AZ−1とは

 マツダが販売した軽自動車。リアミッドシップ、660cc DOHCインタークーラーターボを搭載。軽量化を追求しアウターパネルはオールプラスチックである。これらが作り出す前後重量配分44:56、400mmの低重心が、LOCK TO LOCK=2.2の鋭いハンドリングを味方につけて、思い通りの走りを可能とする・・・「マンマシン・レスポンス」、これこそAZ−1の命題である。
 ガルウイングをはじめとする派手なスタイリング、走りのためにあらゆる快適性を犠牲にしたつくり、そしてその異端さゆえに4000台しか生産されなかった希少性・・・AZ−1はまさに世界最小のスーパーカーといえよう。

 このようなAZ−1の特徴をかい摘んでみてみよう。

・ヒップポイントの低さ

 「地面でタバコの火が消せる」・・・このエンスーの条件といえるものが、AZ−1ではノーマルの状態で満たすことができる。全高は日本車の中で最も低い。

 また、その全高の低さゆえ、通常の車とは視界が異なっている。


左が普通の車から前の車を見た図、右がAZ−1からである。AZ−1からみると前の車のナンバープレートが正面に見える。これがどれだけ低いか、皆さんの持っている車の後ろに立ってみるとわかるだろう。

・シャシー剛性

 アウターパネル(ボディー)が軽量化のためプラスチックでできていることから、剛性を保つためシャシー自体が非常にしっかりできている。また、その水準は軽自動車のものを完全に越えており、アウターパネルを取り外した写真の状態でも走ることができるほどだ。

・搭乗者

 AZ−1の定員は2名である。図に示すように人が乗ることのできる最低限の大きさにまとめられていることがわかる。この小ささが車との一体感を醸し出し、思い通りの走りを演出するのだ。

 以上、AZ−1は軽自動車規格の中で作られたスーパーマシンなのである。
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