富士山。 に〜ぽ〜ん、い〜ち〜の〜山〜〜 (日本百名山・・十五座目!)
  富士急行株式会社さんのホームページ
    ここでは富士山への登山道、バス時刻表などの情報が公開されています。


     ⇒ ⇒ ⇒ 午前2:30、御殿場口駐車場へ到着。
     ここの駐車場はかなり広く、この登山道を使う人は少ないため数台しか車はいなかった。
     少し睡眠をとり5:40頃には明るくなってきたので登山開始!
     このコースは登り7時間20分、下り3時間と記載されたあった。
     鳥居をくぐり15分程で最初の小屋の前に出る。
     この小屋を "左周り" でコースに出た事で、この後苦しい目に合うのだった。
     登り始めはまだモヤっていて富士山は見えなかったがしばらく砂地を歩いていると
     富士山の姿が現れた。(雪が着いていないためか富士山ぽくない。)
     この時は、水晶や北岳での経験上この位の距離なら行けるぜー。って思っていた。
     最初の小屋から1時間程で2つ目の小屋が見えてくるはずなのだが、いっこうに現れない。
     遥か彼方の6,7合目付近の小屋は見えているのだが・・・
     この辺りから、もしかして砂走りから登っているのカモ?と薄々気づき始めていた。
     登っても登っても、いっこうに前に進まない。
     4歩いて1歩下がる感じなのだ。
     しかもトーレーニングだと思って85Lザックに縦走用の荷物を背負ってきたため重みで
     砂地に足がとられる・・・
     後ろを振り返ると全然進んでいない・・・を永遠と5時間繰り返した。
そんなこんなでようやく砂走りを登りきり7合目に到着!
もうこの時点で体力も足も使い切ってしまった。
7合目からはジグザグに登っていくのだが、折り返し毎に休憩していた。
こんなに休憩が多いのは初めてアルプスに登った鳳凰三山以来である。
下山中に暗くならないように少し急ぐ。(でも実際はペースは変わらない。)
7合目小屋でワンちゃんを連れて登ってきた人と出会う。
この犬はすごい!7合目といっても標高3070メートルまで登ってきたのである。
でもさすがに山頂までは無理のようで小屋に置いてご主人様だけが山頂に向うようだ。
犬は寂しいのか、ずっと吠えているのが聞こえていた。
鳥居をくぐり山頂の火口に到着したのは14:30をまわっていた。
なんと、9時間もかかってしまった。
山頂まですべての山小屋が閉まっていた。
アルプス系の山とは雰囲気も違う。
とりあえず剣ヶ峰まで行かなければ・・・・
剣ヶ峰に行かなければ百名山に登ったうちに入らなそうなのでがんばった。
結局、山頂まで砂と小石の地面に悩まされた。
でも剣ヶ峰からの展望はすばらしいものがある。
建物の裏に回れる通路があり、ここから一面に広がる雲のじゅうたんを見ることが出来た。
雲の中から南アルプスの主峰の山々が頭を覗かしている。
八ヶ岳と中央アルプスも確認できる。。
雲の中から顔を覗かせているのは白根三山の北岳、間ノ岳、農鳥岳だろう。
ここで写真をバシバシ撮っていたら15:30をまわってしまった。
もう下山中に暗くなるのは確実である。
     急いで仕度をし下山を始めたが疲れと浮石が多いためペースが上がらない。
     しばらく下りると犬の鳴き声が聞こえてきた。
     再び犬のご主人様と会い一緒に7合目小屋まで下る。
     ワンちゃんは寂しかったのかご主人様が帰ってきたことですごく喜んでいた。
     7合目の砂走りの分岐では17時を過ぎていた。
     私は砂走りから、ワンちゃん達は登りのルートからと、ここで分かれた。
     ロングスパッツを付け、1歩で2〜3メートル進める砂走りを歩いた時には感動した。
     しかし30分程で暗くなり、砂走りの技は先が見えないため使えなくなった。 ..(T_T)..
     砂走りは印象が悪い!
     真っ暗のため、懐中電灯を照らしながら左側のロープを頼りに下りていく。
     (7合目から下は全体が砂地のために端というものがない。)
     もしこのロープが途中で途切れていたらテントを組もうと思いながら歩いていると、
     さっそく切れていた。(-_-;)
     周りをライトで照らすと看板があり、そこからロープが再び続いていた。
     真っ暗闇の中、休憩をとっていると、後ろの方から犬が鳴き声が聞こえてきた。
     犬がいると知らなかったら恐いものがある。
     19:10頃、駐車場?の明かりらしきものが確認できた。
     途中左回りをしてしまった小屋の前を(登りのルートは右回りと標識だせよー!)
     通過し19:30、無事に下山。





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