AZ−1の特徴

 AZ−1には内外装をはじめ様々な特徴がある。その際だった部分を「走り」、「エクステリア」、「インテリア」と見ていこう。

・走り

 とにかくクイックなハンドリングだ。LOCK TO LOCK=2.2、即ち、ハンドルを約2回転させるだけで、右いっぱいから左へいっぱいまで舵をきることができる。ちなみに普通の車はLOCK TO LOCK=3程度だ。このクイックな動きで今までどれだけ事故等の回避ができたことか・・・
 パワーもそこそこある。排気量こそ小さいものの、軽い車体のおかげでパワー・ウエイト・レシオは1500ccの車並みだ。登り坂でも、グングン加速していく。異様に小さい軽自動車に抜かれるのがおもしろくないのか、真っ黒な煙を吐きながら追っかけてくる普通車もよくいる(特に外車)。鋭いハンドリングも手伝って、小さくなっていく黒い煙をルームミラーでみながら走るのも一興である。

・エクステリア

 なんといってもガルウイング。小さすぎて目立たない車が、これのおかげで周囲の注目を一気に集める。ガルウイングにしたのは単なるカッコだけでなく、高いサイドシルを持たせることによって、車体剛性を高めるためでもある。
 右(運転席側)ドアの後方についているスリットはインタークーラー冷却用。左はエンジンルーム用。



 天井までガラス張りであるフルガラスキャノピーのAZ−1だが、窓はこれだけしか開かないのだ。窓は手動で開ける。室内が狭いので、左手を使わないと窓開け用のハンドルがうまく回せない。



・インテリア

 マツダスピードのD型ステアリング、CRUXのメーターパネルを装着したインパネ。あまりの室内の狭さに、エアコンの操作パネルが縦についている。



 0.8Gの横向き加速度まで安定してホールドするバケットシートが標準でついてくる。リクライニングなどはもちろんしないし、助手席にいたってはシートのスライドさえしない。ここまでタイトなシートは、特別仕様車を除いて、量産車では存在しない。乗り心地が心配との声もあるが、身体がすっぽりとシートにはまりこむので、そんなに悪くない。



 なんとスペアタイヤが室内にある(AZ−1とかいてある袋の中に入っている)。フロントボンネット内にいれるスペースもあるのだが、ここに置かなかったのは衝突時スペアタイヤがハンドルを押さないようにするため。このスペースは一応荷物置き場として使用できるが、すぐに埃まみれ・泥まみれになるので注意が必要だ。





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