Gonzui Graphic Japan (G.G.J)     −ごんずい写真館 −
伊豆で見られる魚以外の生物−5−

何も海には魚ばかりではありません。伊豆で良く見られる魚以外の生物を集めてみました。


エリマキエビ 足長エビさん>

   タラバエビ科     学名:Plesionika chacei
 
  伊豆半島鹿児島、東南アジア

   やや深場に生息するエビちゃん。頭部が赤く、
   エリマキの様に見える事から名前が付いたとか。
   背景にあるスナイソギンチャクに寄生してます。
   細い足が長ぁ〜いんですよね。陸上の生物には
   不可能なバランスでしょう。撮影時に初めて見た
   のですが、かなりレアな種だそうです。

  撮影地:大瀬崎・先端  水深38m
 
 



ガーベラミノウミウシ 人気のミノちゃん>

   トモエミノウミウシ科     学名:Sakuraaeolis gerberina 
 
  相模湾、佐渡以南

  テレビでもミノさんは人気がありますが、ウミウシの
  仲間の中でもミノウミウシはダイバーに人気があり
  ます。確かにゴツゴツしたヤツよりはソフトな感じが
  しますし・・・。で、この種類はウミウシが認知される
  その前から存在も人気も際立っていました。背中の
   ミノは結構落ちるみたいです。

  撮影地:大瀬崎・柵下  水深26m
 
  



イシバシウミウサギガイ イボイボが個性的>

   ウミウサギガイ科     学名:Ovula isibasi 
 
  相模湾、伊豆諸島、奄美大島

   このイボイボ君はれっきとした貝です。タカラガイの
  仲間で、外套膜を出している時の姿なのですが、
  個性的ですねぇ。海の中って不思議でいっぱい!
  やや深場にいるみたいで、遭遇率は低いです。

 
  撮影地:大瀬崎・先端  水深28m
 
 
 



オトヒメエビ  <永いお付き合い>  2007/3の生物

   オトヒメエビ科     学名:Stenopus hispidus 
 
  房総半島以南、東南アジア、ハワイ、
               フランス領ポリネシア、インド洋、大西洋

   永いお付き合いのエビさん。大きな石の隙間や
  岩陰に住み、魚などのクリーニングする姿もよく
  見かけます。色彩も奇麗で、日本のダイバーなら
  誰しもガイドさんに一度は紹介されているであろう
   食卓には出てこないけど有名な存在です。
 
  撮影地:大瀬崎・先端  水深15m
 
 



イイジマフクロウニ  <触ってはイカン

   フクロウニ科     学名:Asthenosoma ijimai 
 
  相模湾九州

   やや深場を好む大型のウニ。直径は10cm以上
  あります。澄んだ海で見ると奇麗なんですけど、
  例によって奇麗なヤツには毒有りってヤツです。
  刺されるとかなり腫れ上がってヤバイ事になって
   しまいますので注意。でもよく見るとゼブラガニ
   擬態して隠れているので危険を知りつつ接近戦。
 
  撮影地:大瀬崎・先端  水深20m
 
 



ムラサキハナギンチャク  <大瀬の風物詩

   ハナギンチャク科     学名:Cerianthus filiformis 
 
  本州中部九州の内湾

   水中に咲く奇麗な花・・・。大瀬では風物詩とさえ
  感じる風景です。普段は写真の様に触手を大きく
  伸ばしてユラユラしていますが、少しイタズラすると
  一瞬にして砂底に隠れちゃいます。これダイバー
   しか判らないですね、きっと。
 
  撮影地:大瀬崎・湾内  水深15m
 
 
 
 



アケウス  <カムフラージュ達人

   クモガニ科     学名:Achaeus japonicus 
 
  東京湾九州、香港

   見た目はモコモコしちゃっていますが、カイメン等
  自分の体に付着させてカムフラージュする達人!
  食卓には馴染みがないのでしょうね、かなり以前
   アケウスと呼ばれていますが、学名なんですね。
  改めて知りました。
 
  撮影地:大瀬崎・先端  水深18m