本学科は、優れたキャラクターを育てるということに主眼をおいて、キャラクターを育てるゲームを分析する学科です。キャラクターを育てるというと、すぐに少女育成ものと考える人もいるかもしれません。もちろん、少女育成ものも本学科の重要な研究対象の一つではありますが、ここではもっと広くとらえてほしいのです。この学科では、基本的に、コンピューターRPGも「キャラクターを育てるゲーム」と考えます。また、ゲームが複雑化し、従来からあるさまざまな分野の要素が融合して境界がなくなるにつれて、それ以外のゲームでも、「キャラクターを育てる」ないしそれに類似した要素を含むものが増えてきています。したがって、キャラクターを育てることに関する考え方は、ゲームにかかわる人全てにとって身につけることが望ましく、逆に、この分野のゲームを学ぶ人に、関連分野の知識や発想が要求されるようになっています。
また、この学科では、キャラクターを育てることを通じて、必勝法を見つけるにいたる考え方、ゲームを遊ぶときの精神のあり方、現状のシステムの批判とよりよいシステムの追究なども行っていきます。これらについては、どのようなゲームを遊ぶときも共通のものがあると考えます。
本学科には、少女教育専攻、冒険者養成専攻の2コースが現在開設されておりますが、以上に述べたような観点から、この両専攻は一体運営をされております。
ところで、この学科がなぜ医学部所属なのでしょう?それは、学科の設立者が理系っぽい分析を志向していることもありますが、それよりも、その設立者の出身高校に医学部進学者が異常に多く、医学部という名前に心のどこかでコンプレックスを抱いているということもあるのでしょう・・・
本学科では、ゲームを解析するのに実際にこのような問題をしばしば解くことになります。しかし、入学前にできないからといって心配する必要はありません。本学科の講義をまじめに受けて、きちんとゲームをプレイすれば、このような解析能力は自然とついてくるものです。もちろん、現時点でこの問題ができるようなセンスのある人は大歓迎です。つまり、入学前にできようができまいが、本学科に入学するのに支障はない、というわけです。
少女育成論第二
学科長・教授 Y.Tori(The Queen Maker)(少女教育専攻)
(本学科の設立者でもある)
教授 FS(冒険者養成専攻)