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新穂高温泉【笠新道】からの笠ヶ岳。 (日本百名山・・二十六座目)
日程 : 2003/11/01〜02
メンバー : 2名 【muka、CNT-YONE】 |
2年前、槍ヶ岳山頂から見た時から笠ヶ岳に登ってみたいと思っていた。
- - 槍ヶ岳から撮影した笠ヶ岳 - -
笠ヶ岳(標高2898m)は1900m近い標高差を登らなくてはならないため槍や奥穂よりキツイ。
5月以来重装備は背負っていない。 また11月に入るため冬山用の装備で登れる自信が、、、
今回の登山はCNT-YONE氏と登る。 彼は学生時代から山ってるツワモノで一緒に登るのは冬の栂池以来だった。
笠ヶ岳は上高地から見ると穂高連峰の裏となる。車で安房トンネルを越え、新穂高温泉手前の無料の駐車場に停める。
無料駐車場(P150台)は深山荘脇にあり地図で確認すると標高1000m以下となる。新穂高温泉までは15分程で歩ける。
明るくなりはじめた頃、笠ヶ岳の方向に険しそうな山々が雲の中から顔を出し始め、その迫力に圧倒された。
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7時頃駐車場から笠新道に向かう。
新穂高温泉でビールを買いリュックに詰める。
CNT-YONE氏はビールがないと生きていけないらしい。
川沿いの林道からは左目で笠ヶ岳若しくは前衛の山々が確認できるがあまりの標高差に目を覆いたかった。 (;△;)
1時間程歩くと笠新道の登山口の看板が現れる。
(笠新道に入らずに真っ直ぐ行くと双六岳方面となる。双六岳も一度は登ってみたい。)
笠新道に入ると永遠と急登が続く。
永遠と続く、、、
永遠と、、、。 |
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笠新道から谷を挟んだ向こう側には穂高連峰となり、新穂高ロープウェイ終点(2156m)よりもまだ標高行ってないじゃん、、、という感じで登る。
ただ唯一気がまぎれるのは奥穂高岳が雲の中から顔を覗かせる時である。
昔あんなガケガケの山に登れたのが不思議なくらいに切り立っている。 |
笠新道を登リ始めてから5時間位経つ頃、ピークを登りきり杓子平に着いた。
ここの眺めは素晴らしい。カールになっていてアルプスに上がってきたと実感できる。
笠ヶ岳のピークもようやく確認できた。(写真左上)
日があたりにくい場所には雪が積もっている。11月ともなれば今年降った雪だろう。
杓子平は2400mを越えている。ここから笠ヶ岳までは稜線歩きかなっと思ったが、一度下り再度ピークまで直登させられた。
この付近にはマーキングがそこらじゅうにある。
↓ ↓ ↓ CNT-YONE氏 ↓ ↓ ↓ |
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再度ピークを登りきると稜線歩きとなる。
視界が大きく開け双六岳、三俣蓮華方向からの稜線もすばらしい。いつかはこの稜線も歩きたい。
但し、ショックな出来事があった。
それは槍ヶ岳は裏(笠ヶ岳側)から見ると非常にカッコ悪く迫力がない。そびえ立っていないというか、ピークが斜めってるというか、、、
テント場は稜線に出てから1時間程で到着する。
途中の抜戸岩の岩と岩の間には雪が積もっていた。
もうすぐテント場というところで暗くなりはじめたが、何とか無事に到着した。 カナリ疲れた。
テント場には一張りだけテントが張ってあった。
ここの水場は枯れていたため雪を溶かしての夕食をとる。 |
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↑黒部五郎岳 ↑双六岳 ↑槍ヶ岳 ↑穂高連峰 ↑焼岳 ↑乗鞍岳
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〜 2日目 〜
夜は寒くスキーウェアを着てシャラフに包まったが腹痛がひどくあまり寝られなかった。
(これからは登山でバナナは食べないようにしよう)
朝、薄暗いうちに三脚を立て日の出を待つ。
日の出は奥穂高岳の真後ろから上がった。 |
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テント場からの朝日
ここのテント場は稜線上にあり、少しひらけた場所にある。
テントから見える風景も文句なく素晴らしい。こーいう場所になら1週間でも滞在してもいい。 |
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テント場から山頂までは体力があればすぐである。
笠ヶ岳山荘は10月初までしか開いていないらしく誰もいなく寂しい。
山荘から山頂までは雪がついている個所があったがアイゼンを付けるほどではなかった。
↓ ↓ ↓ 山頂で穂高連峰を望む私 ↓ ↓ ↓ |
笠ヶ岳山頂!
山頂は360度の大パノラマだった。
CNT-YONE氏とビールで乾杯。
やはり北アルプスはいい。このクラスの山に登るとごっつー達成感が感じられる。
下山は来たルートではなく中尾温泉口に直接向かう。
雷鳥岩で左にまくと笠ヶ岳はもう見えなくなった。
途中の沢で飲んだ北アルプスの天然水はおいしかった。 |
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雷鳥岩付近からの笠ヶ岳 (CNT-YONE氏デジカメ一眼レフ使用)
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