CORSAIR SF450 (SF600) 評価
 

動作評価

SFシリーズは40℃の温度定格での最大電力出力を満たすように設計されているがtomshardwareでは全負荷50℃で評価を行っている。
SF450は、50%の負荷で約92%のピークに達し、100%負荷時には89%に低下する。これは非常に効率的なユニットである。
92mmのファンは約300Wの負荷でスピンアップし、約200Wあたりの負荷ではゆっくりと回転し約49W以下で停止する。全負荷でやっとファンの回転音を聞くことができるレベル。
負荷100w~50Wでは1000RPMでファンノイズは19.9デシベル(A)となり聞き取れないレベルとなる。
出力Wに応じて良好な温度変数を保持する発熱特性。
現実的な状況ではないが、興味深いことに519Wの定格限界以上の電力供給をした場合、約88%の効率レベルを発揮した。
軽負荷の下では、効率が非常に高い。
アイドル時の消費電力6.37W,スタンバイ時の消費電力0.07W
サイレントに近い動作を特長とするSFX電源?そんなものは出来ないと思いました。しかし,コルセアは高品質な管理と部品構成でそれを達成していた。
80 PLUSプラチナ認定されENERMAXの超ハイエンドDigifanlessと比較して、効率の差はわずか1%。

感想

結果は驚くべきものだ。新しいSFシリーズはトップパフォーマーで、製品がまばらなSFX電源市場を簡単に支配出来るだろう。
高性能に加えて静かな動作を提供する。それはこのようなコンパクトなフォームファクタでは特に困難であり、92mmファンの使用は確かにこの中で重要な役割を果たしている。
他のテストしたSFX電源は、冷却を保つために高回転の80mmファンを搭載し、それが大きな騒音を発生していた。
SF450より大きなファンを使用する唯一の他のコンパクトな電源は、SilverStoneのSX500-LGがあるが、通常のSFX電源よりも大きい。
これは間違いなく、平和と静けさを大切にする愛好家のための偉大な電源である。
SF450のパフォーマンスは、すべての分野で高い。ロード・レギュレーション、リップル抑制、効率性と過渡負荷に対する応答。突入電流は、適切な設計のおかげで正常レベルを維持しながら更に、ホールドアップ時間もかなり長い。
効率が非常に高い。これは真のゴールド認定電源と言えるほど明白である。
技術的に設計がしっかりしている。
負荷テストでは傑出しており、リップル抑制率は非常に高く、わずか50%の負荷で約92%のピークに達し、非常に高いレベル効率。
SFX電源としては高価だが、市場で最高の一つであることを確信している。
SF600では水冷の冷却電力を供給しつつタイタンXのグラフィックスカード、メモリの32ギガバイト、および複数のハードドライブを搭載したオーバークロックコア6700Kシステムにおいて数週間の集中的なストレステストでは完全に安定していました。
コルセアSF450とSF600両方の電源装置は、技術的に固体的な設計であり、多くのスモールフォームファクタシステムのビルドには理想的である。 効果的で大きな92mmファンの採用と105℃日本メーカーのキャパシタの採用は、長期間の高品質電力を供給する事を確認できるだろう。
長所
・効率的
・サイレント動作時の電力
・リップル抑制
・ロード・レギュレーション
・コンパクトな寸法
・5VSB性能
・過渡応答
・高品質CAPsと高品質な生産
・完全モジュラーケーブル
・ホールドアップ時間
・7年保証
・素敵で控えめな外観。
・105℃日本メーカー製のコンデンサ
・92mm低騒音ファン。
・パワフルなシングル +12Vレール。
短所
・鳴き防止用の接着剤の乱用。
・価格
・セミパッシブモードを無効にするオプションなし
・ATXケース用アダプタが付属しない
・ATXケースで利用するにはケーブル長が足りない可能性
コルセアのSF450は、素晴らしいパフォーマンスと非常に静かな動作をフィーチャーしたSFX電源ユニットです。
その性能は、簡単に450W SFX部門でトップの座に君臨出来るが、唯一の欠点は、優れた製造と高品質な故の高価格である。

日本製コンデンサを使用したSFシリーズの信頼性は7年に及ぶ保証のバックアップと共に長年のトラブルフリーな利用を想定できる事を考えるとこの高価な価格設定も決して高いものではないだろう。
------------ end -------------- 2016.05.27