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 アリストV300に乗るNO.1545のRINさんが、JZA80系スープラのフロントブレーキキャリパーをDIY塗装のうえ装着されたので、そのインプレを紹介してくださいました。


メンテVOL.291 ブレーキ強化レポート  <作成:'02年4月14日>
昨年のネッツトヨタ東京ハブポート若林でのワタルさんのキャリパー交換作業を見学させていただき、わたしも触発されてこのたびキャリパーの交換にこぎつけましたのでレポートさせていただきます。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

はじめに私もメンバーのみなさんが感じていらっしゃるようにブレーキに不満を感じ、スポーツパッド、ステンレスメッシュラインと交換してきましたが、やはり皆さんのカスタマイズに触発されてスープラキャリパーへの交換にふみきりました。スープラロゴのままでも性能に違いはないのですが、やはりアリスト乗りである以上少しこだわりを感じ、自作で着色することにしました。

< キャリパーとホイールの隙間 >

私もキャリパー交換するにあたり、ビッグキャリパーとホイールの干渉が気になりまし た。私は以前ワタルさんが同じくスープラキャリパーを交換する際に見学させて頂き(メンテレポートVol.264 段階的ブレーキ強化レポート参照)、アリスト純正キャリパーとホイールの隙間がどのくらい必要なのかを見る機会に恵まれました。今回の交換の際し、交換前後の隙間を測定しましたので報告します。

写真のA部の出っ張りで約25−5=20mm、B部の一番厚い部分で37−12= 25mmでした。

この数値はノギスで測定したものですが、1、2mm程度の誤差が含まれること、 またホイールの形状により更に誤差が生じることをご了承ください

< パーツ >

キャリパー:JZA80純正
ローター:JZA80純正
パッド:JZA80純正 (ブレーキラインはグッドリッチ製に交換済み)

スポーツパッドも検討しましたが、一度はトヨタのセッテイングを経験してみようと思い、パーツは全て純正品を使用しました。ローターは外したアリスト純正と比べて外径が明らかに大きいことが判ります。当然外径が大きい方が制動力が高いのは言うまでもありませんね。

< キャリパーの塗装から組み付けまで >

まずは下処理です。純正塗装面全体に軽くキズをつけます。これにはワイヤーブラシを使用しました。たぶん塗料のなじみをよくするためだと思うのですが、この作業は プロのみようみ真似です。 次に塗料を付着させたく無い所をマスキングします。新品のキャリパーには微妙にオイルが付着しているために脱脂してマスキングしますが、完全に取り切るのは難し く、このマスキングに時間を要しました。 次に下処理です。これは元の塗装面が黒っぽい色をしていますので上塗りに影響しな いように一度白っぽい色(シルバー)を塗りました。

そして着色ですが、今回はホイールの色と合わせてブルーメタリック系にしました。 次にロゴです。一度文字抜きのマスキングを作成して着色しようとしたのですが、上手くマスキングテープができず、結局これ以上作業を遅らせないためにTOM‘Sの カッティングシート(白文字)を使用することにしました。アドボックス、メンバーブレース、マフラー、など結構トムス製品を装着していることになります。 そして最後に仕上げのクリア塗装で終了です。

スープラキャリパーを組み付ける際にはバックプレートの加工が必要になります。T erryさんのメンテレポートVol.274 ブレーキ強化レポートでは交換されているようですし、完全に取り去っている方もいるようですが、私は走行中にエアー冷却す るためのフィンのような部分を残したくて、グラインダーでローターとの干渉部分だけをカットしました。その他の作業は完全ボルトオンで無加工で取り付け出来まし た。(写真右下に見える赤い部品はフロントメンバーブレースです)

最後にエアー抜きをして完了です。(完全なエアー抜きにはS2000が必要ですが 今回は実施していません。また、作業・取り付けを行う場合には、全てご自分の責任において行ってください。)

< インプレッション >

まず感じることは、やはり効くということです。アリストの場合、ある程度踏みこむとそれ以上いくら踏み込んでも同じような感じですが、スープラキャリパーはそこから更にもう一効きするのが感じ取れます。既に強化されていた皆さんがおっしゃっていた、踏めばその分効くと言う感覚が判ります。パッドの性能にもよると思いますが、決してカックンブレーキではありません。一般道はもとより、特にその制動性能は高速道路で威力を発揮します。明かに今までよりも余裕を持って減速、あるいは停まることが出来ます。
以前はノーマルキャリパーにスポーツパッド(エンドレスNA−M)の組み合わせでしたが、この場合ローターにパッドが食い込んでいるような感じでした。交換後は純正パーツの組み合わせの為だと思いますが非常にマイルドに滑らかに感じます。それでも制動力は明らかに上です。鳴きも今のところ全くありません。ダストですが、これは逆に明らかに多くなりました。NA−Mが非常にダストの少ないパッドだっただけに、少し気になるところです。アリスト純正パッドより少し多めといったところでしょうか。エンドレスのNA−Yの時には1週間でフロントホイールが真っ黒になったのを思い出します。
フロントのダイブですが、今のところ大きな変化は感じず、私の場合は充分許容範囲だと思います。これは足回りのセッティング、車高などの影響を受けるようで、以前足回り、車高がノーマルでフロントのみスポーツパッドに交換した時の方がダイブが大きくなったような感じがします。

最後に 今回のブレーキ強化にあたり、段階的ブレーキ強化を見学させていただく機会を提供していただいたワタルさん、また数々の情報、感想等を聞かせて頂きました他のメン バーの皆さんに感謝します。ありがとうございました。

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