水晶⇒鷲羽⇒黒部五郎⇒薬師岳周遊。 (日本百名山・・十座目!)
安房トンネルを越え、折立駐車場へ向かうが最後の林道が悪道だったためにオーバーヒート+タイヤのパンク発生。
沸騰している冷却水を沢の水に入れ替えオーバーヒートを直し、スペアタイヤの交換で時間を大幅にロス。
有峰湖脇の有料道路入り口のおっちゃんに舗装されている別ルートがあると聞き大ショック!!マジで〜。
(この有料道路は夜間通行止めで6:00〜20:00のみ通行可能)
なんとか無事?駐車場へ到着し、急いで用意をして折立登山口より7:00に登山開始。
今日の歩行時間は10時間以上・・・雲ノ平まで行けなかったらどうしよう・・・・
始めは樹林帯をしばらく登る。 途中からは歩きやすい整備のされた(写真のような木道が多々ある)道が続いた。
太郎小屋まで、こんな感じで10:00頃到着。(おー、5時間の所を3時間なんていいペースじゃないの・・・)
この小屋は水(飲めます)がタダ!ジュース類も比較的安く300円でした。でも種類が少ないぞー。
太郎小屋で三方向に分岐しているため、雲ノ平方面へ進む。
太郎小屋からの薬師沢まで下りるまでは急な下り坂が続く。
沢まで下りると、しばらく木道を歩き薬師沢小屋に到着。
薬師沢小屋からつり橋を渡ると、ものすごい急坂が待っている。
(入り口の標識にはここから急坂がんばれっと書いてあった。)
想像していた以上の長〜い急坂だった。途中で夕立に降られ30分程足止めにあう。(時間がないのに〜)
薬師沢小屋からの超急坂を登りきるとまた木道を歩く。
ここからは水晶岳がくっきりと見え始め、水晶岳に向かって歩く感じだった。
16:30、雲ノ平へ到着。
さすが日本最後の秘境と言われるだけあって、この標高でこれだけ場所は日本ではここだけだろうと実感した。
この雲ノ平には何だら庭園とか名前のついた場所が沢山あり、とりあえす私はスイス庭園の標識だけは見つけた。
これらの標識を探し回っている人も何人かいるようにみえた。
師匠は祖母岳(アラスカ庭園)へ登りに行ったが、私は疲れたので休憩。
ここのテント場は広いが、岩が多く張れる場所が限られている。
そのためか夜8時頃にはみんな寝静まって、しーんとしていた。
2日目:6時起床。(う〜疲れて起きれなかったぞい)
水晶、鷲羽岳へ向け7:00頃出発!
祖母岳を登り一面に広がる雲ノ平に別れを告げる。
ここからワリモ岳⇒水晶岳へ向かう尾根沿いの登山道が見える。
水晶岳の右側には、これもめちゃ高い鷲羽岳が見えている。
写真は鷲羽岳の写真です。
ワリモ岳の分岐手前に、最後の水場と書いてあるが何処にあるか分らなかった。
大きな雪渓があったのでここを下りて汲めということなのでろうか???
このワリモ岳分岐で、重ーいリュックを起き水晶岳へ向かう。
やはり背中が軽いとラクチンである。
水晶岳は黒岳とも呼ばれ他の山とは違う迫力がある。
この分岐からは1時間程で水晶岳の山頂まで着いた。重いリュックさえ背負わなければ、見た目程キツイ山ではないと思う。
途中、水晶らしき岩もあった。
ここまで来ると北アルプスの中心部にいるというのが実感できる。 前方には剣、立山、右側には野口五郎、槍、穂高、後側には双六、笠が岳、左側には黒部五郎、薬師岳といった超一流級の山に囲まれている。
帰りは水晶小屋で少々休憩し赤牛、野口五郎岳を目の前にサイダーを飲んだ。
リュックを置いてある分岐まで戻り(ここから水晶岳への往復は1時間半位であった。)重い荷物をまたまた背負い鷲羽岳へ向う。
ワリモ岳分岐から鷲羽岳へ登る途中、双六岳がきれいに見えずっと下には黒部の源流だろうという沢も見える。
この鷲羽岳は見た目通り、すごく急だが時間にしたら1時間程で登り切れてしまうので休憩なしの気力のみで登りきった。
ここでお昼休憩。(山に来て食べるインスタント食品は何でこんなにおいしいんだろう・・・)
鷲羽岳からの展望も抜群で前回登った常念岳が槍ヶ岳の裏側に見えた。
鷲羽岳から三又山荘まで1時間かかるコースをスーパーハイスピードで35分で下った。
左手に双六岳、右手は黒部源流、時間も体力もないので今回は黒部源流へ下りてみた。
黒部源流と書いてある標識はあるが幅2メートル程の大きな沢で、ほんとの源流へ行くためにはひたすら鷲羽岳の方向へ向っている沢を登っていかなければならないのだろうか??
予定時間もオーバーしてしまったので今日の宿泊地の黒部五郎テント場へ急ぐ。
途中大きな雪渓を横切り1時間半程でテント場へ到着した。
このテント場で、富山から来た山好きのおっちゃんの脇へテントを張り夕食中、山の話を師匠と語っていたのを横で聞いていた・・・(゜o゜)
3日目:5:30起床、今日も天気がすごくいい。
前日の夕方には見えなかったテント場からの笠***岳は朝日にあたってなんともいえない光景だった。
(だったらもっと早く起きて朝焼けの写真でも撮れー。)
黒部五郎岳へ向うルートは尾根沿いからとカールからの2種類あったが、カールから6:40に出発した。
木曽駒の千畳敷カールもすごいがこちらも負けないくらいのすばらしさだった。
右手に見える薬師岳の山頂の雲もとれ、青空で気分満点である。
楽に歩けるカールを歩きーの、コーヒーを一杯沸かして飲みーで1時間ちょいで黒部五郎の急斜面まで来た。
山頂までぜーぜー言いながら登ること1時間程で9:00頃にで到着した。
ここら辺で発見したこと。其の一、自分の足のリズムと呼吸が合わない斜面になるとぜーぜー言い出してすぐにデットポイントになっていまう〜。
解決方法は・・・・分りません・・・・やはり経験と気合と根性かなー。
黒部五郎岳へ着いた時には周りの山には雲をかかっておらず写真を撮りまくった。
赤いシャツを来たパワーのある夫婦の方にブランデー入りのコーヒーを一杯ごちそうになった。
次回は紅茶とブランデーを持っていこうと決めた。
ここから薬師岳の方まで続いている尾根沿いをひたすら、ひたすら歩く。
おいおい、地図に書いてある時間より掛かかっていないかい?
太郎山、太郎小屋を越え太郎兵テント場へ到着。14:00頃 テントを張り今回最後の山、薬師岳へ向け14:30出発。
この疲れ方で登れるのかな〜。地図には登り3時間と書いてあるよ。そんなスローペースじゃ暗くなってしまうよー。
途中、雷がゴゴゴゴーーーって鳴っていた。恐ー。
相変わらずのスーパーハイペースで16:00には山頂に着いた。
登り始めの岩場はシンドかった。
薬師岳山頂で手を合わしているところ。
(どうか大金持ちになりますように・・・・(-_-メ)
私の感想。見た目がきれいなのは薬師岳、迫力があるのは水晶岳でした。
最終日には、すばらしい日没を見ることができた。
まー、残念ながら赤く染まる山は今回も撮れなかった。
太郎兵小屋で途中で会ったアメリカから来たという方と記念撮影をした。
彼はこれから槍まで行くそうだ。うっ、すげー。
長かった旅もこれで終わりです。。。早く風呂入りてー!





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