■ペンネーム「ether」さんからの投稿です。
「東証上場企業」この言葉を聴いて、どんな印象をお持ちになりますか?
私にはまるで、ちんぷんかんぷんな事で、
「そういえば、どっかの通販会社の商品カタログに、そんなフレーズ載っていたなあ。」としか思っていないんです。
そんな経済に疎い私の所に、「上場企業」を謳い文句にした業者さんが、来訪されました。
そのときのお話をしてみたいと思います。
確か平日の午後だったと思います。
インターフォンを使わずに(我が家では、インターフォンを使わない来訪者のほとんどが、訪販です)玄関の扉をたたく、来訪者がありました。
「あーまた訪販だ………。」こう直感して玄関へ向かいました。
するとやはり、ガラス越しに背の高い人影が見えます。 子供のいたずらでは無いようです。
心の準備をしてから、ドアを開けると案の定、大きなブリーフケースを持った ”私は売り込みに来ました。” と、顔に書いてある様な方が立っておられました。しかも珍しくスーツ姿です。
(これは銀行か、それとも証券会社か??)そう思っていると
「お部屋のリフォームをなさってみませんか?(森田健作のようなブライトスマイル付)」
*芸能人は歯が命* そんなフレーズがこだましそうな歯を見せながら爽やかに売り込んできました。
華麗な手つきで、電話帳の3冊分ほどの「壁紙見本」を取り出し
”どうだーーーーー。”と、心の声が聞こえてきそうなほど自信に満ちた表情で、迫ってきました。
そして、胸につけたプレートを指差し、こう言いました。
「我社は東証上場企業なので、安心です。(当社比20倍??の自信)」
そういう事は、アナリストに言っておくれーーーー。(心の叫び)
と言いたかったのですが、それは飲み込み
なんだ、プラス思考暴走系が来たなーと思いながら、
「興味がないので、お帰りください。」と言ったところ爽やかにそしてあっけなく、帰って行かれました。
うーん、さすが上場企業系。引き際も上場(?)
こんな方ばかりだと、楽ではあるんですが、ちっとも遊べないですね。
でも東証上場って1部と2部があるんですよね。
どっちだったんでしょうか??? ぜんぜん意味も違うと思うんですが。
まあ、リフォームは株式の上場を評価基準にするのではなく、やっぱりデザインと、職人さんの腕だと思うんのですがねえ〜。
そのお話は、あまりありませんでしたねぇ。
そのあたりが
「残念ーーーーーん。(ギター侍風)
やや誤爆を混ぜ込んだ、暴走売り込み、斬り」
お後が宜しいようで。
■etherさんから、4回目の投稿です。本当にいつもありがとうございます!
■インターフォンを押さなかったのはともかく、きちんと販売目的を告げて、引き際もわきまえて、さすが東証上場企業(笑)ですね。
いやまあ、企業姿勢として、悪評が立たないような仕事をしますよ、と言う意味を込めたかったんでしょうけど・・・。いや、言いたいことはよくわかるんですけど・・・。
投資家にとっての信用と、お客にとっての信用とは、全然違うところから来ると思うわけです、はい。
(2005.2.21)
(参考)
この他の、etherさんの投稿は以下の通りです。
「偽ボランティアの珈琲売り」
「募金なのか売込みなのか」
「 試 食 」
「 歌 。 」
「屋根から鉄が・・・!?」
「「蜂のくれた」物」
「「蜂のくれた」物(戦闘編)」
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