2003年
9月
-September-
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<先月の本>

先月読んだ本は11冊。先月はこれ!っていう当たり本が無かったですね。逆に「これはいまいちだったなあ」という本も無いという「そこそこ面白かった」というのがぴったりの1ヶ月でした。そうですね、中でもおすすめはやはり恩田陸『まひるの月をおいかけて』でしょうか。ただこれは万人におすすめ、というわけではなくて、恩田陸が描く人物ってすごく変なところで私と似てるってことに感動しての面白さでした。また森青花『さよなら』は、いかにも感動的な設定ながら、それを微妙に外したようなストーリーに好感が持てました。面白かったです。

来月は年末刊行のランキング本アンケートの締め切り月(でしたよね?)。例年だと「読書の秋キャンペーン」も手伝って、新刊ラッシュっぽいものがあるのですが、今年はどうでしょうか。

目標まであと44冊。

<先月の私>

季節の変わり目。このところ土日は何かと出かけることが多かったのですが、その疲れも出たのか、月の終わりに風邪を引いてしまいました。ようやっと良くなってきましたが、皆さんも風邪にはお気を付けて。

今年は月と共に火星も見られて、少し盛り上がった中秋の名月、そしてヒガンバナなど、カメラを持ち出して結構遊びました。そしていよいよ競馬場にも行ってきましたよ〜。長い白レンズをつきだしていると、「仲間だ」と思われるのか、パドックでもレース場でも前を譲ってくれたりしました。ありがとうございます。来週からはいよいよ東京競馬場での開催が始まります。楽しみ。

読書の秋、とか言われますが、私は年中本読んでるので、この時期だから読むというのはよくわかりません。逆に読書の秋と言われて初めて本を読む人ってそんなに多いのか、かなり疑問なのですが、私のページを読んでくださってる人から「本を読もうかと思ってネットを探していたらこのページに行き当たり、ミステリにはまっている」とか、「今まで純文学しか読まなかったのだけれども、ミステリも面白いんですね」とかいうメールをいただくと、意外と「本を読み始めてみようかな」と思う人っているんだなと思います。そういうときに結局読書が趣味のひとつにならないのは、初めて読む人がどの本を読んだらいいのか、さっぱりわからない、で、何冊か手にとってみたけれども、どうも面白くないということかと。かといって学校時代に苦しめられた、いわゆる純文学に手を出そうと思うのは稀だと思われるし、そうするとエンターテイメント分野で、手っ取り早く面白く読める本を探せるサイトというのは、それはそれで意味はあるのかな、と自画自賛しているところです(笑)。

<先月の映画>

・島を救う能力には性差など関係なし。美しい島の風景だけでも感動できる『くじらの島の少女