西洋野菜である玉ネギは、明治時代初期にアメリカからもたらされたものだそうです。遠州浜松は遠州灘に沿って水はけが良い砂地がありますから、栽培が始まるとすぐに特産品となりました。浜松に住まいしてからは野菜の美味しさに感激していましたが、この白玉ねぎは別格の味でした。
白たまねぎは、普通の玉ねぎと比べて皮が白いのが特徴なのですが、その柔らかさが素晴らしいのです。地元ではお正月の終わる頃からお店に出始めます。白い新たまねぎのシャキシャキ感は並ぶものがありません。薄くスライスしてさっと冷水にとり、脱水すればもうそのまま、辛みがなくて甘いですからいくらでもシャクしゃくと食べられます。
鰹節をまぶし、醤油や麺つゆなどをさっとかけまわしていただくと、とても美味しく、栄養価も高くて健康食なのです。火を通してもいろいろに使えますが、今のうちは生食が一番です。畑をされる方から頂く有機栽培の白玉ねぎは最高で、感激の味です。(2015.1.14.)
|