ボヤキの記録 (下に行くほど古いボヤキ)


2012↓

12月

12/17 齋藤佑樹、500万アップの3500万円で契約更改。5勝8敗&防御率3.98は一年目を下回る成績ながら、本人も驚く(?)大甘査定。まあ、シーズン序盤は開幕勝利含めてなんとか仕事してたと言えないこともない。としか言いようがない。

12/9 大谷翔平、ファイターズ入団を表明。投打二刀流と将来的な大リーグ挑戦も明言。背番号はダルビッシュの11を継承。クリスマスに札幌で入団発表の予定。

12/5 糸井よしお、代理人交渉。1000万アップの2億円を保留。「ちょっとショック……」(最低でも2億5千万くらいは考えていたのではないかな)。メジャーへのボスティング宣言はなし。(←ほんとはあったらしい)

12/4 吉川、1100万円から5900万円増の7000万円。アップ率536パーセントは球団史上最高。バッテリー賞獲得の相方である鶴岡は4200万円→7600万円。

12/4 大谷のことは知らん。各報道によれば入りそうな気配だがな。まぁ、鎌ヶ谷で二刀流が見られるならそれはそれでいいな。
プロ野球選手会による「選手が選ぶベストナイン」パリーグにF'sから
8人。先発・吉川、中継ぎ・増井、抑え・武田久、捕手・鶴岡、一塁手・稲葉、左翼手・中田、中堅手・陽、右翼手・糸井。吉川はMVPも獲得。
契約更改も進行中。ホールド王の増井は4000万円→9000万円の大幅アップでサインするも「中継ぎの評価が低い。体の負担も考えてほしい」と不満顔。陽は4600万円から倍増の9200万円を保留。背番号1で1億円にしたいのだろう
(※12/19に提示額の9200万円で契約更改)。武田勝は3000万アップで2億円。当然。中田翔は4000万アップの8500万円。四番打者として144全試合出場は評価していい。でも打率.239ということは秘密。

11月

11/23 2013年度一軍コーチングスタッフ発表。おそるべき素人集団の誕生だ!
監督 栗山英樹
ヘッドコーチ 阿井英二郎(新)
打撃コーチ 渡辺浩司
投手コーチ 黒木知宏(新)
投手コーチ 島崎毅(二軍から転任)
バッテリーコーチ/捕手兼任 中嶋聡
内野守備コーチ 三木肇
外野守備走塁コーチ 大塚光二(新)
コーチ/外野手兼任 稲葉篤紀
(※後日、選手登録を内野手に変更)
阿井は川越東高校野球部監督からの転職。現役時代はスワローズの投手。黒木はロッテの涙と悲運のエース、ジョニー。大塚は……ライオンズ時代の清原の忠実な子分として知られる小者。みんなプロ野球指導者としては素人。稲葉はコーチ兼任になったが、数年後の監督としての実務学習みたいなものなんだろう。打撃指導担当ということだが、肩書き上はコーチ。そして中嶋はいまだ現役登録にこだわり続けているのだった。
だがしかし
どうなのよ、この監督コーチ陣って!?
そして、新マスコットキャラクターとしてポリーポラリス登場。
polly
女子だな。エゾリスなのだな。どうやら踊りまくるらしい。単体なら見られるがB☆Bと並ぶと造作のバランスが変だぞ。

11/22 背番号変更。陽 24→1、大野 28→2。陽ダイカンは念願の背番号1を実力で獲得。去年は「君にはまだ早い」と言われたんだよな。うん、今季はよくがんばった。が、ショータの2番はなんかちょっと仕事量に符合してない気がする。
それと新入団選手背番号。
24 森本
30 鍵谷
50 宇佐美
28 新垣
57 屋宜
59 河野

11/21 吉川光夫投手、2012年度パリーグ最優秀選手賞を受賞。有効投票数210のうち一位票181を獲得! 一年だけで終わりませんように。

11/19 パリーグのベストナインに4選手。
投手 吉川光夫(初)
捕手 鶴岡慎也(初)
二塁手 田中賢介(2年ぶり5度目)
外野手 糸井嘉男(2年連続3度目)
鶴ちゃん今季はいい仕事したよ(奇蹟の打率.266含む)。F'sからの捕手選出は77年の加藤俊夫、93年の田村藤夫以来3人目。賢介の5回は小笠原と並ぶ球団タイ記録。ちなみにベストナイン受賞の球団記録は張本勲(!!)の14回。

11/15 二軍コーチングスタッフ。五十嵐二軍監督と川名二軍外野守備走塁コーチは退任。信ちゃんまたね(査定担当に転任)。幸雄は鎌ヶ谷に復帰(降格?)。
Fighters2013年ファームコーチングスタッフ
監督兼内野守備 西俊児
総合コーチ 伊藤剛(新)
投手コーチ 田之上慶三郎(新)
投手コーチ 加藤武治
バッテリーコーチ 福沢洋一
打撃コーチ 田中幸雄(一軍から転任)
打撃コーチ 小田智之(新)
外野守備・走塁コーチ 紺田敏正(新)
トレーニングコーチ 中垣征一郎(新)
中垣は2010年までF'sのチーフトレーナー。テキサスレンジャーズで修行(?)積んでの復帰。紺田は現役引退して二軍コーチにスライド。現役時代は投手だった伊藤の総合コーチという位置づけがよくわからない。

11/14 横浜DeNAベイスターズとトレード成立。土屋健二投手(22才・左左)と北篤外野手(23才・右左)。土屋には期待していたのだが花開かず。地元横浜でがんばれ。北は06年高校生ドラフトの1位指名(小松工高)で素材として評価はあったが、こちらも伸び悩み中。鎌スタのイースタン戦でよく見たな。そこそこいい選手だとは思うが、いま左打ちの外野手が必要かどうかは大いに疑問。

11/13 なんだかしばらく現世から離脱しているうちに日本シリーズとかいうものがあったらしい。2勝4敗で敗退したらしい。リーグ優勝したこと自体がびっくり大事件なので、その先のことはオマケでありどうでもいい。と思っておこう。
退団者のおしらせ。福良淳一ヘッドコーチ、吉井理人一軍投手コーチ、清水雅治一軍外野守備走塁コーチが退団。福良は実質上の監督みたいなものだったから痛い。吉井コーチもしかり。吉井さんは「齋藤佑樹」の扱いについてクリクリ監督と対立が続いていたらしい。困ったものだ。選手では木田優夫投手、金森敬之投手、ターメル・スレッジ外野手が退団。というかクビ。木田画伯には内々に再契約の話をしたらしいが、承けずにトライアウトに参加。プライド高い流浪の投手に来季はあるのだろうか。トライアウトには市川、松家も参加、元Fとしては大平くんと木下くんも出てたが……。現実は厳しいのう。
ウルフ投手、ホフパワー内野手とは再契約。武田久はFA宣言せず再契約。その一方、田中賢介(31)は
涙の海外FA宣言で大リーグ挑戦へ。しかし、メジャー契約とるのは厳しいだろうなぁ(L中島裕之もしかり)。マツイカズオ、イワムラ、ニシオカ、みんなケガでだめになった(そこそこやれたのはイグチぐらいか。ノリとムネリンは論外)。ポンニチ内野手はコンタクトのあるインフィールドで使えないことが定説となってしまっているからなぁ。ペドロイアとか見ちゃうと打力では比較対象にすらならないし。まぁ、体に気をつけてがんばってもらいたいとは思うが。
内野手のケガといえば、金子誠(左膝)、小谷野(右肘)が相次いで手術。マックは術後から全治3ヶ月かかる。賢介流出と合わせて
二遊間が空白になってしまった。二塁は西川、杉谷の争いか。ショートは……今浪、中島、加藤になるのかね。飯山は永遠のサブだし。どこかの球団に余ってる内野手はいたかな? 投手+野手ででっかいトレードはあるかもしれないね。
ゴールデングラブに稲葉(一塁手)、小谷野(三塁手)、陽(中堅手)、糸井(右翼手)の4選手が選出される。当然だ。中田翔(左翼手で19捕殺!)にもあげたいところだったが、マジで残念。今季の中田の守備は素晴らしかったな。たまには誉めておこう。稲葉さんは外野手で4回受賞しているが一塁手としては初受賞。

10月

10/25 2012年ドラフト会議。予告通りに大谷を指名、交渉権獲得(単独指名だったので)。F'sフアンの中には「3年連続で一位指名を無駄にしている!」という声もある。今年は即戦力候補の社会人投手をずらりと並べた(下位なんだが)のが特徴。どんぐりのナントカ……
2012年度・ドラフト指名選手
1位 大谷翔平 18才・投手・花巻東・193cm86kg・右投左打。ご存知の160キロ右腕。打っても56本塁打。しかしドラフト直前に「高卒からのメジャー挑戦」宣言。それでも1位指名。
2位 森本龍弥 18才・内野手・高岡第一・185cm90kg・右投右打。強打俊足強肩+体格のでかさ。しかもまだ原石。ライオンズ中島を彷彿とさせるような大型高校生ショートではあるが、プロの内野ならサードじゃないかなぁ。
3位 鍵谷陽平 22才・投手・中大・177cm80kg・右投右打。先発も抑えもできる(らしい)馬力型の152キロ右腕。ただし安定感に欠ける場面も多いのでドラフト前の評価はあんまり高くなかった。ちなみに北海高校卒の道産子。
4位 宇佐美塁大 ←るいた。18才・内野手・広島工・177cm83kg・右投右打。こちらも俊足強打の高校生ショート。通算45本塁打というが、中距離打者だろう。強打の一番打者タイプ。
5位 新垣勇人 27才・投手・東芝・183cm85kg・右投右打。遅咲きの速球派。年取ってコントロールがついてきたらしい。ほんとに即戦力候補。
6位 屋宜照悟 23才・投手・JX-ENEOS・178cm79kg・右投左打。身体能力が高く、150キロの重い速球は一級品。ただしそれ以外は今後に期待。
7位 河野秀数 24才・投手・新日鐵住金広畑・173cm77kg・右投右打。サイドハンドからのキレある投球。「隠し球」&「ちっちゃい投手」枠であろうか。
その一方で……、松家(投)、宮本(投)、市川(内)、関口(外)の四選手と来季契約を結ばず。宮本にはちょっとだけ期待したこともあったんだが。

10/23 吉川−鶴岡が2012プロ野球最優秀バッテリー賞受賞。F's選手の受賞は1993年の金石−田村以来。

10/19 クライマックスシリーズを3連勝!(対福岡ソフトバンク・ホークス) アドバンテージの1勝と合わせて一気の勝ち抜け。シリーズMVPは2本塁打4打点の糸井よしお。

10/9 9月の月間MVPに糸井と武田久。
糸井 打率.380 打点15 出塁率.473
武田久 11セーブ

10/5 パリーグ全日程終了。
チームは144試合で74勝59敗11分、勝率,556。2位埼玉西武ライオンズとは3ゲーム差の一位。
個人タイトル
最優秀防御率 吉川光夫 防御率1.,71
最優秀中継ぎ投手 増井浩俊 50ホールドポイント(登板数73)
最多セーブ 武田久 32セーブ
最高出塁率 糸井嘉男 出塁率.404

10/2 リーグ優勝! クリヤマ監督の初年度にFIGHTERSが優勝!? そんなこといったい誰が予想できたであろうか。みんなびっくり。

9月

9/7 月間MVP・8月パリーグ投手部門に吉川光夫。5試合4勝0敗2完封、防御率0.94、奪三振44(38.1イニング)。

9/1 8月を12勝12敗2分で今季通算57勝50敗9分(埼玉西武ライオンズと1.5ゲーム差の二位)。 残り28試合。田中賢介の代役に西川くん三番セカンドで起用中。糸井の代役には二番ライトで杉谷。

8月

8/29 田中賢介、左とう骨骨折および左尺側側副靱帯断裂。近日手術。全治2〜3ヶ月。オワタ

8/26 糸井よしお、登録抹消。左内腹斜筋挫傷。全治2〜3週間。

7月

7/19 オールスター・ブレイク。84試合で41勝36敗7分、首位千葉ロッテ・マリーンズとは2ゲーム差の2位。交流戦終了後からは負け試合ばっかりだった気がするが、それでもなんとか勝率5割越えをキープ。打撃が貧弱なのはいつものことだが、ここにきて投手陣がバテバテ。とにかく完投能力のある先発投手がいないので、中継ぎ陣が疲労困憊している。増井、宮西、榊原、森内、谷元、乾、矢貫。このお休みの間にゆっくりと休養とってください。
という中、新外国人投手と契約。ダスティン・モルケン、27才。カナダ出身196cmという長身右腕。メジャー経験なし。中継ぎタイプで速球とスライダーが武器。150キロ投げるというが、ほんとかね。背番号62。
高卒ルーキー捕手の近藤が一軍デビューしている。期待はわかるが、二軍でどんどん試合経験積ませた方がよくない? 捕手といえば、ソフトボーイ大嶋はたまに二軍戦にDHで出てたまにヒット打ってるようです。こないだ2号ホームラン打ってたな。

6月

6/26 マツダオールスターゲーム2012ファン投票最終結果。ファイターズから8人選出。F'sから8人は34年ぶり。というか、そのときは「不人気球団の選手が何故8人も!」という組織票騒動で出場辞退(古屋と菅野)にまで発展した。なつかしい。ちなみにそんときの選出選手は投手・高橋直樹、捕手・加藤俊夫、一塁・柏原純一、二塁・富田勝、三塁・古屋英夫、遊撃・菅野光夫、外野・ミッチェル、外野・千藤三樹男。んん?、意外といいラインナップだなあ。そしてなつかしい。
それはそれとして現在。一塁・稲葉の426066は今年の最多得票。
先発投手 齋藤佑樹「思いっきり投げたい」
抑え投手 武田久「思うような成績を残せない中、励みになります」
捕手 鶴岡慎也「感謝の気持ちしかありません」
一塁手 稲葉篤紀「故障を早く治して皆さんの期待に応えたい」(故障で登録抹消中)
外野手 糸井嘉男「最高に気持がいいです」
外野手 中田翔「思い切りよくバットを振りたい」
外野手 陽岱鋼「日本にきてよかった」
DH ターメル・スレッジ「タイヘンオドロイテイマス」(故障で帰国中)

6/19 交流戦を2位で終了。14勝8敗2分。シーズン通算で61試合34勝24敗3分、勝率.586で、パリーグ首位の千葉ロッテ・マリーンズとは1ゲーム差の2位。
オールスター最終中間発表ではパリーグ10部門中9部門でトップ。なんで? 組織票? ちなみに先発・齋藤、中継ぎ・増井、抑え・武田久、捕手・鶴岡、一塁・稲葉、二塁・田中賢介、三塁・小谷野、外野・糸井(続いて中田、陽)、DH・スレッジ。
帰国中のケッペルは現地にて肩のスクリーニング手術。今季の登板はなくなりました。というか今季は一年契約だったはずだが?

5月

5/15 交流戦前の区切り。3連敗したので20勝16敗1分。首位の千葉ロッテ・マリーンズとは2ケーム差で2位。

5/8 両リーグ通じて20勝一番乗り。20勝13敗1分、勝率.606でパリーグ首位なのだ。誰もがびっくりなのだ。先発投手陣(齋藤、武田勝、吉川、多田野、ウルフ、八木)が安定しているのでチーム防御率も1.93で12球団最少。チーム打率.261もチーム本塁打20もチーム得点134も12球団トップ。誰もがびっくりなのだ。だがしかしこれは秘密だが、もちろん誰もカントクのおかげだとは思ってはいないのだ。
3・4月の月間MVP、打者部門に稲葉篤紀(打率.374、4本塁打24打点)、投手部門に武田勝(4勝0敗、2完封)のダブル受賞。これは順当。
ケッペル先生と武田久が故障で抹消中なのが心配。

4月

4/28 稲葉篤紀、2000本安打達成。YSで972、F'sで1028本。39才で39人目。 

4/5 中田翔、開幕24打席無安打のあとの初安打は1号ソロホームラン。ベンチのクリヤマ監督も感激の涙目。

3月

3/30 開幕投手は齋藤佑樹。vs.埼玉西武ライオンズに9-1で勝利発進。それはともかく齋藤佑樹の完投勝利に日本中がびっくり仰天。齋藤はプロ入り初完投。オープン戦とは別人でござる。
開幕直前の順位予想では各紙各局各解説者軒並みBクラス評価。さいですか。ダルビッシユが抜けたことで低評価になっていると聞いたダル本人は「自分がいたときもそうでした(^^)」。ほんとそうだよな。

3/20 東京ドームでオープン戦観てきたよ(vs.オリックス・バファローズ)。オープン戦なので内野全席自由。今回は一塁ベンチの真上。選手がすぐそこにいる。いつもの貧乏席と違う眺めもまたいいものだ。試合は1-0で勝利。勝ち負けはともかく、バファローズに移籍した高橋信二の打席では応援歌がレフトスタンド、ライトスタンド交互に響き渡るという奇跡的な場面を目の当たりにできた。けっこう感動。

3/5 札幌ドームでオープン戦観てきたよ。

2月

2/28 名護キャンプ打ち上げ。クリヤマ野球はまだ見えてこない。本人にも見えてない?

2/8 大嶋匠、紅白戦でのプロ初打席でバックスクリーン直撃の特大ホームラン! 投手は植村。

2/1 キャンプイン。昨日の沖縄入りは閑散としていたらしい。ハンカチ騒動は今何処(翌日の発表によれば初日の報道陣423→150、観衆800→450)。現時点での専門家評論家の順位予想は軒並みBクラス(よくても5位)で、それはそれで「はいそうですか」としか言いようがないな。キャンプ前に評価しようがないだろ。評価基準はダルビッシュがいないということと新監督が頼りないということだけだ。3月になったらまた聞かせてくれ。主将になった田中賢介は結婚報告(北海道ローカルの女子アナ)。おめでとうございます。今季はがんばれ。一方、自主トレでは張り切っていた小谷野がいきなりインフルエンザで離脱。また今季もダメか? そして、いまのところ今季新人は全員が二軍キャンプスタート。でもまあ、近いうちに森内くんは一軍に上がることでしょう。
2012年のスローガンは
9+ (ナインプラス)
北海道移転から9年目、個々の選手(ナイン)が日々努力を重ね、能力を高めていくことが前進を図るチームにとってプラスとなる、のだそうだ。そして東映フライヤーズ時代を含めポストシーズン進出が9回。今季更にプラス1、日本一へ、という決意でもある、のたそうだ。がんばれ。

1月

1/19 ダルビッシュ有、テキサス・レンジャーズと契約合意。交渉期限ギリギリの合意でした。6年契約6000万ドル(現在のレートで46億円)。松坂の6年5200万ドルを超えた。合意が遅れたのはダル側が5年契約にこだわったから、らしい。細かい附帯条件についてはまだわからない。この契約成立により移籍金40億円が北海道日本ハム・ファイターズ球団に支払われる。40億。有意義に使ってほしいものだ。
ダルビッシュ有(25才)、在籍7年、167試合登板、93勝38敗、防御率1.99、1250奪三振。今後のご活躍をお祈りしております。だがしかし、正直言ってレンジャーズはもともとあんまり好きはないのでチームとしては応援しづらいのであった。

2012年コーチングスタッフ
一軍 二軍
監督 栗山英樹( 監督 五十嵐信一
ヘッド兼打撃コーチ 福良淳一 総合コーチ 西俊児(
投手コーチ 吉井理人 投手コーチ 島崎毅
投手コーチ 芝草宇宙  〃    加藤武治(
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡 バッテリーコーチ 福沢洋一(
打撃コーチ 田中幸雄 打撃コーチ 大村巌
打撃コーチ 渡辺浩司( 内野守備コーチ 真喜志康永(一軍から転任)
内野守備コーチ 三木肇(二軍から転任) 外野守備・走塁コーチ 川名慎一
外野守備・走塁コーチ 清水雅治  

新入団/再入団選手
#12 松本剛 (内野手・帝京高)180cm80kg。右投左打。攻走守すべてに評価の高い大型遊撃手。外野転向もある?
#49 石川慎吾 (外野手・東大阪大柏原高)178cm75kg。右投右打。俊足強肩で長打力のある新庄タイプのスリム体型。
#54 近藤健介 (捕手・横浜高)171cm80kg。右投左打。高校日本代表の正捕手。二塁送球の速さとリードでは超高校級。
#47 森内壽春 (投手・JR東日本東北)26才。180cm80kg。右投右打。都市対抗野球で完全試合達成。コントロールとキレで即戦力。
#63 上沢直之 (投手・専大松戸高)187cm85kg。右投右打。上から投げ込み、タテで勝負する直球派。
#66 大嶋匠 (捕手・早大ソフトボール部)ソフト界の怪物打者。大学4年間で80本塁打。身体能力が高く、足も(意外と)速い。
#10 ターメル・スレッジ(34才・外野手・前横浜ベイスターズ)3年ぶりの復帰。一発と勝負強さが健在ならいいけど。
#67 紺田敏正 (31才・外野手・前読売ジャイアンツ)3年ぶりの復帰。守備と足は一軍レベルだけど……
背番号変更
#17 ウルフ 10から変更。スレッジ(#10)復帰のため。
#19 増井 43から変更。個人的には43の方が似合うと思う。
#69 宮本 17から変更。もうあとがないぞ。

↑2012/2011↓

12月

12/21 契約更改。田中賢介、2億7000万円+出来高。ケガで49試合だけの出場ながらも現状維持。来季が3年契約の2年目。
これでダルビッシュ以外の全選手契約更改終了かな。あとは……トレードがあるかないか。

12/20 球団、ボスティング入札に応諾。交渉権獲得はテキサス・レンジャーズ。入札額5170万ドル(←正式な金額の公表はされていない)、現在のレートで40億3000万ぐらい。ドルでは松坂大輔の5111万を超えたが、円では負けた(松坂=60億3000万ぐらい)。円高で損した。テキサスか。乾燥してるから打球が飛ぶんだよな。暑いしな。交渉期間は一ヶ月。さて。

12/15 契約更改。武田久、最優秀救援投手賞(最多セーブ37)で+8000万の2億3000万円! 久が2億円プレイヤーになるとはなあ。それだけの仕事はしてるとはいえ、感慨深いものがあるよ。稲葉、現状維持(=2億円+出来高)。来季は2000本安打達成か。二岡、−1000万の6200万円。仕事量(代打とDH)を考えると、大甘な査定だな。ジヤイアンツから自由契約になっていた高橋信二はオリックス・バファローズと一年契約。イデホがダメだったときの保険だろう。

12/13 契約更改。武田勝、+3500万の1億7000万円。11勝12敗と負け越したが「孤立無援の不運な5連続完封負け」もきちんと評価しての大幅アップ。宮西、+2200万の9000万円。プロ入り以来ダウン評価なし! 糸井、倍増に近い+9000で1億9000万円。来年は3億を目指せ。陽、+2500万の4600万円ながら希望した5000万に届かずでちょっと不満顔。背番号1ももらえず、でもサインはしました。金子誠、やっと乗った億の大台から後退して9250万円(−1250万)。鶴岡、4200万円(−300万)。大野、3200万円(+700万)。そして木田画伯43才、1200万円(−1300万)。木田は応援してるけれども、まさか再契約あるとは思わなかった。実質的に2軍投手コーチ的な存在ではあるが、とりあえず現役続行でがんばれ〜。

12/9
2012年ファームコーチングスタッフ
監督 五十嵐信一
総合コーチ 西俊児(新任)
投手コーチ 島崎毅
投手コーチ 加藤武治(新任)
バッテリーコーチ 福沢洋一(新任)
打撃コーチ 大村巌
内野守備コーチ 真喜志康永(一軍から転任)
外野守備・走塁コーチ 川名慎一

戦力外〜引退した加藤武治が投手コーチに。まだ33才なんだな。

12/8 ダルビッシュ、ボスティング宣言。条件次第だね。

12/7 ターメル・スレッジ(34才・外野手・前横浜ベイスターズ)と契約。3年ぶりの復帰だ。おかえり。戦力としてはホフパワーとまるかぶりだが……。
スレッジが以前と同じ10番になるので、それ含めて背番号大移動。
ウルフ 10→17
宮本 17→69
増井 43→19
10番台は全部埋まったな。スガナントカ用の番号はもうないな。
元F組では稲田(前横浜)が東北楽天ゴールデンイーグルスと契約。木下(前中日ドラゴンズ)と正田(BC新潟)はスワローズへ。よかったね。菊地は横浜、林は福岡が調査中(後記・菊地と林は共に横浜DeNAベイスターズと契約)。

12/4
ドラフト指名の新入団選手6名と正式契約。1位指名のスガナントカ投手は入団拒否を表明中。
12 松本剛 (内野手・帝京高)
49 石川慎吾 (外野手・東大阪大柏原高)
54 近藤健介 (捕手・横浜高)
47 森内壽春 (投手・JR東日本東北)
63 上沢直之 (投手・専大松戸高)
66 大嶋匠 (捕手・早大ソフトボール部)
ファームバッテリーコーチとして福沢洋一(44才・前横浜バッテリーコーチ)と契約。背番号84。

11月

11/30 ジャイアンツを解雇された紺田敏正と契約。昨秋のトレードから2年ぶりの復帰になる。背番号は67。おかえり。が、いきなり12月に右肩関節手術の予定。そして、左の外野手(31才・ほぼ守備要員)は必要なのか?
小谷野栄一、1億4600万→1億1500万。打率.237、本塁打5、打点47。ケガあったとはいえ、ほぼ4年前の成績だな。守備は相変わらず固いんだが。3100万円も下がったら数字的には大幅ダウンかもしれないが、感覚的にはあんまり変わらない金額な気もする。

11/28 糸井、ベストナイン(2年ぶり2度目)とゴールデングラブ賞(3年連続)を受賞。どっちもF'sから糸井ひとりきりなのはさびしい。
中田翔、1800万円→4500万。本塁打18、打点91はまずまずだが、打率.237は低すぎ。でも意外と守備でも貢献してたりしたな。強肩はさすが。
齋藤佑樹、1500万→3000万円。6勝6敗防、御率2.69というパッとしない成績でも倍増。ま、ほぼローテ守ったしグッズ売り上げは拡大させたし、球団に貢献したと言えないこともないからいいのか。

11/18
2012年シーズンの一軍コーチングスタッフ発表。2011年とほぼ変わらず。クリヤマ新監督は誰も友達を連れずに「ひとりぼっちの転校生」状態だ。試合ではコーチ陣におまかせ采配か? ほんとにただの体験入団でしかないのか!?
監督 栗山英樹(新任)
ヘッドコーチ 福良淳一(留任)
投手コーチ 吉井理人(留任)
投手コーチ 芝草宇宙(留任)
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡(留任)
打撃コーチ 田中幸雄(留任)
打撃コーチ 渡辺浩司(新任)
内野守備コーチ 三木肇(二軍から転任)
外野守備・走塁コーチ 清水雅治(留任)
福良ヘッドは今季兼任していた打撃コーチからはずれた。これからは新監督につきっきりのサポート役なんだろう。実質的な監督ってか。ふーん。
それはともかく、中嶋はまだ現役の選手兼任でやるのかよ! ちょっとびっくり。もういいんじゃないの……? なんか年齢の記録でも狙ってるのか?
今季ほとんど仕事してなかった林、菊地の2投手に戦力外通告。驚かない。両名ともあんまりやる気が見えなかったしな。
シーズン中にジャイアンツにトレードされた高橋信二はFA宣言するようだ(後記→補償の関係で自由契約に)。意地だね(Gでのあまりの扱いについては略)。応援したいけど残念ながらファイターズだとやっぱり出番がない。元Fではマイケル(G)、紺田(G)、木下(D)が各チームで戦力外に。マイケル……いたのか。

11/10 戦力外通告第二弾。大平誠一(外・22)、渡部龍一(捕・26)、松坂健太(外・26)、ダースローマシュ匡(投・22)。大平くんは当たればもの凄い飛距離を出していたんだが実戦では三振ばっかりだったし、いかんせん守備が上達しなかった。かなり残念。ダースもクビか。故障明けでもうちょっと時間を見るかとも思ってたんだけどな。これが若手系への通告としたら、次は中堅ベテラン系の整理があるのか?
関根二軍投手コーチ、徳田二軍バッテリーコーチとも来季契約せず。共に球団スタッフとして残留らしい。関根はもともとスカウト部だったし復帰といえば復帰。新規では、一軍打撃コーチに渡辺浩司(球団スコアラーから)、二軍総合コーチに西俊児(楽天イーグルス育成部から)が就任。

11/9 栗山英樹新監督就任発表。50才。背番号80。三原脩にちなんだ番号。監督から球団社長まで務めた名将にあやかりたいとのことであろうか。とするとやっぱりGMが最終的な目標なのだろうかね。
大社啓二オーナーは監督就任要請の理由として「(選手時代の)自らを厳しく律して練習に取り組む強い意志、姿勢はファイターズに求められる根幹。野球に対する見識の深さ、コミュニケーション力の高さも監督として重要な要件」と語り、栗山新監督自身は「8年間でリーグ優勝3回、Aクラス6回というチームを預かる責任を感じています。非常に守備も投手力も安定しているチームでありますが、ここ一番で勝負がかけられ、みていてワクワクするような野球がやりたい。肉体的にも精神的にも魅力があり、いいチームはやはりタフ」と語る。後半は若干意味不明な気がするが、まあやるからにはがんばってくれ。しかし監督・コーチ経験なしで2年契約。1年目が現場体験、2年目からようやく監督修行とすると、そこで終わってしまうのだが……。
CSは第一ラウンドで敗退して今季終了(10/30)。近日中に戦力外通告・第二陣があるでしょう。ダルビッシュの動向が判明するのは日本シリーズ終了後だな。なんか更に一年残留のような気がしてきたが。

10月

10/28 プロ野球ドラフト会議2011でした(27日)が、うはははは、やったねぇ!! 話題独占だ!! 
今年は誰を一位指名するのか情報皆無で謎のままだった(個人的には藤岡か高橋だと思った)が、なんと菅野!! 今回はCSの生中継で見ていたのだが一巡指名で「日本ハム 菅野智之 東海大 投手」のアナウンスがあったときには驚いたし、しかも場内(一般観覧者1000名)から大歓声が上がったのには感動したね。おおー、行くのか、菅野に!!
さらに抽選での指名権獲得ですよ!! 会場はさっき以上の
大歓声と大拍手。画面からもものすごい興奮状態が伝わってきたよ。べつにファイターズが人気球団だからじゃないよ(あたりまえ)。あれですよ、ほんとにもう「とある特定球団による囲い込み→単独指名→獲得」という流れが成立しそうな状況に対していかにプロ野球ファンが憤りを抱いているか、ということの現れです。どこかのタツノリ監督が「抽選になると思わなかった」という感想を漏らしたそうだが、ふつうに考えて当該年度トップクラスの好投手がすんなり無競争で取れるという感覚の方が異常だろう(しかも2年続けて、とか)。
去年の斉藤佑樹を引いた藤井淳一前社長に続き、これで今年は津田敏一社長が「持っている社長」の称号を引き継いだわけだが、まぁほんとは残りクジを手にしただけで、とある球団のキヨタケ氏が「持っていないやつ」だったということでもある。あるいは「あらかじめ仕込まれていた封筒があったのにハズレの方をを間違えて取っちゃったやつ」かもしれないが。いずれにしろキヨタケが使えないやつであることは3月の開幕騒動時の問題処理能力のなさでわかっていたはずだがな。実際、ワタクシはタツノリが抽選に出てこなかった時点で「
勝った!」と思いましたがね。あ……、他球団の悪口はこのへんにしておきます。とある球団のファンの人がいたらごめんなさい。あとひとつ。おじ&甥の親族問題については「おじさんと一緒に遊びたいだけなら、そもそもプロ志望表明するな」と言っておこう。
あー楽しいドラフトだった。それにしても
菅野指名で日本中を沸かせ、ソフトボール部でオチをつけるという今回のセンスは素晴らしい。今回のファイターズの指名は日本ドラフト史上に残る快挙と語り継がれること間違いない。ん、菅野についてはね、指名し、交渉権獲得したことで既に大成功なのだ。入ろうと入るまいと関係ない。イヤならこなくてもいいよ。
(ま、実質的に今回一番成果を得たのは藤岡と中後を獲った千葉ロッテマリーンズだしね)
2011年ドラフト指名選手
一巡目 菅野智之 投手・東海大・22才。185cm87kg。右投右打。学生最速157キロ右腕。体力体格申し分なく完投能力高し。好き嫌いは別にして今年度最高の投手。ではあるが本人の意思とは関係なく、親族(特にジジイ)のあれこれで入団しない気がする。そのときはそのとき。
二巡目 松本剛 内野手・帝京・18才。180cm80kg。右投左打。攻走守すべてに評価の高い大型遊撃手。長打力もあり、右の高校生内野手としてはピカイチ。この選手を指名できたのは大きい! 将来の完成型は中島裕之タイプか。
三巡目 石川慎吾 外野手・東大阪大柏原・18才。178cm75kg。右投右打。俊足強肩で長打力のあるスリム体型。バットスイングはキューバ選手並みという体幹の強さは新庄二世か。
四巡目 近藤健介 捕手・横浜・18才。171cm80kg。右投左打。高校日本代表の正捕手。小柄ながら二塁送球の速さとリードでは超高校級。打撃はちょっと非力だがミートは巧く、元内野手なので俊足でもある。
五巡目 森内壽春 投手・JR東日本東北・26才。180cm80kg。右投右打。ほぼノーマークだったがドラフト直前の都市対抗野球で完全試合達成して一躍選手に。コントロールとキレで勝負する遅咲きの右腕。こういう選手が大化けしたりするんだよな。密かに期待。
六巡目 上沢直之 投手・専大松戸・17才。187cm85kg。右投右打。でかい。上から投げ込み、タテで勝負する直球派。いいときはもの凄くいいが、だめなときはだめ。ありがちなタイプだが、素材としては素晴らしい。
七巡目 大嶋匠 捕手・早大ソフトボール部・21才。180cm95kg。右投左打。ソフト界では知らぬ者がいないという怪物。大学4年間で80本塁打。デブながら身体能力が高く、足も(意外と)速い。テスト入団。ソフトボール! デブ! 笑うなぁ、応援するぞー。

10/22 パリーグレギュラーシーズン全日程終了。個人タイトル獲得選手は武田久が37で最多セーブ(2年ぶり2度目)、糸井嘉男が.411で最高出塁率(初)、ダルビッシュ有が276で最多奪三振(2年連続3度目)。ダルビッシュは18勝6敗、防御率1.44。5年連続の1点台はプロ野球史上3人目(2リーグ後では初)の快挙(あとは若林忠史/神とスタルヒン/巨)。また、年間270超の奪三振は91年の野茂以来。

10/19 ファイターズのレギュラーシーズン全日程終了。9月10月と貯金を放出し続けて、最終的に72勝65敗7分。勝ち越しが7しか残ってない! それでも2位キープってなんだかなぁ。1位とは18ゲーム差だよ。同率首位だった時期があったとは思えないような尻窄みな終わり方。クライマックス・シリーズ第一ステージは29日からですがね、相手は埼玉西武ライオンズです。最終戦ででバファローズを逆転してリーグ3位(1毛差)に入った勢いと勝負強さがある。手強い相手です。おかわり中村にボカボカ打たれて終了、といういやな気配が漂っております。
ダルビッシュは、本日19日時点で「メジャー移籍なんてひとことも言ってません」と各マスコミの決めつけ報道を批判。大社オーナーも「残留なら10億円出す」と言ったとか言わないとか。でも最終的には行くんだろうけどな。
次期監督として栗山英樹氏に就任要請。本人もやる気120パーセント発言。コーチ経験さえない
現場経験ゼロのやつにやらせるのはいかがなものかと思う。今やGM全権でフロント主導の球団なので監督なんて誰でもたいして変わらないのかもしれないが、いきなりのシロートってどうよ。何年契約にするのか注視しておきたい。2年とかだったらただの知名度だけのパンダ。(追記・監督要請/就任は栗山GM誕生に向けての現場体験に過ぎないという説あり。将来的にGMをやりたい栗山の熱意と野球理論にオーナーが惚れ込んだのだというが……)
戦力外通告第一弾。ウィルフィン・オビスポ、加藤武治の2投手。どっちも無意味なトレードでした。元F戦士では、稲田(YB)、松山(YB)、坪井(Bs)に解雇通告。坪井は素直に引退するのかなぁ……。あ、下柳(Tg)も元Fだった。

10/3 鎌ヶ谷ファイターズ、イースタンリーグ優勝!(9/30) 昼間の最終戦を落として自力優勝を逃したものの、夜に2位ジャイアンツが敗れたために決定。55勝45敗5分の勝率.563。最終的に2位とのゲーム差はゼロでした。いやあ、故障者が出たり一軍に上げられたりで選手が足らないなかでよくがんばった! 最後の試合なんて2塁スタメンで荒張だからね。荒張って捕手だよ、なんの冗談だよって思ったよ。ほんとにおめでとう! そして8日に宮崎でウエスタン・リーグ王者の中日ドラゴンズとファーム日本選手権。思わず飛行機とかツアーとか料金チェックしちゃったが、さすがに高額で断念しました。宮崎は遠いな。静岡あたりでやってくれればいいのに。(追記・ファーム日本選手権は3-4で敗戦。いつも通りの貧しい二軍メンバーだけで戦いました。なので惜敗と言っておきます)
あ、個人タイトルでは吉川が防御李(1.69)、勝利数(9)、勝率(.750)で投手部門三冠獲得。それはそれでいいが、一軍でももっと仕事しなさい。
ん? 一軍のことですか? えーと、9月は6勝18敗1分だとか。9連敗とかあったらしい。なんだか、最大26あった貯金が現時点で9になったとかならないとか。投手陣もガタガタだし、打線は凡打残塁の山らしい。現実逃避中なのでよく知りませんが……。2位の座はおろか、最終的にCSにもでられなかったりして……。

9月

9/15 梨田監督、契約満了に伴い今季限りでの退任を表明。球団は慰留(=続投要請?)したらしいが、ほんとかねぇ?

9/1 8月は連敗期間が何度もあったので貯金もだいぶ減らしたなぁ、と思ったら13勝12敗2分でした。意外! しかしなにしろホークスも全然負けないので首位との差は縮まらないんただけどね。ここまで104試合、61勝39敗4分、勝率.610、首位と4ゲーム差の2位。このままいきそうだが、なんか次期カントク報道(某二流スポーツ紙一面 にてクリヤマ氏の名前が!← んな人選あるわけねーよ!)とかチンピラの喧嘩騒動(中田と鵜久森がベンチ裏でつかみ合い)とか、微細な暗黒面が露出し始めてていやな気がしないでもない。これからが大切なシーズン終盤ということで、ちょっと過去のウエダカントク職場放棄事件を思い出させるよなぁ。誰かの陰謀くさい。誰なのかはしらん。

8月

8/15 夏の13連戦を7勝5敗1分。今季通算55勝32敗3分、勝率.632で一位ホークスと2.5ゲーム差の二位に後退。7月末〜8月初頭の5連敗が痛かった。チーム防御率も2.32に下降。投手陣にもちょっと疲れが見えるなぁ。が、そんななかで12日のダルビッシュは完封で15勝到達! もうほんとにレベルが違う。20勝いくかな? 今オフのボスティングではNYヤンキーズ、BOソックス、TEXレンジャーズといった金満球団が狙っているようです。68億円!

8/4 7月月間MVPに稲葉。21試合、打率.377、3本塁打、13打点。自身4度目。オールスターでもMVP獲ったし、夏は調子いいです。でも2000本安打の年内達成はちょっときびしい。

7月

7/21〜7/25 オールスターブレイクでした。
前半戦は72試合47勝23敗3分で(
!!)勝率.671(!!)。福岡ソフトバンクホークスも全然負けないので同率の首位という状況になってはいるが、ちょっとすごい。それよりもっとすごいのはチーム防御率2.08。統一球云々はよく言われるが、それにしてもこんなチーム防御率があっていいものか。ほぼ相手に点をとられていないということだからなあ。安定した先発陣とリーグ最高のブルペン陣で、ぜひ夢の1点台を目指してほしい。打つ方は恒例の貧打線で安定中。中田翔は四番固定になっている。新外国人スケールズはたまに固め打ちするので、とりあえずスタメン。
オールスターには7選手が出場。ダルビッシュ有(飛び抜けた存在感)、武田勝(9失点で最多失点記録更新)、武田久(1点差セーブのハラハラ久劇場)齋藤佑樹(ファン選出枠、2試合登板無失点)、増井浩俊(馬原の代理出場、全球150キロ超)、稲葉篤紀(2本塁打、第3戦MVP)、糸井嘉男(4安打)、中田翔(3戦フル出場、とりあえず2安打)、良くも悪くもそれぞれに目立ったのは後期に向けてのはずみとなりそうだ。
フレッシュオールスター(7/21)では杉谷が4打数1安打1得点1打点で優秀選手賞。乾、榎下が1イニングずつ登板し、共に無失点。若手も暑い中でがんばっております。

6月

6/29 ボビー・スケールズ内野手と契約(背番号2)。今季3Aアイオワでプレー中、33才。182cm、86kg、右投両打。シカゴ・カブス在籍時にはホフパワーとチームメイトだった。メジャー通算で61試合、打率.248、3本塁打、1盗塁。マイナー通算では116盗塁しているが……。賢介の穴埋めという思惑での緊急補強なんだろうが、こういう典型的なユーティリティ選手って日本でまともに使えたためしがほとんどないからなぁ(戦力になったのって広島カープのアイルランドとかブラウンぐらいしか思いつかん)。補強っつーか、日本野球に慣れる前にシーズン終わってそう。まぁそのうち鎌スタで現物見てきますわ。

6/22 田中賢介左距骨骨折(全治4〜6ヶ月)で今季絶望。……たいへんだ。とりあえず一番に糸井か陽、セカンドに今浪、かな。この機会に杉谷を使ってみてほしい気はするのだが、一軍レベルの守備力ではないのかなぁ。それにしても賢介の離脱による戦力低下はとてつもなく大きくなるだろう。
あ、交流戦は16勝8敗で3位終了。この間のチーム防御率は1.35! なにしろ6月4日にストップするまで
連続イニング無失点が52回もあった(1942年阪神と並んでプロ野球トップ記録)。ダルビッシュの連続無失点イニングは46回(歴代11位、一位は1958年金田正一の64と3分の1)。ダルビッシュは5月の間MVPパリーグ投手部門も獲得(4勝、防御率0.77。自己5度目)。どんどんすごくなってる。
小谷野の留守の間、四番でそれなりに苦しんでいた中田だが、気楽に六番を打っていた5月の成績によりジョージア魂賞を獲得。ファン投票による「チームに尽くした魂のプレー」だそうで。あと、5月のイースタン月間MVPには中村勝(3勝)。おめでとう。今年の北海道理容師組合ポスター(ファンが選ぶFの星2011)にはルーキー榎下。おめでとう。そして脇腹痛でしばらく鎌ヶ谷で調整していた斉藤佑樹は月末に一軍復帰する予定。なんとなく見た目、体が大きくなった気がしないでもない(球速も微妙にアップ?)。ちゃんとトレーニングしていたのかの。

6/2 交流戦1ラウンド終了。ここまで8勝4敗(3位)。トータルとしては38試合24勝13敗1分でパリーグ2位。1位ホークスが全然負けないので上との差は詰まらないのだが、5月終了で貯金が10もあるのは予想以上の好調状態。まぁ、先発ローテ4人で回せる交流戦で稼ぐのはファイターズの常道ですので。ダルビッシュ、武田勝、ケッペル、ウルフ。盤石の4本柱。もうちょっと貯めさせてもらいます。
ダルビッシュは「開幕戦の7失点はなんだったのか?」という飛ばしっぷりで早くも7勝。35イニング連続無失点(6月1日現在)で球団記録更新(1954年米川の31イニング)。大リーグのみなさん、どんどん値が上がりますよ。いっぱい用意しておいてね。むふふ。
小谷野欠場で四番に入った中田はまったく打てなくなり、苦しんでいる最中。ヒット云々より、コンスタントに上げていた打点がぱったりとなくなったのが問題。ここで踏ん張れるかどうかだなぁ。

5月

4月=15勝10敗1分。チーム打率.289、73得点はリーグ1位。チーム防御率3.49はリーグ4位。
5/8 ハンカチ10球で降板。右脇腹痛。腹側筋肉離れで全治2〜3週間との診断。登録抹消。
5/9 高橋信二トレード。金銭でジャイアンツへ。心あるF'sファンはみんな、いつまでもシンジを応援しているよ!
5/24 鶴岡一軍復帰。でも小谷野が右太腿裏肉離れで登録抹消。

4月

4/28 対戦一巡して8勝5敗、首位ホークスと0.5ゲーム差の2位。打率.293と本塁打12はリーグトップで、ちょっと意外な攻撃型チームに大変身。だがしかし、エラーと失点が多いのが気がかり。ハンカチ様はまるで20年目のベテランのようなユルーい投球術と打線の援護で2先発2勝の「持ってる」スタート。中田は開幕からド不振だったのが微妙に上向き(と言っても空振りしてたのがバットに当たるようになってきた程度か)。

4/12 いろいろありましたが、プロ野球パシフィックリーグ開幕。開幕が延びたおかげで怪我していた賢介、小谷野、飯山は戻って来れました。それは朗報。ただし鶴岡が自打球を顔面に当てて全治3ヶ月の重傷。捕手は大野との併用だったとはいえ、これはかなりのマイナスだ。鶴はダル、武田久の専用捕手という存在だからな。
齋藤佑樹は開幕一軍メンバーに。5番目の先発投手として起用の予定だが、既にかなり評価を落としている。球速がない、球威がない、変化球は全部ボール、クイックができない、連打を食う、大量失点が止まらない。まぁそんなもんだろう。それでも
さわやかなのでよし!  6月には2勝4敗くらいのところで二軍の榎下と入れ替え、と予想しております。
中田はスタメンで打率1割台が続いて再度鍛え直し、といういつものコースだろうなあ。陽くんは早々に二番打者失格で七番に(ただしそこでブレイク)。そんな感じ。二番には思い切って稲葉はどうだ? バントもうまいよ、って……なんだかあんまりいい予想ができないのだが、古いF'sファン特有の
ネガティヴ体質なのですまん。
2011・開幕スターティング・オーダー(4月12日 vs埼玉.西武ライオンズ 投手・涌井)
4 田中賢介
9 陽ダイカン
8 糸井よしお
5 小谷野えーいち
D 稲葉"あと158"篤紀
3 ま、いーか、ホフパワー
7 中田翔
2 大野ショータ
6 金子マック誠
P ダルビッシュ有
……で試合は、ダルビッシュまさかの7回7失点で完敗(3-12)。ダルについては心配はしておりませんが、チームとしては
厳しいシーズンになりそうな感じの開幕スタートであります。今年も一軍には期待しないで鎌ヶ谷で楽しもう。

3月

3/7 開幕まで20日。怪我人だらけで内野手がいない! 高橋、田中賢介、飯山、小谷野、なんと背番号順(2-3-4-5)にリタイアしているというびっくり緊急事態。今浪、杉谷、中島、岩館、加藤政、そして尾崎(捕手登録だけどもともと内野手)には一軍枠獲得の大きなチャンスではあるのだが、開幕に向けて不安だらけ。いまだに二番打者の穴も埋まってないし、得点力が大きくダウンするのは確実だろう。6日は鎌ヶ谷に教育リーグ(東北楽天ゴールデンイーグルス戦)観に行ったのだが、人出不足で高卒ルーキーの西川(二番ショート)、谷口(九番レフト)がスタメンというオーダー。最悪の場合、投手に守らせるケースも出てきそうだ。あ、西川も谷口も非常にいい動きしてて、体ができてくれば相当なレベルまで行けそうな好素材でした。3年後に期待。
野手のお寒い状況とは逆に、投手陣はいい感じ。ハンカチ効果なのかね? ダルビッシュ、ケッペル、武田勝、ウルフ、齋藤佑樹、八木で先発ローテはほぼ確定(まぁ八木は毎年期待を裏切ってるけど)。増井、糸数、吉川が続く。まぁとにかくダルビッシュの更なる進化ぶりは怪物級。どこを目指しているのか。世界一の投手か? ハンカチ君はなんだかんだ言われながらも(球速がないとかプロの変化球じゃないとかフォームに欠陥があるとか)ここまでちゃんと結果を出してるところがすごい。当然ながら開幕一軍は決定。更に同期ルーキーの乾、榎下、斉藤勝、3人ともいずれ一軍ブルペンに入ってくるだろう。武田久が復活しないとクローザー不在のままになってしまうが(宮西様を使う?)、投手王国は盤石なままで開幕を迎えられそうだ。と日記には書いておこう。
あ、そうだ。もちろん鎌ヶ谷の選手も
新ユニ(ホーム)でした。初生ユニだったけど、違和感がなかった。肩のがきれいだね。各局のハンカチ通信でTVに映りっぱなしだったし、見慣れたのかな?

1月

1/31 佑ちゃん祭り継続中ですが、明日からは名護へ移動。ばいばい鎌ヶ谷。そんな中、27日に今季のチームスローガン「ONE_1」、29日に新ユニフォームを発表。
「ONE_1」(ワン)は「クライマックスシリーズへあと1勝届かなかった2010年を省み、1プレーの重みを一人ひとりが噛み締めてチーム一丸でNO.1を奪い返す」という意味だそうです。スローガンとかいうものについては毎回毎回ピンときたためしがないのだが、今回もまたしかり。1といえば、今季は背番号1つけた選手はいないのだな、ぐらいしか感想がございません。
そして
新ユニ。デザインは前回に続いてSME社。テーマは「北海道への感謝の表現とプライド」だそうで、ホーム用はスノーホワイト地に右肩から左裾に流れるスカイブルーの非対称デザイン。色はキレイだが……デザインが斬新過ぎて見慣れるまでに時間がかかりそうだ。というか、個人的にああいう流線的なデザインって好きじゃないんだよなぁ。むしろ心配していたビジター用はハーベストゴールドにブラック袖で、意外と落ち着いた感じでいいね。前のビジター用ほどではないが、きらいじゃないです。去年の金ユニのバリエーションだから免疫ができていたのかもしれないな。Hロゴのキャップはかなりいいね。これは欲しい気がしております。

1/11 イチ並びの日に齋藤佑樹、入寮。鎌ヶ谷ファイターズタウン勇翔寮前にはマスコミ200人+ファン300人! なんとテレビ全国生中継放送まで! この日のニュース映像にはカビーも映りまくっていてカビーマニアとしてはうれしい一日。
そして翌日の鎌スタ初練習には観衆2500人! ちょっといきすぎの感もなくはない。鎌ヶ谷は町ぐるみで佑ちゃんフィーバー(←なんかヤなことばだが)でたいへんなことになっている。
早くもナシダ監督は佑ちゃんを一軍キャンプ40人枠に入れることを明言してるし、名護キャンプも大騒ぎになるんだろうなぁ。札幌も。落ち着いて若手の試合を観たい鎌スタマニアとしては、そのまま一軍に定着してさっさと鎌ヶ谷から卒業してくれることを祈りたいような
バカ騒ぎであります。

1/6 ダルビッシュ有、年俸5億円で1年契約。今季日本人最高額にして、最速(7年目)、最年少(25才)での5億円突破。まぁたぶん、ラストイヤーとなるのでしょう。その先に待っているのはメジャーと離婚慰謝料(養育費含む)、というのは言わずにおきます。

2011年コーチングスタッフ
一軍 二軍
監督 梨田昌孝 監督 五十嵐信一(スカウトから転任
ヘッド兼打撃コーチ 福良淳一 投手コーチ 島崎毅(一軍から転任)
投手コーチ 吉井理人(二軍から転任)  〃    関根弘之
投手コーチ 芝草宇宙( バッテリーコーチ 徳田吉成
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡 打撃コーチ 大村巌(一軍から転任)
打撃コーチ 田中幸雄(二軍から転任) 内野守備コーチ 三木肇
内野守備コーチ 真喜志康永 外野守備コーチ 川名慎一
外野守備・走塁コーチ 清水雅治  

新入団選手
#18・齋藤佑樹 投手・早大・右投右打。ご存知ハンカチ王子。抜群のコントロールとキレと球速と投球術、そして日本一の人気者。
#26・西川遙輝 外野手・智弁和歌山高校・右投左打。俊足巧打攻守の三拍子揃った逸材。内野手として育成?
#16・乾真大 投手・東洋大学・左投左打。東都リーグ屈指のサウスポー。メンタルの強さにも定評あり。
#35・榎下陽大 投手・九州産業大・右投右打。150キロの剛球とスライダーとフォーク。英会話もOKの知性派。
#64・谷口雄也 外野手・愛工大明電高・右投左打。でかくて飛ばせて走れる中距離打者。守備はまだ発展途上。
#58・斉藤勝 投手・セガサミー・左投左打。長身左腕から投げ下ろす変化球投手。完投能力もある。
#9・マイカ・ホフパワー 内/外野手・左投左打。巨体のパワーヒッター。または扇風機?
#12・ウイルソン・オビスポ 投手・読売ジャイアンツ・右投右打。ドミニカンのパワーピッチャー。使えるのか??
#32・根本明久 投手・千葉ロッテマリーンズ・左投左打。左の中継ぎ?
#67・松坂健太 外野手・埼玉西武ライオンズ・右投右打。トライアウトで獲得した未完の大砲。拾いもの!?
背番号変更
#7 糸井 26から変更。やっぱりヒト桁がいいのか? それなりに似合う。
#13 石井 27から変更。どっちでもいいじゃん。中嶋にむりやり27獲られたっぽい。
#22 鶴岡 64から変更。なんか違和感あるな。64の方が鶴っぽくて(?)いいのに。
#27 中嶋 32から変更。どっちでもいいじゃん。現役最後の背番号としてむかし(阪急ブレーブス)つけてた番号にしたかったのか。
#44 鵜久森 65から変更。なんか中途半端な変更だな。ちょっとでも若い番号にしたかったのか?
#52 佐藤 69から変更。アウトサイダーっぽくて69のままでよかったような気もするのだが。
#65 多田野 クビから一転、再契約。それまでの16は乾に。

↑2011/2010↓

12月

12/6 齋藤佑樹と仮契約。契約金1億円+出来高5000万円、年俸1500万円の新人上限となる最高条件。背番号は18。9日には新庄様以来となる札幌ドームでの単独入団セレモニー開催! 佑ちゃんグッズも遠からず山ほど発売されることでしょう。札幌どころか1月に入寮予定の鎌ヶ谷までフィーバーしているらしいし、2月の沖縄キャンプへのツアーは既に完売だとか。まだプロで一球も投げてないのに……。そもそもなんか優等生すぎてつまらないなぁ、というのは持たざるもののヒガミであろうか。
建山はテキサス・レンジャーズとメジャー契約。外角勝負の投球なので難しいんじゃないかなぁ……。まぁがんばれ。森本は横浜ベイスターズと三年契約。まぁがんばれ。なんか横浜はファイターズ出の選手が多いのでちょっと気にはなる。豊島も打撃投手として横浜に採用されるらしい。多田野はホークスと、木下はドラゴンズと育成選手登録。木下なんてまだ若いんだから故郷の名古屋でがんばれ。
(12/17 多田野は解雇から一転、ファイターズと再契約。年俸は3500万円から800万円に。かつての坪井と同じようなケースだな。背番号16は乾くんから取り上げるわけにいかないので65)
トライアウトからの松坂健太(外・右右・25才)と正式契約。背番号67。 一発がある打者なのでちょっと期待しないでもない。がんばれ。

11月

11/22 
ダルビッシュの離婚騒動には遠からず結論が出そうですが、それはそれとしてなんだか大挙して背番号が変更されました。
7 糸井 26から変更。やっぱりヒト桁がいいのか?
13 石井 27から変更。どっちでもいいじゃん。中嶋にむりやり27獲られたっぽい。
22 鶴岡 64から変更。なんか違和感あるな。64の方が鶴っぽくていいのに。
27 中嶋 32から変更。どっちでもいいじゃん。まぁ最後の背番号だからむかし(阪急ブレーブス)つけてた番号にしたかったのかも。
44 鵜久森 65から変更。なんか中途半端な変更だな。ちょっとでも若い番号にしたかったのか?
52 佐藤 69から変更。アウトサイダーっぽくて69のままでよかったような気もするのだが。
12 オビスポ
32 根本
そしてドラフトでの新入団選手の背番号はこちら。齋藤佑樹はもちろん18で確定済み.
26 西川(外)
16 乾(投)
35 榎下(投)
64 谷口(外)
58 斉藤勝(投)
新外国人マイカ・ホフパワーと契約。左投左打、一塁か外野かDH、30才。192cm97kgの巨体。今季シカゴ・カブスで24試合出場、メジャー通算で162試合12本塁打.251。ジェイソン・ボッツとどこが違うのか? とりあえず期待はしてません。背番号は9。

11/18 明治神宮野球大会で早稲田が初優勝。胴上げ投手は最終回を3人で締めくくった齋藤佑樹。ううーん、ほんとに持っている投手なのだなぁ。個人的には大石(ライオンズ1位)の方が実力では上だと思っていたのだが、こういう勝ち運も実力もある選手をファイターズが指名、交渉権獲得できたのは野球の神様に感謝しなきゃいけない。斉藤本人もプロに進むことを前提にしているので、入団自体に問題はないでしょう。
同日、2010年日本プロ野球公式イベントの締めくくりとなるプロ野球コンベンション。パリーグのベストナインに二塁手・田中賢介(4回目)、三塁手・小谷野栄一(初)。順当。新人王にプロ二年目の榊原諒。今季リリーフで10勝を考えれば当然だが、これはちょっとびっくり。選出資格残ってたのか! なんか昨シーズンにそれなりに登板してたので規定回数超えてるものと思ってた。しかし
F'sの新人王はその後伸び悩むことが多い(木田、二村、正田、八木)ので気をつけてほしいなぁ、とよけいな心配。ええぃ、そんなジンクスは吹き払ってくれぃ。
賢介、小谷野はゴールデングラブ賞にも選出された。これもまた当然。小谷野は守備なら
史上最高の三塁手といっても過言じゃないね。さらにゴールデングラブ賞の外野手には糸井の嘉男くんも選ばれた。まぁナチュラルな強肩と守備範囲の広さは認めるが基本素人なのでまだ発展途上てはある。というか、昨シーズンよりヘタ(雑)になったような気もするのだがなぁ。まぁいいや、とにかくがんばれ。
イースタンでは優秀投手に糸数(防御率、勝率の二冠)、技能賞に杉谷(リーグ最多安打更新)、ビックホープ賞に土屋(優秀選手賞)が選出された。糸数はさっさと一軍に定着すれ。
FA。田中賢介は権利行使せず、3年契約。
総額7億5千万+出来高の高条件で、とりあえず来季オフのメジャー挑戦も封印。いまや日本一のセカンドともいえる選手なので複数年での引き留めは正しい判断である。その一方、森本ひちょりはFA宣言。残留も視野に入れて、とのことだが、移籍濃厚(球団にもどれだけ引き留めの気持があるのか疑問)。来季は横浜? 
トレードも活発。紺田(外・30才)&須永(投・25才)とジャイアンツのウィルソン・オビスポ(投・26才・ドミニカ)を交換。オビスポは育成選手から一昨年に一軍ローテに加わり通算で8勝4敗。とくに印象もない。まぁ若いのでなんか使えそうに思ったんだろう。でもケガしてるんですけど(現在左手親指骨折中)…。山本(投・27才)&高口(内・27)と千葉ロッテ・マリーンズの根本朋久(投・24才・横浜商科大)を交換。根本は08年のドラ3、一軍登板39試合1勝3敗。まったく印象にない。まぁ若いのでなんか使えそうに思ったんだろう。山本はものになりそうで、あとひとつ届かなかったなぁ。左のパワーピッチャーで面白い存在だったのだが。高口の放出は今季一軍に定着していただけに意外(おそらく当初に他の選手をリストアップしてマリーンズから断られたのではないかなぁ。たぶんあの選手)。
しかし、紺田、高口(さらに坪井)が抜けたというのはファームの野手にとってものすごい大きなチャンスだよね。一軍の内外野が手薄になった。杉谷、加藤、今浪、岩館、村田、鵜久森、大平、佐藤、けっこう激しい争いになりそうだ。あ、外野といえば、トライアウトで西武ライオンズから解雇された松坂健太(外・右右・25才)を獲得。かつて第2のマツザカとして注目された大器だが、故障に泣いた選手。肩が万全であれば即一軍ではあるが、どうかな? ちょっと期待したい気持ちはある。
ヒルマン元監督の優秀なアシスタントでもあった白井一幸が横浜ベイスターズの二軍監督に就任。来季は鎌ヶ谷でお会いしましょう。

10月

10/28 ドラフト。なんとまぁ、ハンカチ王子・齋藤佑樹を一位指名! 予想外でした。しかも4球団による抽選の中で交渉権獲得! これまた予想外。伝統的にクジ引きに弱い球団なのだが藤井社長が07年の中田翔に引き続いてゴッドハンドぶりを炸裂させました。衆人環視の中、地味なオヤジによるワンテンポずれた歓喜のジャンプはなかなかいい光景でしたね。
指名内容の全体としては「即戦力投手と左打ちの高校生外野手」に偏ったものとなったが、なにしろ斉藤佑樹をとったことで120点としておこう。ちなみに、佑ちゃん入団による北海道への経済効果は52億円だそうです。
2010年ドラフト指名選手
一巡目 齋藤佑樹 投手・早稲田大学・22才。176cm76kg。右投右打。ご存知ハンカチ王子。かつて抜群のコントロールとキレと球速、投球術、そしてアイドル性で日本一の素材と言われたものだが、この1、2年でかなり評価を落とした悩める人気者。しかし大学4年間で30勝300奪三振を達成、即戦力には間違いなし。おまけにグッズ売り上げでもいきなりエースの予感。背番号18はまず確定。
二巡目 西川遙輝 外野手・智弁和歌山高校・18才。179cm73kg。右投左打。即戦力好選手が残る中での高校生外野手指名だけあって俊足巧打攻守の三拍子揃った逸材。長打も打てて、手首に故障歴はあるものの順調に育てば将来は稲葉クラスも夢ではない。
三巡目 乾真大 投手・東洋大学・21才。176cm74kg。左投左打。スライダーが絶品という東都リーグ屈指のサウスポー。メンタルの強さにも定評があり、対左の中継ぎなら即戦力間違いなしだが、球団としては先発で使っていくつもりかも。
四巡目 榎下陽大 投手・九州産業大・22才。178cm76kg。右投右打。ここまで残っていたことが不思議なくらいの本格右腕。150キロの剛球とスライダーとフォーク。高三の夏にはハンカチ王子に投げ負けた因縁もある。英語教師の資格を持ち「和製大リーガーの通訳」が夢という知性派の「変人」。
五巡目 谷口雄也 外野手・愛工大明電高・18才。182cm80kg。右投左打。でかくて飛ばせて走れる中距離打者。西川よりむしろこっちが稲葉タイプか? ただし守備はまだ発展途上。
六巡目 斉藤勝 投手・セガサミー・22才。187cm80kg。左投左打。長身左腕から投げ下ろす、珍しいタイプの変化球投手。完投能力もあり、バケる可能性もあり。

10/21 というわけで皆様ご存知のようにCSにも日本シリーズにも関係なく、ファイターズはほぼひと月前にシーズンを終えております。
144試合、74勝67敗2分、勝率.525。3位の千葉ロッテ・マリーンズと0.5ゲーム差の4位。残念といえば残念な順位ではあるが、春先に
いいことひとつもなしの最下位にいたことを思えば、なんだか心安らぐ終わり方でもあった。最大14あった負け越しを完全返済しての勝率5割越え(+7勝)なんだから、たいしたものだよ。少なくとも逆のシーズン展開(春先に21勝ち越しの1位から14減らして4位)じゃなくてよかった。
ダルビッシュは12勝に留まったものの防御率(1.78)と奪三振(222)でリーグ1位に。シーズン後はポスティングで大リーグ入りか?と言われたが、
残留。もともと本人はあんまり行く気がないので先延ばしにしたのかな。球団としては戦力的にはありがたい話だが、60億円超とも言われる移籍金が入らないのは計算外かもしれない、などと穿った見方もしたい気がしないでもない。
小谷野は本塁打16にして109打点を叩き出して打点王を獲得。本塁打20以下で打点王を獲ったのは1リーグ時代の藤村冨美男以来だそうだ。
歴史的偉業ですね。
結果的にチームの勝ち頭は武田勝。14勝7敗、防御率2.41(リーグ2位)は立派な成績。完全に左のエースだな。
ぜんぜんエースに見えないところがいいよね。打者では田中賢介が最後まで首位打者争いしたものの打率.335で2位。安打数も200には届かなかった(193)。残念。初夏に「怪物覚醒」の兆しを見せた中田翔は、8月なかばにはまた元に戻ってしまって、苦悩したままシーズンエンド。いまやってるフェニックス・リーグではホームラン連発しているが、二線級からしか打たないのではそのうちほんとに使われなくなっちゃうよ。コーチングの問題じゃないよな。適応力がない、ということじゃないのかな。
あ、通り過ぎてきた8-9月、
8月月間MVP(野手) 小谷野栄一 打率.364、打点29
9月月間MVP(投手) ブライアン・ウルフ 3勝0敗、防御率1.69
ウルフを先発に転向させたのは誰の発案なのかなぁ? 本人も野球人生でほとんどやったことがなかったらしいが大成功だった。シーズン前半の打たれっぷりには誰もが絶対
クビだと思ってたはずだが、先発転向大当たりのおかげで来季も残留
年間表彰ではJA全農GoGo賞(強肩賞)に森本稀哲。ケガで休んだにもかかわらず捕殺数が多かったのは評価したい。でもFA宣言する(=移籍)、のではないかな。同じくFA権取得の田中賢介は1年待って海外FAを使いたいとの意向。でもなぁ、賢介の打撃でメジャー入りはきびしいよ。イワムラ、カズオのレベルでも通用しないんだから。
その一方、ファイターズ・ブルペンの顔でもあった建山がFAを行使して大リーグ挑戦を宣言。高校時代は上原と同級生。自分もやってみたい、と思うのは当然かもしれないが、ちょっと無理だろうな。とりあえずご活躍をお祈りしておきます。建山は自分の跡継ぎ(セットアップ)に菊地を指名していたが、妥当なところか。
一軍クラスでは坪井、多田野、カーライル、二軍クラスでは木下、豊島との契約を解除。坪井には二軍打撃コーチを打診したそうだが、本人は現役続行を選んだ。投手を何人も切ったことで、今年のドラフトも投手中心の指名になるのだろう。一位指名は大石(右の剛腕)? 大野(左の本格派)? まさかの伊志嶺(外野手)? ドラフト会議はもう来週・28日ですね。
そして……10月7日朝、元日本ハム・ファイターズ監督、大沢啓二氏が逝去。享年78。1976年に監督に就任、81年にリーグ優勝、監督を退いてからもずっと「親分」としてファイターズを見守ってくれた人でした。ご冥福をお祈りします。背番号86は永久欠番、「親分」は永久欠称。
2011年シーズン・コーチングスタッフが発表されてます。投手コーチと打撃コーチを入れ替え。しかし坪井が二軍打撃コーチ受諾してたらイワオはもしかして(以下自粛)。
一軍 二軍
監督 梨田昌孝 監督 五十嵐信一(スカウトから転任
ヘッド兼打撃コーチ 福良淳一 投手コーチ 島崎毅(一軍から転任)
投手コーチ 吉井理人(二軍から転任)  〃    関根弘之
投手コーチ 芝草宇宙( バッテリーコーチ 徳田吉成
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡 打撃コーチ 大村巌(一軍から転任)
打撃コーチ 田中幸雄(二軍から転任) 内野守備コーチ 三木肇
内野守備コーチ 真喜志康永 外野守備コーチ 川名慎一
外野守備・走塁コーチ 清水雅治  

9月

8月
8/5 100試合を終了。49勝49敗2分の勝率5割でリーグ5位。首位ホークスとは6.5ゲーム差。一時期の怒濤の勝ち星ラッシュも影を潜め、ここしばらく5割ラインを行ったり来たりしております。
最近のマスコミでの話題の中心は中田翔。高橋信二が頭部死球の後遺症で抹消されたので一塁で起用中だが、
9試合で4本塁打と「怪物お目覚め」の気配も漂わせていないこともない。たまたまだろ、と言いそうになるところだが、打った相手が大嶺、金子千、涌井、和田という本物のローテーション投手なので、もしかすると一軍のボールに対応できるようになったのかもしれない。もしかすると。
現在首位打者の賢介、打点王を争う小谷野、復調しつつある稲葉、ただいま絶好調のひちょり、恐怖の9番マック。打撃の方は最近なんだか調子がいい日が多いので、あとは投手陣。先発3本柱(ダル様、ケッペル先生、勝くん)+木田でなんとか間に合わせているが、最低あとひとり計算できる投手は必要。増井。増井が帰ってくればAクラスを余裕で狙えるところまで行けるだろうな。久は相変わらず怖さ満載だけど。

7月
7/23 オールスター・ブレイク。なんとまぁ、この時点で勝率ジャスト5割! 96試合46勝46敗2分。6月を15勝8敗で7月1日には最大14あった負け越し全額返済。最下位から4位にまで(一時的には同率3位まで到達)浮上してしまった。いやもう、なんだかほっとしました。もうここでシーズン終わってもいいです、ぐらいの安堵感。だがしかし7月中盤からまた調子を落としてきたのが気になるところ。ただでさえ先発投手が足らないのに(増井、矢貫が故障)ダル、ケッペルで連敗が続いているのはきつい。
好調を持続させている田中賢介は6月月間MVPを受賞(初)。月間43安打(パ史上5位タイ).417、22得点。一軍復帰した中田翔は20日に一軍91日目にして プロ第一号ホームラン。まあ、ものすごい打球だったけど、このまま一軍に定着できるかどうかはこの夏次第。なにしろ21才にして打つだけのDH要員なので、打てないのならまた鎌ヶ谷に帰ってもらいます。というか、森本が帰ってくればいずれにしろ右の外野手は一人落ちることになる。陽と鵜久森との残留勝負だな。
炎天下の中、久しぶりに
鎌ヶ谷に行って来ました(19日・鎌スタ祭り。試合は湘南シーレックスに23-11の勝利 ←というか、こんなの野球の点数じゃないぞー)。暑中お見舞いとしてレア画像をサービス。鎌ヶ谷ユニフォームの高橋信二! この日は先制二塁打と満塁ホームラン! さっさと一軍に戻れ!

みどり信二みどり信二2

6月
6/18 5月終了の時点で51試合21勝29敗1分。最大14あった負け越しがちょっとずつ減った。しかしほんとにちょっと。5月後半から交流戦へといいスタートを切って一次は首位にいたものの、終わってみれば12勝11敗1分(6位)。通算26勝36敗2分と6月に入ってまた借金ふた桁(10)に逆戻り。しかもパリーグのチームがほとんど負けなかったので4位5位との差は開いたままの最下位は変わらず。
チーム打率.270、チーム防御率3.67は数字の上ではけして悪いものではないが、ピッチャーが押さえれば点が取れず、点の取り合いになれば競り負ける試合ばかり。困りました。故障者が絶えないのも困りました。ひちょりとマックが戻って「さぁ、これからだ」という矢先に高橋信二がスランプのあげくに故障、苦しい先発ローテを穴埋めしていた増井が右肩痛で登録抹消。信二はともかく、増井の故障は痛すぎる! 10勝も新人王も狙える存在だったのに……。先発投手もつらい(本日現在でダル、ケッペル、武田勝、矢貫、糸数)が、ブルペンはもっとつらい。結局今に至るまでストッパーが確立されていない。さすがにウルフは見限ったようだが、とりあえず建山? 宮西? 林も加藤武も石井も金森も菊地もあんまり(ほとんど)役に立ってないので、ここはほんとに武田久の(
奇跡の)復活を祈るしかない。それでだめなら山本か谷元しかいない。
というか、あれですよ。今季はもういいよ。来季に向けて調整してくれ! という気分でもある。
打線の方は……、一、二番は調子いいです。しかし稲葉の衰え(勝負弱さ)はちょっと目に余るものがある。もうこのままかもしれんな。
今月の鎌ヶ谷ニュース。故障から復帰した鵜久森は速攻で一軍に再昇格。このまま上に定着してほしい。次は大平くんだよ、がんばれ! した杉谷くん(5月のイースタンリーグ月間MVPと北海道理容師組合ポスターモデルの二冠を獲得)もがんばれ! 投手は高卒ルーキーの中村(埼玉のダルビッシュ)と運天(沖縄のダルビッシュ)の登板機会が増えてきた。この2人には意外と大バケしそうな気配がある。運天の球威と球速はちょっとびっくりした。順調にいけば2年後には一軍でストッパーやってるかもしれんな、と妄想中です。

5月

5/6 4月は9勝16敗。4月もなかったことにしよう。とりあえず12勝25敗1分でダントツでのビリ。春先からの怪我人が徐々に戻りつつあるので、そのうちなんとかなるだろう。私は昔からのファンなのでこういうことには耐性があります
今のところは語るべきことがほとんどないが、ひとつ明らかになってるのは、危惧されていたことだがやっぱりあのカントクにはこういう状況を打開する手腕がない、ということであった。基本的に選手任せのカントクだからね……。さすが近鉄OB。
イースタンリーグの方、鎌ヶ谷ファイターズは首位(15勝10敗2分)。なにしろ年間パスがあるので、もう
5回も鎌ヶ谷まで見にいきました。いやー、二軍の試合は面白い。怪我人や一軍への選手提供で野手不足の中、すごいがんばってます。
特にこの2週間くらいは交代選手がいないような状況で、ほぼ固定の9人でやりくり(微妙にポジションを変えたり)している。特に外野が足らなかった(中田、鵜久森、村田がリタイア中)が、千葉ロッテマリーンズから佐藤賢治外野手を緊急トレード獲得。
#69 佐藤賢治 外野手・右投左打・21才。横浜高から06年ドラフト2巡目でプロ入り。一軍経験なし。素材としてはいいのだが、モノになるかどうかは未知数。
このGW期間、選手は鎌ヶ谷オリジナルの
新ユニフォーム着用でした。明るいグリーンにオレンジのアクセント。大洋ホエールズか!? でも屋外の芝と土のグラウンドに映えてすごいきれいだったな。強そうではないけど。(鎌ヶ谷スタジアム2010年5月
中田翔は左膝の手術を決断。復帰まで最短でも2ヶ月とのこと。ゆっくり休んで打者として自らの進むべき方向を考えなさい。あ、考えるのは苦手か……
そんなこんなで今年は二軍通い中心なのでした。

4月

4/7 グラウンドで倒れ意識不明となっていた木村拓也・読売ジャイアンツ内野守備走塁コーチが逝去(享年37)。プロ入りは日本ハムファイターズ(90年ドラフト外)。オレンジユニフォームの時代です。一軍に定着したのは広島カープに移ってからでしたが、いわゆるいぶし銀の好選手として活躍しました。ご冥福をお祈りします。

4/1 3月はなかったことにしたい
1勝6敗1分。リーグ最下位
ストッパーとして投入した武田久とウルフで3敗1分してる。
勝ち方がわからない。ランナーは出してもホームに帰せない。二番が固定できない。稲葉の打球はなんだかみんなオジギしている。高橋はチャンスに凡退ばっかりしてる。中田は第一ストライクを振るのはいいが全部ファールにしかならない。捕手2人(鶴&奨太)は打率がないに等しい。先発投手が好投してもリリーフが打ち込まれる。そうじゃないときは先発がいきなり大量失点する。
開幕3カード連続の負け越しは97年以来。F'sファンにとっては久々に
忍耐力の問われるシーズンになりそうだ。
というかね、実はこの
4日間でファイターズ戦を3試合も見てるんだがね、28日イースタン・楽天ゴールデンイーグルス戦(鎌ヶ谷スタジアム)、30日31日オリックス・バファローズ戦(東京ドーム)と。鎌スタの試合が一番いい試合で一番楽しかったよ! ルーキーの増井が8回1死までパーフェクト投球だったんだよ(谷元とつないで27人締めで3-0の快勝・観衆300人くらい)。よかったなぁ。鎌スタ年間パスポートも買っちゃったし、もう今年は鎌ヶ谷オンリーで応援させてもらおうかね。その方が精神衛生上にもいいよなぁ。と、ぼやく4月1日。月が替わってチーム状態もいい方に変わってほしいものだ。
そして、またもや横浜ベイスターズとトレード。尾花! ファイターズは横浜のファームじゃないよ! でも目の付け所はいい。リリーフ失敗で降格直後の江尻慎太郎(右右・32)とサイレントK・石井裕也(左左・28)との交換。石井は先天性難聴のハンディがありながらプロ通算で114試合登板9勝の左のリリーバー。潜在的な評価は高いので、もしかしたらお得なトレードかもしれない(江尻がダメ物件ということではないが)。えじりんはヨコハマでがんばってください。稲田くんによろしく。
あ、ナシダ監督は監督通算500勝を達成しましたが、501勝目ははるかかなた……

3月

3/17 開幕直前。オープン戦は8勝3敗1分という好成績で終了。打率.291、防御率2.10は共に12球団トップ(16日終了時)。ただし強いチームとあんまりやってないからね。そのまま信用はできない。
13日は東京ドームでのオープン戦(対千葉ロッテ・マリーンズ)行ってきました。内野ほぼ全席自由だったので、ネット裏をゲット! 目の前にダルビッシュ! 横がスコアラー席という普段ありえない席でした。
開幕一週間前、おそらくこれがそのまま開幕オーダーでしょう。中田は微妙だけど。(対福岡ソフトバンク・ホークス 先発予想・杉内)
二 田中
D 二岡
右 稲葉
一 高橋
中 糸井
三 小谷野
左 中田
捕 鶴岡
遊 金子
投 ダルビッシュ
ダルビッシュは金泰均に一発を喰らったもののほぼ完璧。ウルフ、木田とつないでマリーンズを押さえ込み、攻撃では相手のミスを逃さず、成瀬の不調もあって快勝(8-1)。最終回は木田−中嶋聡の
81才バッテリーという演出で場内を沸かせた。中田翔はバックホームで捕殺1は記録したものの打撃は全然だめ。
その中田はオープン戦の最終戦で
特大2本塁打をぶっ放してとりあえずの開幕一軍を確保したようだ。となると開幕戦は左の杉内なのでスタメンの可能性は高いが「一線級の投手が打てない」「ドーム球場で打てない」「守備(外野)が上達する気配がない」という三重苦で、出番はないかもしれない。となるとレフトは陽くんかなぁ。右投手ならば村田だろうけど、ナシダ監督は左に左をぶつけることをあまりやらない(糸井はそこを抜け出した例外)。と、いずれにしろ、今季の打線の問題は「二番打者の不在(森本ひちょりの腰痛による長期離脱)」と「大砲の不在(スレッジの移籍と外国人野手の不在)」にあるのは誰もが認めるところ。レフトのポジション争いが若手(村田、中田、陽、鵜久森、関口、市川、若手じゃないけど紺田)の成長につながってほしいものです。そんで、糸井が30本打て!
投手は先発ローテーションにダルビッシュ、武田勝、八木、ケッペル、カーライル。ダル様は盤石、八木、ケッペルもかなり良さそう。勝くんがオープン戦で結果出してないのでちょっと心配。あと、六番目の先発がいないなぁ。糸数、榊原、須永、吉川、土屋、木下、植村、ダース、このへんから誰が出てきてくれないと意外ときつい。しかしブルペンは今年もいいです。菊地、宮西、金森。あと林が先発失格になってブルペンに回るので、結果的にまだ厚みが戻った。剛腕ウルフも使い出がよさそう。武田久に疲労が見えた場合にはウルフがストッパーに回るんじゃないかな。
というわけで今年もがんばれFighters。
あ、今思い出した。去年は開幕3連敗したんだったな〜。そこからリーグ優勝。春先の成績は年間通せばあんまり関係ない、ということかね。

1月

1/25 2010年のスローガンはFeel it!
1)「その局面において果たすべき役目は何か」を感じる
2)「ファイターズ野球の真髄である全力で最後まで諦めない姿勢が表現できているか」を感じる
3)「ファンが期待するプレーができ、スタンドとの一体感を生み出せているか」を感じる
4)「北海道に誕生して7年目、常に新鮮な気持ちでファンを迎えられているか」を感じる

なんだそうです。……なんだかなぁ。
2人の新外国人投手と契約(カーライルと合わせて3人)。野手の補強はなし!!
ボビー・ケッペル#31 投手・右投右打・27才・196cm97kg・00年NYメッツのドラフト1巡指名だがメジャー通算では49試合1勝5敗・ムービングの速球とシンカー、カットボールで凡打を打たせるタイプの先発型(らしい)
ブライアン・ウルフ#10 投手・右投右打・29才・190cm104kg・メジャー通算72試合5勝5敗・力で押さえるパワーピッチャーでセットアッパー向き(らしい)
急逝した小林繁一軍投手コーチの後任は現在のところ未定です。吉井を一軍に戻すんじゃないかな?
(同日、正式発表あり。一軍投手コーチに島崎毅/二軍投手コーチから転任、空席となった二軍投手コーチに関根弘之/打撃投手から転任。関根ってまだ38才だったのにはびっくり!)

↑2010/2009↓

12月

12/11 田中賢介は1億9千万円(5千万アップ)、金子誠は1億3500万円(5400万アップ)で更改。マックの17年目での1億円大台到達は球団史上最もスローな達成(プロ野球記録はジャイアンツ・村田真一の19年)。

12/10 ダルビッシュの契約更改。なにしろ15勝5敗(4年連続フタケタ)、防御率1位(3年連続1点台)、MVP含む個人賞5冠である。6千万アップで史上最年少での3億円到達(年俸3億3千万円プラス出来高)となった。5億もすぐそこだな。あんまり裕福でない球団にはそろそろ払えなくなってきそうだ……。稲葉は現状維持の2億5千万(2年契約の2年目)。セーブ王獲得の武田久は7500万円アップの1億9千万円。小谷野は5千万円アップの8600万円。ついでに背番号を31から5に変更。31の方が似合ってる気がするが。鶴岡は4500万円。5千万の価値はある仕事ぶりだったと思うが。鶴ちゃんは会見の場ではダルに対して「クイックをもっと上達させろ」と一言あったが、ダルからは「うるさいなぁ。来季は大野と組むからいいです」的なつれない回答。ほんといいコンビです。
スワローズから解雇されていた木田優夫と契約。本人曰く、先発、中継ぎ、若手へのコーチ役、ファンサービス部長の四役担当だとか。背番号は42。移籍加入の加藤武が49、松家が30、関口が57。
外野手転向の陽くんが改名。仲壽(チョンソ)から垈鋼(ダイカン)へ。陽垈鋼……なんかものすごいマッチョな字面。

11月

11/26 横浜ベイスターズと3対3の交換トレード成立。稲田(内・30才)+坂元(投・27才)+松山(投・20才)を加藤武治(投・31才)+松家卓弘(投・27才)+関口雄大(外・24才)とトレード。稲田を出すのか……なんとなく寂しい。当人もショックだったようだが、今浪や中島の成長とドラフトで加藤政義を取ったことで「若い左の内野手がいっぱいいる」ことが大きな要因ではあるだろうな。3選手の今後のご活躍をお祈りしております。というか、なんか損してる気がしないでもないのだが。
加藤武治 投手・右投右打・32才・02年ドラフト4巡指名・通算30勝27敗9S、06年に65試合登板ながらこの2年間は故障中。
松家卓弘 投手・右投右打・27才・04年ドラフト9巡指名・通算0勝1敗0S、
関口雄大 外野手・右投右打・24才・07年育成ドラフト・今季2試合出場
あ、加藤が二人になったな。加藤武と加藤政だ。
右のセットアッパーとしていい仕事をしてくれた菊地が3500万円で契約更改。前年は770万円。
アップ率355パーセントは球団史上最高(金額にしたら2730万だが)。一方、左の宮西は1800万アップの3800万円を保留。まぁ4000万円以下ではサインしないでしょ。(が、後日結局、粘り負けて提示額でサイン)

11/18 「プロ野球コンベンション2009」開催。ダルビッシュがパシフィック・リーグMVPを獲得。07年に続き2度目の受賞。プロ入り5年以内で2度の受賞者は稲尾とイチロー以来の3人目。9月以降は2試合しか投げてないが、まぁ妥当っちゃあ妥当。
ベストナインには球団史上最多の5人が選出された。投・ダルビッシュ、一・高橋、二・田中賢介、外・稲葉&糸井。
イースタン・リーグ部門では、シーズン30本打った中田翔(本塁打王&打点王の二冠)が優秀選手賞を受賞し、さらに特別表彰された。そして20本打った鵜久森が努力賞獲得。というか、なんだよ努力賞って。運動会か。
バディ・カーライル投手と契約(単年で5400万円)。右投右打。31才。01-02年に阪神タイガースに在籍(7勝12敗)。07年にはアトランタ・ブレーブスで8先発ローテに入り8勝7敗の成績を上げている。カットボールと闘争心が売り。背番号12。

11/16 日本シリーズとやらがあったようですが、2勝4敗で負けたようです。そんなことはもう忘れました。というか、ほんと2戦目のダルビッシュがすべてだったなぁ。
まぁ、開幕3連敗したチームがここまで来たんだからたいしたものです。そもそも開幕前の各紙各評論家の予想ではBクラス止まり。俺でさえ「2位から5位のあいだ」だったし。それが「驚異のびっくり打線」と「鉄壁の守備」で独走に近いような状態でのリーグ優勝。ファンとしてもいいシーズンを過ごさせてもらいました。とりあえず日本一になれなかったのはナシダ監督の持つ「近鉄遺伝子」のせいにしておこう(ん!? ということはあの監督のうちは日本一になれない?)。
というわけで既にストーブリーグ。FA。藤井が行使。残留慰留せず。その他の有資格者、建山中嶋金子誠二岡森本坪井稲葉は行使せず残留。森本は大幅ダウン(1億1千万→8千万)ながら「今年の成績では恥ずかしくてFAなんてできません」と涙の一発サインでした。
2年契約の切れるスレッジとは契約交渉は行うものの「マネーゲームには参加しない」。複数年で年間2億くらいを要求してきたら降りるということです(これまでは1億3千万)。今季は打率はいまいちだったが、ここぞというところでホームランを打ってくれた。守備もそこそこ使えるので、抜けるとなるとちょっと痛い。横浜ベイスターズと埼玉西武ライオンズが狙っているらしい。とりあえずDHに穴が開けば、二岡と中田で埋める計画かもしれん。しかし中田もなぁ……、ハタチそこそこでDH専用というのもいかがなものか。
ゴールデングラブ賞に7選手が選出(球団史上最多)。捕・鶴岡、一・高橋、二・田中賢介、三・小谷野、遊・金子誠、外・糸井&稲葉。
妥当です
金銭トレードでジャイアンツから岩館学を獲得。内野手・右投右打・28才・背番号40。
来季のコーチングスタッフを発表。小林と吉井の入れ替えの意味がわからない。「信ちゃ〜ん」でお馴染みの(というか誰も知らんか)五十嵐信一が二軍監督に。スカウトからの転任だが、もともと二軍コーチが長かったので違和感なし。コユキの打撃コーチと合わせて
古いファンにはたまらない二軍スタッフではある。

一軍 二軍
監督 梨田昌孝 監督 五十嵐信一(スカウトから転任
ヘッド兼打撃コーチ 福良淳一 投手コーチ 吉井理人(一軍から転任)
投手コーチ 小林繁(二軍から転任)  〃    島崎毅
投手コーチ 厚沢和幸 バッテリーコーチ 徳田吉成(・二軍マネージャーから転任)
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡 打撃コーチ 田中幸雄(
打撃コーチ 大村巌 内野守備コーチ 三木肇
内野守備コーチ 真喜志康永 外野守備コーチ 川名慎一
外野守備・走塁コーチ 清水雅治  

10月

10/30 ドラフトでは菊池をライオンズにとられて、春日部共栄の中村を指名。投手4、捕手1、内野手1の6選手。 投手は全員が右。菊池を獲りにいってはずしたのは痛いが、将来性の高い中村、即戦力の大塚、加藤を獲れたのはよかった。まぁ、70点くらいかね。
2009年、ドラフト指名選手
1位
中村勝・投手・春日部共栄 17才。右投右打。184センチ75キロ。長身ながら抜群のボディバランスと制球力。甲子園出場はないが、右打者の外角低目に投げ込まれる速球は超高校球との評価。素材としての逸材だろう。腰痛持ちなのが心配てはあるが、数年後に期待してじっくりと育てたい。ダルビッシュ二世といわれるイケメン君でもある。背番号36
2位
大塚豊・投手・創価大 21才。右投右打。182センチ83キロ。連投を厭わずマウンドでゲームを支配する天性のエース。底なしのスタミナと4種類のフォークボールが武器のパワーピッチャー。コントロールも抜群で、即戦力候補。背番号14
3位
加藤政義・内野手・九州国際大 22才。右投左打。173センチ76キロ。大学では1年の春からショートのレギュラー。今春の九州六大学リーグでは首位打者と本塁打王の二冠を達成。攻走守の三拍子揃った即戦力ではあるが、F'sの内野手の層は厚いので一軍で出番があるかどうかは微妙。かつて在籍した川島慶三(現スワローズ)を左にした感じか? 東北高校ではダルビッシュの1年後輩にあたる。背番号39
4位
運天ジョン・クレイトン・投手・浦添高 17才。右投右打。180センチ77キロ。ダルビッシュ、ダースロマーシュに続くカタカナ投手(父が米国人)。148キロの速球とタテに切れるスライダーを持つ未完成の大器。素材としては飛び抜けているものの、現状ではただ投げているだけのデクノボーという評価もある。もしかしてもしかしたら……という大穴。背番号55
5位
増井浩俊・投手・東芝 25才。右投右打。181センチ67キロ。最速150キロの速球に加えてカーブ、スライダー、フォーク、というベーシックな痩身の速球派。高校-大学-社会人とほぼ無印で、使い減りしてないのはいい。中継ぎで即戦力か? 背番号43
6位
荒張祐司・捕手・四国九州アイランドリーグ/徳島インディゴソックス 20才。右投右打。177センチ80キロ。愛知学院大中退からアイランドリーグへ。リーグ戦で3割をマークした打撃と遠投110メートルの強肩が売り。背番号60

10/24 CS第2ステージを4勝1敗(アドバンテージ1勝)で勝ち抜き、日本シリーズ進出決定。しかしせっかく決めたのに各紙一面は「ノムラ胴上げ」か「ジャイアンツ日本シリーズへ」でファイターズ勝利のことは影もカタチもない。一面でやってくれたのは道新(北海道新聞)だけだったんだろうなぁ……。まぁ扱いが軽いのは毎度のことなのでしかたがないが。
さて。第1戦で9回裏に4点差をひっくり返す(
スレッジの逆転満塁サヨナラホームラン)というびっくりミラクル勝利がすべてのようでもあるが、実際には岩隈から勝った第2戦の方が意味は大きかった。岩隈(2戦)−田中(3戦)で2敗していたらそのままやられたかもしれない。くわばらくわばら。終わってみれば、楽天イーグルスが第1ステージを連勝した(=先発投手に永井が残っていた)ことがこの結果につながったとも言える。つまり、第1戦の先発が永井でなく岩隈なら勝ち負けに関わらず完投しただろうし「イーグルスの中継ぎブルペンは短期決戦で役に立たない」という致命的な欠陥も顕わにならず、シリーズ通してあんな展開にはならなかったはずだ。はい、すべて結果論ですが。
なにはともあれ、こんなところで躓かなくてよかった。ただし、1戦目や4戦目の大量点はランナーをためての一発であり、今季の象徴である止めどない連打やあれよあれよという集中打ではない。打線自体がちょっと調子を落としている印象がある。9月あたりから稲葉にちょっと疲れが見えているのが心配。金子誠もしかり。糸井、小谷野にも一時の勢いはない。また、腰痛中のダルビッシュは日本シリーズでの登板もない見込み。
絶対的なエース不在のままシリーズ突入だ。となるといよいよ残った先発陣(武田勝、八木、藤井、スウィーニー、糸数、多田野)の不安定さが心配でたまらない。序盤から大量失点しないことだけを祈ろう。というわけで、それでもあと4つ。あと4つ勝って日本一だ!

10/11 パリーグ全日程終了。北海道日本ハムファイターズは82勝60敗2分、勝率.577でリーグ優勝(2位・東北楽天ゴールデンイーグルスと5.5ゲーム差)。ホームで46勝25敗(ロードで36勝35敗)と圧倒的な勝率になったのが大きい。もともとのチームカラーである失点の少なさ(失点550、防御率3.65はリーグ最少)に加えて、ここ数年の「貧打なら日本一のF's」という歴史からはありえない攻撃力(打率.278、得点689は共にリーグ1位)が原動力となったのは言うまでもない。本塁打112はリーグ5位ながら、二塁打290はプロ野球新記録、犠打168は12球団最多、併殺打93はリーグ最少と、切れ目なくつないでつないで点を獲るというスタイル。ファイターズのこんな進化(進化〜継続と思いたい)の仕方をいったい誰が想像し得たであろうか。
打撃部門では主要タイトルホルダーこそいないものの、
びっくり打線の象徴である金子誠は16年目にして初の3割打者(.304)となり、高橋(.309)、糸井(.306)、稲葉(.300)を含め3割打者が4人! 特に今季ついにブレイクした糸井は二塁打王を獲得(40本/ただし表彰対象外)。また、3割には届かなかったものの小谷野(.296)、田中賢介(.283)も高い数字を残した。田中賢介はパリーグのシーズン最多打席記録を更新(680)、また、全試合出場ながら併殺打ゼロ(史上2人目)という記録もうち立てた。
投手部門ではダルビッシュ有が最優秀防御率(1.73)と最優秀投手(最高勝率.750/杉内とタイ)の2冠。武田久は最多セーブ(34)を獲得。ただし、久は55試合で3勝0敗34セーブと敗戦こそ付かなかったが、セーブ失敗はけっこうあった。そもそも被打率がけっこう高いので常にランナーを背負っているイメージがある。安心して見ていられないので困るんだが……。ブルペンは菊地、宮西、金森、林、建山、江尻と、質量ともに日本一の陣容だと言えるものの、ダルビッシュ以外の先発投手はぱっとしなかった。武田勝が自己最多の10勝を挙げたのと、終盤に糸数がいい投球を見せたくらい。それでも優勝できたのは「
先取点を少々獲られても平気で獲り返してしまう驚異の攻撃力」と「一旦リードしたらそのまま押さえ込んでしまう中継ぎブルペン」があったからと言っても過言ではない。この2点をCSに継続できれば日本一はまちがいないのだが。
そのクライマックスシリーズ第2ステージは21日から。東北楽天ゴールデンイーグルスと福岡ソフトバンクホークスの勝者と対戦。1勝のアドバンテージがあるのと、全戦を札幌開催というのはけっこうでかいと思う。ダルビッシュは4戦目らしい。
田中幸雄が二軍打撃コーチとして正式に復帰。背番号72。一方で小田(内)、伊藤(投)が引退。ボッツ(内)、ウイング(投)を解雇。ウイングは春先に手術するハメになって結局一度も登板なし。完璧なハズレでした。

10/6 141試合目にして優勝! 2年ぶりにパシフィック・リーグを制覇。東映フライヤーズ時代を含めて5度目、札幌移転後は3度目となる。この日の試合(対埼玉西武ライオンズ)は9回2死から武田久が打たれて同点(4-4)にされ、しかも2位・東北楽天イーグルスが負けたのでその時点で優勝決定。なんだかもやもやしたまま延長引き分けで胴上げかと思われた12回裏、金子誠の犠牲フライでサヨナラ勝ちとなった。終わりよければすべて良し。むしろ劇的になってよかった。シーズン終盤にチームを襲ったインフルエンザ騒動、ダルビッシュの不在を乗り越えての優勝。ほんとうにお疲れさまでした。まだ3試合あるけど。シーズン総括は全日程終了後(近日中)にやります。とりあえず個人的に今季のMVPは金子誠
その一方で既に3選手、2スタッフに解雇通告。金子洋平(外)、星野八千穂(投)、津田大樹(投)、水上善雄二軍監督、荒井幸雄二軍打撃コーチ。小さな強打者・金子洋平にはかなり期待していたのだが、残念な解雇。二軍でいくらボカスカ打てても一軍で凡打三振では如何ともしがたい。同タイプの中田翔に押し出された形でもあるのだが、中田も明日は我が身とココロを入れ替えた方がいいと思うね。新任の二軍打撃コーチには田中幸雄という報道も。幸雄は育成的指導者には向いているかもしれないが、中田のお守りは大変そうだ)

10/2 優勝マジックはちょっとずつ減っていって残り4ではあるが、9月を11勝14敗1分と負け越し、通算では77勝58敗2分。いつのまにか貯金も20を切っている。大きな連敗が2度もあり、ダルビッシュの不在(右肩痛&腰の張り)の穴は埋めようがない。確実に「勝つ」「勝てる」という投手がいない。チーム打率(.278)、チーム得点(648)、チーム防御率(3.65)はリーグトップのままだが、8月前半までの怒濤の勢いはどこかへ消え去っている。それまでが出来過ぎだったとは分かっているのだが、なんだかもう不安で不安でしかたがない。この低空飛行のままクライマックス・シリーズとやらに突入してしまいそうだ……(古いF'sファンにありがちな悲観論者なのですまん)。

9月

9/22 インフル騒動以来ぱっとしない状況から現実逃避するために、鎌ヶ谷スタジアムへ。シルバー・ウィークとやらの最中だったからか鎌ヶ谷駅からのシャトルバスは満杯! 5月に来たときは4人しか乗ってなかったので、ちょっとびっくりした。スタジアムも人、人、人。とてもイースタン・リーグの試合とは思えない。この日の対戦相手が地元ともいえる千葉ロッテ・マリーンズということもあるのだろうが、ちょっとした地方球場の一軍公式戦並みだよ。とか考えながら、とりあえずゲート前にあった売店で鎌ヶ谷グッズをあれこれ買うと「サイン会整理券」をくれた。今日の選手は誰ですか? おぉ、須永と糸数! せっかくなのでサイン用ボールも買って2人にサインしてもらった。須永くんはともかく(失礼……)糸数くんのサインは将来価値がでるかもしれんなぁ。
中へ入ると、球場内も満杯。なんとこの日の入場者数は5千人を超えた。かつて閑古鳥が鳴きまくり飛びまくり巣を作っていたファイターズ後楽園時代より入ったよ。鎌ヶ谷常連らしき人々が「おぉー、外野席を開放してる初めて見たっぺよ」とか言ってたほどだ(ナマリはウソ)。
試合は乱打戦の末に9-7でファイターズの勝利。鵜久森と杉谷にホームラン。高卒ルーキー・杉谷はプロ1号。同期である中島と二遊間を組むことが多いが、この二人は将来、中日ドラゴンズの荒木-井端コンビのようになるかもしれない。スギ-ナカの5年後に期待。投手は豊島-谷元-宮本-榊原。榊原は格の違いを見せつけ、荒れた試合をピシャリと締めた。一軍でもそれくらい働いてほしいものだ。
28日にはイースタン・リーグが全日程終了。鎌ヶ谷ファイターズは前半の首位争いはどこへやら、後半に失速して49勝55敗4分の5位。個人タイトルは、中田翔が本塁打と打点で2冠。30本はイースタン新記録。打点95はタイ。打率の方は.326で2位でした。

8月

8/31 もう終盤戦だなぁ。110試合を終えて66勝43敗1分で残り34試合。リーグ一位をキープし続けている。チーム打率.285とチーム得点546は相変わらず12球団トップ。チーム失点405も12球団最少。インフルエンザ騒動で6連敗したりしてたのに貯金が23もある。7月末の9連勝含めて8月中旬までは勝ちまくってたからな。13日は東京ドームでの試合(対オリックス・バファローズ)を観に行ったが、0-4からひっくり返して勝った。ほんとに今季は先行されたのを逆転勝ちという試合が多い。
そのインフル騒動では大野、福良コーチ、宮西、金森、八木、菊地、スレッジ、鶴岡、二岡、小谷野、糸井、真喜志コーチ、飯山が、ほぼこの順番でリタイア(登録抹消だったり隔離静養だったり)。ベンチに
控え野手が3名だけ、という高校野球みたいな試合もあった。とりあえずそのへんがチーム状態として底だったのかもしれない(と思いたい)。あと、ダルが右肩痛で休養中(先発登板予定を2回飛ばした)だが、9月あたまに復帰の予定。
インフル騒動の欠員補充で一軍昇格してたのは陽、中田、今浪、榊原、糸数。榊原と糸数はこのまま一軍定着しそうな感じ
(後記・とか書いたら2人ともボカスカ打たれてすぐ落とされた)。他には植村も先発として一軍初登板したが、結果を残せず。一方、主力(?)がいないからかイースタンの方は負け試合が増えてきて、3位に落ちている。まぁそっちは育成の場なので勝敗は関係なし、ということにしておこう。
あ、梨田監督は2年契約の2年目だが、来季も契約とのこと(また2年契約)。しかし俺的に監督としてどう評価していいのかはいまだに謎。

7月

7/23 オールスターブレイク。81試合で48勝32敗1分、勝率6割の貯金16で首位折り返しとなった(2位ホークスと1ゲーム差)。チーム打率.286とチーム得点423は12球団トップ。恐怖のびっくり打線は依然好調を維持したままでパリーグ打撃成績トップ10には5人がランクイン! 1位=稲葉(.333)2位=糸井(.329)3位=高橋(.329)5位=金子誠(.320)10位=小谷野(.294)。
一方、チーム失点302はリーグ最少(防御率3.55は2位)で、こちらもいい状態が続いている。ただしダルビッシュ(12勝、防御率1.31)以外の先発投手には安定感がない。八木、武田勝、スウィーニー、藤井、多田野、糸数、どいつもこいつも投げてみないとわからない。いきなり大量失点ということがないのと、中継ぎの菊地-宮西-建山が春先に比べてしっかりしてきたことでなんとか保っている。ただし夏場を迎えて疲れの出てくる時期なので安心はできない。ストッパー武田久はシーズン前の不安を一掃する仕事ぶり(18セーブ、防御率1.11)。とはいえかつての「絶対感」にはほど遠いので見ててハラハラする。……わしには30年培った負け犬根性が染みついおるからのう、どんなに好調に見えてもいまだに信じ切れないところはあるものじゃよ。by 村の古老。

7/6 オールスターにファイターズから7名が出場。ファン投票でダルビッシュ、武田久、稲葉、二岡。監督推薦で高橋信二、金子誠、糸井。とりあえず7名出場は82年以来27年ぶり。第一戦(7/24)は札幌ドーム開催なので全国にいいところを見せてやってくれい。しかし二岡は元●ャイアンツというだけで●●だろ。●●に●●てないのに●●したっていいくらいだと思う。

7/2 6月の月間MVPパリーグ打者部門に糸井。月間の打率.391、二塁打9、11試合連続安打。プロ入り6年目、野手転向して4年目での初表彰。また、イースタンでは今浪が6月月間MVPを受賞。一軍の内野は層が厚いのでなかなか上に上がれないが、がんばれ。

6月

6/22 交流戦終了。12勝11敗1分。チーム打率.292、チーム得点128は12球団トップだが、1点差試合を1勝8敗というのはいただけない。 交流戦中は地上波TV全国中継になる試合もいくつかあったが、あきらかに監督采配で負けたというのが2つはあったと思う。まぁ、もともとナシダ監督に多くを期待しているわけではないのでしかたないと言えばしかたない。とりあえずなんとまだ貯金が10もある(61試合35勝25敗1分)のでそれはそれでよし。
交流戦4勝&防御率1.15のダルビッシュが交流戦日本生命賞を受賞。交流戦打率1位(.411)の高橋信二はなにも貰えませんでした。というか交流戦で大ブレイクしたのは
糸井。交流戦での打率.372、本塁打4、打点17、盗塁4は見事な数字。センターとしての守備も安定し、レギュラーを完全に勝ち取った。規定打席にも入ってきた。ひちょり危うし。
中田翔は14打数4安打で一軍見学期間を終了、二軍に帰された。帰ったらいきなり2本塁打したけどね。

6/4 交流戦第一ラウンド終了して6勝5敗1分(今季通算で49試合29勝19敗1分=パリーグ首位をキープ)。交流戦を勝率5割超えはまあまあだが、ホークスが調子のって(10勝1敗1分)リーグ2位につけてきているのはちょっといやな感じだな。恐怖のファイターズびっくり強打連打猛攻打線はさすがに落ち着いてきたようで、交流戦チーム打率は.271と5位。ただし得点62は1位。チーム防御率は2.75で1位。今季の交流戦では「点を獲るときはいっぱい獲る、でも少ない点数での接戦にはあんまり強くない」という印象。先発ローテはダル、藤井、武田勝、糸数、スウィーニーの5人回し。調子良かった八木が故障で登録外れてるのが痛い。一軍初昇格ながら糸数(2戦2敗)はとりあえず大崩れしてないので合格。初昇格といえば中田翔も同じだが、代打起用だけであんまり出番はない(打率.333)。スレッジの一軍復帰が近いので、そしたらまた二軍で修行してきなさい。
5月の月間MVPを
ダルビッシュ(4勝、防御率0.90)と稲葉(打率.351、14二塁打)が受賞。個人的には稲葉より小谷野の方が「いい場面」でよく打ってた印象が強いんだが、たぶん気のせいなんだろう。

5月

5/17 交流戦前の成績。37試合23勝14敗 2位と1.5差の首位 .293(1位) 32本 207得点(1位) 防御率3.82(リーグ3位)。

5/8 4月のびっくり人間、金子誠が4月の月間MVPを受賞。22試合で78打数33安打12二塁打2本塁打18打点、打率.423。プロ16年目での初受賞はパリーグでの表彰が始まった79年以降に入団した選手の中で最も遅い受賞。
(5/12 二軍では中田翔がイースタンの3-4月期の月間MVPを受賞。27試合で本塁打8本。ま、三振もいっぱいしてるけどな)

5/6 鎌ヶ谷までイースタンの試合を観に行ってきたよ。遠かったよ。詳細はこちら

5/1 4月を12勝10敗(リーグ2位)。大方の予想を裏切っての好調(?)を支えたのは、チーム打率.293、チーム得点129というなんと12球団中トップの猛打。恐怖の打線を象徴する金子誠(打率.423=リーグ1位、二塁打12=リーグ1位)、小谷野.(打率352=リーグ5位、21打点=リーグ2位)は好調をキープしている。「いつもなら2割そこそこの打者」2人に何が起きているのかは今のところ2009年の謎ナンバー1であろう。打線の6、7番にいて打つのか打たないのかわからないヒメネス、二岡も2割6〜7分というそこそこラインを行ったり来たりしているので、あえて外すほどでもない。実はイースタンでは中田翔がボカボカ本塁打を量産している(月間8本!……ただし三振数もものすごい……)のだが、一軍の「打つだけの選手」枠が空かないので全然上がってきそうにないくらいだ。
しかし……こんな高打率で攻撃的な打線がいつまでも続くわけがない。という思いで投手陣を眺めれば、こちらはもう相当に悪い。ダルビッシュ以外の先発投手は
投げてみないとわからない状態。チーム防御率は4.18でリーグ4位(12球団中9位)で、ほとんどの試合で先取点を取られている。それでもそこそこ勝てているのは、失点を攻撃でカバーするというビッグベースボールあっての話。これで打線にかかってた魔法がとけて「いつもの姿」に戻ってしまったらどうなるのか。そんなことは恐ろしくて考えられません。

4月

4/20 各チームとの対戦が一巡したところで9勝5敗で1位。4月の段階で順位なんてどうでもいいんだが、チーム打率.323、得点94は12球団トップという、どう考えても春の椿事としか言いようのない打撃絶好調ぶり。その象徴である恐怖の九番打者・金子誠は打率5割を超えて(.510)首位打者を独走し、7試合連続二塁打のプロ野球新記録までうち立てた。当人が一番驚いているに違いない。高橋信二が.429、小谷野も.379と当たりまくっていて、現時点で3割打ってない田中賢介やスレッジが頼りなく見えてきてしまう。なにしろ先発が崩れて5点6点取られても(←そういう試合が多い……)打線がカバーしてひっくり返してしまうのだ。なんだよ!? いったいどうしちゃったんだ!? 守り勝つ野球もいいが、打ち勝つ野球もいいものだなぁ。だがしかし、基本的に「負け犬体質」なファンとしては「こんな幸福な日々がいつまでも続くはずがない」と不安な気持ちでいっぱいです。

4/9 開幕三連敗(対東北楽天ゴールデンイーグルス)でスタートした09年シーズン、今季はダメだなと思いつつ昨日8日の千葉ロッテマリーンズ戦を観てきた(@東京ドーム)。いやぁ、ファイターズが勝ったことは勝ったが(8-7)、F's観戦史上今までで一番疲れる試合だった。リードしては追いつかれ、またリードしたもののまた追いつかれという展開(3-0→3-1→5-1→5-3→5-5→7-5→7-7→8-7)。しかもファイターズの得点はホームランだけ。稲葉の3本(3打席連続!)と小谷野の2本で挙げたもの。打線の繋がりもくそもない。投手は6人(榊原→須永→坂元→宮西→建山→武田久)も出てきて、どいつもこいつもボカボカ打たれまくる(被安打14)。最初から最後まで一瞬たりとも気の抜けない試合だった。やってる選手よりこっちの方が間違いなくへとへとになったよ。
そもそも期待のルーキー榊原のデビュー戦だから観にいったのだが。だがだが。だがだがだが……。3回を81球、被安打7奪三振2与四死球3失点3自責3。ボール先行で自滅し、ストライクを取りに行って打たれることの繰り返し。球自体にもキレ、球威が感じられず、とても先発を任せられる出来ではなかった。
前評判の高かった榊原がこんな様子なので、投手陣はほんとに苦しい。とりあえず今回は、左打者を抑えた須永と、ようやくストッパーとして1点差の9回を3人で片付けた武田久に合格点をあげておこう。打線でダメさが目立ったのは二岡とヒメネス。二人とも打ちそうなオーラが皆無。ヒメちゃんは守備が雑で、そこもかなり心配。
ま、なにはともあれ昨日の
稲葉は凄い!こういう選手を観ることができてシアワセです。(でもなんとタイガース・金本もこの日に3本打ったのでTVも新聞も話題はそっちにとられちゃった……)
というわけで、ただいまチームは2勝3敗。大量失点の試合が多いのが気になる。

4/2 明日から開幕。開幕投手はWBC疲れのダルビッシュですが、どうですかね……。先発ローテはダル、武田勝、スウィーニー、藤井、多田野の5人に、ルーキーの榊原。まぁ榊原にはフタケタ勝利の期待もあるものの、今はストッパーで使った方がいいと思うんだが。だって他に誰もいないぞ。でもって当面のストッパー役は結局、武田久。セットアップに右の建山、左の宮西。武田久は昨季後半のヨレヨレぶりが未だ鮮明な記憶として残っており、かなり不安ではある。久がだめだったら菊地か、超小型ルーキー・谷元(166cm)だろうか(ちっちゃい谷元が緊迫した場面でばしばし三振獲るような展開になればそれはそれで快感だけど)。当初期待されていた林とウィングは二軍スタートになり、完全に計算外。とにかく今のところマイケルの穴は埋まってないので不安なブルペン。先発投手がどれだけがんばってくれるか次第だなぁ。
打撃陣では、二岡がDH固定で開幕一軍入り。強打の
内野手として獲ったのに打つだけかい(それでもほんとに打ってくれればいいけど)。ボッツとヒメネスの外国人枠争いではヒメネスに軍配。オープン戦ではそこそこ長打をかましてくれたので、そのままドカドカ打ってくれんものかね。ドカドカといえば二年目・中田翔はやっぱり二軍で、しかもとうとう三塁手失格ということで一塁手として育ってもらうことになりました……。育ってくれるのなら。
オープン戦成績は10勝9敗(12球団中、勝率6位)。たぶんシーズンの勝率も同じように
5割をちょっと上回るくらいだと思う。順位的には2位から5位の間。いずれにしろ今季のパリーグはダンゴでしょう。
開幕オーダー予想
1中 森本
2二 田中賢介
3右 稲葉
4左 スレッジ
5一 ヒメネス
6D 二岡
7三 小谷野
8捕 鶴岡
9遊 陽
 投 ダルビッシュ
二番に小谷野、三番に賢介(以下巡送り)という可能性もある。というか、その方が面白いかもしれん。
(後記・以下が正解。森本は腰痛でベンチ)
1二 田中賢介
2三 小谷野
3右 稲葉
4左 スレッジ
5D 二岡
6一 ヒメネス
7中 糸井
8捕 鶴岡
9遊 金子誠

3月

オープン戦成績10勝9敗6位

3/3 オープン戦も始まってますが、2連敗でスタート。先発投手(武田勝&スウィーニー)がいきなり大量失点するという同じパターンでした。なんだか不安。2月のキャンプを終えて、打線は相変わらずの貧打、マイケル放出後の抑えは未だ空席、というお寒い状況です。二岡は二軍で療養中、林も二軍で再調整。「世紀の大失敗トレード」という文字がちらつくものの、新人・榊原の快投とテスト入団・ヒメネスの豪打にはなんとなく救いを感じてはおります。
ルイス・ヒメネス(ヒメちゃん)・左投左打・一塁、左翼、DH。26才・背番号14。メジャー経験なし。マイナー通算(8年)で打率.285、本塁打100。1月にテスト生として来日、2月16日に正式契約。ボッツと完全にポジション&タイプが被るので保険程度のつもりで獲ったんだろうが、紅白戦やオープン戦でボススカと長打を打ちまくってる。もしかしてもしかしてもしかしたら、と期待してしまうなぁ……。
榊原諒は、びしびしスライダーが切れてる。現状では抑え候補NO.1。が、しかし、ナシダ監督は「先発で使うのも面白い」とか中途半端な発言。年末には「抑え候補」だと決めていた林に対してもキャンプでは「やっぱ先発でもいいね」とか同じようなことを言ってて、結局、林は調整不十分で二軍送りになってしまった。どこかの総理大臣みたいにその場その場で思いつきで発言するな! 最初に決めたとおりに榊原も林も後ろで使え!
ああ、その監督による今年のスローガンは「Re:Challenge」だそうです。ファンのメッセージに返信し、期待に応えて(以下略)。近年マレに見る●●なスローガンだと思う。やれやれ。

09年ファイターズ新入団選手
#23・二岡智宏
 32才。ジャイアンツから移籍。強打の内野手だが故障持ち。モナ様@五反田9800円。
#19・林昌範
 25才。ジャイアンツから移籍。タフな中継ぎ左腕だが故障持ち。
#49・ライアン・ウィング
 26才。先発候補の左腕だが全くの未知数。
#28・大野奨太・捕手・東洋大學 21才。右投右打。強肩攻守強打のアマNo.1捕手(ただし"強打"には疑問符付き)。
#15・榊原諒・投手・関西国際大学 23才。右投右打。176センチ70キロ。速球とスライダーが武器。安定感抜群の即戦力。
#33・矢貫俊之・投手・三菱ふそう 24才。右投右打。190センチ。長身からの重い速球と落差あるフォーク。
#37・土屋健二・投手・横浜高校 18才。左投左打。多彩な変化球と投球術の成瀬二世。野手転向の可能性もある。
#56・中島卓也・内野手・福岡工業高校 17才。右投左打。俊足巧打攻守、生まれついての一番打者。
#61・杉谷拳士・内野手・帝京高校 17才。右投両打。俊足巧打、長打も打てるショート。
#48・谷元圭介・投手・バイタルネット 右投右打。166センチ。小さいのに剛腕速球投手。武田久を更に小さくしたような感じ?

↑2009/2008↓

12月

12/17 こまかいことがいろいろの一ヶ月。
タルビッシュの契約は7千万アップで2億7千万円+出来高。実質チーム1の高額契約となった。田中賢介は6500万アップの1億4千万円+出来高で、チーム生え抜きとしては森本(1億1千万)を抜いてトップの金額に。今季フルイニング出場で打線の中核を担ったことを考えれば安いくらいだな。
新外国人投手、ライアン・ウィングと契約。左投左打、26才、3Aサクラメント所属(メジャー経験なし)、背番号49。スウィーニー、ボッツと再契約(スレッジは2年契約)。グリンとは再契約まとまらず放出。これで右の先発(グリン)&右の抑え(マイケル)が抜けることになった。この穴は埋まるのか?? というか、埋まらないと大変なことになる。
台湾遠征中の東洋大・大野を除いたドラフト指名6選手が入団。背番号はドラフト情報のところに附記しておきました。背番号といえば、二岡は23、林は19。これまで
23をつけていた尾崎は正式に捕手コンバートということで53に変更。それにしてもショートからキャッチャーにチェンジって珍しい。
(同日・大野奨太と契約。背番号28。契約金1億+出来高。年俸1300万円。)

11月

11/14 ジャイアンツと交換トレード。二岡智宏内野手(32)と昌範投手(25)を獲得。交換相手はマイケル中村投手と工藤隆人外野手。二岡についてはモナ騒動以来、ずっとファイターズの名前が上がっていたので意外性ゼロ。五番・サードで使う予定、なのか? 確かに打撃は魅力だが、しかし小谷野(得点圏打率は3割、守備では二岡より上)がすんなり明け渡すとは思えず、他にも中田、稲田、陽とサード候補は多い。意外とDHあたりに落ち着くような気がしないでもない。林には岡林の再来を期待。まだ若いし。ただし2人とも故障持ち(二岡=右脹脛、林=左肘)なので、このトレードはちょつとしたバクチだと思うね。大当たりか大ハズレか。
マイケル放出についてはびっくりと言えばびっくりだが、「今が売り時」だったのは間違いない。今季は全盛時(2年前)と比べてかなり不安定だった。ただし本質的にストッパーではないので、セットアッパーとしてならまだまだやれる。今後のご活躍をお祈りしております。工藤についてはちょっともったいない気がしないでもない。攻走守すべてにおいて手抜きしない好選手だった。しかし同じタイプの村田が育ったことで、今回のトレードとなったのだろう。今後のご活躍をお祈りしております。
で、マイケルの穴を誰が埋めるのかというとー、実は
白紙だったりする。大丈夫なのか???

11/12 ぼんやりしているうちにCSはおろか、日本シリーズも終わっていました。CS第2ステージはガイジン2人が打ち込まれ、ダルを第2戦しか使えずに敗退しシーズン終了となった。
シーズン成績は144試合73勝69敗2分、勝率.514のリーグ3位。ホームで41勝30敗と大きく勝ち越しながら、ロードでは32勝39敗。特に所沢と宮城でほとんど勝てないのが痛かった。打撃成績は例によって打率(.255)・得点(533)・本塁打数(82。※1位ライオンズは198)がリーグ最下位。犠打数は173とリーグ記録を更新しての1位だが、盗塁は4位の79(盗塁死40)しかない。小技はあっても足技がないのではどうにもならない。個人成績では稲葉が打率.301(得点71打点82本塁打20)で9位、田中賢介が.297(得点89打点63本塁打11盗塁21)で11位。スレッジは前半戦「こりゃダメだ」と思ったものの、慣れるにしだがって確実性と勝負強さと長打力がグングンあがって最終的に打率.289(打点69本塁打16長打率.473)と存在感を示した。でもあとの連中は
ほとんどたまにしか打たなかった。中田はついに一軍昇格なし。ただしケガはあったもののイースタンで11本塁打。怪物は怪物。(ちなみにイースタン不動の四番・金子洋平は14本)
投手成績は防御率3.54でリーグ1位ながら、実は先発陣(ダル・スウィーニー・武田勝・藤井)が押し上げた数字。リリーフ陣は武田久に象徴されるようにかなり悪かった。特にシーズン後半はよれよれ。久とマイケルは慢性的な金属疲労状態。新戦力だった宮西、坂元がそこそこいい仕事したものの、ここは早急に手当てしないと来季は大変なことになりそうだ。八木、吉川の復調、ダース、植村といったあたりの台頭が望まれる。
ドラフトによる戦力補強は即戦力というよりは早くても2〜3年後の将来性。詳細は10月のところを見て下さい。
契約情報。
稲葉はFAせず残留。2億4千万円から2年で6億円+出来高、3年目は球団に選択権という契約。実質3年で9億。36才なので、このまま現役最後までFightersでプレイする可能性が高い。同じくFA資格のあった建山もFAせず残留。
来季のコーチングスタッフを発表。平野一軍打撃コーチが退任。二軍投手コーチに小林繁。
一軍 二軍
監督 梨田昌孝 監督 水上嘉雄
ヘッド兼打撃コーチ 福良淳一 投手コーチ 小林繁(
投手コーチ 吉井理人  〃    島崎毅
投手コーチ 厚沢和幸 打撃コーチ 荒井幸雄
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡  〃    中島輝士(一軍から転任)
打撃コーチ 大村巌(二軍から転任) バッテリーコーチ 山中潔
内野守備コーチ 真喜志康永 内野守備コーチ 三木肇(
外野守備・走塁コーチ 清水雅治 外野守備コーチ 川名慎一

10月

10/30 2008年ドラフト。7選手を指名。北海道枠は今年はナシ。すぐに「得点力アップ」となる選手はいない。1位指名の大野は太田(東海大相模)を回避しての指名。大野はキャッチング技術と投手リードでは既にプロ級ではあるものの、どちらかと言えば「バッティングはオマケ」の捕手。逆に投手は即戦力として使えそうな顔ぶれ。とりあえず80点?

1位
#28・大野奨太・捕手・東洋大學 21才。右投右打。177センチ77 キロ。強肩攻守強打のアマNo.1捕手(ただし"強打"には疑問符付き)。抜群のリーダーシップを持ち、大舞台の経験も豊富。好リードにも定評がある。捕手は単純に数的に不足しているので、正しい選択であろう。
2位
#15・榊原諒・投手・関西国際大学 23才。右投右打。176センチ70キロ。速球とスライダーが武器。コントロールと守備と牽制は既にプロ級。安定感抜群で中継ぎなら即戦力。
3位
#33・矢貫俊之・投手・三菱ふそう 24才。右投右打。190センチ88キロ。長身からの重い速球と落差あるフォーク。いつでも三振を狙えるストッパータイプ。
4位
#37・土屋健二・投手・横浜高校 18才。左投左打。179センチ74キロ。球速はないものの多彩な変化球と投球術で成瀬二世と言われる左腕。打撃にも非凡なものがあり、野手転向の可能性もある。
5位
#56・中島卓也・内野手・福岡工業高校 17才。右投左打。176センチ63キロ。俊足巧打攻守、状況判断も優れた野球センスのかたまり。生まれついての一番打者。でもちょっと細いかな?
6位
#61・杉谷拳士・内野手・帝京高校 17才。右投両打。173センチ75キロ。俊足巧打、長打も打てるショート。球ぎわの強さと守備範囲の広さは一級品。春夏3度の甲子園出場経験あり。ポジション的には5位の中島と被るが……
7位
#48・谷元圭介・投手・バイタルネット 右投右打。166センチ65キロ。小さいのに速球派。小さいのにシュートとスライダーが切れまくる、小さい(しつこい)のに剛腕投手。武田久を更に小さくしたような感じ?

10/2 前夜の最終戦に勝ってリーグ3位。クライマックスシリーズ出場決定。
このひと月「ダルビッシュが登板試合全部勝って残りを5割なら3位確保」と考えてじっと見守っておりました。そしたら
ほんとにそうなった。最終的に73勝69敗2分で貯金4。9月は14勝9敗、ダルは月間5勝(月間MVP獲得)勝ち越し5のうちダルが5勝している計算。ほんとに9月のダルビッシュは凄かった。鬼気迫るものがあったよ。(ちなみに9月MVPにはセギノールとガッツも選出されてて、ちょっと感慨深い)
CSシリーズ出場権争いのおかげで最後までハラハラさせてもらったが、今季も投はリーグ一位、打はリーグ最低という状況(詳細は後日)の中での3位。V2王者としては最低限の意地を見せたというところか。つーか、まぁそんなものでしょう。1位と2位には予想外のチームがいるけど。
6選手に戦力外通告。歌藤、中村、金沢、内山の4投手、小山、駒居の2捕手。小山は今季一軍出場も度々あったので、ちょっと意外。捕手はもともと手薄なのに、新戦力のアテがあってのことなのだろうか?

9月

9/2 8月はいきなりの6連敗でスタート、じりじりと貯金を放出してなんと月間8勝14敗、通算58勝60敗2分でついに勝率5割を下回るという状態。残り24試合の現時点でリーグ4位となりCSシリーズ出場権も危うい。オリンピックにエース・ダルビッシュと四番・稲葉を取られたことは言い訳にならない。先発、中継ぎ、抑え、自慢の投手陣が崩壊状態(チーム防御率3.51と急降下)。ただでさえ得点能力がないのに失点が増えては勝てるわけがない。なにしろ今のカントクは基本的に無策の人なのでチーム状態を建て直せる気配がない。唯一あるとしたら、ダルが残りの登板試合全部勝ってくれることくらいだ。それにしても明るい話題がない……、あ、ひとつ。稲葉の留守中に四番に入っていた小谷野がなんかそれなりに化けそうな気配を見せてる。相変わらず長打はないが、勝負強さは本物になりそうだ。もともと大学時代(創価大)は四番だったんだしな、それくらいは当たり前か。

8月

いいところなし。

7月

7/30 オールスターブレイク。とはいえ98試合もやっているので折り返し地点というより、ここから終盤戦の感覚。交流戦以降は勝ったり負けたりの繰り返しでじわじわと貯金を減らし、通算50勝46敗2分の首位と4.5ゲーム差の2位。とりあえずCS(クライマックス・シリーズ)圏内を死守してはいる。相変わらずの投高打低だが、チーム防御率が下がって来ている。ただいま3.39。なんだか普通の数字。主な原因は中継ぎ陣の不安定さ。宮西、建山、金森、そして武田久……、疲れたか? 完投能力のあるダルビッシュがオリンピックで抜けるので、夏場はさらに厳しくなるのだが、がんばってくれい。先発の穴は藤井が埋めてくれるだろう(たぶん……)。
打つ方では稲葉が抜ける(予定)が、四番の穴埋め候補はスレッジ(故障で半月休んでいたが復帰)と高橋信二か。どっちにしろ1試合に1本の打者なので、せめてランナーのいるときに打ってほしいものだ。6月に緊急獲得したボッツは大方の予想に違わずただ単に大きな扇風機(しかも無駄にスイッチ)だったので既に粗大ゴミと化している。そんなことならセギノール(楽天イーグルスが獲得)にしとけばよかったじゃん。2千万ちょっとだったらしいよ。あとはバナナ。(←このへんちょっとマニアしかわからない話)
とりあえず開幕から続出した怪我人のほとんどは復帰して来てるので(オフに手術した江尻もイースタンで投げ始めた)数の上では戦力は戻りつつある。そんな中で、中田翔は手首の故障が骨折と判明して手術。復帰は秋口か? 精密検査が遅れたのはあまりに生活態度が悪いので、そっちの矯正を優先させたかららしい。なんだかそれもあんまりな話だ。

6月

6/24 交流戦を14勝10敗の3位で終了。後半は勝率5割となったが、最終的に1位(ホークス)とは勝ち星ひとつの差。故障者が相次いだことを考えれば上々の数字ではある。ただし、監督、コーチ、選手が揃って「この戦力でよくやった」と語るのはいかがなものか。ファンや第三者じゃないんだから、もうちょっと悔しさや覇気を感じさせる言葉を聞かせてほしいものだ。とりあえず交流戦のMVPとしては打者はスレッジ(.349)、投手はスウィーニー(3勝)。両者共に相変わらずなんの威圧感もオーラもないが、いい仕事ぶりでした。スウィーニーは先発ローテーションの一角として武田勝の穴を埋めたが、シーズン後半も働いてくれるだろう。スレッジはまぁ、パワーはないけれど打線の上位と下位とのツナギとして貢献してる。つーか、本当はそういうのはガイジン選手の仕事じゃないけどな。
ガイジンということで言えば、ジョーンズを解雇(在籍まる1年でほとんど数字残してしてない)。ジェイソン・ボッツ(3Aオクラホマ)と契約。27才。内野手。右投両打。198センチ、113キロ。背番号39。……でかいね。ファーストに使うのか? 高橋信二(故障からとりあえず復帰)でいいような気もするが。でっかくて39番ということではソレイタを思い出すが……。
交流戦をそこそこいい数字で抜けたので、シーズン通算では39勝32敗1分でライオンズとのゲーム差は1に縮まってる。まだ順位どうこうの時期ではないが、上にいて悪いことはひとつもないので、抜けるならさっさと抜いてしまいたい。3位に上がってきたホークスの方がイヤな感じだしな。武田勝も金子誠も復帰が近いので、ここらへんで一気に加速できればなぁ。相変わらず打線は打ってないけど(チーム打率.245=リーグ6位。チーム得点245=リーグ6位)。
フレッシュオールスター(8/2)に中田、村田、ダースが選出された。中田はイースタンのホームラン王(打つだけならそこそこ合格?)だが、こないだ手首痛めて年に数回しかない札幌での試合に欠場していた。プロ入り以来、ツキも薄れているような気がする。

6/5 交流戦第一ラウンド(12試合)終了して、8勝4敗で1位(イーグルス、ホークスと同率)。シーズン通算では60試合33勝26敗1分、貯金6の勝率.559でリーグ2位をキープしている。首位ライオンズとは4ゲーム差。チーム打率.241は12球団中12位、チーム防御率2.91は12球団中1位。ただし、交流戦ではチーム打率.276とそこそこ打っている。まぁ、「今年はダメだろう」という大方の予想に反してよくやっていると思います。怪我人が続出している中での交流戦1位は大いに評価していい。今日現在で武田勝、金子誠、マイケル、森本、高橋が戦線離脱中。それでどうオーダー組んだらいいのか。一番・村田、二番・高口(または紺田)なんていうスタメンを見たときには「イースタンリーグか!」とツッコミ入れてしまったほどだ。一軍がこんだけ手薄な中、中田翔はなにをしているのかというといまだ育成中。打撃に関しては「プロのレベル」になってきてるが、守備走塁生活態度にはまだまだ問題あり。マスコミから中田の昇格を問われた梨田監督も「興味ない」とつれない回答でした。しかし今のチーム状況では遠からず一軍デビューがありそうな気はするよ。

5月

5/2 4月終了時で17勝15敗51分(首位と2ゲーム差の3位)。開幕からひと月、パリーグはいまだにダンゴなので順位をどうこう言う段階ではないし、勝率5割以上をキープしているのは上出来の部類であろう(ここぞ上昇か、というところで楽天イーグルスに連敗するのだけはなんとかしてほしいが)。なにしろチーム防御率2.85はまぁまぁとしても、チーム打率.217は12球団でダントツの最下位。金子誠(復帰)、稲田(復帰)、糸井、小谷野、……、怪我人続出と主力の不振の中で、昨日(5/1)からついに田中賢介-稲葉という三番四番のラインナップとなっている。森本の出塁率が上がってこないので、二番に工藤を入れて「どっちかが塁に出てくれれば賢介か稲葉で返す」という戦術。大砲好き(打つか打たないかは別)な梨田監督としてはオーソドックスな変更ではある。いずれにしろ大量点が望める打線ではないのだが。
投手陣では、武田勝(3勝)が左手親指骨折で長期離脱。これは痛い。確実に計算できるのがダルビッシュ(5勝)ひとりになってしまった。藤井(1勝2敗)もグリン(1勝4敗)も安定していない。吉川は言うに及ばず(昨日は好投して2勝目)。いいときはいいけど、ダメなときはだめ。それでは困る。セットアッパー・武田久も絶対的な安心感が消えてしまっている。左右の中継ぎ、宮西・星野はそこそこいい仕事してるけど。今日はついに多田野が先発。はたしてどんなことになるやら……。
(その後、多田野君は先発の柱としていい仕事してます。とっといてよかった)

4月

4/7 リーグ内対戦が一巡して、14試合7勝7敗の勝率5割、順位的にはリーグ3位。6チームダンゴ状態なので首位とは1.5ゲーム差だが、得点37は最下位。打率.223はかろうじて5位(その下はオリックス・バファローズの.211)。とりあえず前年度の戦い方を踏襲するしかないのでカントクもあんまり「余計なコト」をする場面がない。しかし貧打は想定の範囲内と言えないことはないのだが、投手の方もいまひとつよろしくない。失点48、防御率2.85はリーグ3位。個人防御率0点代のダルビッシュと武田勝がいてこの数字なんだから、明らかにいかに他の投手がよくないかを示している。藤井はオープン戦以来の不安定から抜け出せず、吉川は先発から外されることがほぼ決定している。中継ぎでは宮西がまずまずの仕事をしているもののまだ本当に緊迫した場面での実績はなく、セットアッパー候補だった坂元は今のところ信頼性ゼロ。武田久-マイケルに継げる投手がいない。金森がそろそろ二軍から上がってくるのでは、と思うが、故障明けだけに連投が利くかどうか不安がある。二軍といえば、イースタンの試合で先発投手がことごとく大量失点しているのがものすごく気になるのだが、「投手王国」はどこへ行ってしまったのだろうか……。中田に気をとられて大変な事になっているのではなかろうか。
打線については本当に語れることがない。森本、賢介は相変わらずいい仕事をしているが、稲葉が絶不調(.236)なので点にならない。その後ろにいたスレッジは予想通りたいして打たないので、高橋信二が四番・ファーストで使われることが多くなってきた。開幕からスタメンだった糸井はあんまりいいところのないまま故障(左下腿外側コンパートメント症候群)で登録抹消。稲田も左手拇指骨折で登録抹消。これ以上怪我人が続くようだと中田が上がってくるかもしれんな。なんだかずいぶんと打撃フォームを変えてるらしいぞ。自分の考えでいろいろ試しているそうだ。……それってつまり……指導できる人間がいないのだな……。

3月

3/29 札幌に行ったので丸井今井のファイターズ・スクエア(オフィシャル・ショップ)に行って来た。散財してしまった。肝心のFightrsは遠征中だったので試合は見れなかった。

3/20 開幕。ダルビッシュが完封で1-0(対千葉ロッテ・マリーンズ)の勝利。スライダーで空振りの山、シュートでバット折りの山。奪三振は10、先取点を取った7回以降はパーフェクト。ダル様は更にまたひとつ上の進化を遂げたな。21才だよ、どこまで成長し続けるのか恐ろしい気さえする。
その一方、
打線はあきらかに昨年以下。相手投手・小林宏もよかったとは言え、まぁ、ほとんどの打球が外野まで飛ばない。ダブルプレー崩れで1点取るのがやっと。セギノールの代役たるスレッジにはまるっきり迫力がない。開幕先発に抜擢された糸井もいいところなし。長打力を買われてのスタメンだが、どこか上田佳徳を彷彿とさせる立ち姿にはちょっとまだ時間がかかりそうな気配がある。糸井は2年前から俺もイチオシで名前を挙げてきたんだけど、相手にしたら工藤の方がイヤだろうな。今の貧打線なら工藤の快足を使うべきかもしれない。
開幕オーダー
中 森本
二 田中賢介
右 稲葉
一 スレッジ
三 小谷野
左 糸井
D 坪井
捕 鶴岡
遊 金子誠
投 ダルビッシュ 
投手戦の様相だったので監督采配と呼べる場面はほとんどなし(送りバントが2回)。貧打をなんとかしようとしてなんとかなるものでもなし、戦い方に関しては昨シーズンを踏襲するしかないだろう。最少得点ながら投手と守りで勝ち抜いていく野球。「放任」のイメージが強い梨田監督だが、選手に任せておけば勝手にドカドカ点を取ってた近鉄バファローズ時代とは全然違うけれど、選手に任せておけば勝手にコツコツと点を取ってくれるはずなのでそのままじっとしていてほしい。要するに監督が余計なことをしなければ今季も優勝戦線に大きく入り込んでいけるだろう。でもなんかやらかしそうなんだよな……。
中田翔は二軍スタート。新人からは隠れ即戦力・宮西、ちびっ子左腕・豊島(プロ入り後に2センチ伸びて171センチ)が開幕一軍登録された。パリーグの高卒ルーキーの開幕登録は豊島だけ。スワローズからの移籍組、藤井、坂元、三木も3人揃って一軍。藤井は先発ローテの一員ながらちょっと不安定で心配。その一方、坂元はかなり使えそうで期待大。

1月

1/16 2008年のチームスローガン。
「熱く、頂点(サミット)へ」〜F・A・N・S '08〜
今季も挑戦者として熱い気持ちで頂点を目指す、だそうな。FANSの方は、Focus<集中>、Advance<進化>、NexusSpirit<結束>。どうも恐ろしいことにサミットには「洞爺湖サミット」にかけた意味もあるらしい。なんか……そこにダジャレ監督の影が色濃く感じられる……(まぁ、監督が決めるものだからそれはそれでいいのだが)。当のダジャレ監督本人は「投手(トウ)、野手(ヤ)ともにサミットに到達できるシーズンにしたい」とか言ってる。

1/11 ヤクルト・スワローズとの3対3トレード成立。押本&橋本&川島を放出、藤井&坂元&三木を獲得。ここ数年は不振とはいえ左の先発投手・藤井は収穫かもしれないが、押本と川島を出したのはちょっといかがなものか。ロングリリーフも連投もこなせる押本、内外野を守れて俊足で将来性のある川島……さすがに元GMだけあって高田監督はいいチョイスをしてきたなぁ。個人的に川島には特に期待してたのに……今後の活躍をお祈りしております。まぁとにかく獲った3選手にはぜひ活躍してもらいたいものだ。
#18 藤井秀悟 投手・30才・左投左打。01年のセリーグ最多勝投手(14勝)。5年連続で負け越しながら通算では53勝53敗。
#30 坂元弥太郎 投手・25才・右投右打。夏の甲子園で19奪三振。07年はイースタン・リーグでのセーブ記録樹立。一軍では中継ぎ専門。
#33 三木肇 内野手・30才・右投両打。好守俊足の足のスペシャリスト。でも貧打……
でもって年明けから
中田ばかりが注目を集める中、大学社会人1巡目ルーキーでアメリカ帰りの多田野が左手首骨折! 全治2ヶ月との報もあり開幕はほぼ絶望。ランニング中にチェーン柵に足をひっかけて転んだらしい。まぬけ……

↑2008/2007↓

12月

12/22 ダルビッシュ有、2億円で契約更改。史上最年少(21才)での2億円到達。球団からはエースナンバーとされる背番号18への変更も提示されたが、断固として拒否。「エースという呼び名には関心ありません」いいぞー。
これでなんと今オフの契約は52選手(複数年契約&外国人除く)
全員が一発更改
どうでもいいけど、高橋信二が背番号変更。30→2。小笠原の残していった2番をつけるとはいい度胸だ。それにふさわしい実力も見せろよ!

12/20 大学社会人ドラフトの1位指名、多田野数人と契約。背番号16。

12/11 ゴールデン・グラブ授賞式のマイケル・ひちょり・ジャクソンはあきらかにすべっていたと思うのだが、みなさんはどうお感じでしょうか。
それはそれとして新入団選手発表。ドラフト指名のうち、多田野を除いた8名(高校生6、大学生2)。注目の的である中田は6番。田中幸雄ファンとしてはちょっと複雑。「タナカからナカタで田中田」な継承になんかダジャレ監督の介在が感じられなくもない。それにしても中田、18才のくせにあのガタイの大きさはなんなんだ。プロのユニフォーム姿になんの違和感もないのがちょっと恐ろしい。
新入団選手背番号
中田翔 6
津田大樹 48
大平成一 54
松山傑 57
豊島昭好 67
浅沼寿紀 68
宮西尚生 25
村田和哉 51
新外国人選手、
ターメル・スレッジと2年契約。背番号10。30才、外野手、左投左打、07年はサンディエゴ・パドレスで100試合出場し打率.210の本塁打7本。メジャー通算では4シーズンで291試合、打率.247、本塁打25。セギノールの穴埋めとなるかどうかは現物を見てみないことにはわかりません。スウィーニーとは再契約(1年)。とりあえず先発も中継ぎもできるので便利は便利。背番号変更は飯山57→4、稲田54→5、歌藤51→12。飯山も稲田もちょっとイメージと似合わないような……。
コーチ陣はこれ(↓)で決定。山田GM、梨田監督の体制が短命に終わらないといいですね。という船出をヨソに白井はヒルマンを追ってロイヤルズの組織入り。次の次あたりを狙っているのであろうか。
08年ファイターズを指揮する監督・コーチ陣
一軍 二軍
監督 梨田昌孝 監督(二軍内野守備兼任) 水上嘉雄(異動
ヘッドコーチ 福良淳一(二軍監督から異動 投手コーチ 島崎毅
投手コーチ 吉井理人(  〃    野村収
投手コーチ 厚沢和幸 打撃コーチ 荒井幸雄(
バッテリーコーチ兼捕手 中嶋聡  〃    大村巌
打撃コーチ 平野謙(外野守備・走塁から異動 バッテリーコーチ 山中潔
打撃コーチ 中島輝士( 外野守備コーチ 川名慎一
内野守備コーチ 真喜志康永(  
外野守備・走塁コーチ 清水雅治(  

11月

11/20 パリーグMVPにダルビッシュ有。ベストナインにダルビッシュ(投手)、田中賢介(二塁手)、森本ひちょり(外野手)、稲葉(外野手)。沢村賞、ゴールデングラブ賞とおんなじ顔ぶれ。

11/19 大学・社会人ドラフト。一巡目指名で大場(→ホークス)、服部(→マリーンズ)の抽選をはずして、獲ったのがなんと多田野! まさかの即戦力投手でした。

一巡目
多田野数人・投手・前3Aサクラメント 27才。右投右打。181センチ80キロ。松坂世代の立大エースからホ●AV騒動で日本球界を追われるように渡米、マイナーからクリーブランド・インディアンスに昇格し1勝をあげた流浪の実力派。ぐいぐい切れるスライダーが武器。結局はメジャーに定着できなかった投球に不安がないこともないが、いきなり先発ローテーションに入ってフタ桁勝利を上げても全然不思議のない投手でもある。少なくとも江尻(手術により来季登板の可能性なし)の穴埋めにはなるはず。ただし、代理人がついているのでいきなり高額の契約金や年俸をふっかけてくる可能性も高い。
三巡目
宮西尚生・投手・関西学院大学 22才。左投左打。180センチ75キロ。タテのスライダーは一級品。一巡指名された長谷部、加藤にもひけをとらない快速左腕。どっちかと言うと先発タイプ。
四巡目
村田和哉・外野手・中央大学 22才。右投左打。165センチ65キロ。一塁まで3秒6の快足韋駄天ボーイ。代走要員での一軍ベンチ入りもある? しかしファイターズはほんとにこういう俊足好打型が好きだなぁ。

で、いよいよ梨田体制がスタート。梨田監督はことある毎にお得意のダジャレをとばしまくっているが(あまりに低レベルなので例はなし)、ドラフトではハズレくじ連発して勝負運のなさを露呈していた。一軍投手コーチには現役引退した吉井理人が就任。「コーチなんてやったことないからわからん」「選手も誰が誰だかしらん」等の不安な就任会見でしたが、そのうち試合中に自分で投げ始めるんじゃないかという気もする。それはそれで面白い。一軍打撃コーチには中島輝士。おぉー、かつて後楽園や東京ドームで「ドラフト一位失敗例」「期待ハズレの星」として名を馳せたテルシー。ぜひともコーチとしてあの頃の汚名を返上してほしいものだ。……ううむ、せっかくの新体制の船出なのにあんまり良いことが書けないな……。
えーと、金村暁をタイガースに出して中村泰広とトレード。29才の左投手。中継ぎ要員。虎キチ某氏から「中村はなかなか使えるよ」と保証してもらえました。しかし打者(濱中とか)と代えてもらった方がよくなかったか? ゴールデングラブ賞にダルビッシュ(投手)、田中賢介(二塁手)、森本ひちょり(外野手)、稲葉(外野手)。まぁ当然の選出。ダル様は沢村賞も獲得。投手部門のMVP賞であり「一番欲しかった賞」ということでまことにおめでたい。

11/2 というわけで、よくこんなチームがリーグ優勝できたものだというような見事な貧打拙攻で日本シリーズ敗退。1勝4敗で中日ドラゴンズに53年ぶりの日本一を許した。いやまあしかし、11月まで楽しませていただいたことに感謝。よくここまで来れたものだとあらためて感慨深いシーズンとなりました。とうとう最後まで一塁、三塁、左翼が固定できないままだった。三つともふつう強打者のポジションだよ。そこを二軍上がりのちびっ子選手(小谷野、稲田、紺田、工藤)でカバーして勝ち抜いて来たんだからなぁ。誰がどっから見ても戦力ダウンの中でのリーグ二連覇は奇跡のシーズンと言っても過言ではあるまい。本当にお疲れさまでした。
そして、高田-ヒルマン体制の5年間が終わり、これでひとつの大きな区切りとなった。
いまのところの監督コーチ陣の進路は、
ヒルマン監督→カンサスシティ・ロイヤルズ監督へ転身
高田GM→東京ヤクルト・スワローズ監督へ転身
白井ヘッドコーチ→退任(→フロント入りを要請されるも固辞)
オーウェン一軍コーチ補佐→ロイヤルズ・ベンチコーチへ
佐藤投手コーチ→退任
淡口打撃コーチ→退任
「梨田体制」として噂されているものは、
梨田昌孝→監督
真喜志康永→内野守備コーチ
清水雅治→走塁コーチ
福良二軍監督→一軍ヘッドコーチへ転任
山田シニアディレクター→GM就任を要請中(→就任)
選手関係では、セギノールとの契約(1年契約)は延長せず退団の方向。グリンは残留(2年契約の2年目)。金村はFA資格を得たが行使は微妙(残留交渉するかどうかも微妙)。田中幸雄は引退(打撃コーチを要請されるも固辞)。その他、一軍メンバーから数名の解雇者が出ることは確実(追加情報・立石、萩原の2投手に戦力外通告)。
梨田新監督にはあんまり期待できることがないので、来季はまぁ3位に入れればよしとしておきます。中田はまだまだ一軍では使えないんじゃないかな。今季の総括はまた後日。(ああー、なんだかんだ言っても負けたのはかなりくやしい……)

10月

10/18 クライマックスシリーズ第2ステージ、全5戦の死闘を制して千葉ロッテ・マリーンズを下して2年連続の日本シリーズ進出を決定。なかなか厳しい戦いでした。レギュラーシーズンではリーグ優勝したものの、貯金の大半はセリーグ相手の交流戦によるものであり、実は純粋にパリーグ内のチーム相手に一番勝っていたのがマリーンズだったのだ。そのマリーンズに対しての勝利、これで胸を張って「パリーグ王者」と言えるというものだ。いやぁ、ほんとうによかった!
終わってみて言えるのは、ファイターズ2勝1敗で迎えた第4戦、ここでボビー・バレンタインがで成瀬を使わなかったことが(結果的に勝ったとはいえ)ファイターズにCSでの勝利を呼び込んだということだ。第5戦が「ダルビッシュ vs. 成瀬」という万人の注目を集め球史に残る(かもしれない)試合となったことで、注目を浴びれば浴びるほど力を発揮するというダルビッシュの特性に火をつけてしまった。成瀬を残すことで優位に立とうした戦略が間違いだったことは、結果が示している(ダル=6回3分の2、1失点。成瀬=3回3分の2、4失点)。つーか、マリーンズのことはどうでもよい。ダルビッシュは風邪ひいててアレだからね、名実共に日本一の投手だなぁ。日本シリーズまでには体調を整えて万全で出てきてほしい。ダルを継いだグリンも完璧だった。ダルビッシュ、グリンという先発2本柱はどのチームに対しても大きなアドバンテージとなる。最終回にはマイケル登板。前回の失敗(5連打でKO)もあり無理して使う必要はないんじゃないかと思ったが、しかし最後に三振で締めたことはマイケルの自信回復、周囲の信頼回復となっただろう。めでたしめでたし。
それにしても、ヒルマン監督は短期決戦の投手起用がうまい。去年のプレイオフのダルビッシュ、今年の第5戦のグリン、どっちも相手が一番嫌がる投手を「ここぞ」というところで使ってる。選手もそれに答えてるし、ファンも最高に盛り上がるよ。
あ、そうだ。TV中継でもぎりぎり入ったが、試合後にファイターズ、マリーンズ両チームの監督、コーチ、選手がグラウンド内で互いの健闘を讃え合っていた。日本のプロ野球では珍しい光景だが、ちょっと感動的ないい場面だったな。まぁ、勝ったから余裕で言えることですが。
日本シリーズは、どうせならジャイアンツを倒して
1981年後楽園決戦のリベンジを果たしておきたい。でもなんかドラゴンズが来るような気がしてる。で、どっちが来ても7戦までやりそうな気もしてる。7戦やったらダルビッシュが3試合出て、それで勝つということですな。
次期監督は梨田でほぼ決まり。高田GMの退任で現在のようなGM体制自体もなくなるようだ。梨田は監督よりGMの方が向いてるんじゃないかという気もするのだが。

10/5 パリーグ全日程終了。2年連続のリーグ優勝となる144試合79勝60敗5分、勝率.568(昨年は136試合82勝54敗、勝率.603)。貯金19のうち13勝が交流戦貯金。本塁打73、得点526は12球団最低。防御率3.22、失点489は12球団トップ。稲葉篤紀は打率.334と安打数176で初の首位打者と年間最多安打を獲得(森本ひちょりは175安打で1本差!)。ダルビッシュ有は210奪三振で最多奪三振完投数12は両リーグでトップ。わずか0.003差で防御率1位は逃した(1.820)。1試合あたりの観客動員は前年度8パーセント増の2万5459人(リーグ2位)。
鎌倉健(22)、中村渉(28)の2投手に戦力外通告。鎌倉は05年に7勝し先発ローテーションも務めたが、右肘痛が完治せず。大型右腕として球団から大きく期待されていただけに、残念な結果となった、中村は現役続行を希望。
また、今季は42試合に登板した江尻が右肘靱帯再建手術で来季全休の見通し。登板過多ぎみの武田久をカバーする働きを見せていただけに、これはちょっといたい。

10/4 高校生ドラフト。4球団による抽選で"100年に一人の怪物"中田翔の交渉権を獲得。とりあえずは万々歳。

一巡目
中田翔・外野手・大阪桐蔭 右投右打。183センチ95キロ、高校通算87本塁打、最長推定飛距離188メートルの超高校球スラッガー。投手としても150キロの速球と高速スライダーを投げ込み、投打合わせての素質・能力では「100年に一人の逸材!」とまで言われる怪物。プロでは「広い外野を走るのはイヤ」なので三塁手がやりたいらしい。背番号は22番を希望中。誕生日だそうです。
三巡目
津田大樹・投手・倉敷 右投右打。181センチ75キロ。ハードスライダーを持つ岡山の速球王。スタミナ的にはまだまだだが身体能力は高く、短いイニングなら即戦力か。
四巡目
大平成一・外野手・波佐見 右投左打。183センチ91キロと体格的には中田に引けを取らない。でかい上に長打、俊足、強肩の3拍子揃った好素材。
五順目
松山傑・投手・横浜商大高 右投右打。179センチ73キロ。しなやかな体躯の速球派。最速146キロをマーク。
六巡目
豊島昭好・投手・北陸大谷 左投左打。169センチ69キロ。体感140キロ超の速球で真っ向勝負の小さな小さな石川のミスターK。マウンド上で動じない精神力に細心さも兼ね備えた投手魂が魅力。
七巡目
浅沼寿紀・投手・旭川南 左投左打。181センチ72キロ。07年センバツ出場。星野伸之ばりの落差のあるタテカーブが武器。北海道枠。

中田以外は全国区ではほぼ無印という指名。しかしいつのまにか「ファイターズの高卒選手育成能力は日本で一番」ということになっているので、それぞれに期待しよう。つーか、高校生の指名は例年3〜4人だったのが今年は6人も取ったよ。こりゃあかなりの解雇・退団者がでるな……。あいつとか、あいつとか……。ちなみに中田の欲しがった22番は建山がつけてる。どうする建山。
さて、パリーグ自体では数試合残っているもののファイターズは公式戦日程終了。クライマックスシリーズ第1ステージは2位・千葉ロッテマリーンズVS.3位・福岡ソフトバンクホークス。ホークスが3位に落ちるとは思わなかったよ。ホークスには結局負け越してるので、どっちかと言えばマリーンズが勝ち上がってくる方がありがたいな。
9月の月間MVPに稲葉。自身初の首位打者獲得も確実。

10/1 うはははははは! 9月29日の千葉ロッテマリーンズ戦(@千葉マリン)で勝利し、2年連続となるリーグ優勝達成! Back to Back! シーズン前に軒並み「Bクラス」と順位予想していた評論家連中は反省しなさい。いやまぁ、私自身も「2位から5位のあいだ」とか言ってましたが。個人的にはその夜は某所で「泥酔→前後不覚→泥眠」状態だったので特番とか中継とか見てないんだよな〜。後で映像入手してゆっくり見よう。
というわけで、12球団で最少の得点、最少の本塁打ながら「
投手と守備と効率」で勝ち取ったリーグ優勝は球史に残るであろう。MVPは誰が選んでもダルビッシュ有。有言実行の21才で間違いなし。野手から選ぶとなると……内野の穴を埋めた小谷野! 新外国人グリーンが使い物にならなかったことで空いた三塁を実力で勝ち取り、打率.250本塁打5という数字以上の仕事をしてくれたファイター。マニー・ラミレス(Boston)ばりのヘッドキャップとダブダブ袖はいいセンス。勝負強さはあるがしつこさには欠けるので、そのへんは今後の課題。
まだクライマックス・シリーズと日本シリーズがあるので浮かれるのはこのくらいにしておこう。明後日は高校生ドラフトだしな。
新監督候補にOBの
"チャボ"島田誠、元近鉄バファローズの梨田昌孝の名前が浮上。連覇チームを任せるなら梨田も悪くはないが、チャボの監督姿はちょっと見てみたい気はしないでもない。

9月

9/19 東京ドーム最終戦、対東北楽天ゴールデンイーグルス。「試合後に田中幸雄の引退発表」ということで駆けつけました。そしたら想像以上の大入り。試合開始時には自由席は内外野とも満杯。客席には新旧ユニフォーム、Tシャツの背番号6がちらほら(俺もだ!)。いゃあ、やっぱり東京での田中幸雄人気はすごいなぁ。というか……「ちらほら」ぐらいしかいないな……まぁ、皆様ほんとは今季初の「ダルビッシュ VS. 田中将大」目当てだったのかもしれない。そして、ふと気付くとなんと三階席が開放されている! 東京ドームのF戦としてはほんとに久々の出来事(観客数27972人)。
ダル様はいつもながら不安定な立ち上がり。2-3ピッチが多く、回が進んでもコントロールがいまひとつ。しかし球威でゴリ押しして4回2死までノーヒットに押さえ込む。打線は初回からマー君を捉え稲葉のタイムリーで先取点。初回から
稲葉シェイクだが、でも残念ながら東京ドームの外野スタンドは札幌のようにズカンズカンと揺れてくれないのだ。そこはもの足りないね。2回には金子誠のソロホームラン。金子のホームランなんて年間に3〜4本しか打たない珍しいものを見られてまことに嬉しいかぎり。しかし3回以降はマー君を攻め倦ね、6回には三者三振を喰らうなど、いいとこなし。一方、ダルも楽天打線の逆襲を受け度重なるピンチを背負うが、自身のバント処理(完璧!)やセギノールの好守(身長2mから更に1m手を伸ばしてライナーをキャッチ!)で6回7回とゲッツーを取り、ここぞというときには渾身の奪三振で相手に点を与えない。
そして2-0のまま7回裏、ファイターズ一死一三塁で代打田中幸雄! いやぁ、
観客総立ちでスタンディング・オベーションですよ。やっぱりみんな田中幸雄が好きなんだなぁ。2万7千人超(←楽天ファンが900人として)の想いが幸雄に伝わったに違いない。一塁走者の金子誠がスタートを切ったその真上を、打球がライナーで超える! ライト前にタイムリー! もう客席は大興奮! 拍手が鳴りやまない中、森本が犠牲フライ、4-0となって田中幸雄は一塁走者に残ったまま。ここでついに田中将大が降板、初対決はとりあえずダルビッシュの勝ちとなった。ファイターズ・ファンはほぼここで勝利を確信したはず。で、ひと息ついたとたん、田中賢介の打球は右中間最深部へ! これを磯部が獲れない! 一塁にいた田中幸雄が激走してホームイン、続いて打者走者の賢介もホームイン! なんとなんとこれがランニング・ホームランとなってしまった! うひゃー、ランニング・ホームランなんて初めて見たよ。まぁ、ほとんどの観衆もそうだったはずで、東京ドームはもうお祭り騒ぎ。ファイターズ戦の観戦勝率2割くらいの俺もこれでほんとに勝ったと思えたのだった。もう試合としてはあとはおまけ。熱狂の余韻冷めやらぬまま、6-0で試合終了。
普段ならもう既に観客の何割かは席を立っているはずなのに、今日は誰も帰ろうとしない。
そしてついに、その時が。スクリーンに田中幸雄のデビューから2000本安打までの姿が映し出され、それが終わるとともに田中幸雄が一人グラウンドへ歩み出る。「
この東京で、後楽園球場2年間、東京ドーム16年、札幌ドームで4年。1年目から試合に出させていただいて22年間、幸せな現役生活を送ることができました」と、いつもながらの朴訥な声で、でもしっかりと「今季限りでの現役引退」を発表したのであった。怪我にも苦しみ、けして幸せな事ばかりではなかったとは思うが、日本一も勝ち取り、野球人としては幸福な人生だったのではないか。というか、まだ「東京の巻」が終わっただけでシーズンが終わったわけではないので、まだもう少しがんばれ! ジャイアンツと日本シリーズ戦うことになったらまた東京ドームでやるんだしな。
幸雄は日本一の照れ屋さんでもあるので発表後はすぐベンチ引っ込んでしまったが、球団マスコットB☆Bに引っ張られてライトスタンド下で一礼。そしてまた鳴りやまぬ拍手と声援の中、逃げるようにベンチへ帰ってしまった。最後までいかにも田中幸雄らしい姿。
いやー、ほんとに感動的な「引退発表式」でした。敗戦後でありながら席を立つことなく暖かく紳士的に見守っていただいた東北楽天ゴールデンイーグルス応援団並びにファンの皆様にも御礼申し上げておきます。
球団からは「功労者」でもありコーチとして残留のオファーはあるそうだが、まだ受諾するかどうか、意思を表明してはいない。
(後日、打撃コーチ就任以来を固辞しました)
帰り道で拾ったちょっといい話。
駅に向かって前を歩いていた老夫婦の会話。
「いやぁ、よかったなぁ。今までで一番感動したよ」
「そりゃそうよ、幸雄さんだもの」

というわけで、この日の勝利でクライマックスシリーズへの出場権を獲得(なんだよ「クライマックスシリーズ」って。プレイオフでいいじゃないか。なんか商売にしようといういやらしさが臭ってやだなぁ)。あとは1位通過できるかどうかの勝負。
とりあえず首位にはいるものの、ここまで高卒ルーキーながら先発ローテーションをこなしてきた
吉川が左手首骨折でリタイア。全治4週間とあって今季の復活は絶望。右肩痛のグリンと合わせて先発投手の穴は大きい。穴埋めは金村なのか?

9/14 勝ったり負けたりで相変わらず強いのか弱いのかさっぱりわからない。しかし追ってくるホークス、マリーンズも決め手を欠くようで、首位キープのまま。70勝54敗分(残り試合16)。八木がローテに戻ったのとか、スウィーニーがそこそこいい投球してるのとか、終盤に向けてプラスもあるものの、グリンが2試合続けて肩に違和感で途中降板してるのとか、もともと球質の軽い武田勝がポカポカ打たれ出してるのとか、なんかちょっとイヤな感じがなくもない。打撃陣は特に言及することもなし。セギノールは打率.250を切って4番から外れる始末。代わりの4番が小谷野というのは……なんだかずいぶん小粒だよなぁ……。悪い打者じゃないけど相手投手に与える威圧感というものがない……。えーと、田中賢介はパリーグ犠打記録を更新中(現在52)。
そんな中、7日には球団から「来季の選手契約は結ばない」と言われた田中幸雄が「他球団でプレーするつもりはない」と事実上の引退宣言。ファイターズ一筋の功労者でもあり、6番は永久欠番としてもいいくらいだ(もっと本人に6番へのこだわりがあるのかどうかはわからないのだが)。
翌8日にはトレイ・ヒルマン監督が今季限りでの退任を表明。「家族との時間を大切にしたい」とのことだが、もともと単年契約であり、想定の範囲内。「なんでシーズン中の大事な次期に」という批判(?)もあったようだが、べつにいいんじゃないの。そんなことで選手に動揺なんてないだろ(新監督によってはクビになりかねないコーチ陣にはあるかもしれないが)。次期監督は……白井の昇格? 北海道出身の若松? またガイジン? 少なくともOBにはロクな人材はおりませんので外部からとなることでしょう。
8月の月間MVPをダルビッシュが獲得。月間5勝! サエコさまさま。

8月

8/20 オールスター以後は1勝2敗ペースと失速したものの、7連勝したりしたのでとりあえず首位キープ。60勝45敗4分(うち交流戦貯金が13=リーグ内勝ち越しは2しかないのだが……)。行けるかな? と思うと急ブレーキがかかったりして一時点灯したはずの「3位内確定マジック」も消えてしまいました。相変わらず打線はチーム打率チーム本塁打共に12球団最低。先取点の獲れない試合が続き、チーム防御率も緩やかながらも降下中(3.14=リーグ2位)とあって、残り35試合の行方はまったくわからない。点が入らないのは今に始まったことじゃないので仕方ないのだが、武田久&マイケルの「必勝リレー」による取りこぼしが極端に増えてきたのが痛い。ダルビッシュ・グリン・武田勝の3本柱に絶対的な安定感があるだけに、なんとかブルペンも踏ん張ってほしいものだが(去年と逆パターンだな)。若手の層が厚いようで実は投手陣も打撃陣もいっぱいいっぱいなので、苦しい時の救世主出現が期待しにくいところも辛い。投手では昨日イースタンで完封勝利し復活の兆しを見せた八木、プレ五輪の星野ジャパンで好投を見せた植村裕介あたりか。
首位にいても貯金が15あっても全然安心できない性分なのです。積年の負け犬症候群です。すいません。
9日、ダルビッシュが「今日は絶対勝つ!」を実践しお立ち台で交際妊娠結婚宣言。勝負強いねぇ。サエコか……あの女計算ずくだよな。

7月

7/19 オールスター・ブレイクを首位で折り返し。49勝37敗4分(2位・マリーンズと3ゲーム差)。交流戦貯金(18勝5敗)のおかげです。オールスター前で勝率5割あれば上出来と思ってただけに、プレイオフに向けてこのアドバンテージはものすごく大きい。しかし相変わらずチーム得点(316)&チーム本塁打(48)はリーグ最下位。首位ターンの功労者たる投手陣も打ち込まれる場面が増え、チーム防御率はホークスに抜かれてリーグ2位(それでも3.16)。少ないチャンスをどんな手を使ってでも得点し、なんとかかんとか投手と守備で逃げ切るという野球を続けております。なにしろ「3点とられたら負け」なので夏場を迎えて投手陣に疲れが見えた(既に見え隠れしているが)とき、どこまで落ち込むかはちょっと心配(相変わらずの負け犬心理……)。
グリンが6月月間MVPを獲得。安定感抜群。シーズン前はこんなにいい投手だとは思わなかった。うれしい誤算。金子洋平はファームでドカドカ長打ちまくり6月のイースタン月間MVPを獲得して一軍復帰。でもやっぱり三振ばっかりしてる。大振り打者はなかなか難しいね。かつての藤島ジャイアン正剛を思い出す。その一方、3年目の工藤は好打俊足好守でスタメン器用が続いてる。50m5秒8の快足。でも何度も言うようですがファイターズには
俊足好守の選手は山ほどいるからなぁ。そういう選手ばっかりだと今みたいな「1点を狙う」ことしかできないし、やっぱり面白味には欠けるんですよ。(あ、もしかすると珍しく「贅沢な」悩み?)

6月

6/28 交流戦は12連勝含む18勝5敗1分で優勝。昨年の日本一チームとはいえ、いわば無印チームの勝利ということでいろいろ分析されて(日程が有利だったとか投手力の勝利だとか1点にこだわるスモールベースボールの成功だとか的確な情報収集だとか)ますが、やっぱり2連戦シリーズとなったのが大きかったね。各チームとの対戦が細かい区切りとなったので、いい投手を効率よく使えた。あと、どのチームにも年に一度はやってくる「上昇気流」がちょうどこの時期にあたったことが勝因でしょうか。優勝賞金5000万円は有効に使って下さい。MVPはグリンが受賞。5勝0敗、防御率1.01はたいしたものだ。ただ、個人的には先発&中継ぎで要所を締めた武田勝を高く評価しといてあげたい。
トレード期限直前で、オリックス・バファローズとの2対2のトレード成立。木元&清水と歌藤&萩原との交換。歌藤は左、萩原は右の中継ぎ要員。歌藤は03年の自由枠入団とあって、素質自体の評価は高かった。伸び悩んで(?)ますが。萩原はプロ入り9年目で内野手から投手に転向したという変わり種。転向させたのは故・仰木さんではなかったかな? まぁ、そんな「思いつき」みたいなことして、しかも「そこそこ成功」させるのは仰木さんぐらいなものだが。一方、木元には「ポスト小笠原」の期待もあったがここ数年の不調から抜け出せず、小谷野や稲田の成長もあって使い所がなくなった。清水もなぁ……かつて勝ち投手になってお立ち台で号泣してた姿しか思い出がない。とりあえず新天地での今後の活躍を期待したいところですが、同一リーグなのでちょっと微妙な気持ちもある。他のチーム相手にがんばっておくれ。
新外国人、ミッチ・ジョーンズ来日。186センチ97キロ29才。今季3Aラスベガスで52試合で打率.303の19本と好成績。だがしかし60三振。昨季は121試合で打率.234の21本で145三振。1シーズン170以上の三振記録もあり、常に試合数より三振数が上回っている。メジャー経験はなし。
そういう右の大砲だか空砲だかです。
背番号はジョーンズ15、歌藤51、萩原19。

6/12 14連勝(球団新記録。交流戦では12連勝)したりしてたので、交流戦ほぼ3分の2を消化した時点で12球団トップの13勝2敗。あいかわらず得点能力は低いのだが(12球団中、得点は6位タイ、打率は7位、本塁打は10位タイ)、失点はダントツ最少(1試合あたり1.87失点)。点を獲らないでも(獲れないでも)勝つ野球をやっております。先発ローテから八木、金村、建山を欠きながらも「2点獲ったら勝てる」試合を続けているのは驚異だ。いつのまにやらーリーグ順位は2位に上がり、首位・マリーンズと2ゲーム差。まぁ間に14連勝もしてて貯金が9しかないというのもアレですが、ひと月前には「オールスターまでに勝率五割」を願っていたのがウソのような今日この頃です。ただ、今年の交流戦はパリーグ各チームが勝ちまくってるので、パリーグ内の順位には大きな差が出てない。10連敗中で最下位の西武ライオンズでさえ借金は10。プレイオフ争いの行方は全然わからない。
今のところ先発はダルビッシュ、グリン、武田勝、木下、吉川。若いね。グリンが来日二年目なので二年生と(むりやり)数えれば、
全員がデビュー三年目以内の投手。この先しばらく投手王国を維持できそうだなぁ。とりあえずマイケルと武田久に昨季のような絶対的な信頼感が抱けないのと、左のセットアッパー不在(武田勝が先発と両方やってるのが凄い)が投手陣の不安材料。あと、高橋信二のリードにもいささか心配ではあるが。
攻撃陣については特になし。小谷野が五番に定着したことくらい。賢介と小谷野に関しては「遠からず主力選手になる!」という自分の評価が正しかったことをちょっぴり自慢。小谷野には横浜ベイスターズの村田みたいになってもらいたいものだ。次は金子洋平だな。いま二軍の四番であいかわらずぶりぶり大振りしてるようです。同じく二軍では市川が5月の月間MVPを獲得。いま一塁手は空いてるから、市川にはチャンスと言えばチャンスなんだが。ただし新ガイジンと契約という情報もある。3Aラスベガスのミッチ・ジョーンズ(29)。もともと外野手だが一塁で使う? まだ正式発表はなし。

5月

5/21 交流戦前の一区切り。ここまで21勝23敗3分の4位。1位ホークスとは6ゲーム、3位ライオンズとは2ゲーム差。去年の札幌ドームでの圧倒的強さはどこへやら、今年はホーム試合で9勝14敗と大きく負け越してる。本塁打はリーグ最低の26本(1位はホークスの54本)。得点も168で最下位(オリックスバファローズでさえ169)。いちおう、オールスター時点で勝率5割となれば最終的にプレイオフ圏内(3位以上)には届くと思うのだが、交流戦は鬼門だからね……。
二年目の
木下が19日ホークス戦で初完投初完封勝利。な、予言が的中したべさ。八木が登録抹消となったので、そのまま先発ローテに加わることであろう。ただ、左の先発が欠けるのは痛い。吉川の先発もある? つーか、即戦力だったはずの宮本(希望入団枠)はどこへ行った?
森本は24試合連続安打達成。大下弘(!)が東急時代に作った球団記録に並びました。

5/18 田中幸雄、通算2000本安打達成! (5月17日/対楽天イーグルス戦/2打席目/投手山村/東京ドーム)
前日に「残り1本」となった時点で、今日絶対出ると思った。東京ドームでの試合なのも、神様のお導き。この試合に行かなくてどうする! というわけで内野自由席。ライトポール際。二打席目のライト前ヒット、ほんとにもう、打球が俺んとこに向けて飛んで来たよ。泣けるね。80年代後半から90年代、ファイターズの辛く苦しい時代を共に乗り越えて来た仲間として(主力選手とただのファンという違いこそあれ)心から祝福してあげたい。
2000本安打は史上35人目。ファイターズ一筋では初。実働22年目での達成は史上最長。2205試合目での達成は2290試合の大島康徳に次ぐ長さ。39歳5ヶ月での達成は歴代6位タイの高齢。シーズン打率3割以上なしは柴田勲以来2人目。生涯通算打率では35人中最低。それでも2000本だ! 初安打は1986年6月10日の対南海ホークス戦、井上祐二からの本塁打。
旧フランチャイズということで、古くからのファンが大挙して訪れ、感動に包まれた東京ドームではあったけれど、しかし試合は負けました……(6-11)。
こんな時くらい勝て! 先発・金澤、二番手・伊藤にいいところなし。捕手・高橋のリードに問題があるのではないか? 高橋は打撃でもブレーキ。セギノールと高橋という低打率大振り打者を四番・五番と並べるのはいかがなものか。
ちなみに高校生ドラフト一位の
吉川がプロ初登板。ホームランは打たれたが、大器の片鱗を見せた(片鱗だけ)。

5/1 3〜4月は12勝16敗3分で4位。4位とは言うものの、6連敗を含む連敗街道で、一時期はダントツ最下位だった。今でも首位(ホークス)とは5.5ゲーム差で、パリーグは早くも3強3弱が明確になりつつある。なにしろ打てない。点が入らない。投手陣も援護ないままに踏ん張り切れなくて失点する。どうにもなりません。自慢の(自慢だった)「日本一の一・二番」も「日本一のブルペン」もほとんど機能してない。特に武田久-マイケルの必勝パターンが失点を重ねてる。去年あれだけ酷使したことを考えれば、今季へろへろなのも致し方ないとしか言えないのだけれど。投手陣の新戦力ではグリン、金沢はまあまあ安定してるが、スウィーニーはその日投げてみなければわからず、即戦力のはずだった宮本はまるで使えず、山本も合格とは言えない。
しかしそんな中、
ダルビッシュはいいねぇ。5完投(1位)防御率2.12(4位)は当然としても、奪三振はダントツの61(投球回数51)。ほんとに本物のピッチャーになった。しかもまだまだ成長中。打者では田中幸雄。スタメン起用が続いたことで調子が上がり、2000本安打まであと6本! 予想(夏頃だと思ってた)を裏切るハイペースでいよいよカウントダウンに入った。
しかしまぁ、田中幸雄が一塁のレギュラーで出ているということ自体が打線の低迷を物語ってもいるのであって、普通、強打者のポジションでクリーンアップを打ってて当然のところに「八番、ファースト、田中幸雄(または稲田)」というのはいかがなものであろうか。同様に三塁には陽仲寿。そりゃ陽には期待してるけど、内野の二大ポジションが八番九番てのはどうなのよ? 開幕戦で使われた木元もグリーンも二軍落ちしてる。そもそもヒルマン監督が望んでたように中村ノリ拾っておけばよかったんじゃないの? 一塁も三塁もある意味「難しくない」ポジションなのに、これほど人材を欠いているというのはチーム編成に大きなミスがあったのではないか。確かに、いざとなれば外国人という手はあるけれど……(登録締切までまだ2ヶ月ある)。
一軍の不振とは関係なく、二軍は好調(イースタンリーグ2位)(ただし同様に好調なのが楽天イーグルスとヤクルト・スワローズだったりするのが不吉)。二年目の
木下が昨日のジャイアンツ戦で完封勝利。遠からず一軍に上がって来ることであろう。

4月

4/2 開幕してます。開幕いきなり2引き分けという不吉なスタートでした。いちおう開幕オーダー(3/24 対マリーンズ)を記しておきます。
中 森本
二 田中賢
右 稲葉
指 セギノール
一 木元
捕 高橋
三 グリーン
左 坪井
遊 金子誠
投 ダルビッシュ
結局、冒険のないコンサバなスタメンでした。そこから1週間たって(通算2勝3敗3引分)、三番坪井、五番稲葉という形になってる。一度死んだ男・
坪井の好調は嬉しい誤算だが、木元は既にベンチ。グリーンも予想通り、ほとんど打ててない。インコースを見逃して外の変化球に泳ぐという典型的なダメガイジン・パターンに陥っている。金子洋平は代打で結果を出し、大物の片鱗を輝かせつつある。捕手は打撃優先で高橋。鶴岡は去年の中嶋のように「抑え捕手」としての起用。投手では、谷間先発要員に転向した建山が7年ぶり先発勝利。これも嬉しい誤算? ただしこれで自慢の中継ぎブルペン陣が手薄になっては困るのだが。開幕直前のトレード(正田を放出)でタイガースから金沢を獲得したが、使えるのかどうかまだわからない。金沢本人は「これを機に先発にも挑戦したい」とかチームの意向を無視した発言をしてるが。
まぁしかし、開幕一週間を見てわかったのは「やっぱり今年のホークスには穴がない」のと「ライオンズもマリーンズも強い」のと「バファローズには油断ができない」のと「田中マーくんへの注目はまだまだ続く」ということだ。というわけで、今季の予想はよくてシーズン2位、悪くてシーズン5位。評論家とかいう連中の予想はだいたい4位あたり。なんとかプレイオフに出られれば、去年の経験からそこそこ戦えるとは思うのだが。
かつてのファイターズの名セカンド・菅野光夫氏が亡くなられました。1981年の優勝メンバー。オールスターのファン投票で選出されながら「組織票」として出場辞退したなんていう騒動もありました。近年は勇翔寮の寮長としてダルビッシュの喫煙を取り締まったりしてました。いろいろとご苦労もあったことでしょう。ご冥福をお祈りします。

3月

3/5 オープン戦たけなわではございますが、各マスコミにおけるチャンピオン・チームの取り上げ方は「ほぼない」という状態。まぁ、いつもどおりと言えばいつもどおりなんだが。日本一になった球団なんだからもうちょっと露出あって然るべきではないのか。そりゃスターはいませんけど。
唯一のスター選手(?)であるダルビッシュはまだまだ成長中。恐ろしい。今季中にノーヒットノーランくらいはやるんじゃないかね。最終的にはマツザカ以上になるかもしれない。まぁ、その頃はファイターズにはいませんが。
先発ローテは、ダル、八木、金村、スゥイーニー、グリンでほぼ決まり(故障者が出なければ)。あとは故障で出遅れてますが武田勝、それと今年こそはの須永。即戦力と言われた宮本はまだちょっとかかりそうだが、中継ぎで使って行くのかもしれない。去年の武田勝の使い方参照。後ろは、疲労の蓄積してる武田久と去年は出来すぎだったマイケル。岡島の穴を速攻で埋めないとガタガタっと来そうな予感。山本? 期待はあったけど、オープン戦ではまだこれといった成績は出てない。
打線では「
一番・田中賢介、二番・森本」を試行中。ヒルマンの頭の中には攻撃的二番として森本=ジーターのイメージがあるんだろう。これ、はまればはまると思う。悪くない。ヒチョリはともかく、賢介がさらに大きく育つ可能性が高い。マジで近い将来、ファイターズの三番を打つことになると思うんだがなぁ。それか、糸井。糸井は野手転向2年目にして、レギュラー定着しそうだ。使われる度に長打爆発という驚異のルーキー金子洋平との三番四番も見てみたいものだ。金子洋平もいい。守備に問題はあるけどシーズン通して使えば新人として二村(またマニアックな……)以上の数字を残すだろう(うろおぼえだけど二村は12本、2割8分くらいで新人王獲った)。
アンディ・グリーンはまぁ予想してた(守備固め要員)よりは仕事しそうだ。でも所詮は中距離打者。威圧感に欠けるのは如何ともし難い。それでも他にいないので三塁。一塁に木元。今の時点で俺がスタメン組むなら
二 田中賢
中 森本
右 稲葉
指 セギノール
左 糸井
三 グリーン
一 木元
捕 鶴岡
遊 金子誠
(投 ダルビッシュ)
左投手用としてレフトに金子洋平、一塁に小谷野。
こんなもんでしょうか。五番・糸井は賭けです。しかし……あんまり点とれそうにないね……。
お伝えするの忘れてましたが、今季のスローガンは
Focus, Advance, Nexus Spirit。「集中、前進、結束心」で、頭文字を取るとFANになる。それはつまり「常にファンと共にある」のだそうです。

1月

1/10 その後の背番号情報。糸数 20、アンディ・グリーン 4、スゥイーニー 42、ライアン・グリン 14。グリーンとグリンはややこしいので、共にフルネーム登録するらしい。
戦力外として解雇していた
坪井と再契約。年俸7000万から2000万へ。金額はともかく、クビにしたり呼び戻したり、球団側のいいかげんな扱いに2度のトライアウトまで行った坪井は怒っていいのではないか。しかしまぁ背に腹は代えられないのでおとなしく再契約。背番号はそのまま7。空いててよかった。
ジャイアンツへ移籍した小笠原の代替選手の獲得はない予定。金銭補償を求めるそうです。その方が1億5千万円だか得なんだとか(総額4億5600万円)。ちょっとせこい。まぁ、その差額をセギノールとの再契約に回すのかもしれない(
1/15 2億→2億5千万で単年契約に合意)。

↑2007年/2006年末↓

12月

12/19 球団スタッフや選手の方々は優勝旅行でニュージーランド行ってますが、新しいチーム編成の方は混迷しております。とりあえず新外国人2名。
アンディ・グリーン 29才 内野手 右投右打 176cm 77kg
 メジャー通算 3シーズン136試合出場 打率.199 2本塁打
ブライアン・スウィーニー 32才 投手 右投右打 185cm 81kg
 メジャー通算 3シーズン49試合登板 3勝0敗2セーブ 防御率3.49
グリーンは去年から狙ってた選手。
何がそんなにいいのかは謎。数字からは内野のユーティリティー選手以上のものは見えない。それにしてもなんで毎年毎年、内野に外国人選手の補強が必要なのかも謎(アルモンテ〜マシーアス〜グリーン)。尾崎とか陽とか川島とか、有望な若手もいるのになぁ。使ってるてるうちに田中賢介みたいに大化けする例もあるわけだし。スウィーニーは先発ローテに入れる予定。あと、投手では、楽天イーグルスから自由契約となったライアン・グリン(今季7勝7敗)を獲るという話もある(獲った)。
2007年のコーチングスタッフはこちら。
一軍 二軍
監督 トレイ・ヒルマン 監督 福良淳一(二軍内野守備コーチから昇格
ヘッド兼内野守備コーチ 白井一幸 投手コーチ 島崎毅
投手コーチ 佐藤義則  〃    野村収(
投手コーチ 厚沢和幸(二軍投手コーチから移動 打撃コーチ 島田一輝
バッテリー・コーチ兼捕手 中嶋聡(  〃    大村巌
打撃コーチ 淡口憲治 内野守備コーチ 水上嘉雄(
外野守備・走塁コーチ 平野謙 外野守備コーチ 川名慎一
一軍コーチ補佐 デーブ・オーウェン(  

一軍コーチ補佐のオーウェンの仕事は、たぶんベンチ内外でのヒルマン監督の話相手であろう。二軍内野守備コーチに水上とは、なんだか唐突な人事。元ロッテ・オリオンズのショートですね。リーゼントとスポーツカーのヤンキー系だった。つーか、ヤンキーという言葉はまだ一般的ではなかった。当時はツッパリと言った。んなことはどうでもいいが、その水上がどこのルートで入ってきたのかちょっとだけ気になる。
森本は新庄の背番号1番を継承。今後、保護者(新庄様)のいない環境でヒチョリパフォーマンスがどれだけ続けられるかは疑問。練習用緑シャツにしても既に他選手から叩かれ始めている。実力で突破できるように陰ながら応援しております。まぁキツイこと言うと、森本のネタはまだ8割がたすべっている。番号変更は他にも。小田の背番号は51から9へ。51の方がよかったんじゃないかね、仕事人っぽくて。ただ、鶴岡(64)や押本(61)が番号の変更を望まず、大きい番号が不足してきてるという球団側の事情もあるのかもしれない。日本球界はアメリカみたいにどうでもいい選手が1とか3を平気でつけちゃうところとは違うからなぁ。
新入団選手の番号はこちら。
宮本賢(投)17
山本一徳(投)44
金子洋平(外)40
今浪隆博(内)45
内山雄介(投)49
吉川光夫(投)34
植村祐介(投)46
ダース・ロマーシュ匡(投)66

3巡目指名の糸数は未定。つーか、アジア大会に行ってたのでまだ契約が済んでない(その後
20に決定)。4巡目指名の長野(日大)は入団拒否してホンダ技研入り。今どき「巨人以外いかない」というのは22才にもなってなんかちょっとどうなのであろうか。(後記・長野本人にはファイターズ入りに抵抗はなかった模様。しかし巨人から日大監督Sへの金銭供与疑惑あり。まぁ、そういうことです)
「生涯ファイターズ」の田中幸雄(38才)は現役続行の契約更改。4000万円減の年俸2000万円。97〜00年の自己最高年俸額1億5000万円から計算すると87パーセント減となる。それでも「契約してもらえるだけでありがたい」と幸雄らしいコメントでした。2000本安打まであと18本。
金村とのトレードの噂もあった多村(横浜)はホークスに獲られた。ちょっと残念。
セギノールとの契約は進展の気配なし。本人はたぶんメジャー復帰を狙ってるんだろうな。
小笠原のFA移籍に対するジャイアンツからの補償選手の発表はまだ。実松だったら笑う。

11月

11/27 アジア王者になったり、パレードしたり、小笠原が出ていったり、「日本一入りたくない球団」とか言われたりした11月です。
表彰関係でいくと
ゴールデングラブ賞に5人! ほんとに守備で評価してるのか微妙な賞(創設以来多分に知名度が優先されてるとしか思えない選考が多々ある)だが、もちろん球団史上最多の選出。外野はいつもの3人で独占!
一塁手 小笠原道大(5度目)
二塁手 田中賢介(初)
外野手 森本稀哲(初)(パリーグ最多得票)
    SHINJO(3度目)(通算10度目)
    稲葉篤紀(初)
パリーグMVPに小笠原道大最優秀新人に八木智哉。野手のMVP受賞は球団史上初(投手では81年の江夏)。ただし得票ポイントでは齋藤和巳と僅差だった。八木はぶっちぎりの得票。
ベストナインに4人
一塁手 小笠原道大(初)
二塁手 田中賢介(初)
外野手 稲葉篤紀(初)
指名打者 セギノール(2度目)

大学社会人ドラフト・指名選手
希望入団枠
宮本賢・投手・早大 22才。左投左打。大学通算23勝。左腕技巧派の即戦力。武器はスライダーとシンカーという変化球だが、MAX146キロの速球もある。主将としてのキャプテンシーに加え、打撃の評価も高い。
3巡目
糸数敬作・投手・亜大 22才。右投右打。重い140キロ後半を投げ込むパワーピッチャー。
4巡目
長野久義・外野手・日大 21才。右投右打。ながのじゃなくて「ちょうの」。50メートル5秒8、遠投120メートル、東都2季連続首位打者の功走守3拍子揃った即戦力。「巨人以外行かない!」宣言の中、強行指名。日大の監督にまで「本人が一番行きたくない球団!」と言われた。その後ちょっと軟化したが、はたしてどうなることやら。
5巡目
山本一徳・投手・早大 23才。左投左打。変則左腕。コントロールに難はあるが、打ちにくさでは一線級。タイプとしては岡島の穴埋め?
6巡目
金子洋平・外野手・ホンダ 24才。右投右打。社会人のミスター・フルスイング。広角の長打力と勝負強さが魅力だが、穴も大きそう……。まぁこういう打者は今のチームにはあんまりいないので。
7順目
今浪隆博・内野手・明大 22才。右投左打。今年の隠し球? 六大学で打率2位の俊足好打というくらいしか情報がない。ちょっと謎の選手。
8巡目
内山雄介・投手・旭川大 22才。右投右打。今年の北海道枠? MAX150キロを超える北の奪三振王(1試合19奪三振を記録)。即戦力ではなく素材としての魅力であろうか。

そんで、小笠原はFAでジャイアンツへ。一塁には李がいるので三塁(=小久保の穴埋め)。自身が打者として更に上を目指すには新たなステージが必要だったので、移籍はしかたがない。でもどうせならもっとふんだくってやればよかったのに、と思う。金銭的な欲がないのは小笠原らしいが、4年15億とは安すぎる。まぁとりあえず今後の活躍をお祈りしておきます。
今年の戦力から小笠原、新庄、岡島が抜けて、セギノールとの再契約はどうなるかわからない。金村の処遇も不確定(なんと、多村とトレードという噂もある。ほんとか??)。次の優勝はほんとにまた44年先かもしれんな。

10月

10/27 日本一。春の時点でいったい誰がこんなエンディングを予想できたであろうか。
第一戦 2-4 ●ダルビッシュ
第二戦 5-2 ○八木
第三戦 6-1 ○武田勝
第四戦 3-0 ○金村
第五戦 4-1 ○ダルビッシュ
MVP=稲葉 優秀選手=森本/セギノール/ダルビッシュ 敢闘選手=川上
初戦落としたものの4連勝(札幌で3連勝)で中日ドラゴンズに勝利。ちなみに戦前のマスコミ予想は圧倒的にドラゴンズ有利でしたが。いやはやまったくシンジラレナーイ。
結果的に4試合とも3点差以上で勝ってるが、実際には全部終盤まで1点を争う緊迫した試合だった。試合を分けたのは、決定力。8月後半から突如として生まれ変わった「
ここぞというところで点を獲る」攻撃の勢いが日本シリーズまで続いたことが勝因。投手力に関してはほぼ互角だったと思う。チーム一丸となった流れをそのまま維持できたのには「新庄様の引退興行」と、いつのまにか美談になってしまった「金村舌禍事件へのみそぎ」にも大きな要因がある。新庄、小笠原以外に全国区のいない地味なチームにわかりやすいテーマが生まれたことで、日本中から注目された。若いイケイケな(あんまり深刻に物事を考えているフシのない)選手の多い今のファイターズには、願ってもない活力源となったことであろう。←おぉ、なんか真面目で説得力のある分析。
しかしまぁ振り返ってみて、正直なところ、リーグ一位通過のときが一番嬉しかったな。リーグ優勝では、なんか安心した。で、日本一になった瞬間には、喜びというより達成感を感じた。やり遂げたな、という心地よい疲労感。44年ぶりの日本一か。でも今季そんなに強いチームだったとも思わないんだよな……この2ヶ月間ははっきり言って
できすぎだ。すべてがうまく回ってしまった。こんなことはそうそうあるものじゃない。今から先のこと心配してもしょうがないが、来季はどうなるかわからん。安心材料は投手陣が安定したことだけど、打線はどうだろうか。新庄が引退し、小笠原にはFA流失の噂が絶えない。一番・森本、二番・賢介へのマークは比較にならないほど厳しくなるだろう(今季の千葉ロッテ・西岡、今江のように)。
次の日本一はまた44年後であろうか。それは生きているうちに見られるのであろうか。
でまぁ札幌に
ヒルマン監督の銅像は建てなきゃいけないとは思うが、しかし名将扱いは行き過ぎだ。何度も何度も言いますが、彼は育成の人であって勝負の人ではない(リーグ最終戦のダルビッシュ投入にはちょっとだけ勝負を感じたが)。連覇あるいは王朝の確立を目指すのなら他の人間がいい。……適材は思いつかない。宿題としておきます。

10/17 というわけで10月14日20時54分、25年ぶりのリーグ制覇。プレイオフ第2ステージで福岡ソフトバンク・ホークスを2タテ。しかも9回裏サヨナラで決めるという超劇的な優勝でした。その瞬間はテレビで観ておりました。よかった。第一戦は3−1でダルビッシュ完投勝利。第二戦は八木完封での1−0サヨナラ勝利。
開幕オーダー  プレイオフ第二戦
4 マシーアス 7 森本
7 坪井    4 田中賢
3 小笠原   3 小笠原
D セギノール D セギノール
9 稲葉    9 稲葉
8 新庄    8 新庄
2 高橋    5 稲田
5 飯山    2 鶴岡
6 金子    6 金子
P 金村    P 八木
こうして見ると、やっばり一・二番の成長と固定化が躍進の大きな要因だったとわかる。まぁ、勝因についてはあちこちでいろいろ分析してるようなので、私はなにも言いません。ただひたすらうれしい。田中幸雄が胴上げされてるのを見て、涙。
それにしてもプレイオフ制度のおかけで
何回も何回もビールかけができてよかった。もう一回できればそれに超したことはないけど、あとはもう気楽に楽しんでいただければいいです。いまでも出来すぎです。
……というか、北海道であれだけ盛り上がってるのを見ると、なんかちょっと違和感もある。そりゃあなた方、皆様の応援もあってのファイターズ優勝ではありますが、30年応援し続けて
長い長い暗黒の時代を共に過ごしてきた身としては「いい時だけ出てきやがって、けっ!」というココロの狭い感情もちょっとだけあるのだわ。そういう意味では「移転3年目の優勝は早すぎた」という思いもある。ああいうニワカファンにとってはファイターズが勝つことが当たり前になってしまうだろう。今後再び暗黒時代へと転落した時に、そういう連中は着いて来ない気がする。
しまった! おめでたい場なのに、ついつい長年染みついたファイターズファンの業病「いいことなんて続くわけがない」症候群に陥ってしまった。
それでは気を取り直しておめでたい話題を。
9月月間MVPにはマイケル(1勝8セーブ)とセギノール(打率.408・8本・24打点)。そして、イースタンの9月月間MVPには糸井。糸井はシーズン途中での野手転向ながら、イースタンではぼかぼか長打を打ちまくってる。日本人長距離砲としての一軍デビューも近い。その一方、リストラも既に始まっている。井場、横山、矢野、佐々木、吉崎の6投手、外野手の森に解雇通告。ベテラン投手陣の大量解雇は若手投手陣の成長と期待の証でもある……。吉崎は「あっちむいてホイ投法」で一時期先発ローテ投手として活躍したが、その変則投法が通じたのは結局1シーズンだけだった。横山は一昨年のストッパー。彼も1年だけの活躍だった。佐々木は左の速球投手として毎年のように期待されたが、大成できなかった。岩下は白血病からの復活として話題にもなったが、一軍での出番はほぼなし。ほとんどの選手が現役続行を希望。今後の活躍をお祈りしております。
しまった! また暗い話題になってしまった……

10/2 パリーグ・レギュラーシーズン全日程終了。シーズン成績確定。
本塁打王  32本 小笠原道大 初
打点王 100打点 小笠原道大 初
(ライオンズ・カブレラとタイ)
最多セーブ 39セーブ マイケル中村(初)
最優秀中継ぎ投手 45ポイント 武田久(初)

9月

9/28 レギュラーシーズン最終戦で勝利、自力で1位通過となりました。札幌移転3年目の快挙。でも前回リーグ優勝からは25年。長かった。まぁ、まだプレイオフがあるわけで優勝が決まったわけではないが、なんかもうこれはこれで一区切りということにしよう。あとはオマケだ。
それにしても田中幸雄にビールかけを味わわせてやれたのは本当によかった(いや、来季も現役の予定ではあるのだが)。故・大社オーナーにも見せてやりたかったなぁ……。金子がグラウンドで遺影を抱いてるのを見てちょっとジーンとしたよ。
さて、最終成績は136試合82勝54敗、勝率.603。勝率が6割もある! 80勝を越えたのは1961年東映フライヤーズ時代以来の45年ぶり! 135本塁打と防御率3.05はリーグトップ。同じくリーグトップの
133犠打も今季躍進のカギとしてよく言われるが、得点はリーグ2位の567であり、1位ライオンズの645とは大きな差がある。送りバントしたからと言って必ずしも得点には結びついてないのであった。大きな声では言えないが結局のところホームランで点を獲る野球であり、実はあんまり変化がない。よかったのは一、二番が固定できたことだろう。森本ヒチョリと田中賢介。ほんとこの2人はついに育ってくれた。入団以来ずーっと賢介に期待してた私としては感無量です。あとは稲葉。個人的にチームMVPは稲葉だと思う。ほんと、ここぞというところでよく打った。長年「ここぞというところで全然打たない」打線を見てきたファンとしては今季「そうだよ、こういう選手が欲しかったんだ!」と何度叫んだことか。
というわけで、実際のところチームを支えたのは投手力。故障者も続出し先発ローテーションは固定できなかったが(フルシーズン通したのは八木くらい)、ブルペンの中継ぎ〜抑えというスタッフは日本一だ。押本、建山、トーマス、武田勝(のち先発転向)、武田久、岡島、マイケル。マイケルは39セーブでセーブ王とパリーグ新記録を達成。武田久もホールド王。2人とも後半かなりバテてたけど、よくがんばりました。
プレイオフ第2ステージは10月11日から。おそらくライオンズ相手。今季ライオンズには7勝13敗。松坂には完全にやられてる。1勝のアドバンテージはあるけど、かなりきびしい闘いとなることでしょう。
あ、金村が「絶対許さない」とかなんとか監督批判(と言うかわがまま)してましたが、あの試合はたまたまスカパーで見てたから断言するけど「あそこで代えられて文句を言うお前がおかしい」。反省しなさい。

9/25 高校生ドラフト。駒苫の田中のクジ引きには負けてしまいました。3人とも投手。補強ポイントである捕手は大学生を指名?
高校生ドラフト・交渉権獲得選手
吉川光夫・投手・広陵高校 高校生ナンバーワン左腕。140キロ台の速球と大きなカーブ。欠点があるとしたら完成度が高すぎるくらい? 指名会見では「目標は金本さんと二岡さんと福原さんを足してで割った選手」と面白コメント(3人とも広陵の先輩)。
植村祐介・投手・北照高校 もう一人の北の怪腕、田中のライバル。球速では田中を超える。高校通算27本塁打のスラッガーでもあるが、本人は投手志望。
ダース・ロマーシュ匡・投手・関西高校 2年生の頃はダルビッシュ二世と呼ばれたインド系。3年時は故障もあり、あんまりパッとしなかったが……。190センチの長身からの速球と高速スライダー。

9/1 8月は勝ちまくって68勝49敗で首位と2ゲーム差の3位。なんと貯金が19もある! プレイオフ出場権マジックは10。1位通過も夢ではない。もうほんと、なんとか札幌でプレイオフを!(シーズン2位以上は本拠地開催権獲得)
小笠原は本塁打でトップ(28本)、セギノールはようやく本調子、稲葉(7月月間MVP)は絶好調で、ようやくと言うか珍しくと言うか投打の歯車がうまいこと噛み合って回ってる。八木は苦しみつつも10勝のカベを通過、ダルビッシュは安定した投球で初のフタケタ勝利目前、そんで武田勝が復帰してブルペンの厚みは更に増した。
今プレイオフやればホークスにもライオンズにもぶっちぎりで勝ちそうな気がする
ここんとこの好調を受けてヒルマン監督は来季も契約となるらしい。うーん……何度も言うようだがヒルマンは「育成の人」だからなぁ。戦力がそろってきたところで必要なのは「勝負に勝てる監督」だと思うんだけど。まぁそんな人材が見つかったとしての話。
あ、関係ないけど(もしかしたら将来的には関係あるのか!?)、先日、羽田空港で
若松勉と遭遇しました。同じ飛行機だった。

7月

7/24 オールスターブレイク。49勝40敗の3位(首位と4、4位とは2ゲーム差)。11連勝したのに貯金が9しかない。まぁ贅沢を言ってはいけないのであって、貯金があるだけでもありがたいことなのだ。本塁打80はリーグ1位のライオンズ81本とは1本差だが、得点はライオンズの415に対して341で3位。相変わらず得点力が低い。今季のファイターズは犠牲バントの多用が言われるが、それが得点に結びついているフシがない。一方の防御率は3.17でリーグ1位。駒の苦しい中、なんとか踏ん張ってます。
小笠原が生涯規定である4000打席に到達。1277安打の打率.31925で初登場2位(歴代1位はレロン・リーの.320)。長打率も歴代4位とミスターフルスイングはさすがの数字。でもFA資格とってるので……来季もいるのかはわかりません……。
で、オールスターでは第一戦で
新庄、第二戦で森本優秀選手賞獲得。森本はオールスター新人賞も獲得。新庄は「国の許可」が下りなくてヘリコブター登場はならなかったが、電光掲示ベルトとダイビングキャッチでファンにアピール。今回ブレイクした一番弟子・森本ヒチョリはピッコロ(一戦目)とザビエル(二戦目)でウケを取り、2戦目ではホームランにホームスチールで実力も全国に知らしめた。かつての赤ヘル旋風(山本浩二&衣笠……古い話だなぁ)以来、オールスターで活躍した選手のいる球団は後半戦ガンガン飛ばすという伝説もあるので、もしかしたらもしかしないかなぁ。
フレッシュ・オールスターには陽(三塁)と川島(右翼)が先発出場。投手は金森。

7/10 20年ぶり8連勝、42年ぶり9連勝、45年ぶり10連勝ときて、7日の西武ライオンズ戦で球団記録タイの11連勝を達成(1961年以来45年ぶり)。なんだか珍しくマスコミにも大きく取り上げられてましたが、そのうち7つは楽天イーグルスとオリックス・バファローズ相手に稼いだ勝ち星だからな……。逆にそこんとこは絶対に勝っといてもらわないと困るわけで。ちなみに、12試合目はライオンズにサヨナラ負け。マイケル中村は昨年のデビュー以来69試合目で初の黒星となった。それは知らなかった。
11連勝の相手=ヤ・オ・ロ・ロ・楽・楽・楽・オ・オ・オ・西でした。
オールスターにはファン投票で
新庄小笠原、監督推薦で八木武田久、そして森本ヒチョリが出場。森本を選ぶところはボビー君もなかなかセンスがよい。新庄様は最後のオールスターだから相当な事をやってくれるんだろうが、野球でもお調子者ぶりでも新庄を師と仰ぐ森本劇場にも期待大。
帰国したリーは手術となり、今季絶望。武田勝は左手指骨折で復帰は夏以降。夏場を迎えて投手陣はきびしい。
野手転向した
糸井、イースタンでドカンドカンと長打を連発してるようだ。なんかちょっと期待したくなる。

6月

6/21 交流戦終了。前半は好調、後半は低迷で、17勝19敗。今季トータルでは36勝35敗とかろうじて勝率5割をキープしている。が、あんまり見通しは明るくない。4月5月を支えてきた投手陣がとうとう崩壊し始めた。
ゴールデンルーキー・八木は
5月月間MVPを獲得したものの(4勝&防御率0.88。球団新人では92年7月片岡以来、球団新人投手としては90年8月酒井光次郎以来16年ぶり)6月に入っては失点が増えて負け続き。リー、ダルビッシュは故障で登録抹消。先発ローテーションは完全にコマ不足で、橋本、押本、ディアス、立石でなんとかごまかしている状態。痛いのは安定感のある左腕・武田勝を先発に回したことで武田久との「鉄壁セットアッパー」コンビがばらけてしまったことだ。左腕には清水、岡島、トーマスが残ってるけど「投げてみないとわからない」ので、対左打者の局面でも武田久をなかなか代えられない。特に武田久の負担は相当なもので(建山もいないので尚更)、あんだけ投げさせてたら夏までもたんのじゃないだろうか。そんな状態だから、当然クローザーであるマイケルにも疲れが見える。こんだけ投手陣が疲弊してきてるんだから二軍にいる須永と正田を上げてみたらどうなのかなぁ。須永なんて本来はローテの柱で一本立ちしててくんなきゃいけない投手なんだけど。
打撃陣は相変わらず不安定。でもそんな中にあって若い力も芽生えつつある。不動のトップバッター・森本に加えて、
田中賢介(セカンド)と鶴岡(捕手)がレギュラー定着。賢介(入団以来の注目株)は二番で使われてるけど、器用なタイプには育ってほしくない。長打力もあるし福留みたいになって欲しいなぁ。鶴岡は一時期2割6分くらい打ってたけどだんだん2割3分前後に落ち着いてきた。ただし「守備」がいいのでおそらくこのまま今季は正捕手に収まるだろう。今季5番候補とも言われた高橋信二は打撃スランプ中なので、そうなると捕手としてはかなりきつい。野手転向もあるかもしれない。膝も悪いし。その他の若手では、稲田が一軍昇格。内野の控え。社会人時代から守備の評価は高かった。二軍にはまだ陽、川島、尾崎と何人もの「内野の主力候補生」が育ちつつあるので、今季出番のない奈良原を中日ドラゴンズへ金銭トレード。奈良原には守備でも打撃でも苦しい場面を何度も救われた。いずれは指導者としてファイターズに帰って来てほしい人材。今後の(そんなに時間は残ってはいないだろうけど)ご活躍をお祈りしております。
新庄様は甲子園でタテジマユニフォームを着たり札幌ドームの天井から降りたりして相変わらず注目を集めているが、16日に日本通算200本塁打達成。記念に発売された「
新庄様仕様黄金バットおひとつ10万円」200本は発売開始から8分で完売だそうです。

5月

5/12 交流戦第一ラウンド(vs.中日ドラゴンズ)の三戦連続延長戦という死闘を2勝1敗と勝ち越し、なんと2201日ぶりのパリーグ単独首位。2000年5月1日以来ということは21世紀初の出来事! もちろん北海道移転以来初。21勝17敗でたった4つの勝ち越しですが、なにはともあれ喜ばしい。ここまでチーム防御率は3.08で12球団トップ。中継ぎチームの武田久&勝、建山、トーマス、ストッパーのマイケルの奮闘が光る。既に登板過多という気もしないではないが。その一方、チーム得点は12球団で下から4番目(136)。セリーグ球団より試合数が5〜6試合くらい多いのにこの成績はちょっと厳しい。コンスタントに仕事してるのは小笠原と稲葉、森本くらい。四番・セギノールは2割ちょっとで、なんと打撃成績では新庄より下。三振は40でシーズン200三振くらいしそうな勢い。
新庄様は
エリ付きアンダーシャツでまた世間を騒がせてました(1試合使用したものの結局承認されず)。いいじゃん、ひとりだけエリあったって。それがカッコイイかどうかには大いに疑問があるが。
あ、ドラフト2003年自由獲得枠選手の糸井はとうとう投手に見切りを付けて(付けられて)打者転向となりました。身体能力だけならスーパーアスリート並みという糸井なので、今後に期待。
田中幸雄はちょっとずつですが、2000本安打に向かって数を減らしていっております。ただいま1972で、あと28本。
(ファイターズのパリーグ首位は三日天下で終わりました……)

4月

4/19 SHINJO様のお立ち台「引退宣言」のおかげで各スポーツニュースではファイターズがトップ扱い。TVでは誰もが「突然」とか「びっくり」とか言ってたけど「今季限り」は予想できてたことだろ。「開幕戦で札幌ドームを満員にして夢が叶った」ということをメインの理由に挙げてはいたが、昨年末の発言「一年契約」「ファイターズ以外ではやらない」「ボロボロになるまで野球やるつもりはない」と来たら事実上の引退予告だよな。あ……もしかしたら……そんな言動、誰も知らなかった? もしかしたら……俺って熱心なSHINJOウォッチャー? まぁ、なにはともあれ、ヒーローインタビューの場を使うところがエンターテイナーとしての彼の天才的なところではある。球団は「全力で慰留する」と言ってるけど、こんな見事な引退宣言をパーにするなんてもったいない。そんなことより、最終戦で壮大な引退試合をやってやることを考えなさい(それが日本シリーズだったらいいなぁ)。
15日のホークス戦で八木-武田久-マイケルの3投手でによる延長12回
ノーヒットノーラン達成(1-0)。八木は10回を投げたが、味方がなかなか点獲ってくれないので勝ち星つかず。ルーキーでノーヒッター投手という大記録を逃した。ちなみに12回表にあげた勝利打点は新人の川島。ゲッツーくずれでしたが。
2年目の鵜久森(甲子園の星・ドラフト8順目)が代打でプロ初打席(4/18)。三振しました。

4/10 各チームとの対戦が一巡して7勝7敗の勝率5割。そのうち千葉ロッテマリーンズと西武ライオンズにそれぞれ3連敗。今年も「そこそこ勝てる相手」と「ぜんぜん勝てない相手」がはっきりと分かれそうだ。そういうことをやってるとAクラス入りなんてできないよなぁ……。
投手陣は意外とがんばってる。中継ぎの武田久、武田勝、建山、清水がまあまあ良い。抑えにマイケル。球威じゃなくてキレが身上なのでほんとはセットアッパーが相応しいのだが。先発には金村、江尻、ダルビッシュ、リー、須永、八木、ディアス。みんな良かったり悪かったりで安定感に欠けるが、いい方に目が出ればちょっとした(ほんとにちょっとだけだが)投手王国なのだ。
問題は攻撃。やっぱり本塁打でしか点が獲れない。ヒルマン監督は「今季はバント多用も辞さず」との姿勢だが、いくら走者を送ってもタイムリーが出ないのでは何にもならん。マシーアス、金子、新庄は外してもいいんじゃないか? 新庄が打線にいるといないとでは全然華やかさが違うが、あんだけ打てないんじゃ(いまんとこ1割6分くらい)しかたあるまい。川島は出番がないので二軍に戻したが、さっさと再昇格させてスタメン(二塁でも外野でも)で使ってやればいいのに。森本は今季こそ左翼一番で定着しそうな予感。

3月

3/27 開幕2連勝! 楽天イーグルス相手なので、そんなの当然だぁ、ははは。と言いつつも正直なところは「スタートで取りこぼさないでよかった……」
開幕前の予想では
各誌各解説者全誌全員がBクラス判定。最高で4位ときたもんだ。オープン戦では勝率5割は確保したものの(8勝6敗2分)、ホームラン以外では点が入らないという体たらく。なにより昨年度と比して戦力補強がほとんどないというのが低評価の理由である。あのね、ビッグネームの補強はないけどね、いい新人がいるんだよ! 八木、川島、武田勝、みんな即戦力だ(イコール選手層の薄さであるということは秘密)。
2006年・開幕オーダー
4 マシーアス
7 坪井
3 小笠原
D セギノール
9 稲葉
8 新庄
2 高橋
5 飯山
6 金子
P 金村
木元が故障で登録を外れてるので、小笠原を一塁に再コンバートして三塁に飯山。ここがちょっと弱い。強打の三塁手が欲しいところだなぁ。小谷野を使ってもいいんじゃないか? とは思う。今後、木元が戻ったらどうするのかな? WBCでも動きがよかったし、小笠原の一塁は固定した方がいいと思うのだけれど(=木元を三塁に)。内野の話ついでに言うと、開幕直前に古城と実松の2選手を岡島(ジャイアンツ)とトレード。捕手不足のジャイアンツと左腕不足のファイターズなのでもともとは実松対岡島という話だったはず。だが実松ひとりでは「釣り合わない」ということで古城を付けたんだろう。もったいないことだ。そりゃ、陽とか尾崎とか、内野手にいい素材はいるけれど、現時点では一軍ベンチにショートのできる控えが奈良原しかいないよ(マシーアスも川島もセカンド)。岡島は実績はあるけど、近年は登板過多で勤続疲労状態。技でなく力で押さえるというトーマスと似たタイプなので、使い方が難しいような気もする。でも決まったものは仕方がないので、岡島くんの今後の活躍に期待。実松、古城もあっちのチームでがんばれ。
先発ローテは金村、江尻、ダルビッシュ、リー、鎌倉、八木で回す様子。今季こそはと開幕2戦目で使われた江尻は3回もたず(楽天相手に!)でちょっと困る。ここに須永、正田の左腕がうまく入ってくれればいいのだが。抑えにはマイケル。去年ほどキレがないように見えるので、不安。建山横山はオープン戦でもよくなかったし、たぶんダメだろう。もしかすると、ストッパーに岡島、なんていうこともあるかもしれない。
…………ううむ……、こりゃ「良くて4位」というのはかなりの確率でありそうな……。
いや!なにしろ今のところは
勝率十割で首位!このまま行けば優勝!と日記には書いておこう。

2006年1月

1/30 新外国人フェリックス・ディアス投手と契約。ドミニカ出身、右投右打、25才。背番号66。04年にホワイトソックスで18試合登板2勝5敗。

1/27 キャンプイン目前。
2006年のスローガンは「
Dream Big ; Play Hard ; Live Strong ! 」大きな夢を胸に、すべてをフィールドで出し切って闘おう! というようなことだそうです。わかるようなわからないような。Liveという語感がなんか野球と場違いな気がしないではない。
交渉が難航していたセギノールとは1年2億円で再契約。とりあえずはよかった。新外国人ホセ・マシーアスとも契約。背番号9。パナマ出身、デトロイト・タイガース〜モントリオール・エクスポス〜昨年はシカゴ・カブスで112試合出場。175センチと小柄で内外野どこでもOKの典型的な中米系ユーティリティ・プレイヤー。05-06年ベネズエラ・ウィンター・リーグでは首位打者になったが、大リーグ通算659試合出場で打率は.256。小柄なわりに243三振というのが気になる。ちょっと多くないか? でもって、昨季のアルモンテと同じく、いまチームにガイジン内野手が必要なのかは疑問。川島(新人)を使えよ。
本気で狙っていた石井一久撮りは失敗、入来は念願叶ってメッツへ。先発投手陣が手薄? 金村、鎌倉、ダルビッシュ、須永、正田、江尻、押本、リー……数はいるよね……机上の計算というやつですが……。あ、自由契約となっていた岩本勉は結局引退表明。34才。お疲れさまでした。あのときちゃんと眉毛を剃っておけばもう少し活躍できたと思うね(岩本眉毛事件=7〜8年前のシーズンオフ「珍プレー好プレー」で岩本が「来シーズンに勝率一位を獲れへんかったら眉毛を剃りますわ!」と宣言、勝率一位は見事に取り獲り損ねたが、眉毛は剃らなかった。それ以来個人的に岩本への評価がガタオチした。実際に記録も低迷した)。自己の発言には責任持たなきゃいかん。
1/2に近藤貞雄元監督が逝去。89〜91年にファイターズを指揮。オレンジのユニフォームが意外に似合ってて、なんか激高して審判に抗議してる場面が印象に残ってるなあ。ご冥福をお祈りします。

↑2006年/2005年↓

12月

12/15 新人9選手入団発表
陽仲寿#24、木下達生#35、今成亮太#62、八木智哉#29、川島慶三#39、武田勝#38、小山桂治#37、高口隆行#58、星野八千穂#43。
指名選手全員がめでたく入団。しかし外国人獲りは難航中。セギノールとの再契約は未成立。狙っていたグラマン投手、グリーン内野手に関しては獲得断念。打線も投手陣もガイジン様次第のチームなのでなかなかつらい。
小笠原は
5千万ダウンながらも日本人最高年俸の3億8千万円でサイン。来季はFA権取得となるが「外の評価を聞いてみたい」と権利行使を宣言。実力的に(そこそこの中距離打者)大リーグはないが、どこぞの金満球団が手を伸ばしてきそうでちょっとヤな感じ。
※2006年1月に松中がホークスと4年20億円で契約。抜かれた。

2005.11月

11/29 コーチングスタッフ発表
一軍 二軍
監督 トレイ・ヒルマン 監督 岡本哲司
ヘッド兼内野守備コーチ 白井一幸 投手コーチ 島崎毅(一軍から転任
投手コーチ マイク・ブラウン  〃    厚沢和幸
投手コーチ 佐藤義則(二軍から昇格) 打撃コーチ 島田一輝(
バッテリー・コーチ 山中潔  〃    大村巌(
打撃コーチ 淡口憲治( 内野守備コーチ 福良淳一
外野守備・走塁コーチ 平野謙( 外野守備コーチ 川名慎一

ヒルマン監督ラストシーズン(たぶん)のスタッフ。白井ヘッドは内野守備コーチを兼任。一軍コーチは2人も減った。リストラですな。二軍にバッテリーコーチ(通常は捕手上がり)がいないのは岡本二軍監督の事実上の兼任? 旧コーチ陣から田村、五十嵐は編成部門へ。自由契約になっていた芝草はホークス入りが決定。今後の活躍をお祈りしております。

11/21 大学・社会人ドラフト(11/18実施)指名選手
既報入団枠
八木友哉・投手・創価大学 22才。左投左打。もともと評価は高かったが、この秋の明治神宮大会で大ブレイク。スクリューで奪三振の山! 5連投もこなすタフネス。既に今から来季の先発ローテ入り確定。
3順目
川島慶三・内野手・九州国際大学 22才。右投右打。足なら即戦力! 小柄ながらも長打力もあるし、二塁守備は既にプロのトップクラス並み!「二塁手では今ドラフト最高の逸材」との声は多い。ただし来季は手薄になった外野に回す可能性もあり。いずれにせよ待望の「一番打者」に定着してくれるかも。
4順目
武田勝・投手・シダックス 24才。左投左打。コントロールタイプの左腕。球種は多いが、球威には欠ける? 中継ぎワンポイントとして即戦力か。
5順目
小山桂治・捕手・シダックス 25才。右投右打。強肩が売り。なんでだか足も速い。野村克也直伝というインサイドワークの方はどうか?
6順目
高口隆行・内野手・創価大学 22才。右投右打。またしても俊足好守。ショート守備にプロクラスとの評価あり。
7順目
星野八千穂・投手・JR北海道 25才。右投右打。北海道枠? 速球とフォークの本格派。遅咲きタイプなので使い減りしてない。中継ぎ即戦力?

10/4の高校生ドラフト
高校生ドラフト・指名権獲得選手
陽仲寿・内野手・福岡第一高校 台湾出身。走攻守すべて揃った高校生ナンバーワン野手。長打力もある。ちょっとしたAロッド。いきなり開幕一軍の可能性大。
木下達生・投手・東邦高校 140キロ後半を投げ込む愛知の奪三振王。この夏は不調だったので評価を下げたらしい。「中日ドラゴンズ以外なら社会人」と発言。入団に関してはなんかちょっとビミョー。
今成亮太・捕手・浦和学院高校 浦学で1年生から正捕手。いつもハツラツ「元気」が売り物。おやじがファイターズのスカウトなのでちょっとだけ「情実」の匂いがしないこともない……。

高校生ドラフトと合わせて「ほぼパーフェクト」と高田GM。近年パイプの太い創価大ルートから2人、シダックスからはバッテリーまるごとと、なんか手近なバリューセットでオーダーしましたという感もなくはない。八木はかなりやりそうな予感。個人的には川島に期待大。
高校生の方は指名当初ぶーたれていた木下も一転して入団となり(施設見学で小笠原に「プロは入ってからだぞ」と言われたのがココロを動かしたとか。なんだそれ?)、3人とも契約。陽なんて指名の日の涙はどこへやら、翌日からはずーっと笑顔だったし。相変わらずドラフト制度には問題ありありだが、まぁなにしろけっこういい選手をたくさん指名できてよかった。
大量放出となっていた外野にはドラゴンズから金銭で森を獲得。逆に上田佳範は合同トライアウトでドラゴンズと契約。入れ替わりました。コーチ陣もいろいろと改造中。打撃コーチには淡口、外野守備走塁コーチには平野。
一時期、サミー・ソーサ獲得とかいう話も出てたけど、当然ガセでした。ソーサ自身、メジャー通算600号達成にはこだわりがあるらしい(日本も来季からドーピング検査導入するようだしな)。しかし、
石井一久獲りは本気らしい。球団としてはまだ調査中とのことだが「日本でやる可能性があるならぜひ獲得したい」と高田GMの公式発言。

10月

10/4 高校生ドラフトで陽仲寿(福岡第一)の交渉権獲得。くじびきでのドタバタ騒動(当たりくじ勘違い×2)は皆様ご存知の通り。おかげで陽(困惑と落胆)が悲劇のヒーローになっちゃったじゃないかよ! ファイターズが悪者に見えちゃう……。しかしまぁ、なにはともあれ、これで5年はショートに困らないだろうな。その先は陽のメジャー行き確実だけど。
高校生ドラフト・指名権獲得選手
陽仲寿・内野手・福岡第一高校 台湾出身。走攻守すべて揃った高校生ナンバーワン野手。長打力もある。ちょっとしたAロッド。いきなり開幕一軍の可能性大。
木下達生・投手・東邦高校 140キロ後半を投げ込む愛知の奪三振王。この夏は不調だったので評価を下げたらしい。「中日ドラゴンズ以外なら社会人」と発言。入団に関してはなんかちょっとビミョー。
今成亮太・捕手・浦和学院高校 浦学で1年生から正捕手。いつもハツラツ「元気」が売り物。おやじがファイターズのスカウトなのでちょっとだけ「情実」の匂いがしないこともない……。
さて、遅くなりましたがご報告。シーズンは
5位で終了。62勝71敗3分、勝率.466。1位とは26.5ゲーム差、3位とは3.5ゲーム差、4位とは0.5ゲーム差。言ってもしかたないけど、交流戦の11連敗さえなければなあ……。
三振数は
1151でシーズン日本記録を更新。しかしその前の記録1148三振も03年のファイターズの記録でした。困ったものだ。セギノールの141三振(リーグ一位)はしかたないが、木元の138は振り過ぎ! 小笠原も114三振。小笠原は37本塁打したものの打率は.282。しかもシーズン夏前までは.230くらいしかなかった。打球の飛距離を意識し過ぎた結果だろうな。飛距離と率、両方狙える打者ではないと思うのだが……来季はどうなるか興味はある。
でもって、チームのリストラ進行中。9月なかばにナイト、アルモンテを解雇。シーズン終了直後にくらったのは一軍コーチ陣。田村(バッテリーコーチ)、渡辺(打撃コーチ)、西(内野守備コーチ)、大貝(外野守備・走塁コーチ)を解任。島田一輝は引退、岩本は自由契約、奈良原には年俸の半減を提示。今季一軍登板のなかった芝草は自身がトレードを直訴している。これからまだまだ何人もクビになるんだろうな……あいつとかあいつとか……。
ヒルマン監督は契約を一年延長。正直、これで最後でしょう。球団はその後に北海道出身という線で
若松を狙ってるはず。若松もなぁ、勝つ監督じゃないからなぁ。個人的にはヒルマン一軍監督と岡本二軍監督を入れ替えるのがベストだと思ってる。育成の人・ヒルマンならいい若手を育ててくれそうな気がするんだけど。逆に岡本は手薄な戦力でイースタンで毎年いい勝率を上げている(今季は負け越したけど)。実はけっこう勝つことに長けた野球人なんじゃないかなあ。さすがにイースタンの試合は生で見てないので強くは言えませんが。
追記・10/5 リストラの嵐。高橋憲幸、加藤竜人、桜井幸博の3投手、阿久根鋼吉、池田剛基の2内野手、石本努、上田佳範、西浦克拓の3外野手に戦力外通告。高橋憲は左のワンポイント要員、加藤も同じ。ともに今季ほとんど登板なし(故障もあったが)。桜井は第二の金村と期待されつつも大成せず。阿久根は背番号「1」を新庄に譲った男、池田は北海道移転時に「北海の星」として獲った選手でした。プロでは無理だったか。石本は万年一番打者候補ながらついにレギュラーになりきれず。上田は甲子園優勝投手から打者転向、外野守備ではイチロー以上の強肩を持ちつつも打撃では安定せず。西浦は落合を引退させた長距離砲として一時は大いに期待されたものだが、変化球が打てないという欠点はついに直らず。あとは……今はジャイアンツの中村隼人にも戦力外通告。なかなかきびしい。あ、奈良原は年俸50パーセント減で契約合意。ベテランもつらいよ。
悲劇のドラフトから一夜明けた陽は気持ちを切り替えて入団へ一直線。よかったよかった。

9月

9/21 前日の敗戦(対ライオンズ3-5)でプレイオフ進出権消滅。たまたまテレビ埼玉での放映を見れたが、7回2点差の2死満塁で小笠原が凡退。今季のすべてを象徴したかのような場面でした。9回最終打者も小笠原……。でもまだリーグ4位の可能性はある。残り6試合がんばれ。
それはそれとして、18日の楽天イーグルス戦で
ダルビッシュが高卒ルーキーとしては松坂以来(99年)となる完封勝利(12-0、9回2被安打6奪三振。ちなみに相手投手は大卒ルーキーの一場)。ファイターズとしては84年の津野以来21年ぶり!

8月

8/29 27日のホークス戦で田中幸雄が通算1000打点を達成。延長10回2死満塁、馬原の147キロをセンター越えサヨナラの決勝安打で記録。初打点は86年6月10日の南海ホークス戦で、高卒ルーキーとしてのデビュー戦における初安打初ホームランだった。そこから20年、プロ野球25人目の大記録達成、お立ち台の田中は「感無量でいっぱいです」と男泣き。同期である桑田・清原・佐々木に比べて地味で世間から注目こそ浴びないものの、本物の野球選手はここにもいるのだという姿に感動です。次は2000本安打だ!(残り42本)
ミニ情報=田中幸雄プロ入り2年目の87年、米国キャンプ中にトロント・ブルージェイズと対戦し、幸雄を見たジェイズGMが「交換選手に誰でも指名していいから、あのショートストップをうちにくれ」と言ったそうです。ううーん、メジャーでやるユキオの姿も見たかったよなあ。
あ、先日とある方から
田中幸雄の使っていたリストバンドをいただきました。いやぁ、けっこう感激! でもミズノのグレーのリストバンドにただ6番の刺繍が入ってるだけで、知らない人にはなんにも伝わらない……
17日の東京ドームの試合で球団マスコット・
ファイティーが引退。最初見てあれがプテラノドンだとはしばらく気付かなかったなあ、と懐かしい思い出。ご苦労様でした。今のマスコットであるBB(ブリスキーベア)は着ぐるみとしては細身で個人的にはまだ馴染めないところがある。
そんなこんなで、わりと調子いいです。8月の勝率は五割以上ある。借金は12、3位のブルーウェーブとは3.5ゲーム差。まだまだプレイオフ出場の可能性はそんなに低くはない。

8/10 ちょっとレポートを怠けているうちにいろいろとありました。いや、いろいろとはなかったのかもしれない。負けが込んでるだけで。
まず
ミラバルを解雇。故障→手術により今季絶望のため。しかし、開幕投手が解雇されるとは誰が想像し得ただろう……。オールスター・ブレイクまでの成績は90試合37勝51敗2分の5位。しかし再開後もチームの調子は上がらず。先発投手陣は崩壊(いつものことですが)。正田、江尻は二軍落ち。今のローテは金村、入来、ダルビッシュの3本柱にコリー・リー(そこそこ使えてる)と立石。中継ぎエース・マイケルが腰痛で二軍にいるので、代役にトーマス。「そんなやつ使うな」と個人的には思ってたのだが、ヒルマンが根気よく使ってるうちにトーマスもそれなりに押さえるようになってきた。さすが育成の人・ヒルマン……つーか、気が長すぎてファンがついてくのがたいへんだ。しかし一方では、盟友とも言われたデンボ打撃コーチを解任。指導方針の違い? デンボに今年はやる気が感じられなかったという話はちらほらあるのだが、詳細は不明。また、ヒルマン自身は明言はしないものの来季続投の意欲はあり、との報道も。
新庄は手首の痛みで登録抹消中。骨折ではないものの長引く可能性あり。
8日の敗戦の時点で
自力プレイオフ進出の可能性消滅。41勝58敗2分。借金17は今季最多(いまのところ)。9日に勝って16まで戻しましたが。
そうは言っても
札幌ドームに行ってきたよ。レポートはこちら→ 札幌ドーム観戦記(2005/8)

7月

7/1 コリー・リーのデータ。
1974年生まれ30才、左投両打、ノースカロライナ州立大学出身、96年テキサス・レンジャーズ
1位指名。1位指名と期待されたわりにはメジャー登板は99年1試合1イニングのみ(自責3)。今季は6勝2敗防御率2.72と数字上は悪くない。が、3Aでの通算は6シーズン88試合登板18勝21敗0セーブ、289.2イニング295奪三振192与四死球、防御率5.03。イニング数をやや上回る三振はいいとしても四死球も多い。防御率もよくない。速球ノーコン系だな……。
鎌倉が腰痛で登録抹消。また先発ローテが欠けた。代わりに上がってきたのは大卒ルーキーの菊地(ドラフト6順目・上武大)。ダル、橋本に続いて今季3人目のルーキー投手。今季もしかしたらローテの一角とも言われた須永は二軍で苦戦中(いまだ勝ち星なし)……。

6月

6/30 15日の広島カープ戦でダルビッシュは初登板初先発勝利(8回0/3を9安打2失点)。高卒ルーキーとしては松坂(99年)以来。松坂の前はなんとファイターズの矢野諭(97年5月)でした。全然記憶にない。あとF'sでは、津野がリリーフ登板ながら初登板初勝利(84)してる。懐かしい名前。で、28日にはダルビッシュvs. 松坂が実現。しかもダルビッシュが勝った! ドラフト制以降での高卒ルーキーデビュー2連勝は4人目。97年の矢野以来、ってまた矢野の名前。その矢野は97年(つまりルーキー年)を最後に勝ち星なしで、一軍登板もほとんどなかった。今季は久々一軍で地味に中継ぎやってます。なんかだ不吉な先輩……。
チームは11連敗のあと6連勝3連敗3連勝。リーグ4位だが、いまのところ2強3弱1問題外なので、この夏をちょっとがんばればプレイオフ出場。あの11連敗がなければなぁ……ってどうしても思ってしまう。
交流戦で唯一がんばってたマイケルが腰痛で登録抹消。かわりに故障の癒えた立石が昇格。立石には期待してます。更に左腕
コリー・リー(30才)を3Aソルトレイクから獲得。67番。メジャー登板経験は1試合のみ。7月中旬合流予定。ほんとはグラマンという左投手を獲りたかったのだが親球団のヤンキースに断られた。まだ正体不明だが、トーマス(ウルトラノーコン)より悪いということはなかろう……。
空席だった球団オーナーに大社啓二・前球団会長が就任。前オーナーとは人間の器が違いすぎるが、しかたがない。とりあえず「来季もヒルマン監督続投」を明言。当のヒルマン監督は「まだシーズン中なので」とつれないコメント。監督問題での個人的見解はまたいずれ(まだシーズン中なので)。

6/13 連敗は11でストップ(引き分け2つ挟む)。84年に記録した14(!)連敗以来の泥沼でした。個人的に一番まいったのは6-0から7点とられて負けたドラゴンズ戦。タイガース戦の6-1から終わってみれば6-11というのもこたえた。何点とったら勝てるんだよ、と選手も思ったに違いない……。
明るい話題(そんなものがあるとすれば)をいくつか。投手陣。
マイケル中村が中継ぎとして安定。セの打者相手に三振と凡打とりまくってる。このまま勝ち試合のセットアッパーとして使える予感。横山がダメなので、もしかしたらストッパー。矢野もそこそこ役に立ってる。負け試合のロングリリーフとしては合格。鎌倉はローテーションの一角を確保。ただし、先発に不可欠な「勝ちにつながる運」はまだ持ってない。その点では不安定ながらも江尻に一日の長(3回に2回はKOされてて運があるのか、という気はしないでもないが)。
で、
ダルビッシュは15日の対広島カープ戦にプロ初先発が確定。どうなのかね。期待は大きいが、まだちょっと無理だろう(このへんがファイターズ・ファンらしいネガティブなところです。すまん)。
打撃陣。
森本は一番打者としてのレギュラーをほぼ手中に。長打の打てる一番として大きく育ってほしいものだ。小谷野が甲子園でプロ入り第一号。コンスタントに使えれば「おかわり君」ぐらいにブレイクしそうな予感。田中幸雄はコツコツと2000本安打に向けて前進中(残り60くらい)。あとは……高橋信二がとりあえず一軍復帰。
それから、えーと……あとは……特になし。小笠原は相変わらず絶不調。金村は右肩痛で登板回避状態。それと、金子二軍落ちでショートが足らない状態なので尾崎が上がってくる可能性もあり。古城、飯山かな? あ、アルモンテなんていう選手もいたなぁ。でもあいつ二軍でもたいして打ってないんだよね……
オバンドー解雇。好きな選手だったが、そもそも去年再契約したこと自体が不必要だったと思う。
というわけで交流戦はあと1シリーズ3試合だけです。がんばれダルビッシュ!

6/1 交流戦で全然勝てません。対セ・リーグ一巡したところで7勝11敗。12チーム中下から3番目の勝率(その下は楽天イーグルスと中ドラゴンズ)。投手がダメなのは今に始まった話ではないが、なにしろ全然打てない。交流戦一巡での打率.229はなんと最下位。まぁ、しょせん交流戦は他リーグ相手、同一リーグのチームに負けてるわけじゃないので傷は浅い。今が不調の底、ここから上がって行けばいいのだだ、と言い聞かせたい(自分に)ところなののだが……。
ダルビッシュがイースタンでプロ初完投初完封勝利(5/31、対・楽天)。14〜16日の札幌ドーム(対・広島カープ)で一軍デビューがほぼ決まり。なんかつい先日まで三軍扱いでとぼとぼランニングだけしてたのに、あっという間にびしびし投げ込んでる。凄いヤツだ、が……なんかまたすぐ故障しそうな気がしないでもない。
小ネタですが、右袖に前オーナーを偲んで喪章の黒ラインが入りました。でも言われなければ全然気がつかない。

5月

5/10 日本を留守にしている間に大社義規(おおこそよしのり)前オーナーが逝去されました(4/27)。享年90。1973年秋に日宅ホームフライヤーズを買収、2002年に辞任するまで30年間オーナーを務めました。球場に通い、試合経過を常に気にかける、最後の「野球を心から愛したオーナー」でした。生前にファイターズの日本一を叶えさせてあげられなかったことは、いちファンとしても残念でなりません。ファイターズファンにとって大社義規氏は永遠に「オーナー」です。永久欠番のようにオーナーという名称を氏に捧げたい思いです。ご冥福を心よりお祈りします。

4月

4/27 調子の上がらないライオンズ、100敗まっしぐらのイーグルス、そんな名前だったことをみんな忘れているバファローズという3弱のおかげで、開幕当初の借金生活から解放されました。なんと4月の時点で貯金がある! 26日現在で14勝11敗(3位・首位マリーンズとは4ゲーム差)。打線はそこそこ好調。相変わらず2戦級の投手からはボカスカ打ちます。小笠原は打率.266ながら11本塁打で両リーグ通じてトップ。春男・セギノール(昨季は4月4割超)は今年も.344と高打率。木元も「ここぞ」で打つ勝負強さをキープ。ただ、新庄が「昔の新庄」っぽく、長打はあっても打率.250程度なのがちょっと気になる(左太股故障中)。
26日は先発3戦目にして
鎌倉がプロ初勝利(対ホークス)。先発ローテーション投手としてひとり立ちしてくれました。でもまぁ防御率が4.66では「もうすこしがんばりましょう」と言いたくなるけど。
悪いニュース。今季の開幕投手・ミラバルがリハビリ開始。しかし痛みが再発した場合、手術の可能性も。手術するとなると
今季の復活は絶望。なんかそうなりそうな予感……。

4/12 投手がいない。ミラバルは右肩腱板炎症全治一ヶ月でリタイア。トーマスは3回連続のKOで二軍落ち。ナイトはイースタンでも失点だらけで問題外。セットアップに使っていた押本鎌倉が先発に回ることになった。押本は昨年先発で8勝した実績がある。鎌倉は遅かれ早かれ先発ローテ入りは確実と思っていた。だからまぁ、先発ローテーションの質自体はそんなに落ちるわけじゃない。問題は、ブルペンが質量共に薄ーくなってしまうところにある。中継ぎ陣で安心して使えそうなのは立石くらいしか思いつかない……。井場はいいときはいいんだが、常に「一発食う」危険と隣り合わせ。入来は気合いだけが空回りして自滅するパターンから抜け出てない。建山は故障で一軍にいない。マイケルは何者なのかいまだにわからない。須永……あいつにはまだ下で育てる時間が必要だし……。困ったものです。
打撃陣も全然よくない。いまのところ打撃10傑に入ってるのは
木元だけ。新庄、小笠原は2割そこそこ。アルモンテは相変わらずヒット打たないし、なんだかエラーばっかりしてる。実松はせっかく一軍に再登録されたがやっぱり打てなくて中嶋からスタメンを獲るには至らない。困ったものです。
ちなみに昨日のインボイス西武ドームでのライオンズ×ファイターズの試合は6650人で
今季最低の観客動員だっそうだ。困ったものです。

4/4 現在最下位。3勝5敗。先発投手が早い回にボコボコ点を獲られるという負けパターン。トーマスは変化球でストライクがとれず真っ直ぐを痛打され2回連続で無様なKO。それでも「もう一回チャンスを与える」とヒルマン監督。育成の人は気が長い……
正捕手のミスター満塁ホームラン・高橋信二が全治一ヶ月で離脱。ヘッドスライディングしたら左膝後十字靱帯損傷。そんなことが起ころうとは思わず実松を二軍に落としたばかりだったので
捕手がいないという事態が発生しました。2年前にもそんかことがあったような。なんかもう恒例ですな……。しかたがないので中嶋聡を使ってます(しかたがないと言っては失礼だが)。嫁は制野愛、ベイスターズ・ガールだった元アイドル。中嶋の控えに山田勝彦。皆様ご記憶でしょうか、元阪神タイガースの選手会長です。今では二軍でもほとんどマスクかぶってないはずだがな……。しかし、こんな時に一軍に上がれないとは、実松はつくづく運に見放されているのだなあ。

4/1 開幕3連敗のあと、2連勝。ホークス&ライオンズと優勝候補相手の2勝3敗ならよしとしようか……と考えてしまうのは昔ながらの負け犬根性の名残です。
2005年の開幕オーダー
中・新庄
一・小田
三・小笠原
指・セギノール
二・木元
捕・高橋信
右・稲葉
遊・アルモンテ
左・坪井
投・ミラバル
左投手の和田に対して5人の左バッターを入れるのはいかがなものか、という気はしないではない。
和田、帆足(開幕3戦目)という左腕にやられているのは気がかりだが、とりあえず打線は昨季並み(否、以上?)には働いてくれそうだ。特に木元はかなりやりそうな気がする。打撃ベストテン上位に入るだろう。高橋は故障に関係なくいつも通りに打撃はよく(既に満塁ホームラン2本)守備はよくない(大事なところでのワイルドピッチ=パスボールと同義)。それにしても実松はまたしても捕手レギュラーとれず。個人的に彼への期待度は高いんだけどなあ。謎の人・アルモンテはなんだか全然打たない(昨季3Aでは3割を記録)。問題ないはずの守備では既にエラー2を記録。しかし(ヒットが出ないことを除けば)攻撃面ではなかなかしぶとく選球眼もいい。出塁率はそこそこ出そうな気がする。要するに日本的な選手で
ガイジン助っ人と思わなければいいだけの話なのだが、しかしそれなら金子誠を使えばいいわけで……(金子は今のところはイースタンで調整中)。
さて、今年もいろいろと
問題を抱えている投手陣。投手ローテーションが一巡した段階で言えば、ミラバル&金村はいつもくらいの仕事(10勝)はしてくれるはず。正田&江尻も運がよければ(?)10勝前後は稼いでくれるだろう。で、開幕2戦目の先発となった左腕・トーマスは……ありゃダメだ……。なんだかとんでもないノーコンで使えないよ。なんであんな投手獲ったんだろう? かと言ってヒルマンお気に入りのナイト(前ホークス)も全然使えず、イースタンでの登板でも失点を重ねてる。あとは……、まだちょっと須永は一軍ではちょっとキビシい。むしろ糸井の方が球威の分だけ使えるかもしれない。だか、ここにもっといい投手がいる。その名は鎌倉健。長身サイドスローから切れのいい速球をびしびしと投げ込み、その姿はあたかもランディ・ジョンソンを右にしたかのようだ。鎌倉を先発ローテに使ってみてほしいと思うのは俺だけではないはず。今現在は中継ぎ要員だが、4月中にも先発昇格もあるのではないか。もし鎌倉を先発に回せない事情が生じるとしたら、それはストッパー・横山がダメな時だろう。オープン戦でもあんまりよくなかったのだが、開幕2戦目にして既に2点差リードを守るのに失敗した。去年開幕時は横山はセットアッパー、建山が抑えだった。建山の不調で横山を抑えに回し、それがうまく当たったわけだが、去年の成績はちょっと「出来過ぎ」だったのではないかと思う。建山次第ではタテ→ヨコ・リレーがヨコ→タテ・リレーに戻るかもしれない。で、あるいは、鎌倉をストッパーに使う可能性もあるのではと思っている。それそはそれで見てみたい気はするのだが。

3月

3/22 オープン戦終了。15試合5勝8敗2分と、あんまりよくないデキ。オープン戦好調だった昨年がシーズン3位だったことを考えると、ちょっと不安。投手陣は相変わらずフラフラで安定してない。ヒルマン監督は開幕からのローテをミラバル、トーマス、金村、正田、江尻と発表。トーマスが二番手? 2月にテスト入団した投手がいきなり先発ローテーション……
ブラッド・トーマス(27)オーストラリア出身。左投げ。背番号70。大リーグ通算11試合登板0勝利3敗。契約金なし年俸4500万円。
オープン戦では1試合に登板したのみ(5回1失点)。大丈夫なのかねえ。
新戦力ということで言えば、打の目玉商品に大リーグ断念の
稲葉。稲葉はそこそこ働いてくれることでしょう。背番号58。ショートに入る予定のアルモンテには今のところ期待してません。オープン戦の打率は1割ちょっとでした。でも、しばらくは使うのだろうな。そのあいだにバケてくれないものかしら。
昨シーズン捕手のポジションを確保した高橋信二が足を故障。開幕は実松か? 高橋は打撃にはクリーンアップ並の力があるが、リードも肩も不安定。実松はオープン戦後半では打撃でも結果を出しているのでこのままレギュラーを獲る大きなチャンスなのだが。でもって逆に、高橋には守備の負担を外して打撃に専念させたいという気もするのだ。でも置くとしたらDHぐらいしかないんだが。
さて、喫煙デビュー(←プロ入り後の話)したダルビッシュは約ひと月の謹慎(&停学)で解除。卒業式に合わせたのでしょうか? 練習も休んでたおかげで故障個所(右膝)の具合がよくなったとのこと。そのまま
2〜3年ずっと寝てたら将来ものすごい投手になるのかもしれない。いや、マジな話。

2月

2/3 今季も名護でのキャンプ。新庄様とダル様のおかげで注目度も高い。が、右膝関節炎のダルビッシュは三軍スタート。つーか、キャンプ期間通して三軍扱いとか。いいよ、ゆっくり作っておくれ。今年出てこいとは言わない。一方、新庄様は相変わらず飛ばしまくっている(ファンとマスコミ相手に)。調整自体はゆっくり仕上げる予定。チーム・キャプテンは小笠原の続投です。
今季のキャッチフレーズは「
Faith, Hope, Love The Game」信念、希望、……最後のひとつに対応する言葉がない。概念としてはわかるんだけどね。「野球愛」なんて訳してるマスコミもあったが、そんなタツノリみたいな日本語はいやだ。

↑2005年/2004年末↓

12月

12/21 ドラフト指名全8選手と契約。入団発表も終わりました。ダルビッシュは新人契約の上限となる契約金1億&年俸1500万。この規定ができてから松坂、寺原に次ぐ3人目の最恵待遇。各選手の背番号は下記(11月のドラフト指名情報)を参照して下さい。ダルビッシュの11番は解雇された山口がつけてたもの。ほんとは18番にしたかったんだろうが、まだ岩本の引取先が決まってないので空きませんでした(結局岩本は残留)。工藤の53番は「赤星」を意識したものだな。
新外国人にはホークスで投げてた
ブランドン・ナイト投手(29才)と、エリック・アルモンテ内野手(26才・元インディアンス)がほぼ確定。ナイトにはファイターズは何度かやられたが、冷静に見てたいした投手とは思えない。アルモンテは打撃はいいそうだが、守備には難があるとのこと。26才で日本に来るのはなんか絶対ワケアリだよな。まぁ、さして期待はしてない、つーか、できないなあ。
でもって、コーチングスタッフは来季もほぼ変動なしです。北海道出身の佐藤義則が二軍投手コーチ就任。いずれは一軍コーチ? 

一軍 二軍
監督 トレイ・ヒルマン 監督 岡本哲司
ヘッドコーチ 白井一幸 投手コーチ 佐藤義則(
投手コーチ マイク・ブラウン(二軍コーチから昇格)  〃    厚沢和幸
投手コーチ 島崎毅 バッテリー・コーチ 山中潔
投手・バッテリー・コーチ 田村藤夫 打撃コーチ 五十嵐信一
打撃コーチ ゲーリー・デンポ 内野守備コーチ 福良淳一(
打撃コーチ 渡辺浩司 外野守備コーチ 川名慎一
内野守備コーチ 西俊児  
外野守備・走塁コーチ 大貝恭史  

11月

11/18
2004 ドラフト指名選手
(11/17)
自由獲得枠・なし
一巡目・ダルビッシュ有(18)・投手・東北高校・#11 知名度なら高校生ナンバー1の人気者を単独指名で獲得。150キロの球速もさることながら、実はコーナーワークと多彩な球種に優れた技能派。でも常にどこか痛んでるのが不安。とんでもない怪物投手になるか、壊れた電信柱になるのかまったくわからない。面白いというば面白いんだけど……
三巡目・橋本義隆(24)・投手・ホンダ・#33 重い速球を打者の内角に投げ込んでいく強気の先発型パワーピッチャー。即戦力期待。
四巡目・マイケル中村(28)・投手・元トロントブルージェイズ・#36 テスト生としては異例の上位指名。他球団からのヨコドリ指名を警戒したとのこと。それほど評価が高いのか? 右サイドからの速球と多彩な変化球に見るべきものがあるようだ。ツインズ、ブルージェイズでメジャー経験あり。母がオーストラリア人。おそらく中継ぎ用即戦力。
五順目・市川卓(18)・内野手・菰野高校・#50 飛ばす能力は高校生でピカ一と言われる左の長距離砲。右肘痛のキズはちょっと心配。
六巡目・菊地和正(22)・投手・上武大・#47 最速152キロをマークしたキレのある速球が武器。西崎タイプ?
七巡目・中村渉(25)・投手・三菱製紙八戸クラブ・#48 突然どこからともなく顕れた、隠し球的な左腕。完投能力も高く終盤まで140キロ台でビシビシ放れる。こういうのがもしかするともしかするタイプ。
八巡目・鵜久森淳志(18)・外野手・済美高校・#65 選抜優勝校の四番打者を務めたスター高校生。ここまで残っていたのは守備面に不安があるから? そんな不安は誰もが認めるパワー(高校通算46本)で吹き飛ばしてほしい。
九巡目・工藤隆人(23)・外野手・JR東日本・#53 50メートル5秒8の一番打者タイプ。守備にも定評あり。ただ、そういう選手は既に何人かいるような気もするのだが……

投手5人、野手3人の指名となった。高校生トリオのダルビッシュ、市川、鵜久森はそろって「逸材」。思惑通りに育ったらとんでもないスーパー選手になることであろう。橋本、ナカムラ、中村の3投手には即戦力としての期待大。なにはともあれ、ビッグネームも獲得できてけっこう完成度の高いドラフトになったような気がする。

10月

10/29 いろいろとあった10月。一場問題でつぎつぎとオーナーが辞任したり堤とコクドに犯罪行為が発覚したり孫正義がホークスを買うと言ったりライオンズが日本一になったりしたが関係ないので割愛。
ファーム日本シリーズは3-4Xで中日ドラゴンズにサヨナラ負け。負けはしたが先発・須永は8回無失点という上々のデキでした。いよいよ来季は一軍定着か? その試合でサヨナラ敗戦投手になった関根は解雇 → 打撃投手に。その他のさようならの人々は、エンジェル・エチェバリア(外) ライアン・ループ(投) 山口弘佑(投) 富樫和大(投) 渡辺孝男(捕) 林孝哉(内) 山田兼(内)。そして、藤島”ジャイアン”誠剛(外)。ジャイアンはここぞというところで記憶に残るいい仕事をしてくれました。年ごとに一回だけだったが。
岩本は移籍を志願。新球団くらいしか拾うところはないような気はする。
誰も知らないけど9月のパリーグ月間MVPに新庄とミラバルが選出されてました。新庄様は両リーグでの受賞となった。
ベストナインには小笠原(三塁手)、新庄(外野手)、セギノール(指名打者)。新庄様は両リーグでの受賞となった。
あ、
高田繁がGM就任。監督時代のあんまり頭のよくない言動を知る身としては、これはちょっと問題のある人選なのではないか? という気はしないでもない。彼がGMのなんたるか(チームを編成する!)を理解しているとは思えないのだが。現場にクチ出ししてヒルマンともめないことを祈るばかりです。

10/4 すべて終わりました。プレイオフ第一ステージ(vs.西武ライオンズ)第一戦 7-10、第二戦 5-4、第三戦5-6X。「松坂に負けてミラバルで勝つ、絶対三戦まで行く」と信じてとったチケット、予想通りの展開となり1勝1敗の第三戦、そしてそれは生涯の思い出の試合となりました。雨の西武ドームは3万8千人の満席、なんとその半分はファイターズファン! ビジターの試合でこんなに大勢のファイターズファンを見たのは初めてだ。いままでどこに隠れていたのか(ファイターズファンなら本当に人目を忍んで隠れていそうで冗談にならないのだが)。
皆様ご存じのように、結果的には、なんとも大変な試合でした。初回セギノール3ランに始まったもののそこからF'sはいいとこなしで、カブレラ逆転満塁弾をくらい(江尻はなんであんなとこへ投げるのか……)、二番手・入来自滅(メジャーに挑戦とかふざけたことを言うな!)、やっときたチャンスに小笠原-セギ-オバンドー三者三振、そして9回にL'sのストッパー豊田登板。「
まぁよくがんばった一年だったよな」と遠い目でドームの天井を眺めたりしていたのだが、そこで木元の同点2ラン! 三塁側〜レフト応援席は狂喜乱舞万歳が鳴りやまない! ファイターズファンととしてほぼ30年、こんなに興奮したことがあっただろうか!? そのウラにすぐライオンズとかいうチームのナントカいうやつのサヨナラホームランが出たらしいのだが、そんなことはもうどうでもいい。勝ち負けなんて関係ないね。試合後にグラウンドでファンにに挨拶する選手達を見てたら涙が出てきたよ(うそだけど)。一人一人に感謝を告げるようにいつまでも手を振るミラバルには感動したよ(これはほんと。わがままな投手だと思ってたけどいいやつなんだなぁ)。
ヒルマン監督以下、コーチ陣は全員残留。シーズン成績としてはわずか貯金1のぎりぎり5割クリアというものだったが、終盤のプレイオフ争い、プレイオフの戦い、そこで見たファイターズは掛け値なしに最高のチームだった。終わりよければすべてよし。こんな程度で満足してしまうのが情けないと言えば情けないのだが、ファイターズファンとして久々に感じたシアワセをまだまだかみしめていたいのでほっといてちょうだい。

10/1 これまでのあらすじ。さすがの私もバカ親父たちの悪あがきにうんざりして「なんかもう野球なんてどうでもえーのんじゃ」と思ってしまったので8月9月は無為に過ぎてしまった。しかしそんな間にもパリーグのプレイオフ争いは熾烈な戦いを繰り広げていたのだった。
で、レギュラーシーズンを終わってみれば133試合66勝65敗2分で
3位! シーズン最終戦に勝ってプレイオフ進出を決めるというなんとも感動的なシーズンとなった。千葉ロッテマリーンズとはわずか0.5ゲーム差。正直、ダメだと思ってたよ。よかったよかった。
やっとこ勝率5割クリアという状態なのでチーム記録には特に見るものなし。
シーズン完投数が3というプロ野球記録をうち立てたことぐらいか。個人タイトルではセギノールが本塁打王(44本=松中とタイ。F'sでは98年ウィルソン以来)、横山が最優秀救援投手(32SP=三瀬とタイ)、建山が最優秀中継ぎ投手(13HP)を獲得。
ホームゲーム入場者数は1616000人(一試合平均24900人)で
前年比22.5パーセント増! んとに北海道移転は大成功となったのだった。もうあれだね、札幌にはヒルマン監督と新庄の銅像を建てるべきだね。終盤の新庄には間違いなく野球の神様がついていたからなあ、満塁サヨナラ追い越しホームランなんてそうでもなきゃ出るわけないもんな。
参考資料・SHINJO様のホームランネーミング
もういいわ打法
天井ぶつけたろう打法
車がほしかった打法
北海道に帰りたい打法
コメント考えてなかった打法
バットにあたってくれ〜打法
ボクちんヒーローになっちゃう打法
ザ・トスバッティング打法
やばいね打法
振ったところにボールが来た打法
3時間しか寝とらんばい打法
カウンタック打法
もう今日はいいでしょう打法
コメントなんかしてる場合じゃない打法
うっそーん打法
自分に酔っちゃった打法

ぜひプレイオフでも(日本シリーズでも)かましてほしいものです。
そして今夜からプレイオフ第一ステージ。第三戦のチケット持ってるんだけど、そこまで試合があるかしら?

あ、イースタンリーグでは優勝しました。56勝43敗。須永が最多勝(10勝)を獲得。来季は一軍定着となるか? ちなみに糸井は4勝でした。こっちはまだまだ。かつてファイターズで鎌ヶ谷の希望の星と言われた野中(現・湘南)が盗塁王獲ってます。ちょっとうれしい。ファーム日本選手権(10/9)の相手は中日ドラゴンズとなっております

8月

8/2 7月は12勝8敗と勝ち越して46勝47敗1分の3位。それでも上位2強とはなかなか縮まらず10ゲーム差。その一方、下には常に1〜2ゲーム差でバファローズ、マリーンズがぴったりとくっついてる。熾烈な3位争い。こうなると小笠原のオリンピック行きはつらいなあ。今のところ穴埋め要員・オバンドーは好調。この補強は成功。あとはセギノールが春先に見せた圧倒的な破壊力の復活を祈るのみである。あー、札幌行きたい。
<7月後半に達成した記録の数々>
17日対マリーンズでヒルマン監督
通算100勝
18日対マリーンズでミラバル完投勝利。83試合目で連続完投なしにストップ(=日本記録・開幕82試合連続完投なし)。
23日対ブルーウェーブで金村今季初完投完封勝利。完封は自身2年ぶり。3年連続10勝達成。
24日小笠原
通算1000本安打。862試合での到達は223人中史上11番目のスピード達成。

7月

7/12 前半戦は3位で折り返し。といっても3〜5位は2ゲーム差の中で、日々入れ替わり。今年は3位にプレイオフ出場権がかかってるので後半戦もきびしい戦いとなるであろう。
フレッシュオールスターはイースタンで先発した
須永が2イニングを好投、4番に入った小谷野は3安打で、共に優秀賞に選出されました。一軍でもがんばってくれい。で、本番のオールスター・第2戦では新庄が公約通りにMVPを獲得。ホームスチールときたか。しっかしまあ、絵になる選手だ。2流の数字で超1流の仕事をする男。今さらながら、んとにファイターズに獲っておいてよかったです。この第2戦では高橋信二は初出場ながら捕手でフル出場、横山は同じく初出場で初セーブ。ファイターズ旋風がちょっとだけ吹いていた、と言えなくもない。

7/1 オールスターにはファン投票で新庄、監督推薦で金村、横山、金子が出場。オリンピック代表には小笠原と金子。みんながんばれ。
しかし現実の世界(?)では、金村は例によってスタミナが切れ始めて下降気味。横山もセーブ失敗が続いている。ただでさえ苦しい投手陣は夏前にしてもはやボロボロだ。須永は2試合連続でKO。二軍と一軍の差を痛感してることだろう。
というわけで6月を終えて34勝39敗1分。
じりじりと成績が下がって行く。まだ3位(ホークスとは12.5ゲーム差)とは言っても、下を見るとマリーンズが1.5差で上がって来た。やな感じ。そのすぐ下にバファローズもいるし。ちょっと気を抜くと5位だぞ。まあ、これが映画とか小説なら近鉄バファローズが3位になってプレイオフに出て、2位チーム1位チームを破って奇跡のリーグ優勝して、その勢いで悲願の日本一となるのだが、現実はそんなに面白くないよな。とりあえず合併は反対。元横浜フリューゲルス・ファンとしてそれだけは言っておこう。
例のブラジル人との契約はペンディング。球団もこの話の怪しさに気付いたのか? その一方、カリブの怪人・シャーマン・オバンドーと再契約(いちおうテストした結果)。まだ34才だったのか。セギノール、エチェバリアがそこそこ働いてる中での意味不明の補強。つーか、補強なのか?

6月

6/19 旭川スタルヒン球場にてvs.ライオンズ戦。11時開場〜13時試合開始だが10時すぎに球場着。なんでそんな早く行ったかというとヒルマン監督サイン入り特製Tシャツ即売イベント(先着100名限定)というものがあったから。100名という数に少なからぬ不安はあったものの、まあ10時入りならOKだろうと考えたのだが、着いてびっくり。開場1時間前というのに既に球場外は人で満杯! 狭い球場外周通路には野球なんか知らなそうなジジババやガキもわんさか。これでは100名限定なんてもう締め切ってるよな、田舎者のお祭りパワーを甘く見過ぎていた……と、なかばあきらめたのだが、サインTシャツ即売のところ(正門スタルヒン銅像前)は列がなかった。?? うーむ、つらつら考えるに、Tシャツはタダではないからだな。一枚3000円。その一方で内野指定席入り口には長蛇の列。指定席なんだから並ばなくたっていいのに。田舎の人の考えることはまったくもってわからない。なにか考えてるのかどうかもわからない。とにかく前から20番目くらいで権利ゲット。うはは。そこから1時間待ったけど、ヒルマン監督のサインもらって握手もしてもらった。うはは。そのあとスタルヒンと記念撮影。その間も人の波は途切れることもなく、12時に中へ入ると球場は完全に満席!!! 公式発表25000人。席は3塁側のてっぺん。ひと月前に「ちけぴ」で取ったんだけど、既にそこしかなかった(いい席は北海道新聞関係で押さえてしまってたらしい。そんで近隣からバスでジジババを騙して集めるという商売)。うしろの席だけど客席エリア自体が小さいのでグラウンドはよく見える。特に不満もなし。ただしビール売りはいない。売店まで降りなきゃならない(しかもすぐ売り切れた)。トイレには行列。喫煙スペース(通路脇)は人だかり&もうもうたるケムリ。このへんには地方球場の悲しみを感じずにはいられない。
で、いざ試合が始まったらびっくり! 
25000人のうち24995人がファイターズを応援している!(残りの5人は左中間で調子外れのラッパ吹いてた関東獅子会の皆様) ファイターズ選手の一投一打に観客が沸き立つ!(あきらかに野球を知らないであろうババアとかまで) そこには、俺がいままでの長いファイターズ応援人生において一度たりとも味わったことのない「選手と球場の一体感」というものがあった。名前を知っている選手なんて新庄と(かろうじて)小笠原くらいだろうに、出てくる全てのファイターズ選手に声援が贈られるのだ。実松や森本にまで(←例にだしてすまん)。なんかもーほんとに感動しました! ほんとに北海道に移転してきてよかった。選手だけじゃないよ。ホームチームであるということが如何に幸福であるか、初めて体感できた。自分がこんな素晴らしい経験を今までしたことがなかったのが悔しいくらいだ。こんな舞台でプレイできる選手はこの声援に応えなきゃプロとして失格だよ。とか言っても、まあ、この日は負けたんだがね。
試合そのものは、どっちのチームにとってもいい内容ではなかった。延長11回、ライオンズ 6-5 ファイターズ。5時間12分。こちとら、その日のうちに旭川から釧路に移動しなけりゃならなかったので(300キロ超、車で4時間半)、最後まで付き合えず9回同点の時点で球場を出てしまった。点数の割には緊迫感の薄い試合ではあったが、まあ、見所はいくつかあったし(いちおうシーソーゲーム)新庄は活躍したし(好守にいいプレイ)天気はよかったし(暑かった)、25000人はそれぞれに満足して帰れたんではないのか。とりあえず個人的には、わざわざ足を運んだ価値は十二分にあったと感じております。次は札幌も行かなくちゃ。
あ、ちょっとだけ写真とってきました。みたい方はこちら→
旭川スタルヒン球場2004/6/19
でまあ、合併問題とか言いたいことはあるんだけどまだしばらく幸福感に浸っていたいのでそれはまたこんど。

6/10 なんかホークスに勝てない。3連敗もあって5割を切って借金2。ふんとにむぅー。先発ローテで勝ちが計算できるのは金村だけ。ミラバルは相変わらず不安定。押本も各チームに研究されて、3勝したところで急停止(5敗)。力でいったところをドカーンと一発食うケースが相次いでる。ここを乗り越えないとほんとのプロの投手になれないぞ。岩本はみんなの期待を裏切りっぱなしで(わずか1勝しただけ)とうとう降格。入来は役に立たないうちに故障再発。吉崎は昨年の神通力が見事なまでに消散。正田は轟沈。江尻は期待はずれ。ループは二軍暮らし。しかたがないので中継ぎエースの立石が先発ローテ入り。そしてついに、須永を予定より早く一軍に昇格させることになった。しかし……これで通用しなかったらもう誰も投手がいない……。
そんなことがあってかどうか、テストの結果、
謎のブラジル人と契約の意向。ほんとにいたらしい。フェリペ・チアゴ・ダ・シルバ、19才・投手。でもやっぱり契約条件もプロフィール詳細も不明。元ブラジル代表らしいんだが、サッカーじゃないんだからどれほどの実力だかさっぱりわからない。
打線もちょっと降下。ちょっとじゃないか。セギノールもついに打率一位から転落。最近は2年前のBW時代を彷彿とさせる「たまに大きいのを打つだけの人」に逆戻りしつつある。そして坪井が足指骨折で前半戦絶望。またしても一番打者がいなくなってしまった。とほほ。例によって散発打線の中で小笠原ひとりが黙々と打ってる状態。毎年見慣れた光景になりつつある……。
なにしろ6月に入ってもリーグ3位というのは近年マレな喜ばしい状況ではあったのだが、なまじそこそこ調子よかっただけに落ちてくるとまたぞろ「負け犬気質」が芽生えて来そうで心配だよ。

6/3 隼人と河本(ジャイアンツ)のトレード発表。河本育之(やすゆき)。97年にはマリーンズで47試合25セーブという記録はあるものの、もはや36才。昨年の野村で懲りずに、今さらロートルの左投手が必要なのか? とちょっと考えたが、今季絶望となった高橋憲幸の穴埋めか。左のワンポイント。隼人はヒゲ剃って中村の名前でがんばるそうです。でもこいつは中継ぎじゃなくて先発タイプ(入来に近い)、今のジャイアンツに必要な投手とも思えないのだが。

6/1 謎のブラジル人はどうなったのかわからない。いつテストしたのかも、ほんとに来日したのかも、そもそもそんな人物が存在したのかも不明。ははは。
5月終了時の成績は26勝24敗1分で
3位キープ中。首位(ライオンズとホークスが同率)とは4.5ゲーム差。投手陣は相変わらずぼろぼろだが(チーム防御率5.16)、なんとか打線で引っ張ってる。小笠原はスタメン完全復帰。セギノールは絶好調維持してるし、エチェバリアもいいところで仕事してくれる。あと、5月後半から出てる田中賢介がけっこうよく打ってる。まあ、毎年そうなんだけど、賢介は使い始めはいいんだよな。それが続かないんで一軍に定着できない。打力には魅力あるんだけどなぁ……。守備が特別上手いというわけでもないのでスタメンで使えないのならベンチに置いておいても無意味というタイプ。一軍半選手の典型となりつつあって不安。今季こそはがんばれ!
須永のデビューは6/20札幌ドームのライオンズ戦と決定。あっ、惜しい。一日ずれてれば観れるんだがなあ……。とうとう北海道まで行って19日の試合を観るのだ。札幌じゃなくて旭川だけどね。

5月

5/25 謎のブラジル人投手をテストすると発表。名前もプロフィールも詳細は不明ながら(?)150キロを超える本格派の19才で複数のメジャー球団からもオファーがあったらしい。ほんとの話かぁ? なんだか21世紀の話とも思えない……体重150キロとかじゃないだろうな。
オールスター第一回中間発表では
SHINJO様がパリーグ得票第一位。今季の契約の出来高アップ条項には「ファン投票によるオールスター選出」もちゃーんと入っているそうです。うはうは。
23日のマリーンズ戦では2年目の小谷野がプロ入り初のサヨナラ安打、でも翌日は2三振。「松坂世代の和田キラー」とか言われるけど(つーか、それしかネタがない)実はプロでは和田を全然打ってないんだが。でもまぁちょっと期待はしている。期待しているというよりも「既に戦力」となったルーキー・押本は現在3勝3敗。それでも不安定な先発陣の中ではましな方だよな。ちなみにドラフト一位の糸井はイースタンで0勝2敗と、まだまだ力不足。その一方、須永の夏前の一軍昇格はほぼ確定(らしい)。ただの思い出作りにならないようにがんばってちょ。
小笠原が肋骨骨折から復帰し、そのかわりに小田が下へ落とされた。小田は小笠原欠場中ずっと三番でがんばってきたのだが、初のレギュラーでちょっと疲れが見えてきてた(それでも3割キープ!)。まぁ、ちょっとリフレッシュしてきなさい。

5/13 連勝と連敗が行ったり来たりで、13日現在20勝18敗1分の3位(首位ライオンズとは4ゲーム差)。特筆すべきは札幌ドームでの勝率が.667! ホームでの勝率がいいのはなんかすごい久しぶりだなあ。まだまだ空席が目立つ札幌ドームだけど、これが続けば客も入るよな。あと、チーム本塁打58とチーム得点228はリーグトップ。昨日のマーリンズ戦なんて21安打20点でパリーグタイ記録の9二塁打。広いと言われる札幌ドームだけど、どかどかホームランが出てるし。これも東京ドームと同じく「ドーム内気圧効果」だろうか。
打線の中心
セギノールは4月の月間MVP受賞。坪井、SHINJOは開幕時より調子が落ちているが(ま、SHINJOはアベレージの選手じゃないのでOK)小田高橋信は依然として打撃好調。投手では今や先発の柱となった新人・押本、ストッパーをこなす移籍・横山がチームを引っ張ってる。
その一方、とあるアンケートで俺が
「好きなファイターズ選手3人」に挙げた田中幸・小笠原・高橋憲が三人揃って骨折リタイアという不吉な出来事もある。不安定な投手陣の中で比較的安定していた金村も登録抹消、正田はイースタンでも打たれまくっている。昨日622日ぶりに勝ち投手となった入来だって、不安要素だらけ。ミラバルは投げてみないと分からない。ループは問題外、江尻もすぐに下へ落とされちゃったし、先発枠は火の車。つーか、先発だけじゃなくて中継ぎ〜押さえまで慢性的な人材不足。こうなると須永鎌倉といったところが夏前にも一軍に上がって来るかもしれない。それはそれでたのしみ。
とかなんとか言ってもね、
貯金のある3位生活なんて何年ぶりでしょうか。わはははは。いゃあ楽しいなあ。わはははは。

4月

4/1 オープン戦勝率一位もどこへやら。開幕3連敗のあとやっとひとつ勝てました。長い長い5日間だったよ。
予想通り投手陣が総崩れ。金村ミラバル正田岩本みんなだめ。正田と岩本は4月中には先発から外されるだろう。ループはまだ出てきてないが、かなり不安。ストッパーだったはずの建山はいきなり二軍落ちして、初セーブは伊藤。最終回2点差で出てきて終わってみれば満塁で1点差だったというほんとの綱渡りセーブ。ひとりで試合を盛り上げてどうする。ちなみに今季初勝利投手は立石でした。これは誰も予想できなかっただろうな。
雨でひとつ流れたおかげで最下位にならずにすんでるが(なんと下には西武ライオンズ)、パリーグは早くも1強(ホークス)が抜け出してる。ボビー・マリーンズはどうかな……Aクラスには入るだろうが……。つーか、よそ様のことはどうでもよいのだが。
あ、
開幕スタメンは以下のごとし。
右 坪井
中 新庄
三 小笠原
左 エチェバリア
一 セギノール
二 木元
捕 高橋信
指 小田
遊 金子
小田智之はイースタンで.347(打率二位)打った鎌ヶ谷のイチロー(左の広角で51番というだけのことだが)。ヒルマン監督はオープン戦ではずっとトップバッターで使ってた。期待の大きさがわかる。新庄は開幕から意外にも(?)きちっと数字を出してるし、打線はそこそこやれそうだ。やっぱり問題は投手陣。4月中に押本(ドラフト4位)が出てくる、しかも先発で、と予想。ルーキーに期待するしかないのはちょっとさびしいが……。というわけで明日、いよいよ北海道日本ハムファイターズの札幌デビューとなるわけです。がんばってくれい。

3月

3/15 SHINJO様のおかげで連日報道されております。たった一人でファイターズの歴史を変えた男、新庄剛志。もうなんか最終的に今季が2割3分、12本くらいだったとしても(そんな気がしてる)5億円くらいの価値があると思うね。オープン戦では二番に座ってチームは12球団トップの勝率(6勝1敗1分/15日現在)。新庄二番とはなぁ、さすがにガイジン監督はやることが違うよ。でも相変わらず一番打者不在なのだが(坪井も一番タイプではない)……。ま、なんにしろ勝っているのは気持ちがよい。わはははは。
勝ちグセがつくのはまことにめでたいが、勝ってるとはいえ、打線の力。相変わらず投手陣は火の車。ミラバル、金村は故障さえなければなんとかやるだろうが、その後が……。入来はまだなーんにもしてない。なにがメジャー希望だ。正田は復活の兆しなし。新戦力のはずのライアン・ループも不安定でいいところがカケラも見えてない。吉崎は「慣れ」られたらおしまい。いまんとこ左腕・佐々木がよさそうではあるが、先発よりは後ろで使いたいタイプ(スワローズの石井みたいになってほしいのよ)。今季のストッパー役・建山もなぁ、大崩れはしないけど三振をとる投手じゃないので本来はセットアッパーが適任。江尻は全然育たないし。もしかしたら、もしかしたら……夏前にも須永を一軍で使うことになるかもしれないな……。江夏がキャンプで見て絶賛してたよ。でも「あわてずにじっくり育てるべきだ」とも言ってたが。あ、岩本が復活の兆し? でも個人的には眉毛事件(ここ過去のボヤキのどこか古い記述参照)以来、岩本勉をぜんぜん信用してない。使い方を見てると、どうやら岩本を信用してないのはヒルマン監督も同じらしい。
ところで既に誰もおぼえてない(というかそもそも誰も関心持ってない)とは思いますが今季のキャッチフレーズは
New Home, New Identity, New Dream
だそうです。そんなのより SHINJO, SHINJO, New SHINJO でいいような気がするのだが。

↑2004年/2003年↓

12月

12/25 来季の指導体制。二軍投手コーチのブラウン(前クリーブランド・インディアンズ)がけっこうキモ? ヤンキース時代にマリアノ・リベラを育てたという評価があるが、リベラぐらいの投手なら自分で勝手に育ったような気もする。
一軍 二軍
監督 トレイ・ヒルマン 監督 岡本哲司
ヘッドコーチ 白井一幸 投手コーチ マイク・ブラウン(
投手コーチ 島崎毅(二軍から昇格  〃    新谷博
投手・バッテリー・コーチ 田村藤夫  〃    厚沢和幸(
打撃コーチ ゲーリー・デンポ 打撃コーチ 五十嵐信一
内野守備コーチ 西俊児 守備・走塁コーチ 菅野光夫
外野守備・走塁コーチ 大貝恭史(二軍から昇格 外野守備コーチ 川名慎一(
コンディショニング・コーチ 多田久剛 育成コーチ 山崎章弘

入来と井出のトレードは「1年でポスティング希望」で二週間にわたって混乱したが「3年後にはポスティングもOK」という線で決着。いずれにしろ知らんぷりして放り出したた読売球団の罪は重い。かわいそうなのはその間宙ぶらりんだった井出だが、心機一転、新天地でがんばっておくれ。でもまあ、ジャイアンツの外野じゃ守備要員どまりか……。入来は先発ローテーション入りは間違いないが、フタ桁勝つくらいじゃなきゃポスティングのポの字にさえ届かないぞ。どうかなあ? なんかホークスとかバファローズあたりにボカボカとホームラン打たれそうな気もするんだが。
小笠原は
4億円に到達。新庄の登録名はSHINJO。新外国人は元ブルーウェーブのセギノール(内・03年は3Aで大活躍)とレッドソックスにいたライアン・ループ(投・28才というところに可能性を感じなくもない)。新しいチーム・マスコットは熊のブリスキー・ザ・ベアー。というわけでいよいよ2004年、北海道日本ハムファイターズのスタートなのだ。

11月

11/20
2003 ドラフト指名選手
(11/19)
自由獲得枠・糸井嘉男(22)・投手・近畿大・#26 3年春までは故障に泣いたが、その後に151キロでブレイク。身体能力の高さは誰もが絶賛している。160キロ投手という夢を見させてくれる久々の逸材。
二巡目・須永英輝(18)・投手・浦和学院・#13 高校No.1左腕。「巨人以外なら社会人」。そんなことこと言ってたのに入団してくれました。カーブ切れる左腕……正田とかぶる?
四巡目・押本健彦(21)・投手・日産自動車・#61 延長15回を投げ抜くタフネス。球質も重い。そういうタイプが欲しかったのだ。
五巡目・稲田直人(24)・内野手・JFE西日本・#54 駒大一年生で全日本入りした天才。その後は普通の人になってたが02年都市対抗で若獅子賞獲得。守備走塁は即戦力。 
巡目・金森敬之(18)・投手・東海大菅生・#59 低目の145キロとスライダー。投手のハートがあるとの評価。
七巡目・渡部龍一(18)・捕手・札幌第一・#63 171センチと小柄だが肩は第一級プロレベル。天性のキャッチャーとの評価もあり、意外と何年か後に札幌ドームの要を守ってたりするかもしれない。

白井ヘッドコーチ曰く「95点の指名」。ただし「北の剛腕」柴田誠也・北海道尚志学園をブルーウェーブ二巡でさらわれたのが痛かった。

そんなこんなのさなか、流浪のスーパースター・新庄剛志は19日に映画のイベントで「背番号は1番。ファイターズの新庄をよろしくお願いします」と宇宙人発言。まだ正式な入団交渉してないのに。まあ、彼らしくてよい。背番号1は阿久根がつけてるけど、相手が新庄じゃとりあげられても文句は言えないよな(のち阿久根は9番に変更)。来季は五番・センター新庄、かな。ははは。ちょっとうれしい。(20日午後に仮契約しました)

10月

10/29 ワールドシリーズも日本シリーズも終わりましたが、その間もいろいろとありました。まず二年目の野中信吾(内・20才)を横浜に出し、横山(投・27才)とトレード。野中についてはたびたび触れてきたけど、打撃はさっぱりだが守備と脚に関しては既にトップクラス。期待の選手だっただけにもったいない。確かに尾崎を去年のドラ1で獲ったりして内野はだぶつき気味ではあるのだが。まぁね、実は野中はもともと横浜が指名する予定だった(らしい)ので本人は結果的にうれしいのかもしれない。今後のご活躍をお祈りしております。交換相手の横山は先発、抑え、どちらでも使えるとは言うが、そういうのは日本語で中途半端とも言う。そんなピッチャーなら既にいっぱいいるような気もするんだがどうなのかね……。
さらに横浜からはキャッチャーの
中嶋聡を金銭で獲得。数年前、中嶋が最初にFAしたときに上田監督(当時)が獲りにいって逃げられた過去がある。来季のスーパーサブ的な使い方になろうか? 中嶋がレギュラーで出るようではいかん。いかんのだが……なんなかそうなりそうな予感も。バファローズを解雇された島田直也を打撃投手で採用。久々の復帰。将来的にはコーチとして(二軍?)使う意向とのこと。これでやっぱりまたシマダという人物が複数在籍することになった。嶋田信敏の解雇はこの布石? 田中幸雄(オオユキの方)は投手コーチからスカウトへ。国際担当兼任という肩書き付き。「彼には人脈があるので」と球団は言うが、田中に国際的人脈があるなんて初耳だよ。万年二軍エース・厚沢(31才)は引退して二軍投手育成コーチに就任。イースタンではノーヒットノーランも達成した左腕だが、一軍ではなにひとついいものを出せなかったし、もはやこれまで。ただいまのところ江尻も同じ路線(二軍でノーヒッター&一軍でさっぱり)を驀進中……。
さて、ドラフトまでひと月。1巡目は自由枠で近大の糸井。ドラフト2巡で浦和学園の須永(高校生No.1 左腕)を
強硬指名といううわさ(須永本人は「巨人以外なら東京ガス」と拒否の構え)。ファイターズは去年も「高井(現スワローズ)を指名!」とか言っておきながら逃げたから(尾崎にした)、もう誰も本気にしてないよな。

10/15 12日で.全日程終了。62勝74敗4分、勝率.456の5位。首位とは19.5ゲーム差、4位とは5.5ゲーム差。小笠原は二年連続の首位打者獲得打率.360、出塁率.473、得点圏打率.422はリーグ一位(セリーグ含めても一位。日本一とも言える)。小笠原個人が一番満足してるのは打点100(リーグ6位)の方だとか。それはそれでいかにも小笠原らしい。
ファーム日本選手権は0−3で阪神タイガースに敗退。しかし東映時代以来、イースタンで優勝した翌年の一軍は二度のリーグ優勝を含め常に好成績。なにかいいことかあるといいなあ。で、札幌に行くのは一軍だけ。とりあえず二軍は今後も千葉・鎌ヶ谷に残留。球団が将来移転するとは思いもせずにけっこう立派な施設を作っちゃったので、動こうにも動けないのでした。
その一方で、
リストラも開始。武藤(投)、神島(投)、荒井(捕)に解雇通知。荒井は早大でからドラフト2位で期待されて入ったけど、一軍にはほとんど入れなかった。プロは厳しい。嶋田信敏外野守備走塁コーチも解雇。これに嶋田は「一ヶ月前の通知なしで解雇とは契約違反」だと怒っている。アメリカなら訴訟だよな。田中幸雄投手コーチは辞任したがフロント入り。こっちは上に気に入られてるんだろう。人生いろいろである。

10/1 祝優勝! イースタンリーグの話だけど。61勝37敗2分。ファイターズは全試合を終了、そこから湘南シーレックスが残り5試合を全勝すればひっくり返るところだった。けっこうきわどい。岡本監督、おめでとうございます
一軍の方は……9月は6勝15敗1分(61勝72敗4分)。勝率5割なんて話がなんだったのか、千葉ロッテマリーンズに抜かれて
5位転落
投手陣崩壊。我思うに、先発投手の球数限定システムがブルペンに負担をかけたのではないかと。完投する投手なんてほとんどいないわけだから、毎試合のように中継ぎ陣に出番がある。その疲れが終盤に出たのだろう。もともと層が厚いという投手陣じゃないしなあ。高橋憲なんて夏場まではほんとに毎日見てたような気がするもんな(結局こわれた)。芝草、立石、清水、加藤、山口、伊達、建山、そのへんには「球数は少ないが毎日登板する」そういう調整法とか含めて、いろいろと来季への教訓としていただきたい。
DTクローマーとシールバックは解雇。既に帰国しました。
そして今日現在、今季残り3試合。昨日はルーキー
紺田がプロ初打席初球を三塁打。今後を期待してしまう。
北海道日本ハムファイターズの新キャラクターは
クマだそうだ。まだ見てない。期待はしてない。

9月
9/1
 8月は10勝10敗。通算55勝57敗3分。というわけで勝率5割になかなか届かない。「ここで勝てば5割」という試合が、なんと8月だけで5回もあって、ことごとく敗戦。まったくもって勝負弱い……。おめでたい話題はついに札幌ドーム初勝利を挙げたということくらいだが、なにはともあれ、それにはほっとしたよ。

8月
8/14
 昨日、久しぶりに東京ドームに行って来た。対BW。以下目にしたもの。
対オリックス・ブルーウェーブ21回戦(8/13)観衆・19000人 さすがに夏休みだからね。半分近く埋まってた。ポール際内野寄りの一階内野自由席(初体験ゾーン)。
始球式・木田勇 おお! キダじゃないか! これだけでも来たかいがあった!
先発・岩本勉 これが見納めか……と思ってたら先頭打者・塩谷にいきなりホームラン。4回4失点KO。どーもならん。来季、札幌で彼の姿を見ることはあるまい。岩本のケチのつき始めは「眉毛発言」(詳細は略す)からだ。だからきちんとけじめをつけて今からでも眉毛を剃れ!
超弱体BWブルペン 先発・小林が5回までファイターズ打線を零封して0-4。「こいつさえ降板させれば勝負になるのにな」と思ってたら6回ウラになって疲れの見えた小林から5点とって逆転! 代え時はあったんだが小林以上の投手がいないんだから代えようがない。なのでその後は出てくる投手みんな火だるま。終わってみれば10-4。
勝ち投手・関根 ひとつの試合で岩本と関根の両方を見られるとは思わなかったよ。もともと球威球速に頼ってなかった分だけ関根の方が岩本より長生きするであろう。とは言っても頼りないのは同じ。打者5人相手で2安打されてるのにタナボタの勝ち投手。
代打・上田逆転二塁打 上田がヒット打つの見たのは初めてかもしれない。
小笠原24号 左中間スタンドへ。小笠原のホームラン見たのは初めてかもしれない。
SECOM看板直撃弾・木元 推定140メートル超。ドームの看板に当たるのは初めて見た。
代打・田中賢介三振 三年越し「さっさとなんとかなってくれ」選手。たまたま真横から見てたら打席での前後への重心移動が大きい。賢介はイチローとか坪井とかと違ってバットコントロールで打つタイプじゃないんだし、あんだけ前へ動くと緩急について行けないのでは? 一軍でさっぱり打てないのはあれが原因なんじゃないのか? 
ストッパー・建山 6点差あったので余裕の1イニング3人斬り。いつもあれくらいの調子ならヒルマンが抑えに使うのは理解できる。もっと緊迫した場面で見てみたい。ま、前日は1点差を抑えられずに3点獲られてたんだが。
ビール売りガールズ これはこれで球場観戦の大きな楽しみでございまして。で、今回は……おお、これは質が高い! 「粒ぞろい」という単語を久しぶりに思い出したほどだ。最近の傾向なのか? それとも、も、もしかして1階席だからなのか? 俺がいつも入るのは2階席だからなあ。もし1階と2階にそんな差があるのなら今後はちょっと考えねばなるまい。今回のお気に入りはモルツガールと一番絞りガールでした(コスチュームではエビスなんだけどな)。ちなみにジュースガールとかポップコーンガールとか、利潤の薄いものの売り子はビールガールに比べてあきらかにランクが落ちる。これだけは昔っから不変なのであった。

7月
7/31
 7月は勝ち越した! 13勝9敗でトータル45勝47敗2分。勝率5割まであと2勝! 一位ホークスとはたったの10.5ゲーム差(まあ、毎度ここから先へ進むことができないんだが)。
29日の試合はBW相手とはいえ(←なんとBWは27日の試合でホークスに26点獲られたのだが、たまげたことにその5日後にまたホークス相手に29点獲られている)球団新となる0-9からの逆転勝利を記録(11-9)。めでたいといえばめでたいが、先発・正田はいきなり7失点してるわけでそんなことは全然めでたくない。今季前半戦の柱・吉崎もオールスター明けに2試合連続KOでいったん二軍落ち。かわりに上がってくるのは岩本らしい。映画とか小説とかマンガとかだと、ここで
ガンちゃんが奮起して力投しまくってチームにカツを入れ奇跡の大逆転優勝に導いたりするはずなのだが。
投手陣で言えば、ドラゴンズが放出したギャラードを獲るとかいう話もあったが(最終的には横浜へ)、建山が現在11セーブで今のところ
ちゃんと仕事をしてる(という首脳の判断)ので抑えはもういらないらしい。ふと気付いたんだが建山ってサイドだったのがスリークォーターまで上がってるよな? あれが好調の理由? まぁ、建山がいつまで保つか不安はあるけど(このへんが負け犬気質……)。
あとは
誰も知らないので全然話題にならないけど小笠原と坪井の首位打者争いがなかなか面白い。坪井は打点が少ないのが気になってたんだけど、ヒルマン監督はここんとこ二番で使うようにしてる。正解。俺も坪井はどっちかと言えばチャンスメーカーだと思うよ。ま、それも木元が五番に定着したから組める打順なわけで、木元のあの勝負強さはたいしたものだ。あいつはリーグを代表するすごい打者に育っていくかもしれない。
さて、いよいよ移転まで秒読みに入ってきてるような時期で、「オフには出血覚悟で北海道出身者を獲りにいく」とかいう記事もあった。トレードのことか。しかし今、戦力になる北海道出身選手ってライオンズの三井くらいしかいないと思うがね。まさか阪神タイガース投手コーチ・佐藤義則のことじゃないよな。あ、地元出身でもなんでもないけど
新庄を獲る!というウワサもあるらしい。それは戦力になるな。人気もあるし。でも可能性ゼロだとは思うけど。
ついでに
ミニ情報。札幌ドームでは来季から三塁側がホームチーム・ペンチになります。構造上の理由。いいじゃん、メジャーっぽくて。

7/9 あのひとはいま。今関がアメリカ独立リーグのアトランティック・リーグでオールスター戦メンバーに選出されたとのこと。そうか、まだやってたのか。32才。解雇されたのが3年前。ちなみにコネチカット州のブリッジポート・ブルーフィッシュというチームにいるそうだ。独立リーグはなぁ……底辺だからなぁ、でもまぁがんばりなさい(そういえばアメリカ帰りの野村はなにやってるんだ? 春先にダメダメで二軍落ちして、それっきり名前を見ないが)。そんで、こちらでは小笠原、坪井、吉崎がオールスター戦出場。吉崎は7勝してはいるが珍獣扱いだからな。それでもたいしたものだが。小笠原はノリがいないとは言え堂々のサード選出。すばらしい(でも正直、サードとしては堅実になっちゃってて見ててつまらない)。そして坪井よ、タイガースファンの前でいいところを見せてやってくれ。タイガースと言えば、こないだ中村豊が雨天中止の日に雨のダイヤモンドを一周してヘッドスライディングとかしてたらしい。でもやっぱりあの外野陣では試合での出番がない。優勝するときに一軍にいりゃあいいけどな。片岡はそれなりによく打ってる。去年のまま埋もれなくてよかった。下柳はイラブの陰になっちゃってるけど相当がんばってる。野口はいないも同然。あとは……スワローズの城石、カープの木村拓あたりはもともとファイターズのイメージがなかったしな。マリーンズの黒木詢は一軍で投げてないし……。えーと、他に誰か忘れてるかな? 「あいつがいるじゃないか」つーのがあったら教えてくださーい。

7/1 6月はいいときもあった(バファローズ、ホークス相手に連続勝ち越し)が10勝12敗で負け越し。トータルで32勝38敗2分、借金6の4位。相変わらずホームで弱い(15勝21敗)。
一軍復帰した
正田が27イニング連続無失点の好投とかあったけど、あんまりいいニュースもない。エチェバリアは故障中(親指だったか?)、クローマーは不振で二軍落ちという「しかたがないので」国産打線。小笠原は別格として、いま一番頼りになるのは島田。ここぞというところでちゃんと打つ。あとはまあ、いつも通りに役に立たない連中。だからメンバーを固定しないのは監督の主義なのか選手事情によるのかさっぱりわからない。ここんとこしばらくクローザーに建山を使ってるけど、それもよくわからない。謎がいっぱいあってたのしいチームだよな。ははは。
トレード期間中の補強はなし。ただしオフには
大型補強を行うと球団から正式表明。札幌ドーム対応型の大砲だそうな。もしかして江藤か? なんかほんとにありそうでちょっとヤだな(DHならまだまだ使えそうではあるが)。
その一方、
イースタンではずっと首位キープ(ちなみに2位は湘南)。一年目の小谷野(創価大・ドラフト5巡)が.319で打率2位という好成績。近いうちに一軍昇格もあろう。あと、例によって田中賢介は二軍で打ちまくって一軍に上がり、そしたらさっぱりでエラーばっかして二軍に落とされて、そしたらまた打ちまくるというルーティンを繰り返している。まだ22才とは言え、そろそろなんとかなってほしいなあ。

6月
6/2
 4試合連続フタ桁得点(日本プロ野球タイ記録)なんていうハデな連勝があったものの、5月は前半の負けが響いて10勝13敗1分でトータル22勝26敗2分。4試合で52点獲るなら10試合で5点ずつ獲ってくれた方がよかった……。ま、打線の方はかなり調子がいい。一軍復帰したクローマーはなんとか打ち始めた(それでも2割台真ん中へんで三振はやたらとするが)。エチェバリアは「当たればホームラン」という恐怖感を相手投手に与えている。坪井もコンスタントに打ってるし(打撃成績2位!)、小笠原のプレッシャーが弛みつつある(打撃成績1位!)。あとは一、二番が固定できればAクラス争いも夢じゃないなあ。って、一、二番の固定こそがここ10年の課題なんだってば!(←自己ツッコミ)
投手陣の話はとくになし。先発ローテに関根が入って2勝してるけど相手はマリーンズとブルーウェーブ。ホークスやバファローズにあの
最速130キロの真っ直ぐが通用するとは思えない。でもなんかヒルマン監督から信頼されている。「育成の人」の考え方はよくわからない……。

5月
5/22
 ずるずると……。2敗1勝の安定した負けっぷりを続けていたのだが、対ホークス3連敗でついに今季初の同一カード3連敗。下を見れば(他に見るところがない)あのブルーウェーブと0.5ゲームしか差がない。失点220、防御率4.71はリーグ最下位。正田と岩本は二軍落ち、4月はあれだけよかったミラバルも出る度に大量失点、隼人、清水あたりが一軍に上がっては来たが、今現在、勝てる投手は吉崎しかいない。……ということはよく考えてみたら1勝4敗ペースってことか……。
えーい、そんなことはどうでもいいや、
明るい話題! 小笠原は現在打撃成績1位! 出塁率1位! 得点圏打率1位! 井手は怪我から復帰! 自由枠獲得選手に近大の糸井投手をリストアップ! そして坪井はタイガースフィーバーのおかげでオールスター・ファン投票上位確実! 

5/15 今季もまた3強3弱といういつものパリーグ模様。ファイターズは負けたり負けたり勝ったりで5割にはなかなかとどかない。ははは……いつものことである。ヒルマン監督は勝負の人ではなく育成の人なので我々ファンも目先の勝ち負けなんて気にしない、ということにしておこう(しかし監督もいろいろ悩んでいるらしく、ヒゲ伸ばしたり剃ったり一部分だけ伸ばしたりとか試行錯誤なさっているご様子ではある)。
ここんとこ小笠原が脚の具合がよくないのでDHに入り、阿久根か木元がサードに入り、二塁に賢介が使われている。賢介はイースタンで打ちまくり実力で上がってきた。今度こそ定着してほしいが……いっそ外野に転向させたらどうかなあ、福留みたいに。一方、森本は完全にスタメン落ちしてしまった。なんか存在が「右の上田」みたいなことになってる。やれやれ。打者にも投手にも「パワー」タイプが足らないという構造的欠陥はいつになったら解消されるのだろうか。って、5月にする話題じゃないな。やれやれ。

5/1 3〜4月は12勝13敗1分、借金1の4位。予想通り勝率5割ラインの手前でうろうろしている。予想が当たってもちっともうれしくない。先発ローテーションはアメリカンスタイルできっちりと5人回し。ミラバル(90点)、金村(10点)、シールバック(55点)、吉崎(65点)、正田(5点)。ミラバルはリーグでも有数の絶対的なエースとなったし、吉崎の変則投法はまだしばらく使えそうだ。が、金村と正田がまったくだめ。もともと球威がないから打たれだすと止まらない。金村は去年フルに投げた疲労が抜けてない。正田はまあ、去年(新人王)が出来すぎだったか……。先発ローテ固定も球数限定もそれ自体はヒルマン監督を支持するにヤブサカではないんだが、しかしその戦法はブルペンに戦力あってこそであろう。なにしろ相変わらず中継ぎの人材不足で、クローザーの伊達まで継ながらない(もっとも、伊達だって相当に不安定なんだけど)。2年前には日本一のセットアッパーとも言われた(ような気がする)芝草は疲れ切ってるし、左打者用に出て来る高橋憲はその左打者にポカポカ打たれる。なかでもとにかく関根と岩本はいらん! 出て来る度にホームラン打たれてどうする! ちょっと明るい話題としては、イースタンでは2年目の江尻がノーヒットノーランを達成(4/30)というものがあるが、だからと言って一軍で使えると期待してはいけない。昨季、一軍初登板で初打者にいきなりホームラン打たれたような奴は簡単には信用できない。
打線では、エチェバリアがようやく打ち始めた。いま
ホームラン王(8本。カブレラ、ローズとタイ)。反対にDTクローマーはなんの役にも立ってない。打率1割に一塁守備もオソマツ。使う必要がない。一塁・西浦で固定するか、小笠原を一塁に戻すかするべきであろう。二塁のレギュラーを獲ったのは阿久根。守備に飛び抜けた巧さはないが、現在打率3割キープ。個人的には阿久根の顔が二塁手でないのが気になる。森本は毎試合出てるが三振王(35三振。ちなみに2位は34でエチェバリア)で出塁率.288と大きく期待はずれ。なかなか育たないものだなあ。捕手は高橋信と山田勝でとりあえず回ってる。多くは要求しないよ。ときどき打ってくれればそれで御の字である。と言いつつも高橋信の打撃にはかなりいいものがあるので、こっそり期待しておこう。

3月-4月
3/31
 開幕三連戦はカブレラ抜きのライオンズに1勝2敗。サード小笠原作戦の効力は未だ不明……。エンジェルもDTも何の役にも立っていない。二人会わせて300三振はラクにしそうだ。ヒルマン・チルドレン=森本・阿久根もまだまだ。三日間で仕事したと言えるのはミラバルと金子だけだな。まあ、そんなことはもうどうでもいいや(ということにしておく)。開幕第一戦を勝利したのは気持ちがよいではないか。それでよしとしよう。

3/25 オープン戦全日程終了。13試合6勝7敗(12球団中7位)。まあ……そんなものでしょう。ちょっと驚きなのはDTクローマーが.388で打撃成績3位に入ったこと。もともと存在感も威圧感もゼロなんだが、誰も見てないのにコツコツと打っていた。投手ではミラバルが3勝&防御率1.02で2位。こちらは当然。新戦力では一番センター・森本と、左の先発・吉崎は確定。坪井もよい。逆に、急遽獲得した野村はワンポイントとしてもちょっと使えそうにない。エチェバリアはまったくの謎。三振はたくさんしそうだが。
で、ヒルマン監督のびっくり作戦は
サード・小笠原。三塁手がいないのを逆手にとっての打撃優先策(苦肉の策とも言う)。クローマー、あるいは田中幸雄か西浦を一塁にいれる。シーズン中もこれで行くらしい。ま、なにをやろうが相変わらず世間の評価は低く、評論家は軒並み5〜6位の予想。個人的にはは期待を込めて勝率5割の4位としておこう。期待を込めても4位……。いいんだ、勝負は来年だ!!
予想される開幕オーダー。対西武ライオンズ、相手は松坂。(赤は正解)
中 森本
遊 金子
三 小笠原
一 DTクローマー
(左・エチェバリア)
指 エチェバリア
(一 DTクローマー)
右 坪井
左 上田
(指・島田)
捕 高橋信
二 奈良原
(阿久根)
投 ミラバル

でもって、
ミラバルが打たれたらその時点で終わり

3/4 名護キャンプ打ち上げ。ヒルマン監督の自己採点は90点。全体練習の短縮とか投手の球数制限とか、練習試合で1イニング4アウトまでやったりとか、9回2アウトで試合をうち切ったりとか、メジャー・スタイル(と言うかヒルマン・スタイルであろう)に転換したキャンプはマスコミで取り上げられることが多かった。それはそれでよし。いきなりケガで消えていた実松、山田、正田も復帰(逆に井手、石本、木元は故障脱落してるが)。坪井も実戦形式では結果を出している。正捕手獲得目前の高橋信は打撃好調。いやいや、なんか今季はそれなりに行くんじゃないの? なんて期待持ってしまうなあ。もっとも今頃の時期は毎年そんなこと思っているのではあるが。

2月
2/3
 捕手がいない。実松=左手有鈎骨鈎骨折で全治4週間、山田=右大腿四頭筋不全断裂で全治6週間。田口も野口も放出して「大丈夫か?」とかいう声もあったのに、まさか本当にそんな事態になるとはなあ。でもこれは高橋信には大チャンスだ。一気に正捕手ポジション獲得となるかも(もう一人残った一軍捕手は荒井。彼にとってもチャンスと言えばチャンスなんだが……早大からドラフト2位で入って数年……永遠の期待ハズレかなあ)。悪いことは重なるもので、正田が左肩に違和感で精密検査へ。これは痛い。順調に行けば開幕投手の目もあったのに。
とまあ、キャンプイン早々いろいろと不安材料はあるものの、
ヒルマン監督のおかげでマスコミへの露出は例年以上。注目を集めるのは悪いことではない。チーム全体でどんどん顔を出して地味なイメージを払拭してほしい。今季は勝ち負けなんか度外視して元気よくがんばっていこう!!(って2月の時点で言うことか?)

1月
1/14
 ヒルマン新監督の掲げた今年度のキャッチフレーズは「Etos Pathos Logos」〜勝利への精神 勝利への情熱 勝利こそ意義〜アリストテレスによる「優れたリーダーたる者の3つの条件」なんだそうな。さすがガイコクジンカントク、つーか、格調高すぎだよ。野球選手なんてみんな頭悪いんだから理解できないに決まってる。新監督がアホ面の選手を前にして頭を抱える場面が早くも目に浮かぶ……。
なんかいろんな人から「野口を出しちゃってキャッチャーどうするの?」と言われるんだけど、去年だって半分以上の試合は
実松がやってたんだけどなあ。さすがに誰も関心持たないチーム。そんなこと全然知られてない。ま、野口の名が知られてるのだって「かつて古田の控えだった選手がチームを移って見事な正捕手となった」というそのときだけの美談があってこそだからな。ここ数年いかにキャッチャーとしてダメだったか(特にリード面で)は誰も知らない。大きな声では言えないが、坪井と代えてもらって良かったというのがホントのところなのだ。(あ、虎キチのみなさん、打者としてはそこそこ使えますので安心して下さい)

↑2003/2002↓

11月

11/20 ドラフト。あれだけ強行指名すると断言していた高井(東北高校)の指名はなし! ちょっと弱気? 即戦力よりも将来性のドラフトとなりました。札幌で花開くとよいですな。

2002 ドラフト指名選手
自由獲得枠 なし。
一巡目・尾崎匡哉・内野手・報徳学園 超高校級投手・高井から逃げての指名。俊足強肩強打の遊撃手。目標は「打撃は小笠原守備は金子」とたのもしい発言。ハングリーさに欠けるとも言われるが、スター性は十分。
三巡目・鎌倉健・投手・川之江高校 189センチの大型速球サイドスロー。ゆくゆくは右のエースにと期待大。
四巡目・武田久・投手・日本通運 170センチと小柄な技巧派頭脳派投手。即戦力。
五巡目・小谷野栄一・内野手・創価大 打撃センスは既にプロレベル、との評価あり。
巡目・紺田敏正・外野手・国士舘大 俊足、強肩。メジャーのスカウトも見に来たらしい。打撃は……?
七巡目・池田剛基・内野手・鵡川高校 北海道出身者をキープ。体格と長打力は魅力。頭もいいらしいぞ。「ひょっとしたら」と大化けしそうな気配は持ってる。
八巡目・鶴岡慎也・捕手・三菱重工横浜硬式野球クラブ テスト入団。シュアな打撃に評価があるらしいが。カベで終わらないようにがんばりましょう。

11/13 タイガースであぶれていた坪井(外)と野口(捕)をトレード。もしかしたら一番打者の穴が埋まるかもしれない、と淡い期待。加えてタイガースとは、下柳(投)+中村豊(外)と山田(捕)+伊達(投)を追加トレード。山田は使えないだろうから、捕手は実松と高橋信でまかなうことになろう。ドラフトで即戦力捕手を指名するというウワサもあるが、そんな皮算用が通じるとは思えない。
さて、5日に
トレイ・ヒルマンと監督正式契約。コーチングスタッフ発表。平均年齢39・7才の若さ。それになんか意味があるのかどうかはよくわからない。白井は着々と野望(監督)へ近づきつつある。二軍外野守備コーチの大貝は任意引退して転身。守備だけなら一軍トップクラスだったからな。まあ、適任。
一軍 二軍
監督 トレイ・ヒルマン 監督 岡本哲司
ヘッドコーチ 白井一幸 投手コーチ 新谷博
投手コーチ 田中幸雄  〃    島崎毅
バッテリー・コーチ 田村藤夫 打撃コーチ 五十嵐信一
ブルペン担当コーチ 山中潔 守備・走塁コーチ  菅野光夫
打撃コーチ ゲーリー・デンポ 外野守備コーチ 大貝恭史
内野守備コーチ 西俊児 育成コーチ 山崎章弘
外野守備・走塁コーチ 島田信敏 コンディショニング・コーチ 多田久剛
コンディショニング・コーチ 勝崎耕世

2002年度チーム成績
61勝76敗3分の5位
。1位ライオンズとは28ゲーム差、4位マリーンズとは4ゲーム差。打率.247(リーグ4位)本塁打146(リーグ4位)防御率 3.86(リーグ4位)506得点(リーグ5位)570失点(リーグ4位)。小笠原は打率.340で首位打者を獲得。正田は最終戦を完封で9勝到達。新人王獲得
打のMVPはもちろん小笠原。投手のMVPは……正田もよくやったが、10勝した
金村にあげよう。開幕当初は先発枠からはずれていながら中継ぎで好投し、故障者が出てからは先発ローテーションの軸としてよくがんばった。しかも自己初のフタ桁勝利(ようやくかよ、という気もしないではない)。

10月
10/15
 ファイターズ全日程終了。61勝76敗3分の5位。1位ライオンズとは28ゲーム差、4位マリーンズとは4ゲーム差。打率.247(リーグ4位)本塁打146(リーグ4位)防御率 3.86(リーグ4位)506得点(リーグ5位)570失点(リーグ4位)。小笠原は打率.340で首位打者を獲得。正田は最終戦を完封で9勝到達。新人王
打のMVPはもちろん小笠原。投手のMVPは……正田もよくやったが、10勝した
金村にあげよう。開幕当初は先発枠からはずれていながら中継ぎで好投し、故障者が出てからは先発ローテーションの軸としてよくがんばった。しかも自己初のフタ桁勝利(ようやくかよ、という気もしないではない)。ただしもともと頑丈な方ではないので、今季の疲れが残りはしないかと来季が心配ではある。
大島康徳は3年間の監督生活にピリオド。ケガ人に泣かされた3年間だった。不運。新監督はヒルマンでほぼ決まり。でもまだ
ほぼが付く。正式契約を済ませるまでわからない。まあ、契約したらしたで心配。ほんとに日本球界でうまくやっていけるのかねえ。ガイジン監督は札幌移転の目玉でもあるので、1年間で帰国されないことを祈るばかりである。

10/8 新監督はトレイ・ヒルマンで決定らしい。現テキサス・レンジャーズ・マイナー統括部長。若手育成に評価があるとのこと。ほんとか? 最近のレンジャーズにいい若手なんていたか? ま、ガイジン監督もよかろう。実はボビー・バレンタインの線もあるんではないかとも思ってたんだが、銭ゲバ・ボビーだと相当ボラれるんじゃないかと心配ではあったのだ。で、球団のメジャー指向に合わず高代ヘッドは退団。殴られなくなって選手はひと安心か? で、白井が後任としてヘッドに上がるようだ。白井も着々と野望(監督への道)を達成しつつあるな。
残り4試合あるが、5位はほぼ確定。一年目の野中、江尻は一軍デビュー。
希望の星・野中は初ヒットを記録。よしよし。期待はずれ・江尻は初登板先頭打者に被本塁打という珍記録達成。やれやれ。その一方、早くも7選手に戦力街通達。今井、柴田、原田、藤崎、山地、田中聡、村西。田中聡はイースタンでほぼレギュラーで出てたんだけど、クビ。キビしい。球団からは「札幌移転に向けてスリムにならなければいけないので」と、わかるようなわからないようなコメント。今後も大量粛正の予感が……。

10/1 新監督候補として大矢明彦の名前が浮上。まあ、中畑よりはいいよな。
9月は10勝11敗2分。おや、月間借金1ですんでるぞ。それでもマリーンズに追い越されて5位転落(58勝71敗3分=借金13)。残された楽しみは
小笠原の首位打者正田の新人王だけ。どっちも際どいとこだが。正田は現在7勝なんで、あと3つ勝って10勝に届けば確定なんだけど。たしか前半戦は2勝くらいしかできてなくて「とても無理」と思ってたんだけどな。よくがんばってるよ。
一軍の不甲斐なさを尻目に
マジック3までいったイースタンの鎌ヶ谷ファイターズは、結局そこで足踏みしてるうちにライオンズに抜かれた。今日現在、ライオンズにマジック1。ファイターズは残り2試合を勝って、ライオンズが残り1試合を落としたら再逆転優勝。ま、無理だな。土壇場での勝負弱さは兄弟揃っての血筋なのであろう。とほほ。(結局ライオンズが残り試合を勝って優勝しました)

9月
9/24
 負け越し決定。とっくに決まってたものだと思った。マリーンズとの4位-5位争いにも落ちこぼれ、近頃ではめったに勝たないからな。結局シーズン通して貧打と抑え不在という問題を解消することができなかった。来季は……来季にも特に期待できる要素はありません……。オバンドーは骨折して帰国、そのまま退団確実。つーことはつまり新外国人頼みってことだなあ。やれやれ。
一方、
イースタンではファイターズに優勝マジック点灯中(いま4か5ぐらいだと思う)。それだけの力を何故一軍が発揮できないのか。下で活躍しても上ではさっぱりっていう選手ばっかりなんだよ。森本も石本も高橋信も小田も上じゃ使えない。実松もここんとこベンチが多くなってる。賢介は数字的に2割6分あたりをコンスタントに打てそうになってきたけど、それじゃもの足りないんだよ。福留くらいは打ってくれんとなあ。
ああ、今季はほんとにボヤキとため息ばっかりだ。

9/2 8月の成績。7勝18敗。月末には今季ワーストとなる7連敗。初の札幌での主催試合も1敗1分といいとこなし。で、48勝60敗1分。これだけ負けてもとりあえずまだ4位。最終的にAクラスに入れば球団から活躍選手に報奨金、という話もあるらしいが……。まあ、届かないだろう。
貧しい戦力のなかで小笠原と共に前半戦を支えてきた2選手、ミラバルは右手中指骨折で、金子は左膝裏十字靱帯断裂で欠場中(ミラバルは今季絶望確定)。どうせもう今季は終わったようなもんだからゆっくりケガ直してください。
球団は移転に際しての目玉「メジャー・スタイル」として札幌ドーム観客席のネットを撤去することを考慮中。それはそれでよし。
大社オーナーは例の事件でついに退任の方向。
大島監督の後任としてしばしば名前の上がるのが中畑清と高田繁。まことに寂しい夏の終わり。

8月
8/22
 小笠原痛恨の連続試合出場ストップ。20日ブルーウェーブ戦の左手小指死球のため。98年10月7日〜02年8月20日で512試合連続試合出場。21日の試合も本人は出たがったらしいが……。とりあえず今季は首位打者目指してがんばれ。チーム記録は誰かな? 古屋が900試合連続くらい出てたような気もするんだが。気のせいかもしれない。
チーム成績はただいま借金5。恒例の月末スパートができれば5割も夢ではない、って、その程度が「夢」なのか……とほほ。打線ではマジで
ががんばってる。ほんと移籍が「吉」と出たいい例。投手では……正田。伸びたなあ。もう既に不動の柱だよ。金村もよくやってるけど、故障以前の「快投」を知ってるだけに、ちょっともの足りないところもある。泣き虫左腕・清水はやっと今季初勝利。佐々木、下柳、吉崎と、単純に「数」でいけば他球団もうらやむ左腕天国だ。ああ、それにしても絶対的なクローザーがいれば楽にAクラス入ってやれてんのになあ。
いろいろとお恥ずかしい場面をお見せしている偽装肉騒動ではありますが、とりあえず球団関係の人事に変更はございません。大社義規オーナーは留任。でも87歳。この心労でお迎えが近づくかもしれない。(どうでもいいけど、社長から降格となった大社啓二が大社義規の実子でないと初めて知った。甥を養子にしたのだそうな。得てしてああいう一代で身代を築いた人物は子に恵まれないものなのだな。信玄とか秀吉とかさ)

8/12 Aクラス=3位が見えてきたと思ったのもつかの間、例によって負けて負けて勝ってもまた負けて、昨日の時点で5位千葉ロッテ・マリーンズに1ゲーム差に詰められている。まったくもってとほほなチームであることよ。しっかし、マリーンズは開幕11連敗がなければ今ごろ2位だな(もっとも開幕前予想ではAクラスに入れる人も多かったのは事実)。
親会社の偽装肉騒動は雪印並みの事件になってしまった。偽装肉焼却→補助金搾取→隠蔽→発覚、先に同じ事やった会社が「解散」にまで追い込まれたつーのに。隠蔽することで罪(そのものと罪深いイメージ)が倍加するっつーことが理解できないのだな。日本の企業には学習能力というものがないのであろーか。まったくもってとほほな親会社であることよ。このとばっちり(?)で北海道で開催されるはずだった日本ハム主催の少年野球教室が中止された。かわいそうなのは子供たちだよなー(それと、コーチ役だった広瀬には補償はあるのか?)。まったくもう、こんなことで札幌移転話までもが解消にならないことを祈るばかりである。

8/1 この半月間にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと正式に業務提携したり、自力優勝が消滅したり、大島監督のコメントがなげやりになってきたり(「これで何連敗? もう数えてないからわかんなくなったよ」とか)、一軍復帰した賢介も佐々木も相変わらずパッとしなかったり、久々登板の下柳がボカスカ打たれまくったり、移籍加入の林がサヨナラホームラン打ったり、親会社のBSE未検査肉焼却行為が発覚したり、いろんなことがあったりなかったりしながら、オールスター明けからいいところなくずるずると負け込み一時は借金5まで落ちた。でもまあ、なんだか今季は月末に強くて最後は4連勝。7月は10勝10敗1分で41勝42敗1分、不動の4位。ただしかしAクラスが見えてきたのは確かだ(単に上が落ちてきたからだけど)。

7月
7/11
 オールスターブレイク。対バファローズ3連勝で5割折り返し(35勝34敗1分/貯金1)。「後半戦へ向けて整備するのは抑え」と大島監督。井場の投球が安定してくれれば話は早いんだがなー。ミラバルが故障で復帰は月末以降。その穴は金村が先発固定になるはずだが、手薄になるブルペンには吉崎(左腕・この時点でイースタンで5勝)の昇格があるかもしれない。ちなみにドラ1の江尻は1勝3敗。ちょっとまだ上では使いづらいか。
いよいよ
札幌移転を正式発表。地元出身選手を集めてく方針だとか。トレードやFAも「出欠覚悟」で積極参加だそうで。ちなみに、今一軍クラスで働いてる北海道出身選手つーと、三井(ライオンズ・今や左のエース)、佐藤(スワローズ・右の代打の切り札)、佐竹(ブルーウェーブ・内野手)、本間(ホークス・内野手)、盛田(バファローズ・涙の復帰)、そしてもちろん星野伸之(タイガース・36才)。意外と少ない。盛田、星野あたりはプロ生活最後の舞台に札幌を選びたくなってるかもしれないね。もちろん戦力になるかどうかは別の問題(そしてもちろん2004年まで現役でいられるのかっつー問題もある)。あ、個人的には札幌移転推進論者だったんだけど、たいへんなことを忘れていた。札幌行っちゃったらテレビ埼玉やテレビ神奈川でときどきやってたファイターズ戦の中継が見られなくなってしまうがな!! ううーん、それはちょっとつらいな……。

7/1 6月の成績は5勝9敗で31勝32敗の借金1。相変わらず勝っては負け、負けては(ときどき)勝ち。大島監督は「オールスターまで5割キープできれば優勝戦線に加わっていける」と言う。しかしなぁ、冷静に考えると結局は5割維持がぎりぎりの戦力なんでないかなあ。後半戦に飛躍が期待できる要素があるとも思えないんだが……。問題なのは打線。ちゃんと仕事してるのは小笠原と金子だけ。クローマーがちょっと上向きになってきたものの、あとの連中は(オバンドー、井手、田中幸雄、野口、島田、木元、奈良原、実松)あてにならない。その一方で投手陣は貧しいスタッフながらよくやってる。ただ疲れがでてくる夏場に入ってどうなるかはわからないからなあ。例年夏にはガクッと落ちてくるからなあ。(ああ、また弱気の虫が……)

6月
6/20
 鎖骨骨折した城島の穴埋めで田口がホークスにトレード移籍。交換相手は林孝哉・29才-内野手-右右。ううーん、全然知らない。しかし、内野手が必要とは思えないんだが……。

6/18 世の中が「ワールドカップがどーしたこーした」で騒いでいるうちに、誰も知らないとは思うがファイターズは10試合で8点しか(8試合で10点だったかもしれない)獲れずに5割ラインの下に沈んでいるわけです。みごとなまでのミニバン打線(しかも軽)に大島監督は「打者は投手に申し訳ないと思え!」とオイカリというかアキラメというか、まあ、打つ手なしというところ。
個人的に期待している田中賢介と佐々木は共に二軍落ち。賢介は打撃も守備も確実性が足らない。佐々木はコントロールが(まったく)安定しない。その一方で正田は負け星が先行してはいるが、とりあえず先発の枠に定着。正田は甲子園優勝投手でドラフト1位、佐々木は同期のドラフト6位。潜在的な素質では佐々木が上とも言われ一軍デビューでは追い越したものの、また正田が抜き返したことになる。ウサギとカメ、じゃないな……タイプとしては二人ともウサギだよな。とにかく同年齢左腕二人が順調に育てば、この先10年は楽にチームを支えていけるんだがなあ、と言っておこう。
札幌移転問題はついにツツミヨシアキ伝家の宝刀
「おやりになりたければどうぞ」が飛び出してほぼ決定。2004年には札幌ドームを本拠地に「札幌なんとか球団」が誕生することになる。そのまた何年か後には北海道出身つーことで若松あたりが監督してそうだなー。で、地元密着の一環として球団株の何%(だか何十%)かは地元企業に買ってもらう構想らしいが、そんな余裕のある企業が北海道にあるのか? サッポロビールか? ま、まさか……白い恋人??

6/3 前日まで39イニング連続適時打なし(ソロ本塁打はある)。5月は13勝11敗と勝ち越しはしたが、連勝すれば連敗、連敗から抜けると連勝、それからまた連敗。というわけで延々と5割ラインをうろうろ。こうなると安定してるというより真の力がないということだなあ。さて、田中賢介は出番がめっきり減ってしまった。昨日なんか昇格したばっかの阿久根(だーれも知らない選手だがイースタンでは好調)が二塁・二番で先発だもんな。ま、出番待ちの若手に事欠かないのはいいことだ(たぶん……)。投手陣はそこそこやっている。防御率ギリギリ3点台。抑えは結局のところ芝草。サイドスローに変えてからコーナーへの出し入れにはいいものがあるが、しょせんはセットアッパーが適任。球威がないので三振がとれないのがつらい。井場がなあ……いい時はバシバシ三振獲れるんだが……5球にひとつぐらいの頻度で出ちゃう高めにちょうどいい速さですーっとくるなんでもない打ちごろの球さえなけりゃなあ……。

5月
5/23
 勝率5割を出たり入ったり。ある意味安定している……のか? 不振だったオバンドーはDHだけでなく守備にも使うようになって打ち始めた。見た目はそうでもないが(身長2メートル・パナマの怪人)けっこう繊細な選手なので、ただ打つだけというのはリズムが合わないんだな。小笠原は打撃成績一位を突っ走り、金子もずーっと打撃好調を維持しているので内野は残り枠が少ない。それでついに田中幸雄がスタメン・ライトで登場。昨日の千葉ロッテ戦ではタッチアップをホームで刺した。ちょうどそこだけTV中継で見てたんだがね、わはははは、やっぱり幸雄は絵になるぜ!! それにしても大島監督は幸雄にはなんか厳しいコメントが多いんだが(エラーが多いとか、肘が痛いのは言い訳にならないとか)なんだかんだ言ってちゃんと試合に使うんだよな(他に頼りになる選手がいないつーのは別にして)。あ、かつての僚友・片岡は打撃不振のまま、ついには骨折でリタイア。チームは調子いいけど、移籍してから片岡個人にはまるでいいことがないね。これでタイガース自体の成績が落ちてきたらトラキチどもの罵声を一気に浴びそうだ。まあ、自分の選んだ道だ、がんばれ。
春先にハムファンの心をときめかせた野中信吾はこないだイースタンで一番・ショートで出て3安打していた。一日も早く上で使いたいような気はするが、まだ18歳、あせらずに体を作っていこう。ドラフト一位の江尻もイースタンで
プロとして初勝利(1勝)。こっちは遠からず一軍に上がってきそうだ。ま、使えても中継ぎくらいだろうが。
どうでもいいんだが、オールスター投票中間発表で投手部門3位には堂々と岩本の名が(初回発表では2位)。投票者の皆様が用紙に名前があるからと言って
テキトーに印つけてるだけなのがよくわかる。

5/7 6日は松坂に負けたが(1-2)、GWは対ホークス3連勝も含む勝ち越しでやれやれ。5/3対ホークス戦では正田が3年目にしてプロ初勝利(対ホークス2-1、87球完投)。本物かどうか、次の登板が正念場。5/5対ホークス戦では寺原にプロ初黒星をつける。むふふ。田中賢介は一番打者に定着しつつある。安打だけでなく、出塁率が上がってくれば固定できるんだがな。捕手は打撃優先で野口に戻したら投手陣の調子が上がり始めたので、実松はまたしばらくベンチ。もう少し勉強しなさい、つーとこかな。
札幌問題でゴタゴタしてるうちに、死角から別の手が出てきて足をすくわれた。2軍キャンプを張ってきた沖縄宜野座村が来春の受け入れを拒否。春期キャンプ地として
阪神タイガースを誘致するからだとさ。そりゃその方が金にも話題にもなるよな。地元の意向だからしかたないと言えばしかたないんだが、不人気貧乏球団はつらいのう……。

5/1 3-4月は13勝12敗で3位。首位とは4ゲーム差。心配された投手陣はなんとかかんとか持ちこたえている。とは言えチーム防御率は4.34でリーグ最下位だし岩本、下柳は早くも二軍落ち。打線で支えているのかと思いきや、打ってるのは小笠原だけで、単にたまたま勝ち試合が負け試合より多いだけなんだな。まずいのは早くもホークスに0勝5敗とカモられていること。しかも逆転負けが多い。首位チームに自信持たせちゃいかん。サード田中幸雄のエラーに我慢できなくなった大島監督は田中賢介をスタメン起用してきた。右投手には賢介、左投手には幸雄というツープラトンでいくつもりらしい。あ、抑え投手も右の井場、左の佐々木というスタイルが確定したようだ。まあ、カタチが決まれば戦い方も安定してくることだろ。

4月
4/23
 「なんだか調子いい」とか言った途端に6連敗。昨日やっと勝ったけど借金1(それでもリーグ三位)。小笠原以外は全然打ってない。たまには打つけどね。昨日は12点獲ったし。ただし、うち8打点が藤島。ジャイアン藤島くんはオープン戦の首位打者ですが、こいつには期待を裏切られ続けてきたからなあ。良く言っても「意外性の打者」でしかないんだよな。たまに使うといいんだけど、続けて使うとさっぱり打たなくなっちゃう。ところで、クローザーで使っていくはずだった井場はホームランばっかり打たれてる。防御率9.45。これじゃ使えないよ。佐々木を使うしかないかなあ……。ストライクさえ入れば球威はあるし三振獲れるんだけど……。それか金村? あいつも一発病があるからなあ。関係ないけど(あるのか?)開幕投手の岩本は二軍落ち。修行して出直してこい。明るい話題は……あ、イースタンでは今のとこハムが首位です、つーくらいか。4月に大きく負け越して沈みっぱなしになった昨シーズンのいやーな思い出が甦りつつある……。
でもって移転騒動の方ですが、4/18付朝日新聞夕刊によれば地元民へのアンケートで
「ハム札幌移転に賛成」が51.5%とのこと。移転による経済効果試算は199億4290万円。なにを根拠に算出したのかはさっぱりわからんし、それが多いのか少ないのかもわからん。まあ、なにがしかの効果は期待できるつーことであろう。一方、ツツミに一喝された札幌市長は「2球団の間で解決を」と逃げの姿勢。ただし、移転反対に固執しているのは西武だけという状況にはなってきている。

4/15 ここまで8勝4敗。うーん、がんばっております。投手陣が安定していればこれくらいはやる。ガイジン先発コンビに合わせて、中継ぎに回した金村、ショートでもロングでもいける佐々木がよく働いてる。出だし不調だったオバンドーも打ち出した。怖いのはケガ人だけ。イースタンでは田中賢介がよく打っている。ただ一軍に上がると打てなくなっちゃうんだよなぁ。ま、今のところ内野はアキがないので二軍でみっちり鍛えておきなさい。

4/12 移転問題は四者(日本ハム・西武・札幌ドーム・札幌市)で話し合って解決しなさい。というのがパ・リーグ理事会の結論。そんな結論しか出せないんなら理事会なんてやるだけムダだ。しかしなんだか札幌市民がこの問題をどう思ってるのかがさっぱり見えてこない。やっぱり関心ないのかもしれない。
さーて、ミラバルは10日のマリーンズ戦に一安打完封で先発転向はとりあえず大成功。シールバック、ミラバルの二本柱が機能していくようなら上位を狙えるなあ。むふふ。

4/1 対ホークス3/30、31と連敗スタート。2戦目にして大島監督は史上初となる3月中の退場処分。開幕早々ではあるが、負けることについてはもう何も言う気がない……。それにしてもパ・リーグは早くも三強三弱が明らかになっちゃったな。とほほ。
田中幸雄はサードでエラー続出。片岡の穴埋めということで注目されているのでたまたま大きく扱われたが、そんなのは別にたいしたことじゃない。田中幸雄はかつて初のオールスター出場時でも大エラーをやってのけたやつだからな。それも大物の証つーものだ。二塁起用となった木元は打撃では合格。守備はどうなのかな、三塁向きなのではないか? 田中をDHに回すか? DTクローマーは……過大な期待しないで長い目で見守るしかない……まだ四月だし……。で、投手陣はやっぱりCクラス。悲しいつーより空しい。先発転向のミラバルの出来によっては
まだ戦えるとは思うんだが。って、今からそんな弱気でどうする……。
ツツミは札幌でファイターズ移転問題について「一球団が札幌ドームという施設を独占するのはいかがなものか」発言。単一チームの独占ではなく、札幌ドームの営業を自由化することが経営の健全化ともなる、と。
ふざけたことを言うな。じゃあ、お前も所沢のライオンズ球場を自由化しろ。ファイターズにもブルーウェーブにもカープにも所沢で主催試合をやらせろ。ライオンズは固定フランチャイズなしで全国まわって試合すればいい。スキー場に線引いて野球やればいい。札幌市民も怒るべきだ。市民球団なんか作るより(日本ハムファイターズが市民球団たり得るかどうかは別)ライオンズが年に何度か興業する方がいいでしょ、と言ってるんだから。ツツミがスポーツ音痴なのは(彼が大好きとされるアイスホッケーに関してでさえ)今に始まったことじゃないが、今回の発言は「たとえ弱くても応援するホームチームがある」ということの幸福をまったく理解していない。また、そんなバカ発見に右往左往するハム球団も野球機構もほんとにどーもならん。まったくもー、俺ぁ久々にご立腹だよ。ああ、忘れるとこだった。札幌移転が実現する時にはチーム名変えるそうだ。公募だとさ。べつにいいんですけどね、名前なんてなんでも。札幌日本ハムサーモンズとかどうかね。あ、鮭は扱ってないのか。

3月
3/20
 本拠地の札幌移転検討中を正式表明。早ければ2004年から。市側から要請もあったっつーことだが、札幌市民は困惑しているかもしれないな。そんなチーム見たことも聞いたこともない、とか。個人的には移転に賛成と前々から言っておる。選手も応援団も「はぁ、別にいいんじゃないの」といたってテキトーな反応。そもそも東京でやってることにそんなに意味ないもんなー……。
でまぁ、観客動員の低下とドーム賃借の過度な負担が移転への表向きの理由だが、
雪印食品の解体(要するに廃業なんだろ)が「移転前向き検討」の大きな理由ではないのか。盟主の自滅で空白となる北海道畜産地帯への支配力を日本ハムでいただいてしまおうということであろう。なんで誰もそのこと言わないのかな? 移転話には札幌を準フランチャイズにした西武ライオンズが「後から来たくせに突然なにを言うか!」と驚いてる&怒ってるらしいが、どうせそっちは「準」なんだから「先」も「後」もねーだろ。だいたい西武が札幌使うのだって、単にプリンス系列で北海道のリゾート施設を独占してしまおうつーツツミの陰謀の一環でしかないんだろーが。ま、市民は松坂見たいだろうが、ビジター登板でがまんしてくれ。
さて、開幕も近い。抑え予定だったフリューリーは全然役に立たず、井場で行くことになったようだ。DTクローマーはやっと打ち出したが、そのままシーズンでも働くかどうかは微妙。開幕予想内野陣は一・小笠原、二・金子、遊・奈良原、で結局いつも通り。ただ、たぶん三・木元で、そこはちょっと注目してみたいな。捕・実松はほぼレギュラー確定。がんばれ。開幕投手は今年も岩本。他にいないから。

3/11 田中幸雄はまた故障でお休み中。開幕から出てこれるのか不安だな……。高代ヘッドコーチは予想通り選手を殴ってるらしいな。被害者は実松とか木元とか森本とかレギュラー獲りのかかってるやつらであろうか。選手殴ってたってチームが強くなるわけじゃないってドラゴンズのコーチ時代に経験してるはずなんだが。ファイターズファン希望の星・野中も殴られてるのかな? ここんとこ守備くらいしか試合に出てこなくなっちゃったが。

3/1 片岡は毎日のように新聞に名前が出てうれしかろう。ま、そんなことはどうでもいい。サードは田中幸雄、ショート金子、セカンド木元という布陣が大島監督の腹づもりのようだ。ドラフト5巡指名の野中(神崎高・18歳)が素晴らしく評判がいい。指名直後は入団に迷いがあったらしく(横浜が第一志望だったようだ)大島監督直々に交渉に行って取ってきた選手。その俊足と好守に加え、打撃にもいいものを見せて早くも開幕一軍が確定している。千葉ロッテの小坂タイプだな。ひとつでも明るい話題があってよかった。解雇後に近鉄に移ったウイルソンの後がまと期待されているDTクローマーは今のところさっぱりいいところがない。だいたいDTなのかクローマーなのか、どっちかにしたらどうなのかと思う。

2002年を戦ったコーチングスタッフ(は新規就任)

一軍 二軍
監督 大島康徳 監督 白井一幸
ヘッド・内野守備コーチ 高代延博 投手コーチ 田中幸雄
投手コーチ 浅野啓司  〃    島崎毅
 〃    新谷博 バッテリー・コーチ 岡本哲司
バッテリー・コーチ 田村藤夫 打撃コーチ 五十嵐信一(一軍打撃から転任)
 〃        丑山勉 守備・走塁コーチ  菅野光夫
打撃コーチ 古屋英夫  〃        西 俊児
 〃    渡辺浩司(二軍打撃から転任) 育成コーチ 山崎章弘
外野守備・走塁コーチ 島田信敏 コンディショニング・コーチ 多田久剛☆
トレーニング・コーチ 花増幸二
コンディショニング・コーチ 勝崎耕世

2001 ドラフト指名選手
自由獲得枠・江尻慎太郎・投手・早稲田大 4年生なのに24才の小宮山二世。しかし肘に爆弾?
二巡目・山口弘佑・投手・リースキン広島 モップの会社だそうな。左の即戦力本格派と言われてる。24才。千葉ロッテに慶応の喜多を獲られたのでこっちに来たのか、それとも最初から山口狙いだったのかはまったくわからない。
四巡目・佐藤吉宏・外野手・鳥栖高校 「性格が一番打者」と言われる俊足好打好守のガッツマン。ま、3年後を見てみよう。
五巡目・野中信吾・内野手・神崎高校 171センチ。小兵の遊撃手。守備だけな今すぐプロ級との評判。
六巡目・富樫和大・投手・川鉄千葉 サイドスロー。変化球のキレは抜群だが右肩痛という持病持ち……。
七巡目・山田憲・内野手・東海大浦安高校 勝負強い強肩遊撃手、らしい。外野へ回すのかな?
八巡目・村西辰彦・内野手・愛知学院大学卒 アメリカ・独立リーグ帰りの無印。23才。テスト入団。俊足のスイッチヒッター。去年獲った同じアメリカ帰りの田中聡がそこそこがんばってることも彼にプラスとなったに違いない。

↑2002/2001↓

2001/12月
12/20
 FA宣言していた片岡は阪神タイガース入団を表明。星野新監督への御祝儀だということにしてやろう。5年で12億だとさ。正直言ってそんだけの価値がある選手とは思わないが、ま、へんな外国人獲ってくるよりはマシだろう。虎キチのみなさん、片岡はチャンスに全然打てませんがなんとか暖かい目で見守ってやって下さい。というわけで来季のハムの三塁はいまんとこ空席です。

11月
11/13
 寺原があんまりいやがるので指名を断念、自由枠で江尻慎太郎(早大・投手)獲得。契約金一億円、年俸1300万円、背番号27。江尻が小宮山二世と言われるのは「頭脳派投手」というより二浪して早稲田入ったつー経歴が一緒だからだろうか(そしたら向田二世でもいいわけだが)。今秋の六大学リーグではいい投球を見せてたようだが、ピークは二年生時(147キロ)、その後肘の故障で苦しんでいたということを考えると賭けだね。まあ、いくら宮崎の田舎者とはいえこの21世紀にあんな眉毛してる寺原はちょっと過大評価されてるような気がするし、江尻獲得は個人的には評価したい。二位指名予定は日大三高の内田和也。欲しい! こいつが獲れたら万々歳!

11/6 あ、ついでと言ってはなんですが、もうひとつ。日本ハムがスポンサーでもあるセレッソ大阪は来季2002年のJ2降格が決定いたしました。まったく……どいつもこいつも……

11/5 来季スタッフ発表。下記参照。星野が監督を辞めて居場所のなくなった中日から高代がヘッドコーチとして復帰。たぶん選手を殴るのが仕事なんだろうな。これで島田誠と柏原がいればかつてのV戦士が揃うわけだ(でもそれに何の意味があるのかはわからない)。田中幸雄はFA宣言せずに残留を決定。2000本安打まであと295本。ケガがなければ2003年には達成できるだろう。一方、片岡はまだ結論を出さず。球団としては木元(00年ドラフト2位、ただしし故障で今季全休)を三塁で使うことを考えてるらしい。それもまたよし。あとは、千葉ロッテの右腕・武藤と黒木を交換。千葉ロッテには二人の黒木投手が揃った(ちなみに同じ高校の先輩後輩)。武藤は……まあ、過大な期待はせずにおこう。遠藤良平くんは現役引退してアメリカ留学決定。なんと日本ハム球団には相当する部署がないので肩書きは社長室付きだとさ。

10月
10/10
 野口に外野手転向指令。打力を生かす、とか言っても要は捕手失格ってことだわな。ま、それはそれでいい案かも。斉藤貢(今季前半は中継ぎでよく出てきてよく打たれてた)、原田健二(ちょっとの間だけイチローキラーと呼ばれたことがある)、山原和敏(かつての150キロ右腕ドラフト1位ながら例によって故障続きで使えず)、遠藤良平(東大卒120キロ左腕)の4投手に戦力外通告。遠藤はシーズン末に1軍登録された時点で誰もが「思い出づくり」だと理解できたはずなのに、本人は「来季へのステップとしたい」とか寝ぼけたことを言っていたっけ。遠藤には球団から幹部候補生としてヤンキース組織への2年間留学(むろん選手としてではない)という案を提示したが、本人は保留とのこと。東大つー看板が通じるうちに受けときゃいいのに。あるかどうかもわからない実力を過信してると小林至の二の舞だよ。(ただし2年後も日本ハム球団が存在するという保証はどこにもないのだが)

10/3 140試合終了。53勝84敗3分、借金31、勝率.387、一位とは25ゲーム差のどんじり。チーム本塁打147(リーグ4位・近鉄は210本)、チーム得点593(リーグ最下位)、チーム防御率4.79(リーグ5位・近鉄が6位!!)。小笠原は195安打、.339で首位打者を逃す。ちなみに102三振。わしが選ぶ打のチームMVPは小笠原投手では芝草新人王は中村隼人(井場も後半それなりに仕事したが)。大島監督は留任。片岡はFA宣言すると宣言。残留するとは限らない。どっちみち今季はいなかったようなもんだが。リーダーシップという点では(勝負強さでも)田中幸雄の方がはるかに上だと思う。ま、残りたいなら残れ(←なげやり)。ちょっとだけ来季の展望。こないだミラバルを先発に使ってたが、井場を本気でクローザーに使っていくつもりなんだろう。それはそれでいいと思う。三振とれるし。一番には森本を固定したらどうか。いいと思うんだがなあ。井手かなあ。ここ2年ケガ続きの外国人はどうか。オバンドーは残るだろうが、ウィルソンはわからない。もし獲るなら片岡(←もう数に入れてない…)の穴埋めになるサードの大砲。ったってそんな都合のいいヤツいねえよな。森本を入れるか? しばらく考えよう(誰が)。さて一方、イースタンも日程終了。こちらもどんじりの36勝64敗でリーグ最多敗戦記録更新。まあ、実松森本という期待の若手を育てたことでよしとしよう。田中賢介も早く育ってくれ(田中聡の方が伸びるという可能性もあるなあ)。

10/1 9月も8勝14敗と負け越し。138試合で52勝-83敗-3分。残り2試合。小笠原は192安打。200はすぐそこなんだが……。あ、ハム球団史上に輝くガラスの元エース西崎(現ライオンズ)は今年限りで引退を表明。お疲れさまでした。ついでに、近鉄バファローズ優勝おめでとうございます。じつはタフィ・ローズの隠れファンだったのでそれはそれでうれしい。絶対56本打ってくれ!!

9月
9/11
 小笠原の連続試合出塁は60でストップ。日本記録はイチローの69。終わったものはしかたがない。やることはまだある。200安打達成して首位打者を獲ろう!! ところで中村隼人は来季の登録名をハヤトにするらしい。寺原隼人に使われる前に、とのことだが、あれ? ファイターズも寺原を一位指名するとか言ってたはずだけど……。寺原獲れたらハヤト2号にするのだろうか。

9/5 田中幸雄が通算250本塁打達成。ショートを守ってこれだけ打ってるのはもっともっと評価されるべきであろう。

9/4 8月は12勝11敗。月始めにはまあまあがんばってたのだが、月末、俺がしばらく留守にしているうちにいつものペースに落ちてしまった。通算で44勝69敗3分の勝率.389。首位とは18.5ゲーム差。残り全部勝っても5割届きません。やれやれ。留守の間の試合ぶりは同好の士であるミギタ臨時特別記録店長がレポートしておいてくれたので、以下に記しておきます。

Subject: 日ハムかく戦えり
Date: Tue, 28 Aug 2001

8/24
ハム-近鉄(大阪ドーム) 8-14 勝=岡本 負=中村隼(4勝3敗)
ローズ3ランなどで中村2回もたずKO。中盤かなり追い上げたが、打撃戦の末近鉄に逃げ切られた。
田中幸14号 上田6号、小笠原2安打で首位打者維持。

8/25
ハム-近鉄(大阪ドーム) 8-1 勝=岩本6勝8敗 負=高村
田中幸15号先制2ラン。田中は8月に7本塁打の大爆発。岩本は7回3/2を1失点の好投です。
残りは井場が無安打ピッチングでしめ。西浦が六番レフトで久々先発1二塁打。

8/26
ハム-近鉄(大阪ドーム) 2-7 勝=岩隈 負=金村6勝9敗
テレ東超野球で金村インタビュウ、開幕の失敗以来、今年は勝つことの難しさを学んだ、早く勝ち星が上回りたい、と言ってたが、3回5失点で降板。西浦はこの日も先発2安打、打率も5分(!)上昇して.133。
やったぞ小笠原、16試合連続得点のプロ野球タイ記録! ここ2試合無安打での記録継続。50年の呉昌征(毎日)の記録に並びました。確かこの年2リーグ分裂してごっそり毎日に移った阪神の主力のひとりでした。古い話です

8/27
ハム-ダイエー(東京ドーム)5-6 勝=星野 負=佐々木1勝6敗
一回小笠原左翼線二塁打で出塁、田中幸の適時打で17試合連続得点!! 51年ぶりの記録更新です。小笠原「皆の気持ちが伝わってきた」打率、本塁打は個人でできるけど、得点記録を最下位にあえぐチームで達成したのは不思議な気がします。
田中幸16号 西浦1号。初回大記録達成、四番本塁打なのになんで負けちゃうの。

Subject: ハムかく苦悩せり
Date: Sat, 01 Sep 2001

負け癖ついてますねえ。若手を起用しているみたいだけど(実松、田中賢、原田政)、ミス負けだし、若いうちから負け癖ついてよくないんじゃないかな、阪神みたいに。

8/28
ハム-ダイエー(東京ドーム) 1-4 勝=倉野 負=清水2勝6敗
連日守りのミスで敗戦。8回田中幸17号ソロの1点だけ。

8/29
ハム-ダイエー(東京ドーム) 1-12 勝=ラジオ 負=下柳9勝8敗
負け越し決定の69敗目。「音をあげたくてもあげられないんだ」大島監督の弁。序盤3回で5点とられた後、代わった芝草がけっこう抑えてたんだけど投打がかみ合ってないんでしょうねえ。王監督通産800勝は13人目ですと。

8/31
ハム-近鉄(東京ドーム) 9-3 勝=立石2勝1敗 負=パウエル S=井場4勝1敗1セーブ
連敗を4でとめました。実松が同点の7回、連日のミス(をしていたらしい)をとりかえすタイムリーなどで快勝です。井場、1回3/2無失点。けっこう安定してきた?

8月
8/16
 6連勝! いつものお得意さま千葉ロッテマリーンズと、いよいよメッキが剥げてきた近鉄バファローズ相手とはいえ、素直に喜んでおこう。実松がスタメンマスク被ってから8勝1敗、防御率は3.07。小笠原は5月9日以来の打率一位に返り咲き(.346)。オバンドーの故障で四番に入ってる田中幸雄もホームラン連発して調子いい。残り36試合、5位(マリーンズ)とはたったの9ゲーム差だ、がんばれ!!

8/6 昨日の「対ホークス戦」は久々のNHK地上波での全国放送。例によって悲観的な気持ちでTV観戦していたのだが、勝っちゃった。いやあ、やっぱり勝ちゲームはいいなあ。むふふ。98年組の実松(ドラフト1位)は2本のツーラン(なんと3試合で計4本!!)、森本(ドラフト4位)は内野ゴロをヒットにする俊足(しかも右打席から!!)で、今後に大きな大きな期待を抱かせてくれる。本来内野手の森本はとりあえず外野に使われてるけど、打撃・走塁に関しては十分に一番バッター(長年の懸案)でいける。そんで実松が野口(実はあんまり投手のリードがうまくない)から正捕手を奪う日はすぐそこだろう。ああ、久々に明るい話題。でもしかし投手の方は相変わらず。岩本はついに大島監督に見限られてまた二軍に落ちた。そんで正田が上がってきたけど、こいつには期待できないしな。あと、井場が8/4の試合でプロ初勝利したのには「今頃かい!!」とつっこんでおこう。それにしてもなあ、昨日の試合、7-4つったって得点は全部ホームランだし、守ってはピンチの連続。だいたい最終回3点差でリードしててもまったく気が抜けないつーのは疲れるよ……。

8/1 7月の成績。8勝13敗。通算32勝58敗3分、勝率.356、首位とのゲーム差18.5、残り試合47。明るい話題はなし。あ、7/31の試合でドラフト3位ルーキーの加藤が投げてたな。気がつかなかったけど、とっくに一軍上がってたのね。すまん。って、俺よりお前があやまれ。即戦力とか言われといてキャンプでいきなり故障して今頃出てきやがって。あと、フレッシュ・オールスターにも出てた飯山も一軍初出場。いきなり三振したが守備ではいいところ見せたようだ。もうこれからは来季を見据えてどんどん若手を使うがよかろう。そんで、その試合をやった札幌ドーム、地元ではいよいよ本気でファイターズ誘致を考えてるらしいぞ。札幌ファイターズ。いいんじゃないの……行けば?

7月
7/2 
6月は12勝10敗0分けでなんと2つも勝ち越し!! (通算だと27勝45敗3分の勝率,375)。この調子でいけばあと10ヶ月くらいで勝率5割に到達するな。ところで復帰後の岩本はよくやってる。6/30には松坂と投げ合って2-1の完投勝利。大島監督は「代えるつもりは全然なかった」と語ってた。しかし誰も知らないだろうが実は今、クローザーのミラバルが故障で登録抹消されてるのだった。代えるにも代えるべき投手はいないのだった……。7/3佐々木初勝利。先発ではなかったが、おめでたい。コントロールさえよくなれば来季以降は左の先発の柱として働いてくれるはずなんだが。あと、ミラバルいました。投げました。登録ははずれてなかったのかな? でも出来はよくなかった。

6月
6/14
 なんと珍しくも2連勝!! サンダースは初勝利、岩本は一軍復帰で73日ぶりの2勝目。個人的に評価してない(信用してない)岩本はともかく、密かに期待してたサンダースにはこれで調子にのってほしい。あと、壊滅状態の投手陣でよく踏ん張っていてくれる芝草の名前もあげておこう。このままいけば芝草は日本一の負け試合中継ぎエースだ(敗戦処理ともいう)。付記・6/19そのあとさらに二つ勝って4連勝。もしやそのまま30連勝くらいしないかな、と思ったら接戦の末延長で負けた(対ホークス)。まあそんなものだろう。ぜんぜん使えない左腕オーミーは解雇。外国人先発投手はサンダース一本に賭けることに決定。サンちゃん、がんばってくれや。

5月
5/31
 5月は5勝14敗2分で15勝35敗3分。一ヶ月でなんとたったの5勝!! 早くも借金20で勝率.300。チーム防御率はなんとびっくり5.27!! 明るい話題は……とくになし。2年目19才左腕・佐々木の好投くらいか。岩本も建山も立石もサンダースもみんな下に落としちゃったのでドラフト一位・井場が上がってきた。実力で上がったわけじゃないので期待するのはよそう。あ、岩本は登録名をツトムから勉に戻した。気分一新のためだとさ。じゃあ、みんなで名前変えてくれ!! 一方、打線はウィルソンまたも故障で相変わらず低迷。片岡はFA取得したけど、あいつの性格では当面このチームを見捨てて出ていけんだろうな。

5/22 オバンドー復帰。いきなりホームラン(でも負け試合)。とりあえず打撃陣はメンバー的には復旧。内容はまた別。

5/1 3-4月は10勝19敗1分。チーム打率.250、防御率5.22は共にリーグ最低。勝率.345は12球団中12位。片岡、オバンドーを欠きウィルソンも田中幸雄も万全ではない恐怖のミニバン打線(恐怖してるのはF'sファン)で仕事してるのは小笠原(打率3割9分!)と金子だけ。田中賢介は一軍には定着したもののまだ時間がかかりそうだ。一番打者は結局ここ数年と変わらず石本(足がそこそこ速いだけ)と井手(故障上がり)の併用(たまに原田政←誰!?)。前に走者がいないんだから小笠原の打点王は無理だね。投手陣についてはなにもなし。岩本はさっさと眉毛を剃れ!! ドラフト一位・井場はイースタンでちょこちょこ投げてるようだが、その度にちょこちょこ点をとられている。ちょっとは期待した私がバカでした。というわけで今年もつらいシーズンになってしまった……

3月
3/24-25
 そしてまた開幕二連敗ときたもんだ。しかも大阪近鉄バッファローズ相手に。開幕投手は金村。二戦目に岩本。順番はそれでいいと思うが、結果的にはどっちもダメだった……。とほほ。まあね、どうせ今年も投手陣はダメだと思ってますから……期待してないですから……ええ、ほんとに……。ところがまたしかし、そこへもってきて片岡、井出がいきなり登録抹消、オバンドーも故障でスタメン落ち。打線も思いっきり不安な状態。唯一楽しみなのは、サードでしばらく出番が続きそうな田中賢介だけだな……。

3/8 オープン戦たけなわ。期待の即戦力新人は(一位・井場友和・投手、二位・木元邦之・内野手、三位・加藤竜人・投手)そろって故障。唯一残った四位の中村隼人(投手)はそこそこ評価がいい。が、どうだかね。愛称「マタギ」の由来になってたヒゲ剃ったらなんか普通になっちゃったしな……(その後また伸ばしたようだ)。かつてのドラフト一位・中村豊は調子良さそうだ。一番(右翼)に定着できるのか? んで、小笠原は何の心配もなし。目指せ三冠王。

2001年を戦ったコーチングスタッフ(☆は新規就任)

一軍 二軍
監督 大島康徳 監督 白井一幸☆
チーフ・打撃コーチ 古屋英夫 投手コーチ 浅野啓司
投手コーチ 森繁和  〃    田中幸雄☆
 〃    稲葉光雄 バッテリー・コーチ 岡本哲司
バッテリー・コーチ 田村藤夫 打撃コーチ 渡辺浩司
 〃        丑山勉 守備・走塁コーチ  菅野光夫
打撃コーチ 五十嵐信一  〃        西 俊児☆
内野守備コーチ 猿渡寛茂 コンディショニング・バッテリーコーチ 山崎章弘
外野守備・走塁コーチ 島田信敏 コンディショニング・コーチ 多田久剛☆
トレーニング・コーチ 花増幸二
コンディショニング・コーチ 勝崎耕世

2000年12月
12/5
 下柳、日本球界初の代理人交渉
毎年もめてる問題児(球団側にとっての)が今オフもやってくれてる。この日までにもさんざんもめたが、とりあえず交渉一回目は無難にスタート(下ちゃん本人は何度もキレかけたらしいが)。それにしても今井球団常務があんなに悪人顔だとは気付かなかった。あ、そうだ、岩本!! おまえ勝率7割届かなかったら眉毛剃るとかぬかしてたのはどうしたんだよ!!

11月
11/17
 ドラフト
一位・井場友和・投手・富士重工 150キロ右腕。抑えに使うつもりらしい。
二位・木元邦之・内野手・龍谷大 金子と二塁争い? 一番打者の穴を埋められるか……
三位・加藤竜人・投手・NKK 他球団での一位指名といううわさもあった左腕。中継ぎの即戦力?
四位・中村隼人・投手・本田技研 右。こっちも即戦力期待?
五位・山地隆・内野手・岡山関西 強打の内野手との評判。
六位・駒居鉄平・捕手・関西創価 誰も知らないが遠投110メートルの強肩だとか。
七位・田中聡・内野手・バレーバイパース アメリカ(独立リーグ)帰り。法大OB。指名されて「とにかくうれしい」そうです。

10月
10/8
 終わってみれば3位
69勝64敗1分、勝率.515の3位。チーム打率.278、本塁打177、得点771はリーグ一位。点は獲れるときは獲ったが、ダメなときはさっぱり。一番打者を固定できなかったのが打線の調子が安定しなかった原因。投手の方は……一年通してズタボロ。岩本はさっぱり。関根は千葉ロッテにしか勝てない。金村は4月でおしまい。仕事したのは立石、清水、後半の下柳くらい。来季も投手に泣きそうな予感。

10/2 ……残り6試合
9月は7勝10敗……66勝62敗1分。優勝の可能性は消滅しました。どころか、Bクラス転落の危機。そんななか、白井が来季の二軍監督就任とのこと。どうでもいい。あ、田中はオリンピックでまずまずの仕事をしてくれた。ご苦労様でした。

9月
9/10
 すごいぞ80打点カルテット(とはいえ)
ウイルソンが80打点を突破して、これでオバンドー、小笠原、片岡に続き、80打点以上が4人。日本プロ野球界では85年のタイガース (パース、掛布、岡田、真弓)以来の記録だそうな。パでは初。だがしかし、そんだけ打っても首位と4.5ゲーム差の三位。残り17試合。

8月
8/31
 2位まできたぞ!!(とはいえ)
やっぱり偶数月は強かった。8月は16勝8敗、ここまで59勝52敗1分。首位西武に2.5差。おそるべしビッグバン打線。小笠原、オバンドー、ウイルソン絶好調、井出、野口もいい。復調した田中幸雄がオリンピックで抜けるけど、金子が帰って来るので大丈夫。で、やっぱり問題は投手陣。岩本は相変わらず安定しないし、金村はまた故障、リリーフ陣も頼りない。奇数月の悪夢再び、の可能性は否定できないのだった……(このへんが長年しみついた負け犬根性つーものだなあ)

8/11 オバンドー復帰
そしたら金子誠がケガしてしまった。全治4週間…… 

8/9 Vリーグ!?
廃部になったユニチカ・バレー部の受け入れ先に日本ハムの名前が上がってるらしい。社長のお道楽がまたひとつ増えるわけですな。元「東洋の魔女」だからな、欲しくなる気はわかるが。
追記・8/10 その話はなくなった。ユニチカの行き先は東レに決定。ちょっと安心。

8/1 札幌ドーム
来年6月完成予定の札幌ドームを来季から準フランチャイズに。まるごと札幌にフランチャイズ移転という話を持ちかけられたらしいが、「ドーム使用はサッカー(コンサドーレ)優先」ということでそれは断ったらしい。ともかく、札幌を準フランチャイズにするというのはよいことだ。巨人優先の東京ドームにこだわる必要なんかない。集客もできるだろうし(最初のうちは……)。それように Fighters Sapporo つーユニフォームも作ればよいのにな。

7月
7/31
 借金1
7月は7勝11敗で43勝44敗1分の借金1で4位。首位ホークスとは6.0ゲーム差。まだまだ射程圏内……。

7/22 オールスター
なんで岩本すが選ばれてんだよ? 出るなら立石だろ。

7/9 3強3弱に近づきつつある……
どうも奇数月になると調子が落ちてくるようだなあ、やれやれ。岩本はやっぱりダメだな……いっそクローザーで使ってみたらどうか? スワローズ時代の内藤みたいにコケ威しの勢いだけでなんとか抑えられるんじゃないのか。

7/6 ぜぜぜぜぜ全治6週間!!
オバンドー、右手中指骨折。フランクリンを放出したとたんにこれだ……。(それにしてもタイガースがフランクリンをサードに使うとはねぇ。なに考えてんだか)

7/1 
6月は13勝9敗で36勝33敗1分の3位。貯金3。上位4球団の混戦はまだ続くか。

6月
6/28
 フランクリン、タイガースへ金銭譲渡
ま、がんばってね。だめだとは思うけど。たまにホームランは出ても打率はせいぜい2割3分。実質、フランクリンがFightersで働いたのは去年の4月だけでした。ハズレは言い過ぎにしても、決してアタリ選手じゃなかった。タイガースは何考えてるのやら。ひと足先に移った根本(竹内との交換)もいまいちだしなあ。 

6/13 片岡1000本安打達成
やっと片岡の調子上がってきた(田中は故障中)。打線もまた好調。とりあえず今は投打ともに安泰。一番西浦二番小笠原って打順はすごいね。

6/1 借金1
5月は8勝15敗1分で23勝24敗1分の4位。前半は打線沈黙、後半は投手陣崩壊。金村はまたも故障。片岡、田中(通算1000三振達成)は絶不調。明るい話題といえば立石、清水が先発ローテーションの左右の柱として確立したことぐらい。ここらで岩本(勝てる気がしない)、関根(ここぞという時に絶対打たれる)の使い方は考え直したらどうか?

5月
5/27
 セレッソ大阪、涙のV逸
なんでサッカーの話? それはセレッソ大阪には日本ハムが資本参加してるからです。胸に輝くNIPPON HAMの文字に気がついた?

5/15 清水、涙の初勝利
14日近鉄戦で97年ドラフト1位の清水彰夫(近大)がプロ初勝利。試合後に号泣してました。さぞや嬉しかろうが、3年目でやっと、とは遅すぎた。これで開眼してくればなあ、左腕だし……でもこのチームの投手ってなかなか育ってくれないんだよな、今井とか山原とかみたいに。

5/8 連休あけたら
4位転落。オリックス、西武に勝てない。打線も下降ぎみ。片岡、田中の調子はずっと低迷。そんな中、岩本はやっとこさ初勝利したけど。とりあえずまだ貯金あるから悲観するには早いんだけど……なんかヤな感じが……

5/1 首位
4月は15勝9敗。首位に立ちました。とにかく下位チームに対して圧倒的に強い。打線好調。オバンドー絶好調(9本)。投手陣では金村が不動の柱になって、中継ぎ、不安だったクローザーのミラバルもまずまず。岩本が勝ち星ゼロなのが心配。そういえば五輪代表は田中幸雄に内定。田中賢介(イースタンで不動の三番ショート)がいるから、穴は空かない。

4月
4/5
 田中幸雄1500安打達成
「2000本まであと4年」と本人は言ってる。ケガなければね。実際、1500だって故障がなければ2年前には達成してたはずだしな。ちなみに清原とは同年代。あいつはいま何本?

4/3 上田佳範、入籍。
最近流行りの年上(26と28)。いい選手なんだけどなあ、いつになつたらレギュラー獲れるんだよ。あ、対ライオンズ開幕二連戦は一勝一敗松坂は打ったんだがね、ま、よしとしよう。片岡は通算100本塁打達成。意外と遅かったような気もする。しかしそれにつけても今年の抑え・ミラバルは不安だ……

3月
3/29
 4/1開幕ですが
オープン戦は終盤負け込んだのがちょっとヤな感じ。期待の星、田中賢介は二軍スタート。まあ、一軍だとなかなか試合に出られないからね。とりあえずは下で試合数こなして下さい。開幕投手は岩本で決まりらしい。俺はあんまり岩本を買ってないんだよね。勝率悪いから。ある番組で勝率7割達成に眉毛賭けてたけど、きっと剃ることになると思うね。そんなことより、オリンピック行けばいいのに。せっかく指名してもらったんだからよー。大島も心が狭いなあ。ちょっとの間くらい岩本いなくたって勝てるって。つーか、岩本に頼ってるようじゃ優勝なんてできないよー。わしは建山・伊藤・生駒、ここらへんがカギと見たね。ま、皆さんがんばってくれや。

1月
1/12
 Be tough,Stay tough,Win tough!
が今年のテーマだそうです。「私生活でもタフであってほしい」と大島監督はいってますが、なんだそりゃ? ちなみにtoughには「不都合な」とか「困難な」「邪悪な」とかいう意味もあります。あと「理解できない」とか。

1999年11月
11/10
 大島新監督は田中幸雄を一番で固定すると言ってますね。
一番田中二番小笠原三番片岡四番オバンドー五番ウイルソン ( ってまだ契約してるんだっけな?してた。フランクリンなら七番 ) 六番西浦七番井出 ( か石本か上田か藤島か根本 ) 八番野口九番金子。打つんだか打たないんだかよくわからない怖い ( んだか怖くないんだかよくわからない ) 打線だ。

11/19 ドラフトで一位・正田樹 ( 桐生第一・投手 )&二位・田中賢介 ( 東福岡・内野手 ) を指名!
正田は単独指名、田中賢介は抽選 ( 西武、中日に勝った! ) で交渉権GET。いいですねぇ、大島新監督は勝負運が強そうだ!
三位・吉崎勝 ( ミキハウス・投手 )、四位・佐々木貴賀 ( 高松西・投手 )、五位・藤崎大輔 ( 中央学院高・捕手 )、六位・神島崇 ( インディアンヒルズ短大卒・投手 )、七位・遠藤良平 ( 東大・投手 )
正田も吉崎も佐々木も( 遠藤も ) 左投手!? 徹底したな。神島はアメリカ帰り? (しかもこいつも左腕ときた) とりあえず今年は本当にいい指名だったよねえ。特に田中賢介、期待度200パーセント。

11/22 二軍の名称は2001年から鎌ヶ谷Fightersに。
比べちゃいかんとは思うが横浜ベイスターズの「湘南Searex(シーレックス)」とは名前の響きにえらい違いがあるなあ。

2000年を戦ったコーチングスタッフ(☆は新規就任)

一軍 二軍
監督 大島康徳 ☆ 監督 佐野嘉幸
チーフ・打撃コーチ 古屋英夫 総合コーチ 白井一幸 ☆
投手コーチ 森繁和 ☆ 投手コーチ 浅野啓司
 〃    稲葉光雄  〃    三浦政基
バッテリー・コーチ 田村藤夫 ☆ バッテリー・コーチ 岡本哲司
 〃        丑山勉 打撃コーチ 渡辺浩司
打撃コーチ 五十嵐信一 外野守備・走塁コーチ 山森雅文
内野守備コーチ 猿渡寛茂 トレーニング・内野守備コーチ 菅野光夫
外野守備・走塁コーチ 島田信敏 コンディショニング・バッテリーコーチ 山崎章弘
トレーニング・コーチ 花増幸二
コンディショニング・コーチ 勝崎耕世

 白井が「二軍総合コーチ」ってところが野心ミエミエだな。

10月
大島康徳が監督就任?(10/4) 正式決定しました。(10/7)
まあ、コーチ経験は(選手兼任としてですが)経験はあるんですよね。でも監督はまた別のものですからねえ。解説者としてはかなり点数高かったと思うんですよ、NHK解説者にしては例外的に自慢話はしないし、それなりに的確な分析もしてたし、喋りも達者(少なくともS木やM田みたいに意味不明な発言はない)だったし。でも監督はまた別のものですからねえ。とりあえず、コーチの陣容をどうするのか見てからですか。古屋は残るのかな? それにしてもまた監督が球団で一番の有名人だな(それも元セ・リーグにいたというだけだが)。

金子誠入籍。お相手はかねて噂の白木清か(テレ朝)。おめでとうございます。
金子くんはとってもいい選手です、入団時は「将来の三番ショート」と言われて今では不動の九番セカンドです。二枚目だし、セ・リーグにいたらまちがいなく球界のアイドルになれただろうに。白木清かは別に好きでも嫌いでもないのでくやしくもなんともないです。

別に誰も関心ないでしょうが日本ハムFighters 1999年の成績
135試合 60勝73敗2分 ( リーグ5位 ) 打率.260 ( リーグ2位 ) 本塁打148 ( リーグ2位 ) 得点614 ( リーグ1位 ) 防御率4.34 ( リーグ5位 )
ちなみにイースタン・リーグでは優勝しました…… ( ウェスタンは阪神……おたがい何とも…… )


さっきのところ。
運動場入口。