【1.ワンマン列車とは?】


基本的には車掌が乗務していない列車をいいますが・・・
大都市の電車・列車や特急、新幹線などでは列車を運転する運転士、それにドアの開け閉めや乗降時の安全確認、車内を巡回して切符の精算や検札を担当する車掌が乗務しています。列車によっては客室乗務員もいるかもしれません。

しかし最近では車掌の業務の一部を運転士が兼務することで、車掌を省略している路線もあります。これは運転席にドアの乗降状態を示すモニターなどの支援機器があったり、編成が短い列車の場合はドアの開け閉め操作に関する確認作業が比較的容易だったりすることから可能になったものです。

当然、そのような列車では車掌が車内を巡回して運賃清算などをすることがありませんから、そのようなサービスがないという意味で「ワンマン」と名乗っているのです。なお、ワンマン列車では前頭部のどこかに「ワンマン」の表示を掲出または点灯させなくてはなりません。例えば福岡市の地下鉄では運転士のみ乗務するためワンマン灯をつけて走行しています。

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