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昨日・一昨日と、ドングリとシイの一応は両方を食べていたアリスですが、今日は、両者の間にはっきりと差がつきました。シイの実だけを選って食べています。ドングリは、あげても「いらない」ってします。殻が剥かれているものでもです。ところが、シイの実は、あればあるだけ殻を剥いて、ちょっと食べながらどんどんと頬袋にしまいます。シイとドングリが混ぜてあると、確実にシイだけを選びます。ドングリは、持ち上げた次の瞬間にポイッてします。シイ集めにきりがないようなので、アリスを無理にシイ・ドングリの山から引き離したら、あわてて1個掴んだのがドングリで、とりあえず殻を剥いてドングリの実が出てきたら、ポイッ。シイの実だったら、大事に頬袋にしまってどこかに隠すのに。
拾ってきた木の実で、シイかドングリか分からないものがあったのですが、アリスがシイであることを教えてくれました。シイ・ドングリの山の中から、その木の実を選んで迷わずに殻を剥いていました。中からは、「こりゃシイだよなぁ」と分かる白い実が出てきて、アリスはそれをちゃんと頬袋にしまったのでした。
昨日、森林公園で形や大きさの違う色々なドングリとシイの実を拾ってきたので、アリスにあげてみました。今年拾ってきたドングリは今まではあまり喜ばなかったアリスですが、今回は喜んでいたようです。ただ、殻を剥いてから中身を食べたか食べないかくらいでポトッと落として終わってしまいます。ちょっと驚いたのが、シイの実を喜んだんです。昔、アリスがドングリを大喜びで食べていた頃、シイの実をあげるといつも、殻は剥くのですが中身は全然食べずにポイッとしたので、シイは好きじゃないんだと思って、翌年からはあげてなかったのです。ところが、今年はドングリよりも喜んでいるようで、殻を剥きながら中身を食べ、殻を剥いてしまってから頬袋にしまって貯食してました。この話を聞いたリス研の方のコメント:「おぬし、シイの味を知りおったな。」ちなみに名古屋の野生のニホンリスは、ドングリはほとんど食べなくて、シイなら食べます。クルミはもっと好きです。人間の味覚と似てるんですね。
ドングリの喜び方の違いは、鮮度の問題だったのかもしれません。アリスがドングリを大好きだった頃も、落ちたてのドングリを拾ってきてすぐに与えると大喜びでしたが、数日経って新鮮でなくなってしまってからあげると、いらないってしたんです。リスは食べ物の鮮度や味のよしあしに敏感ですからね(殻を剥かなくても分かるんですよね)。で、今年拾ってきたドングリは、今までのものは落ちてから日が経っていて芽が出かかってたりしてたんですが、昨日拾ってきたのは出来たて落ちたてのものだったんです。ということで、今までアリスのドングリ論をいろいろと書いてきましたが、やっぱりドングリそのものを好きでなくなっちゃった訳じゃないかも。新鮮なら好きだし、でももっとおいしいものがあるとそっちの方がもっと好き、ってとこかな。
守山リス研究会が定期的に開催しているニホンリスの生息地の観察会に行ってきました。9月に続いて2度目の参加です。野生のニホンリスが生息している森山を歩いて、リス研の方に説明して頂ながら、野生のリスが樹上に作った巣、巣材にするため木の皮を剥いだ跡、クルミ・マツボックリを食べた跡の殻、給餌台、植樹された木などを見てきました。今回も、リスに会うことはできませんでした。前回は、リス研が設置した巣箱からムササビが顔を出して大サービスしてくれましたが、今回は一瞬ちらりと顔を見せただけで、ほとんど見ることはできませんでした。それでも、前回に引き続き、これらを直に見て触れることができたことは、とても貴重な体験となりました。「確かにリスはそこにいる」を実感したひとときでした。
東谷山での観察会を終えてから、森林公園に給餌したクルミの消費状況の調査に同行しました。森林公園でも、上記の観察会の行われた東谷山と同様に、リスが生息している痕跡を見ることができました。こちらでは、東谷山よりも、リスがよく目撃されているのですが、今日は見ることができませんでした。いつか絶対に見たいです!
森林公園には、少数ながらオニグルミの木が生えています。園内で最も大きいクルミの木の下で、クルミの採集もしてきました。先日のクルミ狩の時よりも、採集の効率がずっとよかったかも。アッという間に300個ほど採れました。
またまた今回も、様々な木の実をアリスのために拾ってきました。そのレポートは、また今度。
先日行ったペットショップで買ってきた生ピスタチオ、生アーモンド、ペット用チーズとペット用ニボシは、アリスに好評のようです。チーズは、文句なしにその場ですぐに食べます。1辺が5mm程の立方体の乾燥チーズなんですが、先日、たくさん袋から出てしまって、アリスは3つ頬袋にしまって、後で1つずつ取り出して食べてました。ニボシも、おなかいっぱいでない限り、ペロッと食べちゃいます。生ピスタチオ、さぞ喜んでくれることだろうと思ってあげてみたら、喜んで受け取るのですが、殻付きのまま頬袋に入れちゃうか、殻を剥いて頬袋に入れて、どこかに隠すことがほとんどです。何回もあげてるのに、食べてる姿は2回くらいちらっと見ただけです。以前喜んで食べてたのは、人間用の塩味付きのものだったんですが、やっぱそっちの方がおいしいってことだろうか。それとも、単に季節柄(貯食の)なのかな。アーモンドは、食べている姿をまだ一度も見ていません。すぐに頬袋に入れて、隠す専門です。先日、アーモンドを袋から出している間に、アリスは稲穂を発見して稲の殻剥きにご専心だったのですが、アーモンドをアリスの鼻先にくっつけると、最初は気づかずにお米に夢中だったんですが、はっと気づいて慌ててアーモンドを頬袋にしまいました。なかなか楽しい光景でした。
昨年・今年と、あまりドングリを喜ばなくなってしまったアリス。ところが、10月終わり頃から時々、なぜか2年前のドングリを一生懸命に食べるんです。その2年前のドングリは、まだいっぱいあって、自由に持って行けるようになっています。今日、その古いドングリを両方の頬袋に詰めて更に口にくわえる、という姿を久々に見ました(ちょっとうれしい)。アリスが家に来てから2年前まで毎年、同じ場所で拾ったドングリをあげていたのですが、それは喜んで食べていたんです。昨年からドングリの採集地が変わったのですが、産地や種類が違うからドングリをあまり喜ばなくなってしまったのだろうか。で、古いドングリを食べているアリスに、次に今年のドングリをあげると、受け取って食べたりして。ドングリを食べる食べないは、単なる気まぐれなのかもしれない。とにかく、初めてドングリを食べた年のような喜び方はしなくなったのは、確か。この世にはもっとおいしいものがたくさんあることを知ってしまったからかな。ぜいたくな奴め。
昨日、1日中小屋に閉じ込められていて、夜になってやっと外に出してもらえたアリス。それまで眠っていたにもかかわらず、1日のうっぷんを晴らすがごとく、真夜中に昼間モードで部屋を飛び回る飛び回る、タンス小屋に入れても出せ出せ攻撃。お留守番の日の夜は、いつもこうです。そしてその翌朝は、いつもお寝坊さん。秋も深まったこともあって、今日はお昼まで起きてきませんでした。これからの季節、また日中の半分は寝て暮らすんだろうなぁ、アリス。昨日も、誰もいないし、置いてあるごちそう食べて、反復横飛びして、でもつまんないからお昼寝したり早々に就寝したりしたんだろうなぁ、アリス。
昨日「リスの森」で放されているリスに与えるために買ったヒマワリの種の残り、「リスの森」の裏にある山野草園で拾ったシイ(落ちていたドングリ・シイのほとんどは既に根が生えかけていた)、今まで見たことのない種類の大きなマツボックリから取ってきた松の実を、昨夜起こしたアリスにあげてみました。松の実は、中身がはずれだったらしく、すぐに受け取って一生懸命に齧ったけどポイされました。シイは、3つ拾ってきたうち2つがはずれだったようですが、1つだけ当たりだったらしく、喜んで食べていました。ヒマワリの種は、もちろん喜びました。殻を割って中身は頬袋に入れて、後で食べていたようです。もしかすると、その後に部屋の中に隠してあった餌を回収して隠し直した時に、一緒に貯食されたかもしれません。
高山の釜谷さんの「リスの森」に行ってきました。こちらも近々訪問レポートを作成しますので、詳しくはそちらをご覧ください(できました!どうぞご覧ください)。シマリスとエゾリスが手からヒマワリの種を受け取って食べてくれました。エゾリスがこちらの手に手を掛けてきて、鼻先を付けてフンフンしてくれました。各種リスの展示棟で、ニホンリスが元気に走り回っていました。
アリスは、1日中タンス小屋でお留守番でした。夜に帰ってきてからアリスの生存確認のために寝所にアリスははが手を突っ込んだら、しっかり噛まれてしまいました。普段は、アリスははが寝所に手を入れても噛まれないことが多い(アリスちちの場合は噛まれる)のですが、お留守番の後は機嫌が悪くなっているので、噛まれる可能性が高いからおいしい物でおびき出すのが本当は良かったのですが、今日のお土産を食べるところを目の前で見たいがばかりに、危険を冒してしまいました。指をざっくりやられて血がタラ〜リでした。「あー噛まれた」と言いながらニコニコとアリスを肩の上に乗せているアリスははを見て、アリスちちは「(ひどいケガなのに)全然平気そうだねー」とびっくりした様子。アリスははは「うん、こんなのは普通のケガ、慣れてるもん。もっとひどいケガをいくらでも経験してるから、これくらい平気。」と、肩の上で歯ぎしり(アリスは人を噛んだ後にいつもする)しながらじっとしているアリスをいい子いい子と撫でる。アリスちち「練れてますな〜。」
(筆者注:これは、あくまでも、ベタ慣れしているアリスとアリスははの場合です。アリスの噛みリス度の高い低いを判断した上で対応しています。噛みリスは大変危険ですから、それぞれの飼いリスちゃんの性格に合わせて、飼い主さんご自身の判断と責任において飼いリスちゃんと接してください。)
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