貧乏ワイン

 まっとうなワインについて情報を求めようとする人は、江川卓や川島なお美の自慢話を聞くか、あるいはもっとまっとうな知識をソムリエ磧本修二や田崎真也の本に求めるべきでしょう。あるいはインターネットで情報収集するという手もある。知人の宇都宮斉氏のサイトにある「一杯のお酒でくつろごう」は、おいしいワインの情報満載のサイトです。

 しかしそういうワインは高い。高すぎます。酔っぱらうまで飲んでいたら、並のサラリーマンなら三年以内に破産宣告を受けるでしょう。酔っぱらいとしては、そういう液体を酒と呼ぶのに、ちょっと抵抗があります。
 ここで取り上げるワインは、そういうまっとうなところでは相手にされない、徹頭徹尾安物のワインばかりです。かしこまらずにデイリーワインとして飲めるワイン。赤には肉白には魚、などという常識を越え、スナック菓子と共に飲めるワイン。気軽に毎日かぱかぱ飲める、アルコール依存症おすすめのワイン。そういうものをとりあげていく予定です。

 とりあげる条件としては、とにかく安いこと。毎日飲んでも肉体的にはともかく、経済的には破産しないこと。できれば千円以内、高くとも二千円前後のものを扱っていく予定です。てゆーか、そういうのしか飲んでないんですけど。


1.貧乏人のスパークリングワイン、マテウス・ロゼ(2002/1/20)

2.モラモラはマンボウのごとくのどかに飲もう(2002/1/20)

3.この予算でトカイに手を出す方がどうかしている(2002/1/20)

4.ワイン福袋の実力は如何?(2002/1/20-2/11)

5.旭川なのに函館ワインの怪(2002/2/4)

6.ギリシャのワインはやっぱり松ヤニだよね(2002/2/6)

7.ボックスタイプのワインは怖い(2004/2/29)

8.メイド居酒屋のワインは従順な乙女のように(2004/9/23)


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