ASUS MAXIMUS VIII GENE まとめ

 

MAXIMUS VIII GENE 注意点


■ 接続関係

▼音声入出力に S/PDIF (optical) 出力があるが、これは出力専用であり、入力は出来ない。
S/PDIF (optical) 入力付のマザーボードは現行の製品では存在しない。
▼M2ソケットと SATA6G_1 は排他使用である。
z170系チップセットマザーの殆どがそうである。
▼USB3.1コネクタにモニターを接続しても映るとは限らない
このマザーボードのUSB3.1のチップはAsmedia製が使用されているが、最新のマザーボードにはインテルのUSB3.1が使用されている事からわかるようにいまいち性能及び互換性に不安がある。
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■ ファン・コントロール

▼PWM制御ファンの回転数の最小値と最大値は使用するファンによる。
PWM制御によるファンの回転数は%でコントロールされるため、使用するファンのオリジナルrpm(回転数)に影響される。 使用するファンのrpm(回転数)が低いほど0rpm(停止)近くまで変えられるが、基本的に0rpmにはならない。 しかし、0(停止状態)になってしまう製品も存在する(低品質)。設計上、ファンは通電している限りは回り続けなければならないのである。
従来の電圧可変のファンコントロールの場合は強制的に電圧を絞る事により0(停止状態)にする事が可能である(コントローラーとファン次第)が、 ファンが回転しないからと言っても省エネにはならない。しっかりと12V は消費し続け、無駄に電気を消費し熱に変えるだけである。
PWM制御の場合、電圧を+12Vから変える必要がなく電圧変換ロスが生じない、回転数が減少すれば消費電流も減る。 この事から、消エネを意識するならPWM制御対応の低速ファンとPWM制御でコントロールした方が確実に消費は減る。
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■ AI Suite 3等、付属ソフトはインストールしてはならない

トラブルの元凶になる可能性が高い。安定動作が確認できるまでインストールをしてはならない。
インストールした場合に発生するトラブルの例
・再起動や電源を切ろうとすると画面が真っ黒のまま止まったりする事が頻繁に起きる。
・スリープ時に暗転したまま固まる。
・再起動ループ。
・起動時に画面表示不可。
・マウスが無効になる。
・勝手にシャットダウンを繰り返す。
・セキュリティソフトがインストール不能。
・有線LAN、USB接続の無線LANが強制切断
等々。
AI Suite 3等がトリガーとなり問題を引き起こすようで、もはや、不具合と疑惑の総合デパート。
マザーボードの表面的な付加価値の上乗せの為に用意されているような物である為、手間のかかるデバック等は疎かにされているのだろうか?

PCのモニターからファンコントロール出来るなどその機能は優れているのだが、地雷的な挙動をするソフトのおかげで台無しである。
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■ 役に立たない日本のASUS代理店

修理依頼の窓口としての利用以外、あてにならない事を覚悟しよう。
海外より理不尽に高い価格設定と短い保証期間。オプション製品の取扱いの貧弱さなど、その姿勢には不満も多い。

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