2001 Sep.

2001.09.29(土)
最近税金やなんかがガンガン還付されてくるんですけど。役所から死を予告されてる? 沢村といいます。

かま田さんとこのリンクで知ってしまったのですが、「 幻の湖」という映画がめっぽう変わっているんだそうです。ポスターはこちら。映画秘宝的にはイマサラ侍なんでしょうけど、Sawamurapidとしてはハジメマシテ型。

ムー。ストーリーを読んでもそうとうに不明な内容で、わけのわからないところを面白がるというより、そのわけのわからなさは面白いのかどうかさえわからないありさまです。書き手も合いの手を入れる以外は逐次的な説明しかできてなくて、その説明はほとんど夢のあらすじを聞いているかのよう。確かに怪作かも。
ただ、けったいなクソ映画ってことで笑い飛ばせられれば楽しいんでしょうけど、「ジョギング」「地蔵」「湖の写真」といった単語が醸しだす痩せた爪のようなたたずまいがひたすらウスラ寒いのも気になります。ひとが精神病に対して抱く期待と実像にも似て、「真性」なんて言葉が頭をよぎったりもして。文庫版表紙

じっさい観たところで、ボチボチ変な映画なんでしょうけどね。だったら「ラン・ローラ・ラン」観るです。

2001.09.26(水)
きませり! 急に脱力感、みなぎってきませり! 眠気という眠気、みなぎってきませり! 沢村といいます。

PNG format!ゲームキューブ、ルイマン(そう略すのか)クリアしました。レベルE。小さな家でつつましく暮らします。
ルイージ操作してると、ときどきウォレスみたいな顔をするんですね。見た目はぜんぜん違うんですが、驚いたときにするトボけた表情(とくに頬〜下くちびるの肉厚感)がけっこう類似してて、や別にダジャレ言いたいわけじゃないんです。
もの食ってる顔とか見てみたい。

月刊モデルグラフィックスの今月号の表紙が、臼井さん(軽音堂)綾波です。んー、だけどちょっとこのカメラアングルはどうだろうこのリペイントはどうだろうってありさまで(臼井さんに罪はないものの)プチがっかり。うーん、これはこれでいいのかな。ちょっと岸田今日子にも類似してますが。会場で撮った写真と見くらべようと思ったら、フィルムはまだカメラに入ったままでした。

SawamurapidTalkをスコシ整理。

2001.09.24(月)
ディスプレイに表示された終了ボタンをマウスでクリックするとコンピュータの電源が落ちる原理がいまだに分かりません。沢村といいます。

沖縄弁で「フラー」とは相手を罵るときのことばです。
さて、鎌倉から名古屋へと会場を移した「バックミンスター・フラー展」に行ってまいりました。おもな展示内容については、すでにいろんな方の鎌倉レポートがいろんなサイトで見受けられますのでそちらをご参考ください。やはりこの男もレポートを書いてます。かってにリンク

png formatある程度内容は聞き及んでいたので、なるほどたしかにと確認するような会場めぐりでしたが、ダイマクション・バスルームが今で言うところのユニットバスなのにもかかわらず、浴槽がふかぶかとしててスゲエ快適そうだったのと、ダイマクション・カーの当時のプロモーション映像を観てたら、ダイバーと戯れるジュゴンのように交通整理の警官の周囲を小回り走行するシーンがあって、ダイマクションカーにまとわりつかれる警官がいかにもメイワクそうに見えたのが印象的でした。
もちろん、ジオデシック・ドームの巨大な模型や、くぐって縮めてたのしめるテンセグリティの素晴らしさはいうまでもなく。「グスコーブドリの伝記」でクーボー大博士が授業に使っていた「歴史の歴史ということの模型」はきっとこんな形をしてるんだろうなとも思いましたよ。

そういえばぼくもテンセグリティ(ていうかジターバグ・トランスフォーメーション?)のおもちゃを持っているんでした。あれこれ動かすと、正四面体になったり、筮竹みたいに畳めたり、正八面体の対角線になったりします。会場にあった身の丈ほどのテンセグリティも、手元のおもちゃもどっちも竹細工なんですね。なんかこう、趣深いです。

ナノチューブやなんかでさいきん話題の「フラーレン」て名称の由来もフラーなんですね。いわれて納得。

2001.09.23(日)
リマダというのは「王立宇宙軍」というアニメ映画にでてきた架空の国ですよ。そのへん、よく言っときましたからね。沢村といいます。

ある本を読んでたら、「十八世紀のフランス人の四五パーセントは一〇歳になる前に死んだ。」という文章にぶち当たってちょっと面食らいました。
それじゃまるで、十八世紀のフランス人の四五パーセントが一〇歳になる前に死んだかのような書き方じゃないか。

なぜそう思ってしまったのか考え中。

2001.09.22(土)
船乗りは船と運命を共にするそうだ。沢村といいます。

ゲームキューブとルイージマンションを購入しました。オヤ・マー博士の喋ることばを聞いてたらリマダ共和国を思い出しました。ネレッドン政務次官がゆうめい。
「暗殺か…、おだやかじゃないね(字幕)」

2001.09.20(木)
重いカルチャーをオモチャーという。地球丸かじり。沢村といいます。

以前、サワダのポスターを見かけていらい、沢田教一さんが誰かに似てるなと思ってたら、山本直樹の「ありがとう」の父親でした。

いまのところニムダには感染してません。

2001.09.18(火)
痩せガエル 負けるな一茶 勝て一茶! 沢村といいます。

トンパ文字というのがあって、若者諸君のあいだでプチ流行りなんですって。なんか超漢字が胸をはってますよ。こんなこと書いてないではやく絵とかを更新したいです。

2001.09.17(月)
東京は夜の7時。リオデジャネイロは午前2時。じっちゃんの名にかけて沢村といいます。

ルネッサンスジェネレーションからDMが届きました。思い起こせば1年前、パネリストとして参加される予定だった樋口真嗣さんに会いたいばっかりに、友人の大切な結婚祝福セレモニーを電報一本ですっぽかして行って参りました恵比寿ガーデンプレイス、「ルネッサンスジェネレーション'00」。東浩紀さんの基調講演に「ほんまかいな」と首を傾げたり、下條信輔さんの名司会に感嘆したり(どんなに入り組んだコメントもその場で鮮やかにまとめ上げて聴衆に翻訳してみせるんです。明晰な頭脳にもいろんなかたちがあるでしょうけど、あの言語エンジンには本気でビビりました)、廣中直行さんの話芸に内容も忘れて聞き惚れたりと、なかなかに満足のいく催しでありましたうえ、かんじんの樋口監督とはシンポジウム後、小1時間ほどあれこれお話しすることもできまして、いうことなしの5時間でございましたよ。
届いた封筒を手にして、まあそんなことが思い出されたりします。

偶然といっていいのか、そのときの講演者だった廣中先生の「人はなぜハマるのか」(岩波科学ライブラリー)をこないだから読み中です。「ハマる」という現象を生理学的な側面からやさしく解説した科学本でして、またあとがきにもあるとおり、去年のルネッサンスジェネレーションでの講演がきっかけでできた本(ていうか講演の内容そのまんまなんですけど)というあたりも、参加者としては記念品のようでちょっと嬉しい。
本文を読むと、動物実験から得られた知見を織り交ぜつつ生理学(行動薬理学)的な機序をベースに論じられているため、「ハマる」ということばから想起される実感との隔たりに違和感を覚える向きもあるでしょうが、たとえばいくつかの実験と考察から「キモチいいからハマる」というまことしやかな原理がじつのところ的はずれであると論じるあたりは、ウロコ5枚はいけます。秋の夜長、おのれのナイーブな実感を疑ってかかるにはもってこいの本であります。

2001.09.16(日)
「すわ」ということばを新聞の見出しに見かけると、おもしろいやら情けないやら、とにかく脱力するとその先輩は言っておりました。すわ、女神さま! 沢村といいます。

ヤン・シュワンクマイエル作品集「触覚と想像力」を観てきました。シュワンクマイエルさんはチェコのシュールレアリスト。クエイ兄弟をはじめとした東欧のアニメーション集団に、極東からは想像が及ばないほどの影響を与えています。60〜70年代に撮られた、垢じみた人形や生肉や粘土や練り歯磨きを使ったちょっとグロテスクなストップモーションアニメがゆうめいで、コーネリアスのライブでもステージ映像に引用されたりして、いちおうはカルト映像作家ということになるのでしょうか。さいきんは中編映画を撮ってらっしゃいます(あいかわらずコマ撮りも愛用されてますが)。

これまでにも何本か作品集は編まれていて、こんかいはいままでのチョイスからはずれた未公開作品が主で、いわば落ち穂拾いというかたちにはなっているものの、じつはこれまでの作品集が落ち穂拾いだったんじゃないかっていうくらい、たのしくてバラエティに富んだ映像のオンパレードでした。いやもちろん、コミカルだったりする映像のテンポや人形に仕草も、伝統的なモチーフを映像で伝えるためのきわめてまっとうな方法だったりするわけで、東欧という場所からの距離と時間に思いを馳せてみるのですが、それが身に余る想像であることはいうまでもなく、結局たのしむことしかできなくて大いにたのしみました。悪いか。

印象的だったのは、「レオナルドの日記」のように、めっぽうナンセンスなんだけど視覚的にはきわめて論理的な作品ですね(「ジャバウォッキー」の、迷路が解けたときのカタルシスといったら!)。もちろん伝奇ミステリ調の「オトラントの城」や、寓話ふうの「シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック」(寓話のたのしさは、内にこめられた戒めやアイロニーではなく、物語に沿って配置された「できごと」にあることはいうまでもありません)も誰かれかまわず薦めたくなる作品でした。

大満足で帰って熟睡してたら、前日に引き続き泊めてあげるはずだった友達を一晩中浮浪させるはめに。翌朝、メールで謝。

2001.09.15(土)
友遠方より来たる有り。友有りて遠方より来る。どっち? どっちでもいいけど、またたのしからずや。また部屋の掃除がたいへん。沢村といいます。

磁気浮上式鉄道の時代が来る? 世界の超伝導・常電導・空気浮上技術」という本が素晴らしいのでした。リニア鉄道技術の歴史と未来について書かれた、原題をみるとタイトルも直訳らしいことがわかるとてもまっすぐな本なのですが、とりあえず図版にシビレるんです。これなんていいでしょ。1983年、ドイツのエムスランド実験線を浮上走行試験中の試験車両のようす。トリュフォー「華氏451」のモノレールシーンよりもはるかに未来じみた光景が、ドイツの片田舎でひっそりと繰り広げられていたのでした。この年の11月、日本ではYMOが散開しました。

知ったような書き方をしておきながら、そのじつほとんど覚えていないのですが。

2001.09.13(木)
ここ2日ほど、国際感覚むき出しのSawamurapid0309です。スイスにも水虫はあります。沢村といいます。

電化製品や自動車なんかの取扱説明書を作るさい、一般ユーザがきちんと内容を把握できるような説明文になっているかを、そのものズバリの素人を連れてきて読ませてみる、そういうテストを「ラビットテスト」というんだそうです。
本来はそのものズバリの実験動物を用いたテストだったはずで、たぶんメーカー内の隠語なんでしょうけど、そのことばをはじめて聞いたとき、あまりのユーザのナメっぷりに妙な頼もしさすら感じたことを覚えています。

兎は嫌い、連中はセックスと食べ物にしか興味がないから、と書いてたアメリカ人作家は誰でしったけ。まあたいていの動物が当てはまると思うんですけど。
ちなみに白状すれば、僕もキライです。小学校の飼育当番のとき、無心にキャベツ囓ってる兎をみてるとムカついてきてしょうがなかったことがありました。だからって学校の兎の首をハサミで切ったりはしませんでしたけど、ああいう事件の犯人が行為中に感じてるのは、新聞紙のインクやウレタンの揮発成分のにおいを嗅いでると止まらなくなるあの感覚なんじゃないかなって思うことはあります。つぎからつぎへと、ぐいぐい体が動いてしまう。これ読んでる犯人のみなさん、どうですか。当たってます?

ミッフィーは無条件で可愛いですね。デスミッフィーも可愛い。ディック・ブルーナの仕事ではミッフィーより、「ブラック・ベア」シリーズのほうが好きですが。

ところでたった今、もしかして「ラピッドテスト」を聞き間違えてたのかも、と思って調べてみたら、こちらはHIVの簡易検査法でした。

2001.09.12(水)
こちらはSawamurapid0309。GMT+9:00でお送りしています。沢村といいます。

新AIBOのデザインが若野桂だそうで。さっそくキャラデザにも抜擢されて(「原画」て書かれてますが)こんなアニメが始まるんだとか。AIBOはどこじゃい?と思ったら右下にいました。豆っぽいやつ。踏まれて壊れないといいです。

タイトルは「ピロッポ」。製作はスタジオ4℃、監督が石井克人で、劇中曲はテイトウワ。で、「主題歌/Tommy february6(6は6乗)」。
「(6は6乗)」てのが不自然なくらい親切ですよね。遠藤ミチロウも「(ウは宇宙船のウ)」とか名前のあとにつけるとよろしい。いや、ベキ乗表記がいまいち弱いPCの画面では勘違いがすくなくていいかもですな。じつは僕も「え?YUKO NEXUS 6のパチモン?」と思ってたくらいでした恥ずかしながら。dotimpactと喋ってたらていせいされちゃったよ。WinMXでファイル名みて知ったんだもん。

で、ダウンロード(こら)したmpegを観たら、もうガーリーもガーリー、大ガーリーで感激しました。日本人女性では初のメジャーです。

2001.09.11(火)
そりゃまあ沢村といいます。

2機目の爆炎が周囲の気圧を下げたのか、隣のビルの裂け目から黒い煙がニュウとはみ出てきてました。

こちらはお絵かき系サイトSawamurapid0309です。

そもそも「お絵かき」なんてことばからしてろくでもない。


2001.09.10(月)
ダメ仙人どもめ! 霞なんか食ってちゃびょう気になるよ。沢村といいます。

飲み会でいただいてきた上等なシュークリームをうっかり2日ほど放置させてしまい、ヨーグルト臭に気づいてそのままゴミ箱に放り込んだ3日目の朝でした。ところでずっと気になってるんですが、お店できちんと作られたシュークリームってよくカスタードの中に黒い粒子が入ってるんですよね。あれの正体っていったいなんなんでしょうか。コショウかな(よくわかんないけどかくし味としてまぜてあるのでは!)。バニラビーンズという説もありますが、妥当性だけで物事を判断するといつか手痛いしっぺ返しを食らいます。自然は大きなホスピタル。謎は謎のまま、いつまでも心に留め置きたいものです。
ところで甘いものは嫌いなのですが、たまに食べるとおいしいですね。でもやっぱ甘いなって思います。もう全然甘い。ふざけんな。

2001.09.09(日)
HPがコンパックを買収? ネズミ男のやつめ、また何かたくらんでるな! 沢村といいます。

うるちさんから開設のオイワイ絵をいただきました。かなり純度の高い白昼夢。Picsに所収しましたので、一気にスニッフしてください。

昨日の話のつづきです。
ああったたぐいの珍品は、主に寺宝として秘蔵されているケースが多いらしく、保存状態もきわめて悪いので、いっそ日本中の怪物ミイラを一堂に集めた博物館を設立してはどうかと水木さんは提案します。「いや、けっこう見せ物としても楽しめるものになるかもしれない。蝋人形などよりははるかに迫力のあるシロモノだからである」だって。そうやって締めるあたりも、ゲゲゲのゲゲゲたるゆえんであります。

そして人さらいといえば、「グスコーブドリの伝記」です。背中に子供の入った籠をしょった男が「おおほいほい。おおほいほい。」って言いながら林の中を駆けていく姿が目に浮かびます。女の子はハク製にされちゃうのかな!(されません)
いや、宮沢賢治には悪いけど、食べ物を持ってきた男がいきなり妹をさらっていくくだりは、読んだガキの脳みそにトラウマ成分をインプラントさせるために書かれたとしか思えませんって。何食わぬ顔して子供に与えたい一冊。

2001.09.08(土)
赤毛連盟の潜在構成員は、ほぼ日の「夢中になりたい!広島・東京・世界」の前編後編を読むといいです。ああ、百科事典の書き写しはそのまま続行すること。申し遅れました、沢村といいます。

水木しげる「怪感旅行」(中公文庫)が面白いです。
「妖怪のミイラ」と称するものがあります。僕も昔テレビや本で「人魚」や「河童」を何度か目にしました。確かに腰から下が魚だったり、頭が皿になってたり、ツノがニュウと生えてたりと、僕らのよく知ってる妖怪然とはしているのですが、細部ばかりが生々しくてあまり気味のいいシロモノではなかったような憶えがあります。日本中いたるところで目にすることができるのですが、ようするにコラージュ剥製なんですね。もちろんすべてが作り物ではないだろうと言っているところが水木しげるのゲゲゲたるユエンなのですがそれはともかく、たとえばどこにも継ぎ目の見あたらない驚異的な完成度(!)は、かつてそういう「民芸」を専門に作っていた職人たちがいたことを物語っています。いま見てもなかなかに不気味な妖怪ミイラは、娯楽と情報が少なかった当時では迫真の見世物だったに違いなく、評判は技術を高め、技術は驚嘆を呼び、江戸期には妖怪剥製のルネッサンスが華開いていたのだと、その特殊な文化と職能に水木さんはゲゲゲと思いを馳せます。

ところで、妖怪のミイラをいくつか眺めているうちに水木さんは「こころにひっかかるものを感じてしまう」といいます。それは、いずれのミイラの材料がどうみても「小児」だということ。こちらがたじろぐ間もなく想像力は黒く湿った森へとずんずん分け入っていきます。

「腐ったような死体ではうまくいかないだろうから、これはどうしても生きのいい死体を材料にしたとしか考えようがない。いや、死んだ子供をつかっているのではないだろう。生きている子供を、何らかの方法で永久に変わらないハク製にしたてあげたのだ」

こうして水木さんは「神かくし」にあった子供の行く末にも思いをめぐらせるのでした。

2001.09.07(金)
「一回」と書こうとして「1っかい」とタイプしてしまう病。沢村といいます。100ゃくさいまで生きます。

きのうは調子に乗って死ぬほどあさましいことを書いてしまったために、さっそく親から電話がかかってきまして「おまえをそんな風に育てた覚えはない」ていわれました。沢村といいます。

よそのBBSで、大学時代の先輩が「心の中のキュベレイ(ハマーン用)は皆さん何色でせうか?」という問いかけをしてて、数ある回答の中で「ホワイト餃子の白」が気に入ってたのですが、実はこんな色だったことが判明し、いままさに物議を醸さんとしています。

2001.09.06(木)
「一回」と書こうとして「1っかい」とタイプしてしまう病。沢村といいます。100ゃくさいまで生きます。

最近仲間内で毎晩チャットをしてます。楽しいですね。ただ、ひとつ新鮮だったのは、たいていはその場のノリでぐずぐずの言葉を並べ立てていくんですが、話題があるていど固まってくると、ときどき「対談」が成立しかける瞬間があるんです。これがその、うっかり面白い。
雑誌やなんかに載ってる対談記事には独特のリズムがあって、それはテープ起こしした原稿に編集者や出席者が会話のノリを温存しつつ、言葉や脈絡を整理することで生まれるのですが、それがリアルタイムのチャット中にズバリ決まったりなんかしたら、自分のなかの文化人ゲージがすげえあがってしまうんではないかしらと思いました。
チャットツールがまず誌面になってるんですな。縦組み3段15ポくらいで、見開きの両側に対談者の顔写真が載ってたりして。でもって、ひとつの話題が終わると、チャットの内容から段落の小見出しが自動生成されるんです。「つまり手法そのものが世界を肯定しうるんです      沢村」とかなんとか。読み返してニマニマして。

いわばカラオケですね、文化人ぽいことやってみたくてしょうがないヒトたち向けの。そんなサービス始めたら儲かりませんかね。いや、そんなに露悪的に書かなくてもいいか。対談の間が悪くなってくると、文字のポイント数が小さくなっていくゲームとか(なんだそれ)。

あ。対談より2万字インタビューのほうが嬉しいヒトのほうが多いかもー。

2001.09.05(水)
ほら貝は僕が持ってるんだ! 沢村といいます。
店員が懸垂してた文房具屋から留守電が入っていて「三文判ができました」とのこと。早口だったのでサモハンと言ってるのかノモンハンと言ってるのか分かりませんでした。

atomFILMSに登録された作品はちょくちょくピックアップしていきたいと思ってます。今日のおすすめはペリーウィッグメーカー。欧州はドイッチュランドのステファン・シェフラーさんによるモデルメーション。
話としては何のひねりもない、雰囲気と演技でみせる文芸調の作品なんですが、これが素晴らしい。ほんとは秒間72コマ撮影のきちがいじみたなめらかさを堪能してほしいのですが(モデル/クレイメーションにおいて、フルアニメーションであることと作品の質とのあいだには間違いなく正の相関があります)、ストリーミングビデオじゃ全然分かりませんね。しょうがないので、人形やセットの作り込みとライティングを楽しんでください。

人形造形はイギリスのマキノン&サンダース社。バートン作品「マーズアタック!」の火星人や、アードマン作品「ネクスト!」のシェイクスピアなんかを作ってます。

2001.09.04(火)
合唱隊、前へ! そう、沢村といいます。
CHIさんより開設祝いをいただきました。たいへんうれしゅうあります。疾風迅雷とばかりにPics更新でございます。

2001.09.03(月)
ハイドパークと日比谷公園。そして沢村といいます。

わーい、いいもん知ったですよ。ビル・プリンプトンの作品集(おおむね15禁くらい?)。
去年の広島アニメーションフェスティバルで上映された「新郎は変な人」がグロテスクと下品を笑いで塗り固めたような作品で、ふーんまあこういうイカレっぷりもアリだよねとか思って観てたら(というわりには大笑いしてたんですが)、途中湯浅政明ライクな演技もインサートされてて、熱いアニメーター魂に触れた気がしましたぜ。ビル!グッジョブ! 上映後の質疑応答で話を聞いたのですが、このひと、全動画のドローイングをひとりでこなしてるんだそうです。ここにもJ・フランクリン・ペインの小さな王国が!(ただしSex & Violenceまみれの!)

2001.09.02(日)
青は藍より出でて藍より青し、つまり勝手にしやがれ。沢村といいます。

シャチハタ印を買いに文房具屋の扉をくぐったら、目の前で店員が懸垂してまして、不意をつかれて立ちすくみました。懸垂って予期せぬ場所で目撃すると意味が完全に不明ですね。人間のからだがあがったりさがったり。純粋行動。

おもい起こせば昨日のことですが、新しい仕事場で仕事をしました。ゲラ!とか輪転機!とかデスク!なんて言葉が飛び交うのかと思ったら(それは新聞社)、ラジオ聴きながら原稿書くだけでした。これからひとと酒を飲む機会も増えてきます。ほんとは酒よりヨーグルトのほうが好きなので、飲むヨーグルト持ち込み可の居酒屋をさがし中。「わかるか? LG21ってのはよう、ウーイ」

2001.09.01(土)
即興と衝突。そして沢村といいます。
リンク修正しました。ごめんなさい。
そして、平川哲夫さんの「ぼくらは少年演出家」を追加。はじめまして。

夏も終わり、コンビニにも処分品が並びはじめています。
自転車を走らせていて、ふと立ち寄ったコンビニで、この商品が捨て値でばら売りされてるのを見たときのメランコリイな気分たるや、夏が終わったどころのはなしじゃありません。仕事したくありません。だれか補償してください。


2001 Jan, Feb, Mar, Apr, May, Jun, Jul, Aug, Sep, Oct, Nov, Dec
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