男の自宅介護

2024年9月29日 人生4度目の救急車
2024年10月29日 早期退院目指して胃ろう造設を選択
2024年11月6日 本日、結婚記念日に退院しました。
2024年11月18日 古本購入して勉強中です。
2024年12月1日 栄養剤の問題点とその解決策
2024年12月11日 胃ろうにミキサー食の注入やってみた
2025年1月15日 直接経口栄養に挑戦スタート
2025年1月17日 イノソリッド半固形新発売
2025年2月1日 直接経口摂取訓練 1日2食の経口を練習中
2025年2月16日 1日2食の経口摂取で租借を訓練中
2025年3月11日 週3回で1日3食とお茶、薬の経口摂取を練習中
2025年3月19日 胃ろう交換はボタン式を選択しました (ボタン式かチューブ式か?)
2025年4月22日 半年ごとの初回胃ろう交換(ボタン式)してきました。


人生4度目の救急車 2024/9/29

朝5:55起床。
おしぼりで顔を拭きに行くと
目の焦点があっていない、応答しない。声が出ない。

6:04「119番」人生4度目の救急車を呼びました。
2年前2022/11の脳梗塞と同じです。

■救急車呼び出し
----火事ですか?救急ですか?----
1救急車お願いします
2住所は××町×番×です。
  名前は○○○○です 68歳女性です
3状況説明
 ~頃から~をしていたところ急に~となり
 現在~の状態です。
------------

救急隊には自作の「救急医療情報シート」に沿って説明
すぐに、以前と同じ病院へ

6:20病院到着
CT、MRI、レントゲン撮影
2年前と同じ右脳が梗塞。即入院となりました。
入院時には目線が合いましたが、喋れない、左手が動かない

これからいい天気になって散歩の季節ですが、
しばし、ピクニックも散歩もできません

入院用品を持込み、入院してしまうと、
こちらでできることがないのが、はがゆい。
いつもは次々とやりたいことがありましたが
時間を持て余しています

前回と同じとすれば
嚥下が悪くなり、飲食はトロミを付けることになります。
17日ほどで退院できればいいのですが・・・。

早期退院目指して「胃ろう造設」を選択 2024/10/24

4回目の救急車。脳梗塞は2回目で同じ右脳で起こりました
入院1ヶ月。毎日10分の面会で、次第に回復しているのはわかります。

しかし、前回の脳梗塞よりも重症で、嚥下が悪くなり
前回のように17日で退院、ミキサー食で経口栄養とはいかなくなりました

唾液は飲み込めているので、肺炎にはなっていないのですが
いままで2回、内視鏡による嚥下評価の結果は悪く、
経口栄養はできないと診断されました。

今は経鼻栄養です。手術がないのがメリットですが
経鼻栄養では退院はできません
チューブが入ったままで嚥下訓練が難しい
細くて詰まり安い。1-4週で交換必要。
液体のため、注入時間が長く、半座位の時間が長くなり「お尻が痛い」

4週間を超えて経鼻経管栄養が必要な場合は、
胃ろうなどほかの栄養摂取方法の検討が必要です。

病院に長くいるほど、QOLが下がり、嚥下回復が遅れる気がするので
早期に退院するため、「胃ろう造設」が選択肢です。
胃ろう造設すれば、手術後1週間ぐらいで退院できます。

嚥下評価は悪いと診断されましたが、
面会の時には空嚥下もよくできているので、
退院すれば、口からの摂取も少しづつ試して、増やせます。
経口摂取が多くなれば、胃ろうを休止や廃止もできます

胃ろうであれば
半固形栄養剤の注入から始めて、ミキサー食の注入も可能です。

いままで、栄養管理を実施してきた自負があり
栄養剤のバランスや不足も気になっています。
栄養管理したミキサー食なら経口摂取の訓練もやりやすくなります。
ミキサー食や経口摂取の割合を増やして、胃ろう廃止を目指します。

ということで、「胃ろう造設」を選択しました。

webでも多くの情報が手に入ります。
胃ろうの種類、手術過程、栄養剤の種類、注入方法、トラブル対処法
特に栄養剤の説明書がわかりやすく
ミキサー食の注入など詳しく書かれたpdfがあります。

図書館で借りてきました。
ナース用のため、手術の手順やトラブルについて詳しく書かれていますが
在宅の注入法などはサラッと書かれています。


とろみ剤、ゼリー化剤、ミキサー
食酢や消毒液、ペグカバー、ペグポケットなど
退院、在宅の事前準備していきます。


本日、結婚記念日に退院しました。 2024/11/6

■胃ろう造設手術
・バンパー/チューブ型
・当日翌日絶食、2日目水のみ、
 3日目半固形栄養剤スタート 担当医とお話し
・手術後1週間で退院
・3週間後に抜糸(通院)
・半年に1回チューブ交換

■レクチャーとレッスン
・注入方法を習得(看護師)
 必要な器具や接続の仕方など
 webの事前の情報より細かいところがすっきりしました
 
・実際に昼食の注入を体験(看護師)
 お茶350gを先に30分かけて注入
 栄養剤注入は絞り出すのに結構な力が要りました。
 10分ぐらいで入れてくださいと言われたが、
 なかなか入らない。後半力を入れて、結局12分かかった。

・栄養管理(管理栄養士)
 1200kcalの調整の仕方
 ラコール半固形栄養剤で不足する
 脂質、塩分や食物繊維の補給について
 
・口腔ケアの練習(看護師)
 病院では吸引機を使っていましたが、
 自宅では保湿ジェルを使う方法を教えてもらいました
 スポンジで保湿ジェル→歯ブラシ→スポンジふき取り→
 ウエットシートでふき取り→保湿ジェル塗りで終了

・嚥下リハビリ習得(言語療法士) 7日目
 口の運動、発声練習、唾液の嚥下、飴玉で嚥下

■用品の手配と作成 …別記事

・胃ろうに備えて
食酢や消毒液、ミニ計量カップを購入
ペグカバー、チューブサポータ(腹帯)を作成
栄養剤絞り器 を作成(シボリー2代用)
天井から吊り下げフックを設置(点滴棒の代用)

・ミキサー食に備えて、
とろみ剤、ゼリー化剤、ヘラスプーンを購入
ミキサー 用意

■退院前にカンファレンス 退院前日

病院のソーシャルワーカーさんが招集
病院の医師、看護師、言語療法士、
ケアマネさん、訪問看護師、訪問医(リモート) 
・病状、リハビリの身体状況の引継ぎ
・物品の入手方法 …食い違いありました。
・半固形栄養剤(処方箋)入手方法
・便、尿の状態
・次回外来、訪問医、訪問看護 予定設定


■退院日は結婚記念日でした

43年になります。毎年のバラを買って、記念写真。
昨年のバラはドライフラワーにして1年経ちました。

今夕から、在宅胃ろうが始まりました
無事、10分で注入が終わりました。
1時間前からお茶注入。栄養剤が終われば薬の注入
フラッシュ、酢水の注入。インシュリンの注射。
私の食事は別に作る必要が今まで通りあるので
段取り良くやっていく必要があります。

退院しても当分はピクニックはできませんが、
体力回復すれば散歩に出たいと思います。


■栄養状態の課題と今後

絶食もありましたが、経管栄養では1200kcalでした。
それまでの栄養は13.5単位=1080kcalで、
標準体重BMI22を維持していましたので、入院で体重が心配でした。
退院直後に妻の体重を計ると  約0.8kgの減量。
しばらくは、半固形栄養剤で1200kcalで体重を監視していきます。

当面の課題は
 ・手技の慣れ
慣れてくれば
 ・カロリーと体重のコントロール
 ・ラコール半固形栄養剤で不足する脂質、塩分や食物繊維の補給
 ・ミキサー食注入のトライ
 ・嚥下訓練


古本購入して勉強中です。―2024年11月18日

胃ろうに関しては、webでも多くの情報が手に入ります。
胃ろうの種類、手術過程、栄養剤の種類、注入方法、トラブル対処法
特に栄養剤の説明書がわかりやすく
ミキサー食の注入など詳しく書かれたpdfがあります。

以前、図書館から胃ろうの本を借りてきましたが
最新のものはありませんし、2週間で返さないといけません。

トラブルの対処法、ミキサー食投入 口腔嚥下訓練など
まだ知りたいことがたくさんあります。
web情報もありますが、書籍で手元にあった方が勉強できて安心です。

専門書なので、新品で購入すると2-3千円にもなりますが
古本だと安く300-600円で購入できました
(300-600円で買えるものを買いました)

古本で発行が19年~15年前のためか、
古い情報の場合もありますが、
十分な情報量で、古いところはwebで補完します。


■胃ろうのケアQ&A ¥2000+税 →¥296 2005年7月


 ケアとトラブルについてわかりやすい解説です
 ミキサー食注入の記載あるが、
 ボタン型は内径が小さくミキサー食に適さないと記述あり(古い情報かも)
 
■胃ろうケアと栄養剤投与法 ¥3400+税 →¥500 2009年5月


 写真やデータも多く情報は詳細です
 半固形栄養剤とミキサー食の記載はあったが少ない
 ボタン式でも、内径が太く、ミキサー食投入可能な種類がある記載あり

■摂食嚥下口腔ケア ¥2000+税 →¥623 2013年9月


 嚥下評価、嚥下訓練、口腔ケア、食事の訓練など詳しく書かれていて
 知りたいことがかかれています。
 まだ、唾液によるムセがあるので、直接経口栄養は試していませんが
 勉強になります


-----図書館で借りて返却しました---

■ナースのためのやさしくわかる胃ろう〈PEG〉ケア  ¥2000+税 2008年10月
 図書館で借りて返却しました。
 ナース用のため、手術の手順やトラブルについて詳しく書かれていますが
 在宅の注入法などはサラッと書かれています。



■抜糸しました
19日、入院した病院の外科外来まで通院して、術後3週間で抜糸しました。
栄養剤も順調に注入できています。バイタル問題なし、シャワー浴も1日おき
尿量も入院前に戻り、口腔ケアもうがいができていますが、若干ムセがあります。
便については便秘?下痢?よくわからない状態が12日間続きましたが、本日解消。入院前の便に戻りました。

次回は6か月後に交換です。
事故抜去、チューブ洗浄の観点からボタン式にしたいことを、先生に相談したところ、ミキサー食も問題ないと言われましたので、次回交換時にボタン式にしたいと思います。


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栄養剤の問題点とその解決策 ―2024年12月01日

11月6日の退院以来、在宅で胃ろうスタート、
ほぼ1か月経ちトラブルもなく順調に投与できています。

妻の糖尿病のための栄養計算は食材のg数を計らない分、簡単になりましたが、自分の自炊があるので、栄養剤と水分の投与作業が単純に増えてしまい
抜けの無いようにチェックシート管理しています。

今の課題は、
毎日の体重と便を見ながら
水分投与のタイミングと栄養管理を試行錯誤中です。

■ラコール半固形栄養剤の問題点とその解決

退院から、スタートしたのは、ラコール半固形栄養剤が1パック300kcalなので
4パックを、朝1パック-昼2パック-夕1パックで振り分けていました。
1200kcal(15単位)
炭水化物62.4% たんぱく質17.5& 脂質20.1% 食物繊維0g




その問題点 …糖尿病で寝たきりが多い妻の場合の問題点です

×1200kcalは体重急増につながっている 入院前は13.5単位=1080kcal
×300kcal単位でしか増減できないので1200kcalを減らすと900kcalになる
×昼が朝や夕より多いため、夕食前の血糖値が200を超えている
×PFCバランスが糖尿病のガイドラインから外れている 
脂質が低く。炭水化物が多い
×食物繊維が含まれていないので、便秘、肥満、糖尿病、腸内環境悪化(悪玉菌)の恐れ
×食塩相当量 0.57g/300g 2.8g/日で 推定必要量1.5g 目標量6g未満
×微量元素 セレン、ヨウ素、カルニチンが長期摂取で欠乏症の報告

その解決策を試行中

→体重急増を抑えるため目標1040kcal
→朝1パック-昼1パック-夕1パックにして昼を減らし血糖値を均一に 
→900kcalで少なくなった分にヨーグルト210gを追加して脂質とタンパク質を補う(昼と夕に105gづつ)
→難消化性デキストリンをお茶に溶かして食物繊維を補う
食物繊維16g(食物繊維追加は退院時より実施)
→塩分不足は血液Na値に注目
→微量元素は将来ミキサー食を準備、練習しながら、時期を見て実施します


変更後  1040kcal(13単位)
 炭水化物57.9% たんぱく質17.8% 脂質24.3%
   食物繊維16g




効果検証中です

他に栄養管理している胃ろうの先人も見当たらないし、
私は妻専属の非公認の管理栄養士です。


■効果を保証するものではありません
「個人の感想です」「効果には個人差かあります」


栄養剤は医薬品であり、訪問医には了解を得ております。
妻の特殊な事情(糖尿病で寝たきり)に対する
個人の判断で独自の考えによるカスタマイズであります。
健康な胃ろうの人に問題があるわけでなく、
栄養剤を否定しているわけではありません。


胃ろうにミキサー食の注入やってみた―2024年12月11日

在宅での胃ろう注入も1か月を超えました。

私は妻専属の非公認の管理栄養士です。(非公認の看護師でもあります)

■栄養剤の問題点とその解決策 2024年12月01日

ラコール半固形栄養剤を1200kcalでは
糖尿病で寝たきりが多い妻の場合は問題点があり
900kcal+ヨーグルト+デキストリンにアレンジして
糖尿病のガイドラインのPFCバランスにして
食物繊維を補いました。 


その結果
・1日の炭水化物が60%以下となり(糖尿病のガイドライン)
・夕食前の血糖値も低くなり
・1040kcalとなり、体重も落ち着いてきました。


■残る問題点
ラコール+ヨーグルト110+デキストリンで 残る問題点

便秘ぎみ 
・食物繊維15g補っているが、難消化性デキストリンは水溶性食物繊維である
 不水溶性食物繊維が補えず
・微量元素の不足の心配
 半固形栄養剤には微量元素(セレン、ヨウ素、カルニチン)が含まれていない
 長期使用には欠乏症に注意

特に、現在の問題は、1週間便が出なかったり、紫色尿バック症候群
その原因は不水溶性食物繊維が不足して、便の量が少ないためと思われる
(水溶性食物繊維は難消化性デキストリンで補給している)

----不水溶性食物繊維----
不溶性食物繊維は、胃や腸で水分を吸収してふくらみ、便の量を増やすことができる。また、糖質や余分な脂質、ナトリウムなどを吸着し、便と一緒に体外へ排出することができる。不溶性食物繊維を多く含む食品には、ライ麦や玄米などの穀類、小豆や大豆などの豆類がある
----------------web情報-------

押麦入りのご飯や納豆が不水溶性食物繊維を補うには最適です


■ミキサー食注入のメリットとデメリット

webには「胃ろう ミキサー食注入」で検索すると、多く見つかります。
特になぜだかこどもの胃ろうに推奨が多い。

メリット
食物繊維が豊富で下痢の改善(不水溶性食物繊維)
天然の多様な食材が摂取できる
 ミネラル・ビタミン、微量元素などが初めから含まれているので、微量元
 素欠乏症のリスクが軽減します。
・栄養剤に不足する塩分を補充できる。
・味噌やヨーグルトなど発酵食品により、栄養剤に無い菌を補い腸内環境が良くなる
糖尿病腎症に対して、必要なエネルギーやたんぱく質など栄養成分を自在に調整できる
 糖尿病はじめ肝不全、腎不全など各種病態別の栄養剤が市販されているが
 市販の栄養剤では費用が発生する。
市販の栄養剤よりは安価にできる。
・食物アレルギー(妻には無関係)対応が可能

デメリット
・妻の場合は栄養剤は医療費として費用がかかっていないので、
 逆に食材費が発生してしまう
注意点は粘度とチューブ閉塞があるが 工夫が必要である
 ミキサーを十分かける。でんぷん分解酵素。など


■ミキサー食の注入やってみた

昼食のみを置き換えてみました。


・1日目 押麦入りの軟飯+納豆+牛乳+アマニ油(ω3脂肪酸)
具沢山酒粕味噌汁(野菜144g)


383Kcal 
 塩分1.1g たんぱく質14.6g 炭水化物54.8g 脂質10.9g 食物繊維8.2g
 食材費111円
すべてをブレンダーで攪拌して、お湯で粘度調整。(ご飯がべとつく。)




・2日目 親子丼(もも肉+卵)+デキストリン+アマニ油(ω3脂肪酸)
(野菜147g)


400Kcal
 塩分1.5g たんぱく質23.2g 炭水化物51.1g 脂質9.7g 食物繊維7.6g
  食材費184円




■ミキサー食の課題と今後

・手間がかかる(栄養計算と粘度調整) ・・・胃ろう以前と同じ程度の手間
・食材費がかかる。…120円/1食  ・・・胃ろう以前より安価
・量が増える約600g(ラコール+ヨーグルトで410g) ・・・補給水分量を減量
かなり注入が重たい 
  粘度を下げるためお湯の適量を探る

→便と血糖値はどうか、見ながら、昼食のみをミキサー食で続けてみます



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直接経口栄養に挑戦スタート―2025年01月15日

2度目の脳梗塞から3か月半。
早期退院を目指して胃ろう造設から2か月半
口腔ケアはうがいと歯磨きを続けて、
昨年末から以前のように唾液の誤嚥でせき込み夜中に眠れないことも無くなり
たまにせき込むことはありますが、ちゃんとした咳払いができ、空嚥下もできるので、経口栄養への挑戦をしていきたいと思います。

本日、言語聴覚士立ち合いのもと、
嚥下評価、経口嚥下訓練を実施しました

--今日の目的、経過説明、現状説明、スクリーニングテスト、
プリン完食、今後の計画---- 以上40分

----web情報---経口摂取のメリット----
・脳が刺激され、認知症患者のリハビリにもなる。
・分泌される唾液は口腔内を清潔に保ち、消化液として胃腸の負担を減らす。
・唾液の分泌量が減ると自浄機能が低下し、口に雑菌が繁殖して肺炎などの病気の原因となる。
・経口摂取を目指すことで、喜びや楽しみが闘病意欲を高め、日常生活のリズムを取り戻すことができる。
・食べ物を見る視覚、匂いを嗅ぐ嗅覚、味わう嗅覚などが刺激され、脳の働きが活発になる。
・味噌やヨーグルトなど発酵食品により栄養剤に無い菌を補い腸内環境が良くなる
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■古本購入して摂食嚥下を勉強

先日は胃ろうについて古本を購入して勉強しました
これで、胃ろうにミキサー食注入を知り
現在、昼食だけですが、ミキサー食注入を続けています。

次の段階、摂食嚥下です
webでもいろいろ情報があります。
以下、摂食嚥下に関する古本を購入
嚥下評価、嚥下訓練、口腔ケア、食事による直接訓練など研究しました

■摂食嚥下口腔ケア 
 ¥2200 →¥623 2013/9/25第1刷


■摂食・嚥下リハビリテーション―動画でわかる
 ¥3960 →¥800  2004/9/10 2010/4/15第13刷


■スクリーニングテスト 実施 ST立ち合い+ケアマネ見学

〇うがい+歯磨き
〇反復唾液のみテスト 30秒3回 →OK
〇水飲みテスト 3ml+空嚥下2回+発声 →OK 2回
〇フードテスト プリン4g+空嚥下+発声 →OK
プリン完食 70g 89kcal


■経口嚥下訓練 今日から

1日1回から直接訓練スタート。 プリンで3日続ける
ミキサー食を1/3~1/2経口摂取、残り胃ろう注入
→ミキサー食完食1日1食→2食→3食
→キザミ食経口摂取で胃ろうから解放を目標に

以上の結果は、STさんから訪問医へ共有

STさんの話では、「在宅では見たことないが、
病院では胃ろうから経口に回復した人はいる。ただし若い人。」
とのことでした。
「胃ろうでミキサー食注入している人も聞いたことがない」
とも言ってました



直接経口摂取訓練 1日2食の経口を練習中―2025年02月01日

・脳梗塞2回目 2024/9/29 から4か月
胃ろう造設 2024/10/29 から3か月。半固形栄養剤注入
・胃ろうに昼食ミキサー食を注入 2024/12/11 から1ヶ月半。
直接経口栄養に挑戦スタート 2025/1/15 から2週間。

直接経口栄養は順調に進んでいます

■事前ステップ
 昼食胃ろうにミキサー食を注入 2024/12/11~


■第1ステップ  1/15~19 ・・・5日間
 STさん立ち合い評価をして・・。
 プリン70g経口を昼食注入後に休憩してから実施
 3か月半ぶりの味わいで「おいしい」と言ってました。


■第2ステップ  1/20~22 ・・・3日間
 昼食をミキサー粥235g経口+副食ミキサー胃ろう注入

■第3ステップ  1/23~  ・・・7日間
 昼食(1食/日)をミキサー粥235g+副食ミキサー260g=500g経口を20~30分で
  すべてペースト状であれば20分ですみますが、
  後半では、うなぎやサーモンの刺身など租借もするようにすると30~40分かかります。
 うなぎやサーモンは妻の好物で「おいしい」と言ってます
 たまにむせますが、ちゃんと咳ができるので、継続しています。
 練習の成果で、舌苔もきれいになり、夜間の咳も無くなりました。
 朝食と夕食、お茶や薬は胃ろう注入です。


■第4ステップ  1/30~  ・・・3日目継続中
 昼食と夕食(2食/日)をミキサー粥+副食ミキサー食で経口摂取。
 朝食にするか夕食にするかで悩みました。
 朝食の方が万が一の時に対応できるからいいようにも思いましたが
 朝はいろいろ用事になることが多いので夕食にしました。
 朝食、お茶や薬は胃ろう注入です。 

最近は16分ほどで食べて
食べっぷりもいいので、一挙に経口に切り替えることもできそうですが
栄養剤もたくさん残ってるし・・・。
焦らずに段階を追って1日3食へ、さらにお茶や薬も経口にしていきます

半年後の4月胃ろう交換時にはすべて経口に移行しているかもしれません。
そこで、交換するか卒業するか問題です。
将来的に再利用を考えて残しておくか考えどころです。
薬の注入も楽です。
卒業するとすれば、誤嚥も無く、以前のように軟飯キザミ食で十分な経口摂取が条件ですね。



---私は妻の非公認管理栄養士です---

栄養計算により糖尿病と体重をコントールしています。
 1月の平均値
 981kcal/日 PFCバランス たんぱく質16.7% 脂質24.4% 炭水化物58.9%
  塩分4.8g 食物繊維11.8g 



糖尿病診療ガイドライン
  PFCバランス たんぱく質13~20% 脂質20~30% 炭水化物50~60%
  塩分6g以下 食物繊維20g以上

-------



2/4朝ドラ「おむすび」では、ヒロインは管理栄養士になり、
言語聴覚士(ST)や嚥下評価がさらっと描かれていました。
私は妻の非公認管理栄養士ですが、
嚥下訓練という意味では、私は妻の非公認言語聴覚士(ST)でもあります。


1日2食の経口摂取で租借を訓練中―2025年02月16日

・脳梗塞2回目 2024/9/29 から4.5か月
・胃ろう造設 2024/10/29 から3.5か月。半固形栄養剤注入
・胃ろうに昼食ミキサー食を注入 2024/12/11 から2月半。

・直接経口栄養に挑戦スタート 2025/1/15 から1ヶ月。
・直接経口栄養を1日2食にして 2025/1/30 2週間

いまは、 1日2食の経口摂取で租借を訓練中(第5ステップ)です



■事前ステップ 昼食胃ろうにミキサー食を注入 2024/12/11~
■第1ステップ プリン70g経口 1/15~19 ・・・5日間
■第2ステップ 昼食にミキサー粥経口 1/20~22 ・・・3日間
■第3ステップ 昼食(1食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/23~・・・7日間
■第4ステップ 昼夕食(2食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/30~

栄養剤もたくさん残ってるので、
1日1袋消費することにして、朝食、お茶、薬は胃ろう注入です。 


■第5ステップ ミキサー粥→全粥(粒あり)+副食ミキサー 2/11~

2/10 嚥下ができるようになったところで、
一気に軟飯とキザミ食をやってみると、口の中に溜まって嚥下できませんでした。
急遽、ミキサーにかけて胃ろうから注入することになりました。
サーモンの刺身や鶏肉も租借していたので大丈夫かと思いましたが
おかゆの租借はもっさりしていて、訓練が必要です。

2/11~ ミキサー粥(粒なし)を全粥(粒あり)にして、租借の訓練にしました。
副食ミキサー食も少し粒を残して・・。
ミキサー粥では、嚥下だけなので、20分以下で食べられましたが、
全粥(粒あり)では、租借に時間がかかり30分以上かかります


2/15で5日目ですが、少しずつ租借が速くなっているように思います
焦らずゆっくり、軟飯に持っていきたい






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週3回で1日3食とお茶、薬の経口摂取を練習中―2025年03月11日

・脳梗塞2回目 2024/9/29 から5.5か月
・胃ろう造設 2024/10/29 から4.5か月。
・直接経口栄養に挑戦スタート 2025/1/15 から2ヶ月。

第6ステップ 週3回で1日3食とお茶、薬の経口摂取を練習中です

まだまだ租借の訓練が必要です。
食事時間についてはムラがあります。
スイスイ食べるときは30分程度で食べますが
租借が進まないのか、食欲がないのか、40-50分かかるときもあります
たまに口に入れすぎると詰まりそうになります。

薬とお茶(とろみ無し)を経口トライしてみましたが、量が多いと困難で、
以前のパン食や軟飯+キザミ食にまで戻るにはまだ時間がかかりそうで



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■事前ステップ 昼食胃ろうにミキサー食を注入 2024/12/11~
■第1ステップ プリン70g経口 1/15~19 ・・・5日間
■第2ステップ 昼食にミキサー粥経口 1/20~22 ・・・3日間
■第3ステップ 昼食(1食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/23~・・・7日間
■第4ステップ 昼夕食(2食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/30~
■第5ステップ ミキサー粥→全粥(粒あり)+副食ミキサー 租借の訓練 2/11~

■第6ステップ 
  〇週3回3食/日 全粥(粒あり)+副食ミキサーで経口租借の練習 3/1~
   昼夕食(2食/日)に加えて
   朝食も経口を週3回(火・木・金)にしました。
    →半固形栄養剤の在庫があるので 週4袋だけ消費していきます

  〇昼と夕の薬はヨーグルト30gで経口スタート 3/9~
  ×朝は薬の量が多く経口失敗→胃ろうより注入
  △お茶はとろみ無しで経口トライ
    →100cc程度なら問題ないが多くなると困難 3/10

 →朝の薬とお茶を胃ろうから注入を継続中


3/1~3/11平均
 たんぱく質17.1% 脂質25.0%、炭水化物58.8% 塩分4.8g
 981Kcal 382円/日 飲量1254cc 

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胃ろう交換はボタン式を選択しました (ボタン式かチューブ式か?)―2025年03月19日

胃ろう造設2024/10/29から 
4月末に6ヶ月になるので胃ろう交換になります


口から食べられているので、、「胃ろうを抜く」という判断もありますが
まだ以前の状態ではないし、万一に備え、次回も残しておこうと思います。
万一とは、発熱時に水分だけ入れたり、経口摂取が落ちたときに必要量を補給できる。食べられなくなった時のリスクです。

とろみ無しでお茶や薬も飲めますが、量が多いと困難で、胃ろうを使っています。
食事もまだミキサー食レベルなので、パン食や軟飯+キザミ食まで戻るまで訓練は続きます。


ここで課題は、「ボタン式かチューブ式か?」です
現在は病院の判断でチューブ式ですが、当初、ボタン式のメリットとして
「事故抜去の心配が少ない」、「接続チューブの洗浄ができる」
として、ボタン式に変更したいと考えていました。

病院に入院中であれば、自己抜去の心配もなく
シャワー浴もしないし散歩もしないので事故抜去の心配もない
接続チューブの洗浄の手間を考えればチューブ式を選択したと思います

チューブ式に慣れてきたため、チューブ式の方がいいかとも考え始めました

★現状チューブ式のデメリットと思っていたこと6ヶ月使っての感想

×チューブの洗浄ができない
→〇入口や接続部に変色がありますが、チューブに変色や汚染は無いように思います

×邪魔になる。引っかかる。事故抜去の心配
→〇自作腹帯に入れて、シャワー浴や散歩の移乗でも引っかからない
 ×引っかかってヒヤッとしたことは1回ある

×カテーテル閉塞予防に酢水充填をする。(病院の指導/ネットでは賛否あり)
→〇ボタン式でも接続チューブを洗浄必要


一方でボタン式のwebで情報や専門家の意見を集めました


★ボタン式のメリット、デメリット

〇チューブの洗浄ができる×毎回洗浄しなければならない
→〇酢水注入不要
1日6回(お茶と薬)の接続と洗浄

〇事故抜去、自己抜去がない×毎回接続の手間がかかる

×逆流防止弁や内径が細く、半固形の注入に力が要る
 →〇ボタン式でも半固形を問題なく使っていると訪問看護師さんの情報

×通院や散歩など外出時、接続チューブの携帯必要 紛失の心配

×長く使っているとチューブが硬くなって接続から外れやすくなる

〇ボタン式が多い(訪問看護師さんの私見)

×逆流防止弁がある場合は減圧チューブを使用して胃の中の空気を抜いて圧を下げる
→〇チューブ式でも減圧したことがない。ガス抜きって必要?

×ボタン型はシャフト長を変えられない 体重増加などで食い込む
→〇現在1cmの遊びがある

×18frで直角型では薬の投入に詰まる。栄養も落ちにくい。
 ガスを出すのに出し切れない・・・2010年ブログ
→20Frでストレートなら問題なし?
×20年前の胃ろう解説書には「ボタン型は内径が小さくミキサー食に適さない」
 「ボタン式でも、内径が太く、ミキサー食投入可能な種類がある」 諸説あり

-----------専門家意見----

外科医  ボタン式でも半固形やミキサー食に問題ない

訪問医  どちらでもいい 
     ボタン式 自己抜去の心配の人 体重が増える人調整できない
     どちらが多いの質問には答えず。胃ろうの在宅は少ないようです。
     長い間収束しないのはどちらにもメリットがあるから

訪問看護 ボタン式がほとんど。チューブ式は見ない。
     今は4人いるがみんなボタン式。
     ボタン式でも半固形栄養剤は使っていて、問題ない。
     経口していれば、お守りとしてボタン式がいいのでは。

ケアマネ 担当で胃ろうの人はいない。ずいぶん前にボタン式あった。

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ボタン式の最大のデメリットと思っていた半固形注入に問題なければ、
以下の2点の判断になります
デメリット:接続、洗浄の手間
メリット:シャワー浴と散歩の時の事故抜去なし


引っかかってヒヤッとしたことがあるので
これから胃ろうの利用が減り、外出が増えるとすれば、メリットの方が大きい。
 
特に訪問看護さんのほとんどボタン式で半固形注入に問題ないという意見に大きく傾いた。

次回はボタン式で予約しました。



半年ごとの初回胃ろう交換(ボタン式)してきました。―2025年04月22日

胃ろう造設2024/10/29から 速いもので半年になります
本日、半年ごとの胃ろう交換初回になります。

交換に当たっては、ボタン式かチューブ式か?悩みましたが
ボタン式で半固形注入に問題ない前提で
接続と洗浄の手間のデメリットより
シャワー浴と散歩の時の事故抜去なしのメリットを取って
胃ろう交換はボタン式を選択しました 2025/3/19

1か月前に病院にボタン式の希望と予約を入れて
本日交換してきました

・朝食絶食
・11時予約 外来
・初回交換のみ胃カメラ使用
・メーカー ボストンサイエンティフィック
・エンドビブ ボタンⅡ ENFit 
・20Frx3.5cm
・接続チューブは30cmストレートと60cmL型の2本でした
薬剤の投与、半固形栄養剤等のボーラス投与、減圧にはストレートアダプタを使います。直角アダプタは持続投与用です。
・帰宅後、昼食として半固形栄養剤を無事注入できました。
 胃カメラののど麻酔のため、経口栄養は夕方からです。






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これで、チューブ式で使っていた腹帯x2とシャワー浴用ホルダーが不要になりました。 これから夏にかけ、汗をかきやすくなるのでよかったです。
胃ろう用腹帯を作成  2024年11月12日





---経口訓練は一進一退です。----
時々食欲がなくなり第4ステップミキサー粥に戻ったりしています。
キザミ食への道は遠い・・。

■事前ステップ 昼食胃ろうにミキサー食を注入 2024/12/11~
■第1ステップ プリン70g経口 1/15~19 ・・・5日間
■第2ステップ 昼食にミキサー粥経口 1/20~22 ・・・3日間
■第3ステップ 昼食(1食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/23~・・・7日間
■第4ステップ 昼夕食(2食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口 1/30~
■第5ステップ ミキサー粥→全粥(粒あり)+副食ミキサー 租借の訓練 2/11~
■第6ステップ 週3回3食/日+昼夕食(2食/日)
  全粥(粒あり)+副食ミキサーで経口租借の練習 3/1~

■第4ステップ+α ミキサー粥+副食ミキサーで経口 4/9~
  週3回3食/日 と 昼夕食(2食/日)をミキサー粥+副食ミキサーで経口
 →お茶と薬を胃ろうから注入を継続中






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