リスな日々

バックナンバー その3


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1998年

10月31日 ∧∧アリスちち噛まれる

今日、アリスちちがアリスに噛まれて流血しました。とても珍しいことです。アリスははの方は、アリスを飼い始めてから5回目のこの秋まで、毎年秋冬は噛みリスモードになるアリスと格闘し流血の大惨事を繰り広げてきました。アリスは、お世話係のアリスははには、ひどく噛みまくりましたが、ずっと慣れていなかったアリスちちには、ほとんど噛みませんでした。だから、アリスちちは、噛みリスがどんなにひどい噛み方をするのか、どんなに理不尽に噛まれるのか、未だに知らずにいます。昨年くらいからアリスはやっとアリスちちにも慣れてきたのですが、アリスは年々噛みリス度が下がっていて、今年はほとんどラブリーリスのままで(朝は小屋の中で一応噛みリスの顔と態度を見せていますが)、アリスははも今年はほとんど噛まれていません。

それが今日、アリスちちがパソコンの前に座っている足元で、アリスはアリスははを攻撃しようとしていて、私はさっとかわすことができたのですが、アリスは上方にあるアリスちちの無防備な手をキッとにらみ、アリスははが「噛むよ!」って叫んだときには、アリスちちの手は血を流していました。アリスちちは、「リスはもうタンス小屋(にしまえ)!何で噛まれなきゃいけないんだ!なんにも悪いことしてないのに!」と怒りまくっていました。ふっふっふっ、そんなの当たり前よ。それを耐えて耐えて、それでも可愛がって可愛がって、今のこのラブリーな関係が成り立っているのよ!


10月28日 ∧∧アリスの遊び

アリスの行動(というかシマリスの行動)は、何をするにもすべて意味がある、と思っていますが、1つ、これは純粋に遊びか?と思うような行動があるんです。アリスは、丸くて平べったい容器(軟膏やのど飴の容器など)を鼻で押しながら部屋中を駆け回るのが好きなんです(子供が、ミニカーでブーブー遊びをしてるみたい)。で、驚いたのが、容器が部屋の角や家具などにぶつかって行き詰まったときに、アリスは、小さい容器の場合、容器を口でくわえて向きを変えて、2、3歩前進してから、容器を置いて、また続きをする(駆け回る)んです。これを見たときは、なんて頭がいいんだぁー!って思いました。今日、アリスがその遊び(?)をしてて、鼻で押していた容器が通ることのできない隙間に入り込んじゃったときに、この容器は口でくわえることのできない大きさだったのですが、アリスは、両手で容器を手前に戻して、方向転換をして続きを楽しんで(?)いました。びっくり〜


10月27日 ∧∧チョウセンゴヨウマツの実を食べました

守山リス研究会の方が帯広市エゾリスの会を訪問したときにもらってきたというチョウセンゴヨウマツの実(殻を剥いたものが「松の実」として市販されています)を頂いたので、アリスにあげてみました。まず1回目。アリスはすぐに受け取り殻を齧ってみるものの、すぐにポイっとした。この日は、リス研の方がいらしてて、アリスはずっと小屋に閉じ込められていたので、「おいしいものよりも外に出たい」だったのと、知らない人がいて緊張してたからかな。そして次の日、2回目。今度はしばらく殻を齧っていたけれど、少しずつ削れてはいるものの殻は割れない。硬すぎるのかな、とペンチで割ってあげると、確かに殻が厚くて硬い。そして中には見慣れた松の実が。アリスに差し出すと、大喜びで食べていました。そして今日、3回目。とうとうアリスは自分で殻を割ることができました。うれしそうに中身を食べていました。ここにも学習の効果が。アリスの場合、統計的に、新しい食べ物は与えて3回目に食べるようになることが多いです。(もちろん、例外も多数ありますが。)

シイ(たぶんツブラジイ)の実もあげてみたら、最近ドングリ類にはあまり興味を示さなくなっていたのに、喜んで食べていました。

今日、アリスが手で飛ばした「ゴマ」(うちでは、リスのウンチのことを「ゴマ」と呼んでいます)が、私の下唇に当たって跳ね返っていった。口を開けていたりしようもんなら、口の中に入ってたかも。むむーっ


10月26日 ∧∧ドングリから虫

先日拾ってきたドングリを入れた箱は、アリスが部屋に放されている時に自由にドングリを持って行けるように置いてあるのですが、拾ってきて2週間ほどの間、ほとんど見向きもされませんでした。今日、アリスが箱に入ってドングリを物色してたので、お、食べる気になったか、と喜んで見に行ったら、ドングリの中に、丸く小さな穴の空いているものを2つ発見しました。そう、虫食いだったのです。ゲ、と思って箱の中をよく見ると、いました、白い虫が2つ、くるんと丸くなって。

昨年、拾ってきたドングリを袋に入れてカバンの中に入れっぱなしにしてて、1週間ほどしてカバンを開けてみたら、カバンの中は、ドングリから出てきて袋も破って出てきた虫がワラワラいました。底敷きの下にまで。もういいや、アリスに片付けてもらおう、とアリスをカバンの中に入れたら、もう次から次へとハッシハッシと捕まえて、全部食べてしまいました。最初はその場で1匹ずつ食べていましたが、たくさんいると見て取ると、とりあえずは頬袋にしまって、あとでゆっくりと食べていました。ああ、本当はそんな虫なんてアリスに食べさせたくはなかったんだけど・・・

今年の虫も、アリスに食べさせようかと思い、アリスを箱の中に入れてみましたが、虫に気づきません。もしかして死んでから日が経っているかもしれないと思い直し(生きていたかもしれませんが)、健全そうなドングリだけ残して、箱ごと捨てちゃいました。でも、その前に、アリスが箱の中のドングリの殻をむいて中身をパッと口にとって食べていて、殻をむかれたドングリは一部だけ丸く食べられた跡があって、むむむ、もうアリスは虫を食していたのかもしれません。


10月25日 ∧∧虫のわいたハト餌

アリスは、今年になってから小鳥の餌・ハト餌を与えてもらえるようになったのですが、そのハト餌が、9月に、買って1月しか経ってないのに、ちゃんとビンに詰め替えたのに、ビンの中で虫がわいていました。コクゾウムシです。今日やっと、よく晴れた何の用事もない休日がやってきたので、ベランダで、びん詰・袋詰めのままのハト餌を処分しました。結局、1Kgのハト餌のほとんどを捨てることになってしまいました。値段が安いからまぁいいものの、本当にもったいないです。小袋を売っていればいいのになぁ。

その9月に、わいた虫を発見して、突然おそろしくなってしまいました。トリ餌・ハト餌は、その場で食べ切る分しか与えていないつもりなんですが、9月中はアリスはそれをこまめに寝所に貯めていて、そこで虫がわくなんてことはないんだろうか、と。あわてて、寝所の一掃セールをして、木の実だけを元に戻して、あとは全部、捨てました。

先日、餌を寝所から運び出した日以来、アリスはまた部屋中に貯食をしまくっています。といっても、9月中のような「なにがなんでも餌を貯めろ」みたいな様子ではなく、その場では食べない餌や発見した餌を地道に隠すといった感じです。


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