■私の読書の時間
●アニメ&マンガコラボBOOK 茄子 アンダルシアの夏<2003.9.14>
黒田硫黄・『茄子 アンダルシアの夏』製作委員会著
講談社
ISBN4-06-364518-5
映画
『茄子 アンダルシアの夏』の公開記念ムック本のなんだろうが、本来なら。ほかのその類の本と違うのは、原作のマンガが載っていること。もしろん、お決まりの対談やメイキング資料なども載っているのだが、原作を読んでいない人には、原作のインパクトが上回るだろう。
疋田智著
東京書籍
ISBN4-487-79795-0
『
自転車生活の愉しみ』や『
自転車ツーキニスト』と同じ著者だが、自転車への啓蒙色はちょっと奥にしまって、自転車に絡んだことやそのほかのことをエッセイで綴ったもの。自転車雑誌などに掲載されたものを加筆・修正したもので、テレビマンでもある著者のさまざまな考えや経験がストレートな感じでにじみ出ている。
●Zaurus SL-C700/750/760 アプリケーション大全<2003.9.29>
武井一巳著
メディア・テック出版
ISBN4-89627-208-0
Linuxザウルス用のフリーウェア・シャアウェアを集めて解説。掲載ソフトの大半を納めたCD-ROMも付属。いちおう、すべてのアプリケーションを著者自身が使ってみての解説ということになっているが、アプリケーションによっては突っ込みが浅いような気もする。とはいっても、わたしも著者の解説の行間からそう感じるだけなんだけどね。とりあえず、いろいろなソフトを試してみたい人にはお薦めの一冊。
●並木橋通りアオバ自転車店 第9巻<2003.9.30>
宮尾岳著
YOUNG KING COMICS 少年画報社
ISBN4-7859-2349-0
最初の物語で不器用なお父さんが子供のために組み立てる自転車、ロビンを自分でも組み立ててみたいと思う人も多いはず。カスタマイズもして自分のおもちゃにと思うけれど、なかなかそんな時間はないようなぁ。この巻は、子供がはじめて自転車に乗る話が多いような。自分も子供のころ、自転車に乗る練習をしたことを思い出す。あの頃、乗っていた自転車は、どんなだったっけ?なぜだか、思い出せないのが悔しいような気が・・・。
スティーヴン・ジェイ・グールド著 渡辺政隆訳
ハヤカワ文庫 早川書房
ISBN4-15-050236-6
カンブリア紀の生命の爆発的な進化の証拠のひとつであるバージェス頁岩で見つかった妙ちくりんな生物たちの発見とその位置づけの見直しの歴史を、古生物学者がどのような仕事や考え方により行われていったかが克明に描かれていて、興味深いとともに、ちょっと書き込み過ぎを感じてしまうかな。現存の生物に子孫を残さなかった妙ちくりんな生物についても興味深いが、科学者といえどもその時代の背景的な思想からは逃れらず、間違いを起こすということについて分析も興味深い。
Copyright(C)2001,2003 Masaaki Hatano