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文書型宣言

文書型宣言は文書記述が適合するものにする

文書型宣言の意味するもの

Web ページを構成する HTML は、W3C という団体によって標準規格化されており、段階的に改良されてきました。そのため、HTML にはいくつかのバージョンが存在します。

XHTML文書であるためにはXHTML文書もそのひとつですが、正しいXHTML文書にするためには、XML宣言文書型宣言と呼ばれる宣言を記述する必要があります。

Web ブラウザは[DOCTPE宣言]で、WebページはどのバージョンのHTMLで、どの仕様に則って作られているかを知ります。

文書型宣言は (X)HTML 文書がどのバージョンの文書型定義 (Document Type Definition 以降 DTD) に適合しているかを示すものです。

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HTML のバージョン

1993年        HTML

1995年11月 HTML 2.0

1997年01月 HTML i18n

1997年01月 HTML 3.2

1997年12月 HTML 4.0

1999年12月 HTML 4.01

2000年01月 XHTML 1.0 初版  

2000年12月 XHTML 1.0 Basic  :モバイル向け

2001年05月 XHTML 1.1

2002年08月 XHTML 1.0 Second Edition

2010年11月 XHTML 1.1 Second Edition

XHTML における最新の W3C 勧告は XHTML 1.1 Second Edition となります。XHTML 2.0 や HTML 5 は現在草案段階あるいは仕様策定中です。

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文書中心の文書型宣言を!

文書型宣言は、マークアップを行った結果として、その文書が (X)HTML の DTD に適合するものであった場合に、はじめて宣言できるものです。最初から (X)HTML のマークアップは文書型宣言ありきで行うものではなく、あくまでもマークアップの結果として文書型宣言をおこなうものです。

たとえばマークアップの結果、XHTML 1.0 Strict DTD に適合した文書が完成し、XHTML 1.0 Strict DTD に適合していることを示す文書型宣言を行い文書を公開しました。しかし、この文書を適用していく過程で、XHTML 1.0 Strict では使用不可な要素や属性を使用することが必要となったとします。この場合、これらの要素や属性を使用することが最も適当な手段であるのなら、そちらを優先すべきです。新たに必要となった要素や属性を使用して文書を書き直し、そのマークアップ結果に適合する文書型宣言を再度行えばいいのです。

初期に設定した文書型宣言にとらわれず、そのつど、文書が適合する文書型宣言を行うことを心がけましょう。

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マークアップ

(X)HTML によって文書内のデータに意味づけを行うこと。

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最初は Strict DTD を選択する

マークアップの結果としての文書型宣言とはいえ、最初にマークアップを始めるときは使用する DTD を暫定的に選択する必要があります。その場合 Strict DTD でマークアップを行うことで開始しましょう。

Strict DTD は、新しい仕様の策定に伴い非推奨とされた要素や属性、フレーム設定用の要素、属性を含まないため、Web 標準に準拠した (X)HTML 文書を公開するためにはこれを使用します。 Strict DTD に適合した文書として作成したうえで、用途や目的に合わせて使用する要素または属性を追加選択し、最終的に適合した DTD に合わせて文書型宣言を行えばいい。

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XHTML 1.0 の文書型宣言

XHTML 1.0 における文書型宣言は次のとおりです。

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ホームページビルダーでの文書型宣言の指定

ホームページビルダーを使って XHTML 文書を作成する場合には、次の方法にて文書型宣言を設定できます。

オプション画面のファイルタブの画面「ツール」 から 「オプション」 を選び、「オプション画面」 の 「ファイル」タブをクリックします(右図)。

「新規ファイルを作成する場合のフォーマット」 の 「XHTML 1.0」 をチェックします。また、「DOCTYPE を出力する」にチェックをつけ、下向き▼をクリックすると、XHTML 1.0 に適合する文書型宣言がリストされます。このリストから該当の宣言を選びます。

DOCTYPE変更の詳細設定「DOCTYPEを出力する」 の右隣の 「詳細」 ボタンをクリックします。

実際に作成した (X)HTML 文書に文書型宣言が記述されタイミングを指定できます。もともと入っていた 「ファイルを新規作成した時」 にチェックを入れたままにします。

なお、ホームページビルダー15からは、「編集」 メニューの中から、「ページのDOCTYPE宣言」 を選んで、DOCTYPEを変更することができます(参照:下記ヒント)。
 

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ホームページビルダーでの文書型宣言の変更

HTML ファイルの先頭に記述されている、DOCTYPE 宣言の種類を変更します。

DOCTYPE 宣言を変更することで、ブラウザー側で適切なレンダリング判定が行われるようになります。

DOCTYPE変更ダイアログボックス
  1. メニューバーから [編集-ページの DOCTYPE 宣言] を選択します。
    • [DOCTYPE の変更] ダイアログボックスが表示されます。
  2. [DOCTYPE] で、DOCTYPEの値を選択します。
    • 選択したDOCTYPEの値が 「標準準拠モード」 「後方互換モード」 のどちらになるかが、右横に表示されます。
  3. [OK]をクリックします。
    • DOCTYPE 宣言の種類が変更されます。

[ページ編集]タブの左側に表示される 標準/互換表示かを切り替えるアイコンアイコンをクリックして、DOCTYPE 宣言の種類を変更することもできます。

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XHTML 1.1 および XHTML Basic の文書型宣言

XHTML 1.1 および XHTML Basic は DTD がそれぞれ一つだけです。

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文書型宣言の記述方法と各部名称

文書型宣言内の各部名称文書型宣言内の各部名称

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