民事管理事務局

「ゆつき」さんからの投稿
「しずく」さんからの投稿
「麻崎」さんからの投稿

■「ゆつき」さんからの投稿を、「架空請求ハガキ小ネタ集」から移動させました。

 会社に母から電話が入りました。「民事訴訟特別通知書」が届いた!!って。
 サギってわかってたんですけど、母を安心させるために、ネット検索&会社の弁護士&消費生活相談員&最寄警察に電話しました。結果は「120%サギ」
 
 参考になるかしらと思い、投稿させていただきます。
 大体はこの掲示板の文書と同じですが、差出人が
「〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関1丁目1番地5号 民事管轄支局 民事管理事務局
 0120−154−422(管理課)
 受付窓口平日 9:00〜18:00」
「裁判取り下げ期日 2月3日」
 でした。今日は2月2日なんですけどねえ・・・
電話しちゃう人いるんだろうな・・・
 消費者センターにもつながらないので、イヤガラセにこの会社(?)に電話してやろうかとも思ったのですが、警察の方と架空請求業者をバカにしあって、ほのぼのしたのでやめときました。
 こういうのって取り締まれないんですかね? 「迷惑防止条例」とかで。

■ナイス! 警察の人! 相談者をほのぼのさせるなんて、なかなかの腕前ですね(何の腕前だ:笑)。
 
 詐欺や詐欺未遂で捕まっているグループもあるみたいですが、なかなか手が回らないんでしょうね・・・。
 できることからコツコツと。友人知人への周知活動&各機関への情報提供で、草の根でも頑張っていきましょう!

(2006.2.22)
(参考)
この他の、ゆつきさんの投稿は以下の通りです。
怒っちゃやですよー。はっはっは
謎の電話9

■「しずく」さんからの投稿を、「架空請求ハガキ小ネタ集」から移動させました。

 うちにもやっと来ました。「民事訴訟特別通達書」が。
 
「ゆつき」さんのところに来てるのとまったく同じ差出人と住所だったのですが、調べてみたらこの住所、東京高裁とか法務省のあるあたりでした。ちょっとはリアリティが出るように考えたんでしょうか。

■リアリティ・・・か・・・。確かに。住所までが全くの架空よりは、説得力がありますね。
 でもなー、それ以前の部分がボロボロなのに、そんな細かいところをこだわってもなー・・・。
 住所を調べるのと同じ程度の手間で、架空請求であることも調べられてしまうわけだから・・・。

(2006.3.08)

■「麻崎」さんからも投稿をいただきました。

  いつもお世話になっております。
 新手の架空請求元(葉書)の様ですので、投稿させて頂きます。
 
 
民事訴訟特別告知書
 
(わ)5963-14-212
 
この度、御通知致しましたのは、貴方の利用されていた
契約会社、又は運営会社側から契約不履行による
民事訴訟として、訴状が提出されました事を御通知致し
ます。以降、下に設けられた訴訟取り下げ申請期日を経て
訴訟を開始させて頂きます。このままご連絡無き場合には
原告側の主張が全面的に受理され裁判後の措置として給
料差し押さえ及び、動産物、不動産差し押さえを執行官の
立ち会いのもと強制的に履行させて頂きますので裁判所
執行官による「執行証書の交付」を承諾して頂きますよう
お願いすると同時に、債権譲渡証明書を一通郵送させて
頂きますので、ご了承下さい。
訴訟問題及び、訴訟取り下げの御相談に関しましては
当局にて承っておりますので管理課職員までお問い合わ
せ下さい。ご本人様から御連絡頂きますようお願い申し
上げます。以上を持ちまして訴訟告知とさせて頂きます。
 
※訴訟取り下げ申請期日 平成18年3月29日
〒100-0013
東京都千代田区霞ヶ関1丁目3番地2号
法務省管轄支局 民事管理事務局
0120-444-763(管理課)
受付窓口 平日9:00〜18:00
 
 
 葉書が到着したのは3月29日です。しかも仕事で帰宅したのは6時過ぎです。無意味にも程がある。
 内容に関してはあまりにも稚拙かつ粗雑でツッコむ気力も起きません。けれど、これを見て娘が怯えてしまったもので、その点に関して許す事が出来ません。
 しかも住所と名前の字を見る限りでは前回に引き続き、某通信教育会社の名簿が流通している様です。
(私は通販等を利用する時は名前の字を変えるので大体その辺が流出元だ、と判断できる訳です。性格悪いわ)
 流出元業者から訴えてやりたいくらいですね。

■麻崎さんから四回目の投稿です。こちらこそいつもお世話になっております。
 ちなみに、麻崎さんがご自身のブログでこのハガキの画像を公開なさっておられます。
→「民事管理事務局キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!
 
■さて。それでは間違い探しと参りましょうか。・・・同じ様な文面、文面・・・っと、やっぱりありました。「訴訟管理事務局」です。これは殆ど同一の文章ですね。
 少しだけ細部が違うのは・・・本当にどういうお手本の仕方をしているのかさっぱりわかりません。こんなのネットに山ほどデジタルデータが転がっているだろうから、マルッとコピーすりゃいいのに。
 いや、それよりも、こんなにお粗末なモノをお手本にしようということが、もっとわかりません。そんなに笑いを取りたいのかなぁ。
 
 というわけで、間違い探しは、というと。「さっちゃん」さん版と比較してみましょう。
 
「契約会社、ないしは運営会社側」→「契約会社、又は運営会社側」
「ご通知致します。」→「御通知致します。」
「裁判取り下げ最終期日」→「訴訟取り下げ申請期日」
「裁判後の処置」→「裁判後の措置」
「裁判取り下げ等のご相談」→「訴訟取り下げの御相談」
「当局にて賜っております」→「当局にて承っております」
「最終通告」→「訴訟告知」
 
 プライバシー保護のため云々の文章が、簡潔になっていたのは評価点です(何の評価だ:苦笑)。ハガキで出しておいて、プライバシーもへったくれもない、ということにやっと気が付いたみたいですね。
 
 あと、個人的に二番目の笑いポイント「賜って」が「承って」と訂正されていたのが・・・残念です(笑)
 
 あ、でも、一番のお笑いポイントである、裁判が始まるまで「原告側の主張が全面的に受理」されないというトコロは健在なままですし。
「執行証書の交付」の、この意味不明なカギカッコもどういうつもりで継承しているのか・・・謎は尽きません。
 
 その他の細かいツッコミについては、「訴訟管理事務局」や他のページもあわせて参考にしてください。手抜き? いえいえ、リソース節約ですよ(笑)。

(2006.4.22)
(参考)
この他の、麻崎さんの投稿は以下の通りです。
換気扇の掃除・無断侵入にご注意
東日本債権総合管理局
NHK集金人

■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
 
 また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。