|
12.荻窪シェアハウス小助川 13.レディ・マドンナ−東京バンドワゴンNo.7− 14.キシャツー 15.つむじダブル 16.スタンダップダブル! 17.蜂蜜秘密 18.フロム・ミー・トゥー・ユー−東京バンドワゴンNo.8− 19.札幌アンダーソング |
【作家歴】、東京バンドワゴン、東京公園、シー・ラブズ・ユー、スタンド・バイ・ミー、マイ・ブルー・ヘブン、リライブ、オール・マイ・ラビング、ピースメーカー、オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ、東京ピーターパン |
オール・ユー・ニード・イズ・ラブ、すべての神様の十月、札幌アンダーソング間奏曲、ヒア・カムズ・ザ・サン、怪獣の夏はるかな星へ、ロング・ロング・ホリディ、アシタノユキカタ、札幌アンダーソング−ラスト・ソング、ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード、ラブ・ミー・テンダー |
東京カウガール、マイ・ディア・ポリスマン、花歌はうたう、駐在日記、ヘイ・ジュード、春は始まりのうた、アンド・アイ・ラブ・ハー、あの日に帰りたい、夏服を着た恋人たち、国道食堂 1st.season |
<銀の鰊亭>の御挨拶、三兄弟の僕らは、イエロー・サブマリン、国道食堂 2nd.season、グッバイ・イエロー・ブリック・ロード、君と歩いた青春、明日は結婚式、隠れの子、すべての神様の十月(二)、ハロー・グッドバイ |
ペニー・レイン、からさんの家−まひろの章−、からさんの家−伽羅の章−、マンションフォンティーヌ、すべての神様の十月(三)、キャント・バイ・ミー・ラブ |
●「花咲小路四丁目の聖人」● ★☆ |
|
2013年10月
|
田舎町にある花咲小路商店街。すっかり寂れて、店が閉じられていくこともしばしば。 そんな亜弥、聖人、克也、北斗らが愛する花咲小路商店街に、香港の大手スーパーチェーンが町ごと地上げし、再開発したいと誘惑の手を差し伸べてきます。その狙いは何なのか? 世紀の怪盗とはいえ所詮一個の人間ですから、巨大グループに対抗するにしても・・・と思っていたのですが、聖人がとった対抗策は、予想もしなかったスケールの大きなもの。かつ、花咲小路商店街にとっても大きな益をもたらすもの。 |
●「荻窪シェアハウス小助川(こすけがわ)」● ★★ |
|
2014年08月
|
主人公の沢方佳人は19歳。父親が中学生の頃に亡くなって母親が外に出て働くことになったため、それ以来双子の弟・妹の世話を含め、家事を一生懸命やってきた男の子。高校を卒業した現在は、酒店でバイトしながらの主夫業。 家事好きという佳人のキャラクター設定も微妙ですが、何と言ってもシェアハウス小助川の雰囲気が、何とも楽しそうなのです。 魅力的な大家族物語“東京バンドワゴン”シリーズに負けないシリーズものになる潜在性たっぷりなのですが、さてシリーズものになるのかどうか。是非そう期待したいところです。 ※最近は共同生活を題材にした“荘もの”が多いそうです。以下参照。 |
●「レディ・マドンナ−東京バンドワゴン−」● ★☆ |
|
2013年08月
|
古書店+喫茶店を大勢の家族で営んでいる堀田家の賑やかな揉め事相談&奮闘記「東京バンドワゴン」第7弾! 毎年、本シリーズの新刊を読むのが楽しみです。 さてストーリィはと言えば、 冬−雪やこんこあなたに逢えた/春−鳶がくるりと鷹産んだ/夏−思い出は風に吹かれて/秋−レディ・マドンナ |
14. | |
●「キシャツー」● ★★ |
|
2014年07月
|
表題の「キシャツー」とは、汽車通学のこと。 “ひらがな三人組”の2年生=はるか・このみ・あゆみ。そして3年生の酒井良夫と、コワイくらい美人という評判の野島紗絵が共にキシャツーの窓から海辺に見出したのは、赤いテント。 海辺をそよぐ風のように、爽快な気持ち良さが感じられる作品。 理由づけはさておき、とにかく爽快さが本作品の最大の魅力。 赤いテントに、サックス(山田はるか)/知らない町に、ひとり(宮谷光太郎)/東京から来た、男の子(野島紗絵)/東京が運んできた、風(酒井良夫)/白いシャツと、お花(山田はるか)/知らない町の、姉さん(宮谷光太郎)/東京で暮らしてきた、女の人(野島紗絵)/東京へ帰る、友達(酒井良夫)/白いシャツと、キシャツー(山田はるか)/あの日の、キシャツー(宮谷光太郎) |
15. | |
●「つむじダブル」●(宮下奈都・共著) ★★ |
|
2015年02月
|
人気作家2人の合作による、心温まる家族物語。 小宮一家は五人家族。小学生のまどかは10歳、柔道が好きな元気いっぱいの女の子。兄の由一は17歳の高校生で、仲間とバンド活動しており結構ファンを持っている。まどかは兄の由一が大好きで、由一も妹を可愛く思っている。 温かくて気持ちの良い家族物語が好きな方に、是非お薦め。 |
16. | |
●「スタンダップダブル!」● ★★ |
|
2015年11月
|
北海道支局に異動となった全国紙スポーツ記者の前橋絵里は、高校野球取材の中、ふとある村立中学の野球部に注目します。何故かその野球部の試合では、何と外野ゴロが多かった。その野球部で目立ったのは、センターの青山健一とピッチャーの康一というイケメンな双子の選手。 ストーリィは、記者の絵里、それと神別高校野球部1年でキャッチャーの村上信司の目を通して、交互に語られていきます。 高校野球小説としても面白いのですが、甲子園優勝を目指す根底にある彼らの熱い思いが何と言っても本作品の真骨頂。 |
17. | |
「蜂蜜秘密」 ★ |
|
2015年09月 2013/03/01 |
小路さんには珍しいファンタジー小説。 まるで桃源郷のような面影を見せるポロウ村を舞台に、ポロウの蜂蜜の秘密を巡るファンタジー。 |
18. | |
「フロム・ミー・トゥ・ユー−東京バンドワゴン−」 ★★ |
|
2015年04月
|
古書店+喫茶店を大勢の家族で営んでいる堀田家の賑やかな揉め事相談&奮闘記「東京バンドワゴン」シリーズ第8弾! 本シリーズの楽しさは、老若男女を問わず登場人物各々が個性的なドラマを大なり小なり抱えているところにあります。これまでの巻は、それら登場人物が入れ代わり立ち代わり一体となって諸々の問題に立ち向かうという展開でしたが、本書はシリーズ初の短篇集。しかも、登場人物幾人かのエピソードが描かれていますので、今までにはない楽しさ、面白さをたっぷり味わえます。 まずは研人に請われて紺が、ある日突然に堀田家にやってきたところから青のことを語り出します。 皆々、<東京バンドワゴン>ファンならかねてより知りたかったエピソードばかり。読めるとは思わなかったことですから、楽しくて堪らない、と思うのも無理ないことでしょう。 紺に交われば青くなる/散歩進んで意気上がる/忘れじの其の面影かな/愛の花咲くこともある/縁もたけなわ味なもの/野良猫ロックンロール/会うは同居の始めかな/研人とメリーの愛の歌/言わぬも花の娘ごころ/包丁いっぽん相身互い/忘れものはなんですか |
19. | |
「札幌アンダーソング」 ★☆ |
|
2016年02月
|
小路さんには珍しい刑事もの・事件ものということで興味を感じて読んでみた一冊。 どうもその辺りが明瞭でないままに本ストーリィは終わってしまうのです。これで良いのかなぁ、と何となく思わざを得ません。 |
20. | |
「スタンダップダブル! 甲子園ステージ」 ★★ |
|
2016年02月
|
施設育ちの仲間たちからなる無名高校チームが甲子園を目指す、「スタンダップダブル!」の後半。 無名の高校とはいえ、甲子園大会で勝ち進めば否応なくチームは注目されるようになります。無名の高校と、社会人野球で活躍していた田村敏幸が監督という取り合わせ、そこには何か秘密がある筈と金儲け目当てに田村たちと訳有りのフリーライターが暗躍し始めます。 裏舞台で中心となるのはいずれも曲者同士で、この辺りは小路さんらしいところ。ただの高校スポーツ小説では済ませません。 |
小路幸也作品のページ No.1 へ 小路幸也作品のページ No.3 へ
小路幸也作品のページ No.4 へ 小路幸也作品のページ No.5 へ