21世紀になった現在でも時折映画に顔を見せているようです。

主な出演作品


1951
パリのアメリカ人
1960
札束とお嬢さん
1952
血闘
1960
スパルタカス
1953
君知るや南の国
1971
男と女のあいだ
1954
重役室
1975
マホガニー物語
1955
お若いデス
1981
ベストフレンズ
1955
法に叛く男
1989
スキン・ディープ
1956
十戒
1993
硝子の塔

関連レビュー


血闘

重役室

十戒

札束とお嬢さん


2005/11/05 by 雷小僧
(2009/03/26 revised by Hiroshi Iruma)
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