東伊豆の湯巡り [1] byうつぼ |
■湯河原温泉「ままねの湯」 湯河原には日帰り施設もけっこうありますが、そのなかでも温泉ファンから別格の評価を得ているお湯。みしゅらんあり。 本業は湯治宿のようですが、共同湯的な使われ方もされています。駐車場は少し離れて3.4台のピロティ方式のやつがありますが、混んでいて入れにくいです。あたりは万葉公園も含めて散策にいいので、万葉公園(観光会館)周辺の公営Pに停めて歩いていったほうがいいかも。 つきあたりは宿の玄関で正面に神棚が祀ってあります。日帰りの入り口は左手よこ。入って階段を下ると男女別の浴室があります。なんとなく神社の御内陣のような厳粛な空気を感じるのは気のせいか? 木枠格子の脱衣棚がならぶ脱衣所から硝子越しに浴室が見渡せる共同浴場的つくり。料金は入口で掃除していた管理人さんに払いましたが、番台?は男湯の脱衣所にあるようです。 浴室は、大理石?枠タイル貼6.7人の浴槽と奥に小さな湯だめ槽(冷却用?)があります。浴槽に湯口はなくたぶん槽内注入。オーバーフローはなく排湯、湯づかい不明。カラン2(ゲキ熱、たぶん源泉)、アメニティ類なし。けっこう盛況(正月2日昼で5.6人)で、みな浴槽フチでトドになっていて、ときおりおもむろに浴槽に突入します。 お湯はかなり熱く45℃は優に越えていると思います。かすかに懸濁し微塩味、弱いながら少し粉っぽいような独特な温泉臭は「上野屋旅館」で感じたものと同系。(ちなみに、ここのお湯は上野屋旅館から分湯されていて、分析書データもほぼ同じ) きもち硫酸塩泉系のキシキシ感があって、浴後にはすっきりとした充実感が出てきます。 さほど強烈なインパクトはないですが、熱いのにやさしい感じのお湯はなかなかの佳品。混んでいますが、トドが多いのでお湯にはそれなりに鮮度感もあります。お湯だけではなく、施設全体の雰囲気を重視する人は外せない貴重な浴場かと思います。 Na・Ca-塩化物・硫酸塩泉 89.8℃、pH=8.4、成分総計=1951mg/kg、Na^+=457mg/kg、Ca^2+=158、Cl^-=544、SO_4^2-=479、陽イオン計=652、陰イオン計=1189、メタけい酸=130、メタほう酸=9.75 <H9.8.1作成> |
![]() 「ままねの湯」の駐車場 |
![]() 「ままねの湯」の玄関 |