「今がチャンスです!」 「将来はすごいことになります!」 ・・・こんな言葉はたして何回聞いたでしょうか。 これは、将来のビジョンを売り物にするネットワークビジネスの典型的な手法です。 確かにビジネスと言うのはタイミングは大事です。ビジネスとして参入する時期を間違えれば成功するものも成功しません。 そのタイミングについて少し考えてみることにしましょう。 商品と言うのは必ず、導入期、成長期、成熟期、衰退期と言うものがあります。 一番参入するべき時期と言うのはもちろん、成長期です。そして、参入してはいけないのが成熟期、衰退期です。 昔、流行した「たまごっち」を例に挙げて考えて見ます。 たまごっちは日本に育成ゲームの旋風を巻き起こした超ヒット商品だったと思います。もしも、あのどこに行ってもたまごっちが売っていない時期に、たまごっちを大量に仕入れることができたなら、それこそ、いまごろは億万長者かもしれません。 しかし、今現在、そのたまごっちを大量に仕入れることができたところで、あなたは仕入れますか?そんなことするはすはありませんね。なぜなら、億万長者どころか在庫が残って、借金地獄になるのが目に見えているからです。 同じ、「たまごっちという商品」を扱うビジネスにしても、参入する時期によって儲かったり、損したりするのです。つまり、ビジネスにはタイミングは大事だと言うことですね。 では、ネットワークビジネスの「今がチャンス!」というのもタイミングなのかということについて考えてみます。 私は昔知人にネットワークビジネスに誘われたことがあります。 その知人はとても頭が切れる方で、「ビジネスはタイミングが命だ!」といつも言っていました。ある日、そんな知人から電話がかかってきました。 「今度MLMを始めたんだ。可能性的には、月収5億円のチャンスがあるビッグビジネスだ!」 本当にそんな話があるのならぜひ聞いてみたいと思い、一度会って話を聞くことにしました。 「さて、今回お前に話すネットワークビジネスは、変なシャンプーや、健康食品の話ではないぞ。ビッグチャンスの話だ!実は今、日本で販売されているシャンプーと言うのは体に非常に有毒なんだ。これが体に悪い証拠だ。」 といって、データみたいなものを見せられました。そして、 「今、オーストラリアで大流行しているシャンプーがあるんだ。そのシャンプーはすごいぞ!なにしろこういった有毒なものがほとんど含まれていない。そして、俺が見つけた企業が、なんと来年の春には日本に上陸するらしいんだ!そして、それと同時に、テレビ放送でCMも流れるらしい。登録するなら今がチャンスなんだ!一緒にやろう!」と。 私は、これは「すごいことになる!」と真剣に思っていました。 しかし、投資額が数十万円するものだったのです。そして、その日本進出という情報がまだ確かではないため、その場は断ることにしました。 そうしたら、「今がチャンスなんだぞ!来月からは投資額が倍に上がってしまうんだ!」とおもいっきりあおられました(^^; さて、このビジネスはどうなったでしょうか。 それから、一ヵ月後、また知人から連絡がありました。 「なあ、今ならまだ間に合うぞ。一緒にやろう!」といわれたのです。 「でも、もう投資額が先月の倍になってしまっているんだろ?」と尋ねると、「いや、実は今月まで期間が延びたんだ!だから、まだ平気だぞ!」と。 私がそのとき思いました。「なんて胡散臭いビジネスなんだ。」と。 結局、春になっても日本に上陸はされず、始めに登録した人だけがちょっとだけ儲かって消えていったビジネス(?)でした。そして、このようなネットワークビジネスは決して珍しくはないのです。 さて、ここからわかることがあります。 確かにビジネスにはタイミングが大切で、ネットワークビジネスとて例外ではありません。しかし、ネットワークビジネスの参入のタイミングというのは、商品のタイミングなのです。これを、その会社のタイミングに置き換えるから始めに登録した人だけが儲かると言うことになっていくのです。 どういうことかというと、その商品の市場を見るということです。 化粧品を扱っている会社ならば、日本に上陸するからとか、TV放送が始まるといったことは、ビジネスのタイミングを見極める要素ではなく、化粧品全体のマーケットが今どの時期にあるのかを見たほうがよいと言うことです。 「このビジネスは今がチャンスだ!来年から登録する人はかわいそうだ!」 これは、今がチャンスということよりも、来年登録すると損をしてしまうビジネスである、とうけとめてください。そんな、会社はまず生き残れませんし、そんな、ビジネスをあなたは本当にやりたいですか? さて、この「将来のビジョンを売り物にするネットワークビジネス」は、「胡散臭い」ビジネスであると言うことがわかっていただけたと思います。 では、なぜ、こんなに胡散臭くなってしまうのか。 ネットワークビジネスというのは、商品を流通させるための方法の一つです。 ではネットワーカーはその商品を本当によいと思って使っているのでしょうか? 答えは残念ながら「NO」です。 もしも、その商品に本当に魅力を感じているのなら、たとえ誰にも紹介できずに、コミッションが入らなかったとしても、別に良いと思えるはずなのです。しかし、現実には違います。コミッションが入らなければ、その商品を愛用する意味はないと考える人がほとんどです。そして、この考えが、現在のネットワークビジネスを胡散臭くしているのです。 本来は、自分が使ってみて本当によい商品だと思う、そして「この素晴らしい商品を誰かに伝えたい!」と思って、口コミで流通が起こり、それが連鎖していく。つまり、消費を目的とした連鎖です。 しかし、胡散臭いネットワークビジネスというのは、連鎖を目的とした連鎖なのです。 商品に魅力を感じていないため、連鎖をさせて、コミッションを得なければ自分が損してしまうのです。 商品がないマネーゲーム、価値のない商品を高額で流通させる悪徳商法と商品に価値を感じていないネットワークビジネス。 はたして、この3つに大きな差はありますか?? ■ネットワークビジネス業界を発想転換 ■会社選びを発想転換 ■収入システムを発想転換 ■胡散臭いイメージを発想転換 ■悪徳商法との違いを発想転換 ■成功と失敗を発想転換 ■ねずみ講を発想転換
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