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先月を 振り返って |
<先月の本>
先月は、なんといっても新刊ラッシュ。期待の京極夏彦「塗仏の宴」、森博嗣「今はもうない」、真保裕一「密告」、北村薫「朝霧」など、待たれていたシリーズ最新刊が一気に刊行されました。どれもシリーズ中でも高い水準で、大満足です。今月もこうであって欲しいですね(^_^)。中でも特に、「今はもうない」は、 「F」とはまた違った衝撃で楽しめました。
今月の★★★★★は、新人チャールズ・パリサーの大作「五輪の薔薇」。長さもさることながら、スケールの大きな話にのめりこんでしまいました。
もう1作、ちょっと古い作品になりますが、北村薫の「六の宮の姫君」。父と子、親友などなど昭和の文豪たちの温かく哀しい人間関係が、北村さんらしい文章で綴られ、涙、涙(T_T)です。
新人といえば、★★★★ではありましたが、マイクル・コーディの「イエスの遺伝子」はおすすめ。こういう宣伝がすごい新人って、期待が大きすぎてがっかりすることもあるのですが、この人はホンモノかも。宗教における奇跡をこういう方法で解き明かしたところに拍手です。
<先月の私>
先月は新人さんがたくさん入ってきたので、その対処に追われ、結構忙しい日々でした。もちろん新人さん自体も大変なのでしょうが、受けるこちら側も結構大変なんですよね。去年が懐かしい。
そうそう、わたしが今使っているコンピュータを購入したのが2年前なのですが、そのコンピュータに付いていたソフトに、「リトル・ビック・アドベンチャー」(英語名:Relentless:Twinsen's Adventure)というのがあったのですね。せっかく付いてきたのだから、とやってみたのですが、これがなかなか難しい。途中で行き詰まってしまいました。それから2年が経って、ふと「インターネット上でヒントを書いている人がいたりしないだろうか」、と思ったわけです。そこであらゆるサーチエンジンに題名で検索をかけてみたところ、案の定おーこれは!と思ったのがありました。ここです(English Only)。同じソフトで行き詰まっている方、どうぞ。インターネット上って、本当にどんな情報でもその気になれば手に入れられるなーと思う今日このごろ。ちなみにそのとき情報を手に入れられたサーチエンジンは、GOO!でした。感謝の意をこめて、リンクを張ります。
今年大学に入った従兄弟に乞われて、秋葉原に一緒にコンピュータを見に行きました。最近のコンピュータはすごいですねー。PentiumII 300MHzとかが標準。CD-ROMも32倍速とかだし(ちなみに私のは4倍速(T_T))。でも本当に8GBなんていうハードディスクを使いきることができるのでしょうか。もちろんずっと使い込んでいる方や、グラフィックスの世界で活躍している方などは、それくらい必要だ、とおっしゃるのかもしれないですが、マウスさえ触ったことのない従兄弟には、ブタに真珠、猫に小判。もっと安価でそれなりのが売っているといいんですけどね。私なんかは、2年前モデルでも十分使えるし。あと、結構CD-ROMじゃなくて、DVD搭載とか、CD-R搭載とか多かったんですけど、DVDソフトってそんなに売ってるんですか?知らないのは私だけなのでしょうか。 CD-Rも読み書き自由ならいいんですが、1回焼いてしまうと終わりでしょう。なんとなくハード先行(しすぎ)という気がしてしまいます。
最後にひとつ宣伝です。本の探偵 蝸牛堂の大場さんのご好意で、私の駄文を載せてもらってます。先月書いたのが「私がミステリーに嵌まった理由」、今月書くのが「終わりのない本」です。たいしたものではありませんが、興味のある方はどうぞ。