Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
紀州で見たその他の生物たち−2−

紀州・串本で見たおさかな以外の写真です。串本では伊豆で見られる
生物と南国で見られる生物が混在する生き物の宝庫なのです。


 スザクサラサエビ   <第一印象=でっかい!>  2005/1の生物

   サラサエビ科     学名: Rhynchocinetes
                                                 durbanensis
 
   琉球列島以南、東南アジア、インド洋

   『かっぱえびせん』と呼んでいるサラサエビより大きく、
   結構、無防備で岩場の影から出ているのに驚きました。
   伊豆半島にはおろらくいないんじゃないかと思います。
   体中の白い線が赤いボディに良く映えていて奇麗な
   エビです。ちょっと旨そうだったりもする・・・
 

    撮影地:串本・アンドの鼻  水深20m
 
 
 

 彼らはクリーナーとしても活躍します。人が指を出して
 エビの前で待っていると、ホラ・・・ クリーニングを開始
 するんです。面白いでしょう?こうして見ると結構大きい
 事も判りますネ。
 
  ※手の提供:南紀シーマンズクラブの岩崎さん

    撮影地:串本・アンドの鼻  水深20m
 



 ゴマフクモヒトデ   <気色悪ぃけど、好きなんだ>

    フサクモヒトデ科     学名: Ophiocoma dentata

   相模湾以西

   ダイビングを始めた頃にはこんな生物がいるなんて
   夢にも思いませんでしたが、クモヒトデの仲間は皆、
   非常に活発に動きます。ヒトデのイメージとは違う、
   クネクネ動きでガレ場の下に逃げます。その昔に
   パラオの地図に描かれていたので、何か夢っぽくて
   好きな生物ですが、確かに気色悪い・・・
 
    撮影地:串本・グラスワールド  水深10m
 
 
 



 ヨウラククラゲ   <サルパかと思ったら・・・>

    ヨウラククラゲ科     学名: Agalma okenii
                                                 Eschscholts

    本州太平洋沿岸

   遠目から最初に見た時はモモイロサルパかなぁと
   思いましたが、群体性のクラゲの一種。 そっくりで
   小型のコヨウラククラゲよりは遥かに大きく、最大で
   12〜3cmと図鑑に載っておりますが、この個体は
   もうちょっと大きかった様な気がするなぁ・・・
 
    撮影地:串本・アンドの鼻  水深3m
 
 



 イソギンチャクモエビ   <おしり振り振りぃ〜>  2006/12の生物

   テナガエビ科     学名: Periclimenes
                                                 brevicarpalis

    房総半島以南、東南アジア、オーストラリア北部、
                                                   インド洋、紅海

   とても動きがユニークな小型のエビ。お尻を上げて
   しゃち鉾体勢で上下に振り振りしています。何故に
   ケツ振りするのか?クレヨンしんちゃんの見すぎ?
   海の中には面白い事が多いなぁと感心する次第
   ですネ。
 
    撮影地:串本・住崎  水深18m
 
 



 ゼブラガニ   <隠れモノ人気の先導者>

   ゴカクガニ科     学名: Zebrida adamsii

    伊豆半島以南、東南アジア、南太平洋、
              オーストラリア、インド洋中部

   今でこそ、隠れモノのエビ・カニが大人気ですが、
  かなり以前からイイジマフクロウニ等に擬態して
  住んでいるのが有名だったゼブラガニです。この
  写真はラッパウニに住んでいる個体。大きさは、
  2cmくらいです。全身ゼブラ模様で、パッと見は
  なかなか見つける事が出来ません。名人芸・・・
 
    撮影地:串本・アンドの鼻  水深18m