■   バックカントリー・スキー from 『乗鞍岳/肩の小屋』      ※※ ピークには未登 ※※

日程 : 2007/02/03
メンバー : 5名 【muka、BB野力、岳、内P、珍】

[赤色]線がGPSの登り下りルート軌跡 (青色は参考にしないようご注意下さい。)

      23:00、珍宅を出発。
      キャリアなしの珍車(X-TRAIL)に5人はきつく、スノボが後ろの席まで突き出して非常に危険な状態だった。
      途中、スノーシューをとりに金実家に寄るため上信越自動車道から乗鞍岳に向かう。
      今年は雪が少なく、松本ICを下りて前川渡から乗鞍高原方面に入ってもしばらく雪は付いていなかった。
      4時頃、駐車場手前の道路から、月明かりの中に乗鞍岳のシルエットが微かに写し出されていた。
      私はいつものようにリフトが動くまで駐車場にテントを張り一人で静かに就寝、、、
      しようと思ったが、寝袋に入っても寒い、、、さすがに厳冬期用の寝袋でも薄着では無理だったのだろうか。
      寝つきが悪いまま朝を向かえた。
      
      テントの外は青空で雲一つなかった。冬山で天気がいいのは久しぶりだった。
      車の中のメンバーを起こすがなかなか起きない。
      出発は9時を過ぎていた、何で準備に1時間以上もかかるんだ。

  リフトを3本乗り継ぎ標高1970メートルまで稼ぐ。
  リフトでは珍がストック折ってるし、何をやってんだか、、、
  
  一般スキーヤーとはここで別れ、乗鞍岳に向かう人はスノーシューを装着してさらに上を目指す。
  10時、乗鞍岳を目指す人は同じ時間帯でも10人程はいそうだ。
  前回同様トレースはしっかりとあり、外れると20〜30cm位は沈む。
  今年は雪は少ないと言われているが、ここでは少ないということは感じはなかった。
  みんな最初の急斜面に苦しんでいたが、途中から調子を取り戻してペースはあがってきた。   
後ろを振り返ると、八ヶ岳〜中央アルプスが広がる。                  ↑BB野力氏
  
  2回目の急騰を越えると、市ヶ原(クライガハラ)に入る。
  前回、視界20m程で平らだとも感じられなかった市ヶ原が今回は何も視界を遮る物がなく一面見わたせた。

  急騰の途中で休憩をとる。
(注意)本来なら市ヶ原に入る前にお昼をとるべきだったと後で後悔した。
  
  13:00 市ヶ原に入った途端、樹林帯では全く感じられなかった風が猛烈に吹き付けてきた。
  乗鞍岳のピークと肩の小屋を見ると強風で雪が舞っている。
  写真にもくっきりと写っていた。

  左手には雲一つない乗鞍岳が目の前にそびえたつ。
  先に行く2人組みは早くも乗鞍岳のピークを目指して登っているのが見える。

  市ヶ原から肩の小屋までは緩やかな斜面で何も遮るものがなく、肩の小屋に近づくにつれ風は強さを増してくる。
  ゴーグルをして顔を隠さないと凍傷になりそうだ。
  風が強いため雪は積もらずに強風で削られ波模様のまま肩の小屋まで続いている。

  乗鞍岳ピークを目指して戻ってきた人に聞いてみたところ、手前までしか行けなかったらしく、ピークまではアイゼンがないときついらしい。
  
  14:15 肩の小屋に到着。
  肩の小屋までくると西側から入る風でさらに強くなり、小屋は多いが風をよけられる場所はどこにもなかった。
  裏側(西方向)には北アルプスが見えるかと思ったが雪が舞っていて視界が悪く特に高い山は見わたせなかった。
  しかし寒いよりも朝も何も食べてなくフラフラして倒れだ。
  みんなと相談の結果、休む場所がないので食べずに滑って下山することにした。

  16:00頃駐車場到着。
  休暇村での温泉は気持ちよかった。





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