これまでのゲームは xayusys 使ってたことが多く、早送り巻き戻しがかなり自由だったのに比べると 「君望」の rUGP は前に進むことしか出来なくて不便。 セーブポイントから後方のテキストを参照することすらできない。 xayusys だとデータをロードしてから任意の後方の点からゲームを再開することすらできるのに。 ついでに追い打ちをかけるがごとく早送り(既読スキップ)も遅い ...
てわけで、感想は後ろにいくと体力消耗をうけてだんだんと短くなっている。
愛美シナリオ:
洗脳とはこーやるものなのね。以上、終わり。
まゆシナリオ:
それなりに思うところのある話だと思ったが、前後が前後だったので忘れた。
あゆシナリオ:
遙のこと、きっちりケリつけてくれればそれなりの人物だったんだけど。 なんかとーてい、あゆにつりあう男とも思えんな ...
にしても、プレイヤーまるごと糞虫といわんばかりの豪快な「捨て」でした。
プレイ 3 日目、天川シナリオ:
本筋 3 本を終わらせて何が残ってると思ったら、そうきますか。 孝之が現在出来る限りの判断によるルートというもの以外に孝之が成長するルート、というものがあると。 なるほど。 なにしろ本筋系の BAD END 集めに逆目ばっかり選んでたから (本筋でさえ腹立つっつうに) 孝之のヘタレっぷり大爆発で いいかげんこのどアホ何とかしてくれというところで紛れこんだ天川シナリオだったからねぇ。
つーか天川シナリオの孝之を見たあとでは本筋系をリプレイするのはちとキツいかも〜。
茜シナリオ:
事態の動きとして、これが一番理想的だった。
... つまり、遙シナリオでは水月がいつ潰れるか危なくてみていられなかったし、
水月シナリオでは
何時どのタイミングにどういう形で茜が暴発するか気が気ではなかったけれど、
茜シナリオはほぼ完全に事態の流れが孝之のコントロールにあったから。
そのおかげかどーか、水月も遙も安定してることといったら。
結果的に、遙シナリオでの水月の泥酔は遙への宣言の直後という最上のタイミングだったし、 水月シナリオでの茜の暴発もその暴発の目的とは裏腹に 孝之が自分でも言うように確かに背後の扉を閉める綺麗な形をとった。 けれど、物語中の事実の流れとして、 この二つの事件が孝之にとってもっともうまい形になったのは偶然だ。 孝之の努力とかそういったものはどこにもない。
水月の告白があと 1 日早かったら ...
茜の暴発が孝之でなく水月に直接向けられていたら ...
誰も救えなくなる。
もちろん 茜が砂浜で暴発寸前になった時、私としては茜に全部を話し、 茜の暴発をコントロールしたかった。具体的には、遙に話すのが自分であること (茜は黙ってみていること)を確認しておきたかった。 茜の追求は的確すぎて、孝之の問題解決の機会を奪いかねない。 ヘタレ孝之のどアホは暴発するに任せてしまったが。 ... だが、この時点の暴発は事態としては恐くなかったのも確かだ。 未解決問題に触る部分がなかったから。 孝之による問題解決が茜の追求より先になった ... たぶん唯一の展開ではなかろーか。
茜シナリオの結果として、茜とつきあうことになったその先は 水月や遙とつきあう流れよりも、つきあいかたの不完全性というか不健康性 ... が、ある。だが、それは孝之が考えに考え悩みぬいたすえに選んだものだから、 誰の干渉もない本当に孝之に全責任のかかる選択だったから、 (茜を含めた)周りをきっと多少どころでなく不幸に陥れつつも茜と生きていける、 そういう流れになっていると思う。
遙シナリオにせよ水月シナリオにせよ、その場にいない人物に全責任を負わせて逃げる展開じゃ、 話は終わってないもんねぇ。
水月シナリオ:
二人が言うように、似ている二人であるだけに共倒れが問題になりうる。 実際、共倒れ寸前だった。ゆえに水月を最初のルートに選ぶことは私には不可能だった。 すくなくとも水月は一回は振られなければならない(振るでもかまわんが)。 脚本家の性格が分からない 1 周目に、現状を変えないままでおっけーみたいなルートは選べなかった。
実際、水月攻略に入って選択肢を選ぶ気分の気楽なこと(行動してるのは孝之であって私ではないという意味で)、 遙、茜ルートに比べればバカバカしいものがあった。 時の彼方においてきてしまったといえば遙を納得させられる。これほど気楽なことはない ... と、終盤近くまで思っていた。唯一の問題は茜の暴発だと。
ここで遙の強さを表に出しますか ... 遙をとりたくなりますな。とくに孝之の精神的な構造としては 遙のほうがあうと思うだけに。3 年という時間差を埋めてあまりあるほどの器量の差よ、 茜の暴発で遙を選ぶ道が閉ざされていくのを感じるのはけっこうきつい。
水月とつきあっていたことの告白と、誰を選ぶかという選択の差の使い方として、 茜の暴発への流れはかなりの不満がある。 水月を選ぶのは孝之の自由な選択であってほしかった。茜に扉を閉めてもらうのではなくて。 この点が、水月シナリオ ED に至る唯一の喉にささった小骨だ。 ... できれば、これこそ二人とも振る展開へつなげたかった。
それにしても、この ED の破壊力、ゲーム全体の物語が終わってしまってますがな。 遙 > 茜 > 水月の順でのプレイは正解かな。
あまりの展開に心理的に全面ブロックしたが、 そのブロックに気力をもってかれて結果的に欝になってるあたり、 物語の破壊力は大したものである(てゆーか、それブロックの意味ない)。
遙を落すことは、どーでもいいわけで、要は水月だということはすぐわかる。 ファーストプレイが遙であって水月でないのは 一回は水月にも事件が起きなくてはならないという気分からだが、 奈落の底におっこちていく三角関係のはてに水月が崩壊してくさまはけっこー恐かった。 もっとも、崩壊してくおかげで水月を切り捨てるのがよりいっそう楽になったりしたが、 このへんは水月シナリオの感想にて。
なかなか疲れるゲームだ ... ってのは数行上にも書いたが、 脚本屋さんの切先が僅かに鈍ったところで間合いは見切った。 水月の泥酔から告白を遙への宣言の直後になったところだ。
この時点で最悪なのは水月の告白が遙への告白よりも先になることにある。
この場合、どうあがいても「それ」が理由で水月を切ったという感情が残る。
それを知るまえに遙へ告白したことで、水月を切った理由に「それ」が入らなくなった。
これは大きい。ようやく水月を救い上げる道が見えた。
そしてまた、もし脚本屋さんにまだ(事態の絡んだ糸をときほぐすための)切札が残っているなら、
ここで事態はより悪化したはずだ ... から、物語が折り返し点を過ぎたことも分かってしまった。
だから、この水月の告白で私にとっての遙シナリオは終わる。あとは単なる消化プレイ。
それにしても、 孝之が水月を切る ... のでなく、水月から離れるという形をとっているのはプレイヤーに対する嘲笑か? と書きたくなるほど論理構造は酷い。ついでに登場人物の誰も気付いとらんのがなんとも言えず。
遙シナリオで極端だが、どーやら他のシナリオでもそーじゃないかと疑いつつあるのが、 遙には皆にあった 3 年という時間がなかったことをだ誰もが忘れてるんじゃないかということだ。
ついで。 孝之も、水月も、慎二も、茜も、どんな形にせよ皆 3 年間を生きて来た。 時が止まったような 3 年間であれ、 時が動き出せば「凍りついた 3 年を過ごしてきた」という事実は活きて来る ... 活きてこんバカも居るが、 それはともかく。そういう自分達を基準にして遙の知的水準に期待してないか?
高校 3 年の夏休みという時点で遙の時間は止まった。今は、本当ならせいぜい 3 年の 2 学期というところだ。 その彼女が自分達と知的水準で同等の戦いができるのは何故か ... 10 日たらずで (ヘタレ共の) 3 年分に相当する疾風怒涛の(感情上の)体験をしてきたからに他ならない。
孝之の前ではどれほど「バカ」だとしても、私はそれを忘れるつもりはなかった。
もっとも、茜が(孝之と違って)絶対に遙から逃げられないがゆえに急成長を遂げたのとおなじく、 自分の状態から逃げられない遙が、他人に逃げることが可能だったヘタレ共よりマシなのは当然ではある ...
環境:
/dev/hdc のデタッチ:
してからドライブの電源断、フレームを引き抜く。 /dev/hdc を外すのに /dev/hda にコマンド (ioctl) を送っているが間違いではない。 活きているカーネルドライバの誰でもいいから ioctl を送ればよく (外す対象はどーせ -U 1 で 2nd IDE を指定してるし)、 また、殺すデバイスにはドライバレベルに ioctl を伝わる前に カーネルが no such device エラーを返してしまうため (もちろん -R 時の事情だが ...)、 対象とは異なるデバイスに送らなければならない。# hdparm -U 1 /dev/hda
ともかくこのコマンドによって /dev/hdc, /dev/hdd の二つともが同時にシステムから取り除かれる。 実は /dev/hdd をマウントしたまま /dev/hdc を引っこ抜こうとすると /dev/hdd は正しく外れないままになるような感じだが、あまりに挙動が妖しいので素直に両方とも外すようにする。 /dev/hdd も一緒に外れてしまうので /dev/hdd は CDROM ドライブなど、外れてしまっても問題ないものにしておくべきだと思う (つーかふつー /dev/hdc と /dev/hdd で raid するのが原則だろ)。
/dev/hdd の再アタッチ:
する。/dev/hdc が取り除かれた状態で /dev/hdd が復活する。# hdparm -R 0x170 0 0 /dev/hda
/dev/hdc の再アタッチ:
フレームを入れ、ドライブの電源投入にしてから再度、
これによって (存在すれば) /dev/hdc, /dev/hdd の二つともが同時にシステムに組み込まれる。# hdparm -U 1 /dev/hda # hdparm -R 0x170 0 0 /dev/hda
ここで、取り除くデバイスを /dev/hdd (スレーブ) にすることもできなくはないが、 /dev/hdc (マスタ) のファームの出来次第では /dev/hdd を取り除いた状態で /dev/hdc を再アタッチしたが最後 /dev/hdd を再アタッチできなくなるので、 原則としてマスタ側を切り離すようにする。なお、ほぼ同じ理由によって、 マシンをリブートする際には /dev/hdc, /dev/hdd とも活きている必要がある。
ところで、
で "DANGEROUS" とされる -R, -U option だが ... 全くドキュメント化されてない option だけのことはあり、 kernel config での "experimental" といった脅かし(だがほとんど誰も気にとめちゃいない)文句と違って これらの option (特に -R オプション) は本気で挙動が妖しい。 内部的にカーネルの IDE ドライバのエラー回復コードに期待する仕掛けになっており、 2nd IDE 側 (/dev/hdc 等) を hotswap するだけなのに 1st IDE 側 まで reset command が飛び、10 秒ほど /dev/hda が使えなくなったり、 あるいは DMA flag が外れたりする。 /dev/hdc のジオメトリが交換する前と後で同じやつだとわりと何事もないけど、 異なるディスクだと再スキャンコマンドがとんでくる傾向があるな。ま、しょうがないかも。% hdparm -h |& grep register -R register an IDE interface (DANGEROUS) -U un-register an IDE interface (DANGEROUS)
めったにひっこぬかないからこれくらいはべつに良いんだけどねぇ。 ちょっと他人には勧められんな。
『アベノ橋 魔法☆商店街』#1, #2.
#1 観た時点では今期の最大の期待の星だったが #2 観た時点で一気に萎えた。
#2 だけとってみればそれなりに観られたのかもしれないのだが、
緻密な描写をこれでもかとたたき込んできた #1 との落差が大きすぎた。
描写密度というもの(概念、観点、視点) がどういうものであるのかを知るには最適の題材とすら言えそう。
あるシーンでの、人物の行動の主要な成分というものはあるていど自動的に決まる。 竜に追いかけられれば逃げるし、人が落ちそうになってるのを見れば助けにいくかもしれない。 だから「逃げる」とか「助ける」自体をどう描写しても対象の個人を描写したことにはならない。 その成分に個人の意志や感情が入っているはずはない、誰がその位置にあっても同じ行動となる部分なのだから。
描写されるべきなのは、その位置に入った個人によって行動が異なりうる成分だろう。
普段は何かあるっちゃああるみの後ろに隠れるサッシが、あるシーンだけあるみよりも行動が早かった、
その早いとか遅いとかいう部分は、この位置に置かれた個人によってかわりうる。そういう成分こそが、
(単なる記号でない) 登場人物の描写として意味をもつ。
#2 はその大切な部分を忘れている。剣と魔法商店街にまぎれこんだ二人が
実はあるみとサッシの二人でなかったとしても、
#2 はそのまま通用する。... それはつまり、いかに二人の描写が出来てないか、ということの反映だ。
静音化 2 題。
その一、ulicul ── HDD の 2.5inch 化:
録画マシンとなっている ulicul の HDD を IBM DPTA 351500 (3.5inch 級、15GB) から富士通 MHR2030
(2.5inch 級、流体軸受 30GB) に交換した。
ulicul は容量的には 2 GB もあれば足りるマシン (録画データは samba 経由で atropos に行くから) で、過剰スペックの 15GB からさらに 30GB に入れ換えたのは ひとつには流体軸受化による静音化ということがあり、 もうひとつには 2.5inch 化による standby/resume の復帰のレスポンスの改善ということがある。 wakeup on LAN で復帰させてから VNC でログイン可能になるまで 5 秒かかるが、 そのほとんどは HDD のスピンアップ安定にかかる時間なので、2.5inch 化でこれを 2 秒に縮める。 なにしろログインしようとして 5 秒もかかるマシンは ulicul だけで、その差が微妙に気に障っていた。 ま、他のマシンは 24 時間運用されてるから早くて当然で、比較は公平ではないけど ...
で、交換した。win2k 入れてさらに sp2 あてて sp2 化する。
むちゃくちゃ不安定になった。2 回に 1 回はブート途上でブルースクリーンだして落ちる。
ちなみに残りの半分はそもそもブートしないのだが ~_~;
ふと気付いて BIOS から UDMA をオフにすると安定した。
MHR2030 は ATA100 ドライブで、もちろん UDMA mode 5 で使うつもりでいたから ATA100 用の 80 線ケーブルを使っていた。 UDMA を切って Multiword DMA mode 2 で使うなら 80 線などとおごる必要はない、 40 線のもので十分である。というわけで 40 線モノに交換し ── 何気に BIOS で UDMA を有効すれば普通に安定して動きやんの。
80 線より品質の低いはずの 40 線ケーブルにしたほうが安定するという挙動の解釈は以下のとおり:
40 線ケーブルを使っていることを BIOS が検出し (BIOS から 80 線を使っていないという警告が出る)、 HDD を 40 線ケーブル規格上限の UDMA mode2 で動かそうとする (実際、システムは UDMA mode 2 で動いている)。 もちろんチップセットから HDD に至るすべてが ATA33 に対応しているから、正しく動く。
80 線ケーブルを使っている場合、HDD を HDD の規格上限の UDMA mode5 で動かそうとする。 この時、3.5inch - 2.5inch 変換ケーブルが ATA100 に対応していなくても、 チップセットからは ATA100 ready に見える。 80 線であるということはチップセットはラインの一部が GND に落されていることで認識するのだから、 80 線 〜 40 線を直列につなぐと全体でも 80 線を使っていると誤認する。
つまり 40 線ケーブルで UDMA mode5 を無理矢理動かそうとした状態になる。
ケーブル線長が短いから中途半端に動いてしまい、不安定になる ──
さらの win2k から win2k sp2 にすると急激に不安定になるが、HDD を ATA66 で駆動する素の win2k
より ATA100 で動かそうとする win2k sp2 のほうが条件が悪いのは当然のことだろう。
思い返してみれば変換ケーブル/コネクタは両方ともピンが欠けてない。
40 ピンが 40 ピンともある。ATA100 用 80 線ケーブルが繋がらないのでピンを折って繋いだ。
一方、2.5 - 3.5 変換でいちばん凝った仕掛けになってる
Justy の JHF-03
をよくみるとちゃんとピンが欠けている。別に ATA100 対応などと書いてはいないが、
ピンが欠けてないことで暗黙のうちに ATA100 非対応と宣言している変換ケーブルは
やっぱりそれなりのものでしかないらしい。てゆーか、よー見たら 40 ピンをベタ繋ぎしてるだけだな。
さてその UDMA mode2 で駆動してる MHR2030 だが、hdbench で 20MB/s 出てるので
UDMA mode2 の実効上界が出てるし、また MHR2030 の転送レートぴったりでもあるのでスペック的な不満はない。
机の下に置いた ulicul からはもはや CPU ファンしか聞こえない程度にはなったし、スピンアップも早い。
だからまー、ulicul の出来としては不満はないのだが ...
ん〜、ulicul でうまくいけば他のマシンも 2.5inch 化しようと思ってたんだけど、
変換コネクタの品質の問題が解決しないと移行は辛いな。JHF-03 とか、ちゃんと ATA100 で動くんかね。
その二、atropos ── U6CE Inpression :
MHR2030 買ったついでに買った Seagate ST380020ACE (U6CE 80GB).
3.5inch 級では最も静かとされる HDD で、
買った目的は atropos からスマートドライブを追い出すことにある。
IDE removable frame と DVD ROM ドライブとスマートドライブの 3 台は同時には atropos には載らない。
ついでに、筐体内にベタ置きできるほど atropos 内の空間は空いてない。
ulicul のような訳分からん手間もかからず、tar で普通にコピーしてふつーに移行した。 ... 80GB ものデータのコピーにひたすら時間を食ったというとこ以外は。 ATA66 に直繋ぎして UDMA mode4 でコピーしてるのに、 測ったら 6 MB/s しか出てない。ethernet 経由のほうがなんぼか速い。 もうアホかと ^H^H^H^H^H そういう意味で suezo に繋いで ethernet 経由とも考えたが、 この時点で atropos はマスタ HD のコピー中、 ulicul は不安定でテスト中、kuhn (thinkpad240) は ulicul の HDD を繋いだりで ulicul の面倒みてるところと普通に使えるマシンが suezo だけという状態で suezo まで大騒動に巻き込む気はしなかった。 ええ、きっちり 3 時間かかりましたとも。
U6CE だが、 裸の状態では回転音は IBM DTLA 305040 や MAXTOR 4D080H4 よりも遥かに静か ... つうか筐体に入れると聞こえない。 4D080H の回転音はスマートドライブ越しにもかろうじて(とくに高音部が)聞こえるが、 それよりも裸の U6CE の回転音のほうが弱い。 もっともこれは 4D080H が悪いのであって、 DTLA をスマートドライブにいれると完全に無音になる。
シーク音はサイレントシークにしてある DTLA や 4D080H が裸でも筐体越しにはほぼ無音なのに対し、 はっきりとしたカリカリ音がある。 サイレントシークモードにすることもできるが、音はほとんど変わらない。
U6CE の騒音の主成分は実は回転音ではなく、DTLA では感じなかった 3 〜 50Hz 前後の微振動 (まさか電源の残留ハムノイズに反応してるってことはないよな ...?)。 振動防止ワッシャなんて小馬鹿にしてきたが、スマートドライブに入れないつもりなら意味がありそうだ。 低音なのでさほど腹は立たないが。 また、スピンアップ時にクラッチの外れるようなカションという音と、 ピポっとかいうビープ音がご丁寧に鳴る ... っつうか、なんでそんなもんが HDD にくっついてるんだ? クラッチ音は流体軸受の特性かな? MPG3409AT-EF もスピンアップ時にカコンというはっきりした金属打撃音があった。
速度的には VIA 596B の遅さのほうが律速になって DTLA 等との差はない。 hdparm 値でも区別つかなかった。どの HDD も 16MB/s しか出ないんだから 596B の罪は重い。
トータルでは、微振動を止めないと (今回の非常手段の意味合い以外では) 常用する気にはならないが、 音源としては電源ファン音とコンパラかやや弱く、なんとかスマートドライブなしでいけるかというところ。 そういうことをいっさい気にしなくていいスマートドライブはほんとに偉かった。
... おやすみなさい。
ヤフオクから話二つ。
ビット単価のマジック
HDD を売った。細かいのとりまぜて約 50GB. これが総額で新品 80GB が買える額になった。
1 円もかけずに容量が増えてしかも新品になった (買ってないけど、つまりそういうことだろう)。
微妙に容量の小さいもののビット単価が今の売れ筋の 80GB あたりのよりも少し高いということが、
中古になった減価償却分を埋め合わせてしまっている。
光速を越えた評価
ある物を落した。連絡が来た。で、どこそこに送ってねとメールを返した。その翌日、評価欄に
「速やかに振り込んでいただけました、ありがとうございます」... まだ振り込んでねぇよ。
医者: 「針は換えた?」ちょっとまてい! なんだその「思います」ってのはぁ?!
助手: 「... 換えたと思います」
... 眠い。F17 まで起きてようかと思ったが、寝る。
『名探偵コナン ── 天国へのカウントダウン ──』を観た。
あの NTV がどっかのテロのあとでよく放送する気になったもんだ、
ツインタワーの爆破なんてそのまんまじゃん、てのはおいといて。
放送するときは CM ぶんくらいカットしてたのが今回のは
どこをカットするんだろうというトコに興味があったが(あまり冗長性がないので)、
ノーカットとは諦めたのね、でもかわりにえらく CM が一杯 -_-# で
CM 切るの mpeg cutter でも面倒だったぞというのも置いといて。
かつて書いた感想をひっぱりだしたら、 www 上にあるのと手もとの奴と違う。書き加えがある。 せっかくだから一部(= それなりに公開できる程度にはちゃんと整ってる部分) ここに置く:
灰原哀の思考モデル
灰原を縛るのは「組織に見付かったら終りだから、見付からないようにするためには ...」という思考だ。前半から二つのことが分かる。一つは「組織」への過大評価(ではないかもしれないが)。 もう一つは「できるだけ事態を自分で制御しよう」という責任感。 前半は言い換えれば 「組織に見付かったら自分の手には負えなくなる ....」 ということだから。 新一のように「組織に見付かったとしたら〜しよう」という考え方はない。
後半からは、灰原の視野の広さ(というか、悲観主義的な発想)のわりに 考察の細部が抜ける理由が分かる。 設定した目標を満足する計画が立つなら、それ以上の細部は詰めるだけ無駄だ。
灰原の特徴としてもうひとつ。他人に対して、あるていど理性的な判断することを期待する、 という点がある ... 「青の古城」事件において、 小学一年生に 300 数えることを要求しているし、 300 数えても灰原自身が戻ってこれないほど切迫した事態ならば、 歩美はさっさと逃げるべきである ── という灰原にしてみれば当然の判断を 裏切られるとは想像もしない(釘をささなかった)。サッカー場ではコナンすら怒った 少年探偵団の捜査を止めなかった。 必要とあれば 3 人の保護者的位置に立つにもかかわらず、 3 人が無茶をするとは思っていない。もっとも、考えなしだとは思っているようで ... 今話でいえば 66 階で降りた 3 人が暗闇の中でうろたえるのを呆れるシーンなど。
バスジャック事件において、灰原はコナンに助けられた。 灰原の計算によれば、彼女が救われた上で全員が助かるような計画はなかったはずで、 実際、後になって彼女は何の手も打たないコナンに失望している。
確かにコナンの機転で現場は無事に抜け出した。 灰原にとっては、 現場を抜け出したことで手に入る時間を使って残りの手を打つ ... という計画でなければならなかったということだ。 でなければ、全員の命が危険に晒されているという状況は変わらない。 バスの中でコナンの計画全体を聞いていたとすれば、 灰原が大人しくコナンについて外に出たとは信じがたい。 「結果的に 10 日も彼らは襲ってこなかった」から、灰原に気付いてないことが分かったのであって、 バスに居る時点では灰原はそんな危険をおかしてまで自分が生き残るわけにはいかなかったと思う。
... ふみ、灰原萌えだねぇ。