shujutu

５．　出社　漢方始め　抗ガン剤止め　ゴルフ始め　飲酒始め　海外出張始め　忘年会

日付	トピック	記事
1997/5/9	人間ドック	50歳を過ぎてからは、一年に一回人間ドックに入って検査をすることに決め、毎年私一人で実行してきた。この年は初めて家内と一緒に神戸川崎病院の一泊人間ドックに入って検査を受けた。空腹時バリウムを飲むX線（レントゲン写真）検査を受けた。
1997/5/17	人間ドック検査結果到来	胃下部に腫瘍の疑い有り、精密検査を要すとの書類を受け取る。今までの人間ドックで2回同じような所見を受け取って、精密検査、即ち胃カメラを飲んだが発見できず異常無しということであった。
1997/5/21	胃カメラ検査	8:30より川崎病院で内視鏡（胃カメラ）検査を受けた。はっきりと米粒のような富士山の形をした腫瘍が見つかり生体検査用の検体が採取された。検査の後、内科医から説明を受けたが、生検の結果を見てからはっきりとした診断をするということであった。処方箋はｓ-タケプロン(ランプラゾール)１錠/日（14日分）であった。胃、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療、胃酸を和らげる薬。
1997/5/28	胃ガン告知手術を要す	内科医より生検の結果の診断を受けた。先ずヘリコバクターピロリが検出されたこと。腫瘍はスキルス性の悪性のガンの可能性があること。ガンは初期と思われること。処置としては、胃下方約半分切除手術すべきと思うこと。川崎病院で手術するなら外科へ回すとの話に対し、一日考える猶予を頂くことにした。
1997/5/29	外科部長診断	手術を受けること決心し電話で内科医に伝えたところ、即日外科部長の予約を取っておくので、来診するよう指示があった。　外科の診断も、初期の悪性腫瘍即ちガンなので、胃の2/3切除手術するとのこと。同時に切除する胃の周りのリンパ節も切取る。 6/9に入院し、6/13手術することに決定し入院手続を行う。
1997/6/5	森中医診察	西洋医学の対症療法だけに頼ることに一抹の不安を覚え、漢方医、即ち中医学にも見てもらおうと思った。神戸駅前にこの道ではトップクラスの先生が居ることを知り門をくぐった。先生の所見は、とりあえず先ずは外科手術に任せ、回復後必要なら漢方を使用すべしとのこと。とりあえず漢方薬が処方された≫ 食間３回/日、１週間分加味逍遥散（疎肝解鬱、寫火、健脾養血）　半夏厚朴湯（行気解鬱、降逆化痰）
1997/6/9	入院	9:00　入院手続（補償金30､000）を行った後、外科外来の窓口を経由し3階の外科病棟へ回された。主たる担当看護婦が決まり、306病室へ案内され入室した。看護婦に本日の予定･手術までの予定･手術後の予定を質問したところ、　　 11:00　外科部長が来室し手術前の予定の説明があった。体重計測64kg（２年前の震災前には70kgあった。）　　　午後皮膚科で採血、結果聴取したところ異常なかった。超音波式吸入器を目盛3-4で10分間を3回/日行うように看護婦より指示された。又手術後肺の吸い込み力が落ちるので、呼吸機能増強のために　　　　　　　　　　　　　インスピレックスInspirex呼吸器が貸与された。目盛り700-1000で吸い込み時3秒間ボールを頂上に止める。10呼吸／回、３回／日。美人の麻酔医が来て手術時の麻酔について説明（インフォームドコンセント）があった。背骨部分の硬膜外へ針とパイプを通し硬膜外モルヒネ麻酔をするとのこと。これは、パイプの先に小さな胴長ピンポン玉様のものがついて、この玉からモルヒネが徐々に注入される仕組みらしい。術後の麻酔が切れた後も硬膜外麻酔がしばらく効くので患者はほとんど痛みを感じないで済むそうだ。
1997/6/10	手術前検査	早朝明けぬ内に3本採血し、明け方に検尿の後検便あり。（絶食中で便が出るかどうか心配したが、10分間で出た）。ＣＴ（前夜21:00から絶食、9:00過ぎに呼びに来て行けば最優先でCTしてくれた、明るい部屋で看護婦さんが丁寧に説明してくれ、あっという間に済んで感じが良かった）整形外科検診:　2-3年前頃より左肩が痛くなり、最近左肘まで痛くなって、力も入らなくなったのでこの際時間があったので受検した。外科病棟の看護婦が行き届いた手配をしてくれていたのでスムーズに進んだ。レントゲン検査の結果50肩との診断。リハビリ室に回され、美人の理学療養士より温熱シップ、マッサージ、肩の回転訓練などのリハビリを受けた。この肩の回転訓練を真似て、後日自宅で、2Kgのダンベルを握って腕を伸して前後に繰返し回転させる、肩の回転法で驚くほど早く50肩が直った。
1997/6/11	手術前検査	腹部エコー≫外科医師が自分で操作。　マスター（負荷）心電図≫通常時-運動後（２段の階段を上下40回）　-通常時で計測。胸部レントゲン撮影。　主任看護婦より手術前の準備品など標準マニュアル一覧表に従って説明を受ける。　補助看護婦は、蓄尿の準備をして、採尿の方法の説明があった。外科医師≫前日のCTは異常なし。昨日夜12時頃まで手術があったそうだ。大きな手術は大変なようだ。
1997/6/12	手術前準備脱毛インフォームドコンセント	9:00　理事長外科医長回診。胃の癌は親指の爪大で小さい方だ。15年前に肝炎で入院していたので、腹を開いたときに肝臓関係も直接目視で十分に調べておくとのこと。検体も採取すると。今まで見たことのない若い医者、看護婦が8人ほど同行。後、インスピレックスInspirex呼吸法目盛1095で3sec5回/回。吸引は目盛6で5分間。午後胸から下腹部まで全面の脱毛処置を看護婦二人掛かりで受ける。脱毛クリームを塗って25分間放置後、ティッシュペーパーで毛を擦り取られた。若い看護婦で真面目に一生懸命やってくれたお陰で、腹部の皮膚が全面赤膨れでヒリヒリし、シャワーで石鹸をつけた時など拷問を受けている感じだった。手術の前にこんな痛い体験をするとは思わなかった。昨日に引き続き整形のリハビリ訓練を受けた。その後、手術前の入浴と洗髪を行った。 18:00　手術担当の主外科医の指示で、家内と子供が集まり私も入って、手術の方法、術後の処置などインフォームドコンセントがあった。内臓の図解、手術の切除接合の方法など漫画的に図解した紙芝居のような絵が何枚か用意されており、医者がこれをめくりながら説明するので分かりやすかった。手術の方法は、胃の上部1/3の所から幽門の先の十二指腸部分まで切り取る。接続時は口径を合わすために、先ず上部の胃を切り口に向かって縦にＶ字型に切り取り、引き寄せて縦に縫合し、その後ほぼ同じサイズになった切り口同士を縫合するそうだ。裁縫に似ているようだ。 18:30　帝人ラキソベロン10mgの下剤をかける。　　21:00　睡眠剤RORE服用。
1997/6/13	胃摘出手術	睡眠薬が効いたのか昨夜22:00頃迄テレビを見ていたがその後全く不明。誰かがテレビを消してくれたようだ。　　 4:00　急に便意を催し目が覚めた。トイレに駆込み大量の便が出た。　　 6:30　また目が覚め、駆込んだが腸を絞るような感覚で柔いのが少しだけ出た。体重を計れば62kg。まだ睡眠薬が残っているのか眠気が残っている。　　 7:00　NHKのニュースを見た。緊張が取れて良かった。　　 8:00　手術着に着替えさせられた。入眠剤を服用させられ手術前の排尿に行かされた。 8:30　歯をみがきうがいをする。眼鏡、時計など体に付けているものを全て外し、ストレッチャーに移る。 9:30　手術室へ入室。手術準備開始。横になり背中を丸めてと云われ、硬膜外麻酔用の配管の脊髄硬膜外への挿入が行われる。直後に意識朦朧となり、吸入マウスが眼前に現れたとたんに意識不明になった。この後すぐ手術が開始されたようだ。 13:20　家族が手術室導入路に呼び込まれた。外科医が切除して開かれた胃が入ったトレーを持って出て来た。説明では癌が奨膜に達していないので、かなり初期といえること。又、肝臓はきれいであったとのこと。 13:30　手術室より回復室に戻る。　　 14:30　坐薬挿入。発汗解熱。心拍数97。無意識に、「何時？」「順調？」「肝臓は？」の質問を繰り返したそうだ。　　 15:30　麻酔と睡眠剤が切れ始め醒めたり寝たりを繰り返す。全身倦怠感で「体がだるい」といって悶えたようだ。この状態で体に接続された管チューブは、胃液排出管、腹水排出管、導尿管、脊髄硬膜外麻酔管、点滴注射用留置針、酸素吸入管、自動血圧計の合計7本だった。　 16:00　口内に溜まる痰の吸引を数回してもらう。寝返りを左右に１回ずつしてもらう、手足のマッサージを受ける。　　 17:00　うつらうつらしながら時々目を覚ます。一人で痰を出しティッシュペーパーで拭き取ってもらう。　　　17:55-19:00　睡眠。　　19:00　心拍数75、血糖、血圧、体温計測。　　 20:00　「大分楽になった」と発言。痰を自分で出し、口の中を拭いてもらう。心拍数83　 20:20　「食道が胸焼けする感じ」　　20:30心拍数95、血圧102/61。　　 20:40　シャックリが出て「痛い」。　 21:00　「お腹の痛みはないがかすかにヒリヒリする」という。手術前の脱毛処置の後の皮膚の炎症が手術傷口よりも感じるのは不思議だった。看護婦に顔を拭いてもらいいい気持ち。又痰を自分で出し口の中を拭いてもらう。足をマッサージ。　　 21:25　心拍数83　　21:25-　睡眠　　 22:00　「扁桃腺が痛い」という。胃から胃液排出管を挿入しているせいだろう。　　　 23:00　脈拍80、血圧110/67。　 23:30　「鼻の先がかゆい」鼻の周りを拭く、挿入管のテープが貼ってあるからだろう。「痛み止めの量が減ってきたのかな」看護婦さんに痛み止めをお願いしようかと思ったが「いいわ、もうちょっと」といって睡眠。
1997/6/14	手術翌日回復室	00:00　血圧100/64、脈拍82、　 00:24　血圧114/64、脈拍75、痛みが出てきたので看護婦に鎮痛坐薬を入れてもらう。　 01:07　血圧108/71、脈拍83、痛んでくる。　 04:20　｢お尻がただれる感じ｣おむつ変えてお湯で洗浄　　　｢息苦しい｣と云って酸素マスク外す、　｢長い夜やなー」とぼやく。 04:30　血圧112/62、脈拍69、明るくなってきた、｢管が何本入っている？｣と質問、　　 05:00　血圧118/65、脈拍75、｢唇が乾く｣ということで口の回りを拭く 06:00　血圧109/62、脈拍74、｢テレビ見たい｣という、もちろん回復室にテレビはない。 06:45　血圧98/59、脈拍73、｢本読みたい｣という。　導尿管を外す時の準備のために、管をピンチで止める。自動血圧計を外す。頭をマッサージし、頭と顔をタオルで拭く。 07:30　うがい　　9:00　シャックリが時々起る、猛烈に痛い　 10:00　吸入、うがい、痰が出る。　｢切り口が痛い」、体をねじったり、動かしたり、「力を入れると痛い｣｢喉がからから」、「深呼吸すると腹が痛いので、深呼吸しにくいが酸欠になるので深呼吸せざるを得ない」などと訴える。 21:40　お尻と腰を拭き薬を塗る。おむつ取り替え。
1997/6/15	電熱ドラム開始尿管抜き	腸の動きを高める処置≫筋肉注射、電熱ドラムで腹部を暖める。15分加熱15分余熱。後浣腸を行う。術後、夏にこたつに入るようなもので、苦しくいやな業である。　 11:30　第一回目電熱ドラムを実施。浣腸を入れたがうまく出ず。　　 12:00　看護婦の薦めで初めて掴まって立上がり又寝る。｢腹の中がキリキリと痛む｣。この後看護婦が来ていとも簡単に尿管を抜き取る　　 12:30　（テレビを持ってくるように頼んだが）「病室に帰りましょう」といって無理矢理腕を持ち上げ自分の病室まで歩いて連れて帰らされた。腹が痛くて目眩がしそうだった。術後できるだけ早く歩く等の運動をした方が回復が早いそうな。　 13:00-眠る　 15:00　歩いてトイレへ行って採尿できた。後、痛んで、苦しく、熱が出てお腹をパックで暖める。 18:20　から30分間電熱ドラムで腹を暖めてから、歩いてトイレに行って、浣腸、結果は液のみ。お腹が蒸れて、むかつきもあり苦しい業である。　 19:15　苦しいので鎮痛坐薬を入れて貰う。　後痛みが無くなり睡眠できた
1997/6/16	胃液排出管を抜く硬膜外麻酔のチューブ抜取り腹水排出管一部分引抜き静脈留置針取替え	03:00　歩いてトイレに。　 06:15　歩いてトイレに。　 08:30　術後初めてひげ剃り。血中酸素濃度が低いせいか、息苦しい。　　 09:40　トイレ大の方で大は出ず、採尿のみ。 10:45　電熱ドラムで腹を暖める。　 11:25　浣腸。茶褐色の液がガスと共に少量出た。 12:00　呼吸機能回復用吸入器。　 13:00　トイレ大で残りの気持悪さ排出　　 14:00　外科の先生が来て鼻から胃に入れていた胃液排出管を抜き取る。　 14:30　鎮痛坐薬　　 14:50　歩いてみる。談話室までデモンストレーション。　 14:53　トイレに行って採尿。　 15:00-　睡眠　　 16:05　背中に入った硬膜外麻酔のチューブを抜取り。　　腹水排出管を2cm程引抜き、根本に安全ピンで留め、余分な長さを切断。ガーゼ交換　　　 16:15　全身ふき取り、寝間着着替え。 16:40　静脈留置針痛くなったので取外し。点滴無しでトイレに行く。　　 17:10　静脈留置針右上腕部に新設。ﾍﾞｯﾄ右側から出入りするようになった。　　 18:05ベッド右側から下りてトイレへ。T字帯とおしめ取替え。気持よくなった。　　21:00トイレ大　23:00トイレ小
1997/6/17	血中酸素濃度	3:00　トイレ小、Ｔ字帯がチューブの所まで上がり出血しガーゼを取替え、寝間着も出血で汚れたので、取り換え。　　　5:45　トイレ小　　 8:00　トイレ大、ガス５回、白い粘液のみ　　　9:10　ガーゼ交換、坐薬　　 9:20　胸部レントゲン撮影の案内があり、遠くまで歩いて行って長時間待たされ苦しかった。本来ならば車椅子で連れて行ってくれて、優先的に撮影してもらえるところ、見習い看護婦だったので要領が分からなかったことが後で分かった。　　 10:00　脈、血圧、電熱ドラム入　　10:40　トイレ、浣腸、茶色の液少し　　 13:00　自分で立って歯磨、酸素管一時外す　　14:20　トイレ小 14:30　ガーゼ交換、血中酸素値91.5、坐薬　　15:00　吸入器　　 16:30　脈、血圧、体温、聴診　17:25　外科医、酸素一時切り酸素濃度測定　　 18:00　電熱ドラム、浣腸、坐薬、酸素吸入再開　20:00　吸引、うがい、小便
1997/6/18	水飲み開始300cc/d	00:00小便、坐薬　　06:30採血　　07,00小便、検尿、せきがよく出てその度に痛い　　 09:15　外科医回診、本日より水300cc/日　通しテスト　　 09:40　エビアン一口15cc　問題なし　　09:45　エビアン２口35cc、後上がってくる感じ　　10:00　トイレ小、全身拭いて、着替え。バスタオル敷く。　 10:32　水２口55cc、電熱ドラム　　 11:00　トイレで浣腸、小さな固まり便が確認された。ガスも何度か出た。何度か上がってきそうなのを飲込む。　 11:20　坐薬、後ちょっと落着いてきた。　13:20　水２回60cc 　 15:00　吸引機、のどの奥、気管支内にイガイガ感が出てきて、ヒーヒーいい初め、せき込み時に腹が脈動してその衝撃で死にそうに痛い。　　 16:30血圧128/76、体温36:6、後睡眠　　 18:00　椅子に座ってコップより水１回、飲み方おかしく気管に入りむせぶ。　　 18:45　水２回　18:50　トイレ大ガスのみ　　20:30　電熱ドラム、後浣腸　　 21:15トイレ大、人差指大の便有り　21:20　水２回　21:30　ガーゼ交換　21:40　坐薬
1997/6/19	おもゆ開始前整腸処置	1:30　小便、ガス、上向きばかりで、背中が痛くなり寝られない。横向きになれば傷口が引張られ痛かったが、その内に寝れた。　　6:30小便　　 7:00背中が痛いと言えば、湿布薬をくれた。血中酸素濃度97、肺呼吸音良し、腸動き音良し、ガーゼ点検要取替え　　　7:30　体重≫59:9Kg、水300cc/day完了　 8:00　外科医先生曰く　≫　水の摂取が順調に行っているので、おもゆに切替える。腹水出ているが良くなっている。　　9:00　ひげ剃り　　 9:30　院長理事長回診。ガーゼ取替え。出来るだけ体を動かすよう指示があった。　10:00　小便、電熱ドラム、今回より温湿布法実施（ホットパック）　　 11:00　体ふき取り衣類交換、水100c　　13:20　トイレ小　　13:30　ガーゼ交換　　 14:00　内科医来室、　　14:10　ホットパック始め　　15:00　血圧、体温、吸入　　 17:10　血圧128/84、脈拍、体温　　18:00　トイレ小、散歩　 18:20-　ホットパック、後腸がぐりぐり痛かった、むかつきもあり。　　21:00　ガーゼ交換。
1997/6/20	おもゆ開始腹水排出管短く、半抜糸留置針外し	夜中にムカムカしたり、背中が痛かったりしてよく寝られなかった 8:00　米粒のないおもゆ、中身一切無い味噌汁それぞれ茶碗の底に残ったような量。約20分かけて食べる感じで飲んだ。　　 8:30　外科医により、腹水排出管の上方に溜った液を出しやすくするために、排出管と皮膚との縫合を切り、少し引き抜き、根本を安全ピンで留め、先の余分を切取る。以下は外科医の予告、点滴用の固定の静脈留置針を取外し、一日朝夕食2回の点滴に切替える。　　 9:20　半抜糸、ガーゼ取替え。（若い先生）　 10:00　牛乳100cc　　 12:00おもゆ、半熟卵１個、リンゴジュース50cc　　 13:40　点滴用留置針を外す。　　15:00造影剤入れて腹部レントゲン検査　　 15:05　コーンスープ100ml 　　　 16:50　外科医来室し腹水排出管4cm程抜取り、ガーゼ交換、体温36:6度、血圧140/86　18:00　おもゆ、スープ、ジュース、ホットパック当てお腹を暖めながら　　 19:00　上下ホットパック　 19:40　点滴　　21:00　牛乳200cc　　 22:00　ガーゼ取替え　　　00:00　坐薬
1997/6/21	１日６回の食事始め	5:00　トイレの後エレベータで屋上に上がり散歩、体重59:0kg　　 7:00　ガーゼ取替え　　 8:00　おもゆ、味噌汁、昨夜のホットパックサンド（体の上下から当てる）が効いて、昨日よりむかつき少ない。　9:30　体拭き、体温、血圧、　　 10:00　牛乳120cc　　 12:00　おもゆ、味噌汁、リンゴ絞り汁　15:00　プリン　　 15:30散歩、トイレ　　 17:40-18:10公衆電話で電話　　 18:10　おもゆ、おつゆ、ジュース　　18:50　腰の下方よりホットパックを当てる、少し楽　　19:10　点滴２時間　　21:10　牛乳100cc　 21:30　手術口消毒しガーゼ交換、　　21:40　ガスと共に下痢状の便通　　21:50　坐薬
1997/6/22	抜糸、腹水排出管一部抜き	1:00　目覚め　　 5:00　目覚め　　7:00　ガーゼチェック、体重58:8kg　　 8:00　３分粥、生卵入味噌汁、梅干１、魚粉末　　 9:00　外科医来室　抜糸、腹水排出管一部抜き、　9:30　点滴　　10:30　牛乳200cc 　　11:00　便通軟便　　11:30-12:10　睡眠　　 12:15　３分粥、湯上げ卵ケチャップ付、ﾎﾟﾃﾄ南京味噌マッシュ、梅干　　 12:50　散歩　　14:50　ゼリー、お腹が空いて堪らない、お腹がぐるぐる鳴り目が回る、おなら頻繁に出る、体重少し増加59:4kg 　15:00　ヨーグルト90g　　 16:00　ガーゼ交換　　 16:45　血圧、脈、体温　　 18:00　３分粥、大根人参千切+ふの煮物、トーフ1/2入澄しくず入、白魚煮付け片面60g 18:32　お腹がぱんぱん、お腹を押えながら歩き回る。　　19:00　ホットパック腰の下　　19:10-21:00　点滴　20:50　ガーゼ交換　　 21:00　トイレ小　　21:05　牛乳200cc、ウエハース　　23:00　ガーゼチェック、坐薬
1997/6/23	便通良し３分粥腹水排出管撤去生体検査結果	5:00　太め１本細目数本、3分粥後初めての便通。先ずは良し　　 8:00　朝食1≫3分粥食二日目、前日と同じ　　 9:30　外科医来室、もう良いだろうと言いながら腹水排出管を引き抜き撤去した。後を消毒し、穴にガーゼを詰め、その上からガーゼを当てる。一日置けば液の排出は止まるらしい。これらの処置は予想に反し、ほとんど痛くなかった。　　　　　　9:45　今日２度目の便通、３分粥の貫通は十分、後お腹の状態すっきり。　　10:00　朝食2≫牛乳200cc、　　 10:30　朝の点滴、主任看護婦より「6/24に５分粥になれば点滴もなくなるかも」　 12:00　昼食1≫３分粥、スクランブル卵、ジャガイモすりつぶし、野菜煮物＋梅干２個、点滴のため小便の量多し　　13:10　体温、脈拍　　15:00　昼食2≫ビフィズスヨーグルト,200cc、　理学栄養士より事後の食事指導。 16:10　外科医診断≫手術時切り出した胃の生検の結果、ＳＭ粘膜下層までの早期胃ガンであった。リンパ節転移も無し。5年間生存率は90%とのこと。肝臓には異常はないが組織学的には繊維化している。( Chronic Hapatitis, with min: activity, with fibrosis)。ガーゼチェック、取り替え　 18:00　夕食1≫３分粥、おから煮付け、蒲鉾＋梅干２個（量的には昨日同様多かったが腹が苦しいほどの満腹感はなかった）　　 19:30　栄養剤点滴開始　　21:00　栄養剤点滴終了、ガーゼ交換　　 21:10　夕食2≫牛乳200cc、ウエハース２枚、洋菓子エピナール半分、
1997/6/24	採血腹水抜き穴を絆創膏で塞ぐ最後の栄養剤点滴	5:00 　便通≫ガスを多量に伴った軟便、腸が捻れるように痛い。ペッシャンコになった捻れた腸が戻る時に痛い時がある、下手すれば腸閉塞、腸捻転になると脅されていた。 6:00　採血３本。　　7:15 酸素濃度≫96、普通の人より少し少ない。ガーゼ≫汚れ無し、蒸れないようにおしめ当て外す　 8:00 　朝食1≫５分粥≫前は茶碗半分ぐらいだったが、今日から米粒が増え茶碗一杯になった。おかずは前と同じく、生卵入味噌汁、梅干１個、魚そぼろ、＋梅干２個。　　 8:40 　便通有り≫軟便であったが朝食の後催してうまく出た。腸が昔の習慣を思い出したか。 9:00　若い外科医来室腹水抜き穴に詰めていたガーゼを取外す。消毒の後絆創膏で表面を覆う。腹水はその内に腹膜に吸収されるので問題ないそうだ。　 9:10　熱いタオルで体拭き。パンツ、寝間着取替え。 9:30　栄養点滴。　10:40 朝食2≫牛乳200cc＋菓子半分 12:00 　昼食1≫５分粥、トーフ入茶碗蒸し、白魚ほぐし身、野菜煮付け＋梅干２個満腹　　15:00 　昼食2≫ヤクルト 16:00洗髪　　 18:00 　夕食１≫５分粥、豆腐･南京煮物、ジャガイモすり＋梅干１個　　 19:20 　栄養点滴≫最後 20:40 夕食２≫牛乳200cc、ウエハース＋ケーキ半分
1997/6/25	運動量増加外科医より状況説明外科的処置ほぼ終了	7:30　病院正門前ポストまで歩いて行ってはがきを出し、後向かいの体育館をゆっくり一周してきた。階段などで衝撃があれば痛いがゆっくりと歩く分には問題はなかった。 8:00 　朝食1≫５分粥茶碗一杯になった。おかずは、半熟卵、豆腐入味噌汁、梅干１個、魚そぼろ、＋梅干１個、（食後満腹感は大きいが以前ほど胸に支えなくなった）　　 8:45 　便通≫朝食後の便通が定常化してきた。腸が昔の習慣を思い出したみたい。　　 10:00 　外科医来室所見≫お腹の状態は外科的には99%完治した。今後、食事のレベルが上がって行くが、食道から上に戻さぬように量的に過剰にならぬように注意。念のために消化剤出しておく。来週から、抗ガン剤どうするか？万全を期して欲しいというならやる。但し、患者の気持次第、自由である。(私の見解として）癌再発防止に対する根本治療として、抗ガン剤の効果は疑問で副作用は確実にある、一方、中医漢方治療は副作用がないと聞いているとかねてから外科医に話していたので、外科医としては面白く無かったが、私の気持ちを尊重してくれた。　今週末は外泊OKである。　　　 10:30　朝食2≫牛乳200cc、ヤクルト　　11:00散歩　11:15便通≫ガスと共に軟便多量　　 12:00　昼食１≫５分粥一杯、卵１個入野菜煮、おから煮物＋梅干 15:00　昼食2≫プリン、薬７日分、毎第一食後、消化剤KC-313（SEVEN E-P）を服用始め。 18:00　夕食１≫５分粥、キス煮物１匹、トーフ入スープ、サツマイモ煮物 19:00　ホットパック　　　 20:00　夕食２≫牛乳200cc
1997/6/26	体重最低記録	夜中２回小便で目覚め。　　 7:40　体育館等回り散歩、体重58:8kg食事に対し運動量が多かったか　　 8:00　朝食1≫食パン１切れ、目玉焼、バナナ1/3、バター。牛乳200cc　　 8:30　便通軟便多量、後体重57:7kg　 9:00　体ふき取り　　9:30理事長回診　　 10:00　朝食2≫クリームパン１個、牛乳100cc、バナナ1/3 12:00　昼食1≫おかゆ、焼豆腐･大根･厚焼･鳥ミンチのキャベツ巻･小芋３個、なす薄切りゆでゴマ和え、７割程度しか食えず、初めて残した　　 14:00　歯科治療、見舞い来客多数　　15:00外科医回診、絶えず満腹は良くない、　　15:30　昼食2≫牛乳200cc＋サンドウイッチ
1997/6/27	腹水排出口絆創膏外し術後初シャワー	8:00　朝食1≫食パン１切れ、牛乳100cc、リンゴ1/4、ゆで卵 9:00　外科医来室≫横腹の腹水排出穴塞ぎ用絆創膏除去した。傷口を改めてじっくり見たが、きれいに塞がっていた。人間の体は不思議なものだと思った。週末帰宅してシャワーを浴びても良い。帰宅中の食事は今の食事に準じた物で徐々に一般食に持っていけばよい。刺身も良い。毎朝の便通がなくなったので、粉末の下剤も出しておく。　　11:45　術後初めてシャワーを使う。傷口を洗った時は何となく心配だった。 12:00　昼食1≫７分粥、サツマイモ煮物、シューマイ３個、ゆで卵、ほーれんそう、トマト 15:00　牛乳200cc、サンドイッチ　　 17:00　リンゴジュース100cc 　　 17:30　便軟化剤（粉薬）食後３回/日支給　 18:00　夕食1≫お粥、蒲鉾汁、白身魚煮付け　 19:00　外科医来室≫抗ガン剤療法については先生に任せること告げる。6/28レントゲンで腸の具合を検査する。結果良ければ、週末の帰宅よし。　　 20:00　夕食2≫牛乳200cc、バナナ１本
1997/6/28	一時帰宅	7:00　便通有り、２日ぶりで太いのが出た。後気分的にすっきりしてきた。 7:30　体重58:8kg　 8:00　朝食1≫トースト１枚、目玉焼、すいか、牛乳100cc、マスカット３個、トマトジュース 9:00　腹部レントゲン　　 10:00　クリームパン、バナナ、牛乳200cc 11:15　外科医、腹部レントゲンの結果≫　空腹時にすべき所、連絡不備で食後であったが、異常なしとの診断だった。外泊許可する。　　 15:00　昼食2≫ 　　16:00　一時帰宅、　　　 18:00　自宅で夕食、好調　　20:00　夕食2　　　 22:00　入浴
1997/6/29	病院へ戻る	11:00　病院へ戻る、朝食2≫ 　　12:00　昼食1≫お粥、鶏肉と野菜煮、青葉のおしたし、長芋の煮物　15:00　昼食2≫サンライスパン、牛乳200cc 　　 18:00　夕食1≫お粥、アブラメの煮物、人参･玉葱等の野菜･トーフの煮物、トーフ澄し 20:00　夕食2≫カルシウム煎餅、牛乳200cc
1997/6/30	次の段階に入る	08:00　朝食1≫トースト、マーガリン、ゆで卵、リンゴ1/4、ミルク　　 10:00　朝食2≫カロリーメイト、リンゴ、ミルク　 10:30　外科医≫　抗ガン剤投薬準備をする。　 12:00　昼食1≫ご飯、ジャガイモ煮付け魚ミンチ焼、野菜 12:30　昼食2≫サンドイッチ、牛乳200cc 　　　13:00主任看護婦≫胃手術後のマニュアル手渡し　18:00　夕食1≫ご飯　　20:00夕食2≫バナナ、牛乳
1997/7/1	抗ガン剤開始	08:00　朝食1≫ロールパン、目玉焼１、ミルク200cc、西瓜小片　　 10:00　朝食2≫カロリーメイト、ミルク100cc、西瓜小片 10:30　外科医≫　最も軽い抗ガン剤投薬を開始する。むかつき等異常が有ればすぐ連絡すること。腹が痛いのはその内に収る。胸に支え逆流するとか、食事後腹痛がある場合はやばい。　　 12:00　昼食1≫茶碗蒸しウドン、高野豆腐豆煮、鶏肉ジャガイモホーレンソウ煮物、　　 13:00　便通多量　　 14:00　薬剤師来室≫　投薬、下痢あれば知らせること、「7EP+プリンペラン」「カマグ」「抗ガン剤TC439（口内で溶けぬように一気に飲込む）」それぞれ食後３回／日　　 14:30　シャワー　　15:00　昼食2≫　　 18:00　夕食1　　20:00　夕食2≫ビスケット、牛乳200cc
1997/7/2	抗ガン剤副作用	3:00　ムカムカして気分悪く寝られなかった　　 8:00　朝食1≫トースト、ゆで卵、ミルク100cc、リンゴ1/4 　8:30　シーツ取替え　　 9:30　外科医≫ムカムカは精神的な物で、2-3日で慣れる、慣れれば退院できる、触診≫腹部の痛いのは縫目ではないはず、来週透視してみる。　　12:00　昼食1 　　 13:00　便秘気味だったが便通あり、体重59:2kg　　15:00　昼食2　　 18:00　夕食1≫ご飯、小芋、ウズラ卵、ミンチ肉煮物、トーフ澄まし　　 20:00　夕食2≫ミルク200cc、バナナ１本
1997/7/3	理事長回診	8:00　朝食1≫食パン、バナナ1/2、目玉焼、ミルク100cc 　　8:45便通　　9:00体重59:1kg　　 9:30　理事長回診≫抗ガン剤服用中日光で皮膚がやられることがあると警告される。 10:00　朝食2≫カロリーメイト、バナナ1/2、ミルク200cc 　　12:00　昼食1≫ 　　 15:00　昼食2≫サンド、ミルク200cc 　　15:20　　シャワー、血圧118 　　18:00　夕食1　　 20:00夕食2、体重59:9kg
1997/7/4	様子見	検尿、体重59:2kg 　　8:00　朝食1≫食パン、メロン、ミルク100cc、ゆで玉　　8:30　便通　　 9:00外科医　10:00　朝食2≫パン、メロン、ミルク100cc 　　 12:00　昼食1≫ご飯、クリームスープ、卵ムース、野菜煮 14:00　血圧120 　　15:00　昼食2≫
1997/7/5	一時帰宅	8:00　朝食1 　　10:00　朝食2　 10:30　便通　　11:00　体重58:9kg、血圧128 　　 12:00　昼食1　　15:00　昼食2 　15:30　帰宅
1997/7/6	自宅宿泊
1997/7/7	栄養相談	8:30　自宅より戻り　　9:00　体重58:6kg 　　9:30　外科医≫7/10木曜退院予告　　 11:00　バリウム透視（外科医）、下剤飲む　　13:30　栄養指導 15:00　外科医≫7/10木曜理事長回診後退院決定　　 19:00　便通有り、　　　20,30　体重60:2kg
1997/7/8	退院準備	氷枕して寝たのでよく寝れた。　　6:00　採血　　9:00　便通　　9:30　体重59:2kg 　　 10:30　外科医≫（採血の結果問題なければ、木曜理事長の見立てで退院）、薬剤師≫２週間分＋２日分（7/24まで）の薬支給、説明　　　18:30　体重60:2kg
1997/7/9	内科検診	9:00　外科医≫入院時内科先生を経由したので、今日退院前に内科先生の診察を受けるようにする。　9:30　シャワー、寝間着着替え、朝の便通はまだなし　　 14:00　内科先生≫退院前の外来検診、問題なし。
1997/7/10	退院、帰宅	9:30　理事長回診　　12:00　外科医≫退院前話　　 12:30　退院、　帰途レストランにて昼食にウドンを食べる。　　　帰宅後入浴
1997/7/18	出社	10:00-12:00≫　手術後初出社、3Fまで会社の階段を上がった後、フーと来た。　見舞いを頂いた人にお礼と退院の挨拶回りを一通り済ませた上、退社した。　　　レストランで昼食後、買い物をして帰宅。
1997/7/22	出社	8:00-12:00≫　幹部に挨拶の後、3時間みっちりと会議。やはり疲れた。　　退社後レストランで昼食後買物。
1997/7/23	出社	8:00-12:00≫出社。各種会議
1997/7/24	第一回外来	先生の話　≫　縫い目はしばらくは硬化している。そのうちに軟化する。故に腹筋を使う運動はしばらく控えるように。野菜を大きいまま食べると胃の出口を塞ぎ, 胃液が上に逆流してくる。このとき食道がただれて大変なことになることあり。カマグを除いた薬を14日間分もらい、次回は8月7日木曜。
1997/7/25	?	午前中出社。10時にバナナとミルク飲む。午後帰宅した
1997/7/26	体調の問題点3点	朝体調がおかしく、台風が来ることもあり、会社休む。　　以下のように体調がおかしいのはダンピング症候群の類ではないかと思う。１．食事かお茶が胃の中に無くなれば、胃が焼けるような感じ。夜中も目覚めた時にお茶を飲んで治めないと寝られない。　　２．時々呼吸がおかしくなる。急にしゃくり上げるような深呼吸になることがある。　　３．少し歩くだけで、体がすごくだるくなる。
1997/7/28		半日出勤、朝会出席
1997/7/29		半日出勤
1997/7/30		本日より8/3（日）迄休み
1997/8/1		9:30　森医院（漢方医）で見てもらい薬もらう
1997/8/7		外科外来診療
1997/8/8		森医院診療
1997/8/21		外科外来診療、採血
1997/8/31		抗ガン剤の副作用と思われるむかつき、倦怠感があったので、川崎病院の抗ガン剤の服用をやめたいと意思表示した
1997/9/1		自動車出勤による全日出勤を始めた
1997/9/4	抗ガン剤服用中止	外科外来診療、血液検査の結果、肝臓の数値が限度を超えた悪い値が出ていた。昔肝炎を患ったことがあり、肝臓が余り強くなく、抗ガン剤で肝臓に負担が来たと判断した。故に、抗ガン剤を止めるよう私から意思表示をして、外科医も仕方ないと了解する。後、森医院に直行して診療を受ける。　体重60kg
1997/9/13	ゴルフ打ちっ放し	抗ガン剤を止めたせいか体調が少し良くなった。ショートアイアンのみだが手術後初めてゴルフの打ち放し練習を軽くしてみた。特に問題はなかった。
1997/9/18	飲酒	手術後初めて恐る恐るビールを飲む。よく回ったが特に問題はなかった。
1997/10/2		外科外来診療。　森医院診療。　　体重62kg　体重が相当増えた。外科医は手術後体重が増えることを目的としていた節があるので、いい傾向だ。
1997/10/4	ゴルフ	手術後初めてゴルフ１ラウンド行った。疲れたが特に問題はなかった。外科医からは縫い目がバリッと外れるかもしれないぞと冗談交じりで脅されていた。
1997/10/16	体重戻る	外科外来診療。　森医院診療。　　体重64kg　　ほぼ手術前の体重に戻った。
1997/10/31	海外出張	韓国へ３日間の短期出張。
1997/12/3	忘年会	会社の忘年会。中華料理であったので食べた量が分からず、調子に乗って飲み食いが過ぎ、帰路腹が痛くて苦しくてしばらく駅のベンチに座って治まるのを待ってから帰った。いくら体調が良くても、胃腸での消化系が変わってしまっているので、飲食を摂る早さと量についてはゆっくりと控えめにしなくてはならないと思った。
2001/3	タイ旅行	体重61-63Kgを維持。タイへゴルフ旅行。ノルウエーの友人に誘われて、パタヤに逗留してゴルフを楽しんだ。 10℃以下の日本から、36℃のタイで、到着した日に酒盛りし、翌日セルフバグで歩いてゴルフをした。更に、翌日連ちゃんでサイアムカントリークラブのフルコースを回った。その晩は熱中症のような状態になり、暑さで参った。次の日は下痢でホテルの中で大人しくしていた。翌日バンコックに移動して、寺院などの市内観光をし、夕食は豪華なタイ料理を満喫した。更に、翌日、早朝よりバンコクの有名なゴルフクラブでラウンドをし、夕刻の便で帰国する。体が疲労し、睡眠不足気味の時は、下痢しやすい。無理はできない。
2001/4	韓国旅行	韓国の友人に招待されて、韓国旅行してきた。韓国料理もたっぷり味わった。桜が満開のゴルフ場でゴルフも楽しんだ。
2002/1/17-21	タイ旅行	アユタヤ、バンコックに同窓会旅行の幹事を務めた。早朝から夕刻までぎっしり詰まったスケジュールを全てこなした。辛いタイ料理を毎日頂き全く問題はなかった。
2004/11/15	体重	注意していても、早食い、食べ過ぎ、腹冷え、風邪等の理由でひどい下痢になる。その度に体重が低下して、元に戻らず徐々に右下がり。現在56～58kgの範囲

あとがき

1993年までの７年間の日本全国統計で、老人の胃ガン検診者は約４百万人で年々わずかに増えています。
この中で要精密検診者は不思議にほぼ15%と一定でありました。
更に胃ガンが発見された人も不思議と、精密検査した人のほぼ1%でありました。
　「がんの統計」（がん研究振興財団）より

上記入院中の記事は、ノートパソコンを病室に持ち込みました。
手術で無理な時以外毎日打ち込みました。
手術日前後の記事は家族のメモを見て書いたので、人称がおかしくなっていて、
読みにくい所はお許し下さい。

私の胃癌摘出手術を担当した外科主治医は、小川法次先生と言います。
術後５年生存率９０％と言われました。現在6年経過しようとしています。
今までは年に１－２回胃カメラ、or　ＣＴで見て貰い異常がない事を確認しています。
腹の傷跡を見て皆さん綺麗だとおっしゃいます。確かに同様の手術をした他の人の傷跡はもっとはっきりしていますが、私の場合、目を近づけて見ないと分からないほど綺麗に快復しました。皆様に、外科医の腕が良いのだと云っています。
お陰で、体重も殆ど上下せず安定しています。
小川先生は外科医として名医であることが証明されました。又当時の外科病棟の看護婦さんの行動はテキパキとして、入院患者の評判は抜群でした。
先生が組織を統轄する能力に長けていることも証明されています。
小川法次先生は、川崎病院から市立芦屋病院に移られ、現在外科部長兼、診療局長を務められています。

私は、現在、関西では定評のある、神戸駅前の中医（漢方）森医院の森雄材先生に診療して貰い漢方薬を処方して貰っています。煎じ薬は良く効くのですが手間が掛かるので、私には、飲み易い顆粒剤を処方して貰っています。
胃の辺が焼けるような感じになってもこの漢方薬を飲めば収まります。
私のホームページを見て、多くの方から問い合わせを頂いています。
特に術後の漢方に興味がある方が沢山居られます。

手術後一番注意して心掛けたことは、小川法次先生の考えに従って体重を減らさないように十分注意することです。
食事の食べ方が悪い、即ち食べ方が早いか、食べ過ぎると、食道の方に戻るか、
又はお腹の中が空っぽになるまで下痢することになります。
このために慎重にではありますが、無理がこないように沢山食べるように心掛けました。
手術で胃の出口の幽門が切り取られているために、いくら食べても満腹感がありません。
そのため、つい食べ過ぎて途端に下痢になり、体重が急降下したことがよくありました。　胃酸の分泌がおかしいためか、空腹時胸焼けが激しくなることがあります。
これに対しては漢方薬が効果的でした。

2001年は既に、３月タイ、４月韓国でゴルフを楽しみました。タイでは暑さに少しばて
、辛い食事を心配しましたが、全体として殆ど問題はありませんでした。

2003/5現在、癌は再発することもなく頻繁にゴルフもして元気に生活しています。
2003/5現在、ゴルフの飛距離は年々伸びて、スコアーもまとまるようになってきました。又毎日飲酒も適度に楽しんでいます。
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更新日 2004/11/15
本体験談の筆者への質問、問い合わせ

　小川法次先生発表論文の一例紹介

胃壁内に巨大嚢胞性腫瘤の形態で浸潤した膵粘液性嚢胞腺癌の一例

○加藤哲也1、桐山和雄1、籔道弘1、谷口雅厚1、竹田彩子1、松嶋伸好1、姫野誠一1、水谷伸2、小川法次2

（１）市立芦屋病院　内科、（２）市立芦屋病院外科

症例は81歳男性。平成12年10月中旬より心窩部痛あり、近医受診。当科紹介され11月6日入院となる。心窩部に圧痛を認めた。CEA 15.8ng/ml、CA19-9 0.6U/ml。胃透視・胃内視鏡では胃体部と前庭部に各々直径6×8cmと10×5cmの巨大半球状隆起性変化を認めた。いずれも表面の胃粘膜性状は周囲と変わらず、壁外性圧排もしくは粘膜下腫瘍によるものと思われた。腹部エコ－・ＣＴでは胃体部後壁及び膵尾部腹側に5cmと7cmの嚢胞性病変を認め、各々胃体部と前庭部の隆起に相対した。ERPでは膵尾部に膵管の先細り及び途絶を認めた。血管造影では脾動脈及び胃十二指腸動脈からの膵への枝は殆ど造影されず、周囲血管への浸潤も認められた。内視鏡下に行った胃嚢胞吸引細胞診では粘液産性腺癌細胞を認めた。以上から胃体下部の病変は胃壁筋層外漿膜下に巨大嚢胞の形態をとって浸潤したものであり、膵粘液性嚢胞腺癌と診断した。根治手術は困難で巨大嚢胞が疼痛の原因と思われた為に胃-嚢胞開窓術を施行した。病理組織では胃壁筋層は線維化し、嚢胞壁内面には炎症を伴った肉芽様組織がみられた。術後嚢胞は縮小した。膵粘液性嚢胞腺癌が胃へ浸潤し粘膜下腫瘍の形態を呈した症例は比較的稀であり、若干の文献的考察を含めて報告する。

胃ガン手術体験記

腹水抜き管外し　 シャワー始め　　 抗ガン剤始め　 退院

５．　出社　 漢方始め　 抗ガン剤止め　 ゴルフ始め　 飲酒始め　 海外出張始め　 忘年会

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