怒涛のゲッターロボ・コレクション!

第1面


〜小学館てんとう虫コミックス ゲッターロボ〜

1巻・昭和49年10月1日初版1刷
2巻・昭和49年11月1日初版
3巻・昭和50年1月1日初版1刷
4巻・昭和50年8月1日初版1刷

このバージョンが最も最初の単行本。「少年サンデーコミックス」という レーベル自体立ち上がってなかった故か、それとも「子供マンガ」と小学館 が頑なに信じてた故か、『ドラえもん』と同じてんとう虫なのが、ほほえま しい。...謎の空手使いと武闘派学生運動家クズレと大雪山の怪力男の何が 子供向けかはしらんが(笑)表紙を見るとたまに、「ナニさわやかに笑って やがんだ」とつぶやきたくなる(危)

「ゲッター1のかきかた」という1pや「完全図解」「恐竜帝国のひみつ基地」 「ゲッター最新ニュース」など、賢ちゃんではない誰かが描いたグラフ入り! 学年誌か何かからの再録か?

ただし「週刊少年サンデー」の連載が終了に伴ってか、単行本化も4巻でストッ プ。ムサシが自爆したところで終わっている...。


下の画像が少年サンデー初お目見えの『ゲッターロボ・予告編』(全4p)!
マンガ版とテレビ版でゲッター1の顔が違うのは有名だが、実はここではテレビ 版の顔をしている!
「逆転しはじめた地球時間...!? 想像を絶する異常現象を背景に衝撃の新ドラマ 大登場!!」
...なんだそうだ。


〜週刊少年サンデー 1974年14(3/31)号〜
きちんと見たい向きは、 『ゲッターロボ大全』参照のこと。

←トビラ
〜週刊少年サンデー 1974年15(4/7)号〜

そしてこれが連載第一回!
「新型式で贈る怪奇ロボットアクション!!」 のあおりが意気込みを感じる!
「ぼくは子どもの頃からのSF狂。それだけにこの作品は、今までのまんがでは
絶対に見られないような、
すごいアイデアをいれようと日夜悪戦苦闘してます。
読者のみなさんも何かいいアイデアがあったら、教えてくださいね。」

...との石川先生からのコメントがどこまで本人でどこから編集者なのか判然としないが、
その決意通り、今までのどんなマンガにも似ていない合体ロボットのパイオニアとなったの だった!(感動)



〜秋田書店サンデーコミックス ゲッターロボG〜

1巻・昭和50年12月30日初版発行
2巻・昭和51年2月15日初版発行
3巻・昭和51年6月25日初版発行

で、週刊少年サンデー連載が、ダイハードを先取りしたかのようなシリーズ屈指の限定空間アクション『巨獣鬼』の回にて終了。(余談だが、隼人主役で終わるあたり、いかにも石川賢らしーな)3カ月の間をおいて、秋田書店のガキ・バイブル「冒険王」へ舞台を移す。単行本化もこちらが引き継いだというコトのようだ。そのため都合1巻まるまると、2巻の最初のエピソード(巨獣鬼ね)には「少年サンデー掲載」と明記してある。

また、レーベル変更の混乱を防ぐためか、1巻冒頭には改めて、ムサシの死が収録されている。
 1. 恐竜帝国襲来からムサシ戦死までを再構成。(ページやコマの入れ替え。部分的に現在では元の形に)
 2. 百鬼帝国出撃描き下ろし(大都社全3巻バージョンの2巻277ページ)
 3. 竜馬が抱いている倒れた(死んだ?)ミチルが4コマ消される(現在もこの形)
他に細かくセリフが修正されているが、大きくは以上が再収録に伴うオリジナルとの違いだ。
以後のバージョンで、ゲッター線暴走に恐竜たちが気付くというコマ(大都社全3巻バージョン/2巻315ページ中段)にて意味不明なフキダシ「ああ」というのがあるが、コレ実は左ハジにミチルを抱いた竜馬がいたのである。

さらに、サンデー連載分と冒険王連載をスムーズ(?)につなぐためか、『巨獣鬼』のラスト、弟・十方鬼を倒されたブライ大帝が怒りに震えつつ、改めてゲッター打倒を誓う...という3ページが描き下ろされる(現在はカット)。また、「冒険王」一回目の前にも「これまでのハナシ」的なページがあった。

『恐怖の細菌爆弾!』の回からが「冒険王」掲載分。2巻にはコレに続いて、テレビマガジン掲載『グレートマジンガー対ゲッターロボ』が収録。コレ、大都社『ゲッターロボ大決戦』に収録されるまではここでしか読めなかったのよ。


ちなみに登場予告は前号にされています。

秋田書店 冒険王1975年10月号
〜別冊付録『ゲッターロボG』〜

これが記念すべき冒険王初登場の回。
別冊付録で登場だったんですねえ。

収録内容は、単行本で『恐怖の細菌兵器』と
名付けられたエピソード丸々一本。
この時はサブタイトル付いてませんでした。

特に改変はなし...だが、連載一発目からいきなり
敵が百鬼帝国ではなく、日本政府なのは
いかがなものか?(笑)

初顔見せということで、表紙裏には豪ちゃんと賢ちゃんの紹介記事が。

これによると賢ちゃんは、
卓球の腕前が
ダイナミックプロで一番
なんだそうだぞ。カッコいいね!


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