投薬メモ
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朝 |
昼 |
夕 |
夜 |
備考 |
| アレンドロン酸 |
1 |
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週1 |
| タケキャブ |
1 |
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| プレドニゾロン |
1 |
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| ボリコナゾール |
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.75 |
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.75 |
食間 |
| フルティフォーム |
4 |
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4 |
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吸入 |
| スピリーバ |
2 |
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| アゾセミド錠 |
1 |
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| ウルソデオキシコール酸錠 |
.5 |
.5 |
.5 |
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| プロペト |
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適宜塗布 |
呼吸器内科へ通院である。ロフストランドクラッチをこれ見よがしに突いていく。採血・レントゲンを撮って特に増悪なし。プレドニンを更に半減し,ダイフェンをカットする。これは怖い。次回の通院までおれの体は持つであろうか。
きょうはえらく検査でのトラブルが重なった悪日であった。ひとつには血液検査後にアルコール綿が出血でじぐじぐ,危うく袖が朱に染まるところだった。ふたつにレントゲンが激込みで若い技師が苛苛を放射しまくり,あせって上着を落とすウエストポーチを落とすで余計な時間を空費せしめた。みっつにはくそ高い皮下注射6回目のプッシュの瞬間左の肘から掌に向かって電撃が走りはっきり薬指と小指を通って空に抜けた。注射するときよく手先の痺れがありませんかと訊かれるが,あれはこういうことを言っているのか,とにかくこんな激しい衝撃は初めての体験だった。まじで神経回路が焼け切れたかと思った。
マイナ保険証のケータイアプリ認証を試したかったが機械が対応していない。ちっ。不満が顔に顕われたか顔認証に失敗した。何だかなあ。これは初めてではないから暗証番号に切りかえて事なきを得る。会計して支払いの順番待ちにP,それからおくすり手帳アプリを起動して処方箋を薬屋へ送信するのをやってみた。横浜に居たころ別のアプリでお馴染みの手法だったが,当地では初めてだ。てっきりLINEをつかうと思いこんでよく確認しないままだった。
あれ,なーんか診察料が夏の倍になった気がする。3割負担は変わらないがなー。住民税の等級上がっちゃったんだよなー。
さてきょうは初診の皮膚科にかかる用意がある。左耳のオデキが一向に快癒せで,お医者に診てもらう気になった。てか切除希望。当院にも皮膚科はあるが一見は診ないのでまずは町医者へ通う必要がある。GoogleMapに拠ると640m徒歩6分に最寄りの医院があり,今のおれに歩けるか微妙だが遭難したら諦めてタクシーで帰るとしよう。予約ナシ現金のみというのはそのサイトに載っていた。午前の部の締切が12時半で持ち時間はおよそ一時間だ。7-11に寄らず空荷で出発する。
いつもの処方箋薬局を通りすぎてすぐ最初の限界が来,歩幅を1フィートに落として足下の路面をひたすら消化するモードに入る。GoogleMapのナビに従うのだが,あれいつのまにかカーソルがよそを向くんだよな。で,とっくに着いてなきゃいけないのに入口がないんだ。ブロックの周りをうろうろしても――それが一歩30cmだから捗らない――見つけられなくて,一度ナビをキャンセルしてやっとわかった。Googleが最短と言って誘導したのはビルの裏側から透過するルートなのだ。あのな。陽の当たる場所へいったん出て,ようやく写真どおりの看板を発見できた。30分以上費やした。もうちょっと寒かったり雨降ってたら撤退したと思う。
皮膚科医院は千客万来である。初診ですと告げて問診票を貰い,マイナ保険証を顔認証する。カードをスタンドに立てかける,初めて見る器械であった。たまたま空いた椅子に坐って――もしかしたら杖を突いてきたおれに譲ってくださったのかもしれない。幸あれ――左耳のオデキと右踵の皮ハガレに絞って訴えた。先客は老若男女満遍ない感じで,見るからに不潔そうだったり蔵六の奇病のような人は居ない。12時半になったらドアにCLOSEDの札が掛かり,そこから目に見えて待合が空きはじめた。
一時間待ちの三分診察である。耳と踵を一瞥され,要は皮膚の保湿が重要であるということを三度繰りかえされた。手抜きとか厭味を感じない明瞭で平易な説明に好感を持つ。踵は水虫ですかと訊きそびれたがどうも関係ないようで,どっちも同じ塗り薬でいいそうだ。次回の診察はない。塗り薬がなくなってなお不満が残れば液体窒素で灼くもヨシ,そんときゃ来年またおいでということだ。
会計は現金のみなのでわざと旧万札を出して新札へ変換する。旧万札はいつまで「通用」するだろう。
皮膚科医院から処方箋薬局へ移動する。車道のどちら側の歩道をとおるかで道のりにちょい差があったが先に道路を横断するの線で決めた。呼吸器科の処方薬はできていたろうが皮膚科の処方箋を追加してざっくり30分の在館であった。皮膚科の塗り薬って何じゃろかいと思ったら,何のコトはない,お馴染みの白ワセリンだ。大山鳴動して鼠一匹,しかし大山を鳴動させるのが治療の第一歩なんだからしかたない。
へろへろになって家に帰り,ワセリンを塗ってみる。左の薬指に軟膏を取って耳のオデキを捜し――見えないからね――指が掠っただけでビリバリと劇痛が走る。ってえ。瘡蓋の周りの耳輪に塗りこみ,塚状の瘡蓋自体には軽くなする感じに済ませる(しかない)。踵にも刷りこむ。どうも同じ薬でイイというのがやっつけに感ぜられておもしろくない。
荷物になるのを恐れて何も買わなかったから食う物がない。きょうは移動の負荷を見積もれなかったから仕方がないが,道中あたたか〜い缶コーヒーでも買うつもりだったのに一台も自販機に行きあわなかったのよ。うーん,不況で自販機も撤去気味に見えるんだがあなたどう思うか。