怒涛のゲッターロボ・コレクション!
第6面
1999年1月より賢ちゃんデビュー30周年を記念して双葉社から「石川賢選集」刊行!
双葉社 アクションコミックス「ゲッターロボ・サーガ」シリーズ
「ゲッターロボ・サーガ1」ゲッターロボ(1)1999.1/5第1刷発行 いきなり冒頭から16ページ加筆。早乙女研究所開発風景。CG処理がありますな。 「大雪山に地獄を見た」の途中(48ページ)にて2巻へ続く。 |
「ゲッターロボ・サーガ2」ゲッターロボ(2)1999.2/11第1刷発行 1巻の続きより、クラゲの化け物の「恐怖のゲッターロボ撃滅作戦」 『真ゲッターロボ総集編』で収録されなかったのはこのせいだろう。 |
「ゲッターロボ・サーガ3」ゲッターロボ(3)1999.4/12第1刷発行 「恐怖の大タツマキ」にて竜が記憶喪失に〜ゴールの死まで。 |
「ゲッターロボ・サーガ4」ゲッターロボG(1)1999.5/12第1刷発行 第1、2章は少年サンデー掲載分。 |
「ゲッターロボ・サーガ5」ゲッターロボG(2)1999.6/12第1刷発行 月刊誌連載だけに短いが、ココで『G』は終了。 |
「ゲッターロボ・サーガ6」 |
ゲッターロボ號(1) |
1999.9/6第1刷発行 |
「ゲッターロボ・サーガ7」 |
ゲッターロボ號(2) |
1999.11/12第1刷発行 |
「ゲッターロボ・サーガ8」 |
ゲッターロボ號(3) |
1999.12/11第1刷発行 |
「ゲッターロボ・サーガ9」 |
ゲッターロボ號(4) |
2000.1/11第1刷発行 |
「ゲッターロボ・サーガ10」 |
ゲッターロボ號(5) |
2000.3/12第1刷発行 |
さて、この『ゲッターロボ號』は雑誌「キャプテン」(徳間書店)掲載時より賢ちゃん自身「ちゃんと完結させてやる」との熱い野望(笑)を抱いていた作品のようで、事実ゲッターシリーズの持っていた「生物の進化のカギを握るゲッター線」について一つの結論が出ている。そう、<終わっている>のだあっ!...それだけに、特に描き下ろしを挟まずにそのまま収録。結果的に、このシリーズ中最も絵柄が統一されていますね。
とはいえそのまま終わらないのが、この「サーガ」シリーズのサービス精神。巻末読み切りエッセイマンガ『ゲッターと私』はゲッター誕生の謎(苦笑)、永井豪という作家の素晴らしさ(大笑)、石川賢の作家性(爆笑)...などなど、絶対にファンなら見逃せない至高のおまけであるぞ。
「ゲッターロボ・サーガ11」真ゲッターロボ(1)2000.5/12第1刷発行
「ゲッターロボ・サーガ12」真ゲッターロボ(2)
2000.11/12第1刷発行
そしていよいよ単発的に発表された『真ゲッターロボ』が一つにまとまる!ミッシングリンク ・早乙女研究所崩壊を描く、真ゲッター!
いきなりネタバレではあるが、ラストカットは地下深くで融合し、脈動するゲッターロボG。 これは『號』のラストにて宇宙へ羽ばたく「種子」への伏線なのだろうか。
ゲッターあるいは人間の進化を阻もうとする「敵」の襲来。早乙女博士はドラゴンを己で 掘り返そうと、ゲッターそのものに取り付かれていく。だが、彼はまだ、ゲッターが人の 力の元にひざまずくという幻想を捨て切れていない。博士は研究室に一人篭り、滅ぼした はずの古い敵と語り、徐々に端から見れば「狂気」へと足を踏み入れて行くが、それはゲ ッターと一つになっていく過程でもあったのか。
ゲッターの「未来」を目の前にして、あえて対峙せず己の人生を全うしようとする竜馬、 むしろヒトとしてその飽くなき好奇心を、ゲッター線の解明に捧げようとする隼人。
その二人の有りようが、『號』で「旅立つ」か「置いて行かれる」かの違いに繋がって いくのだ。
...この辺、そのウチまた掘り下げようと思うぞ。
で、2001年、『ゲッターロボ號』に連なる「残された人々」の物語『ゲッターロボアーク』 が開始された!詳しくは第11面へ。