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房総の湯巡り-2[2] byうつぼ


■青堀温泉「ホテル静養園」


(千葉県富津市、時間要問合せ、600円、0439-87-1221)
オフィシャルHP

JR内房線「青堀」駅そばの歴史ある温泉宿。みしゅらんあり。
ひと昔前の温泉ホテルといった佇まいですが、玄関の横に源泉が流されていて湯量は豊富なようです。上総掘りで井戸を掘っていたら、天然ガスとともに自噴温泉が出たらしく、大正2年から自噴しているそうです。

きもちレトロ調の男女別の浴室は、内湯(石+タイル造5.6人)と露天(石造3.4人)。内湯は、岩組の下から相当な量の注入で、岩組のまわりは白く泡立っています。浴槽端のパイプから排湯マスへの排湯で、黒湯につき槽内排湯は確認できず。

むりやり造ったような増設の露天は、サインがないと入口を見落とすかも ^^;) 木の湯口から投入で排湯は不明ですが、内湯よりなまった感じのお湯。カラン5、シャワー・シャンプーあり、女湯のみドライヤーあり。休日18時で独占〜5人。

お湯は、強烈な黒湯で透明度5p以下。浴槽のお湯はどうしても味見する気になれませんでしたが、玄関先の源泉は塩味+新鮮な鉄分によるだし味があってなかなか美味。HPでは「琥珀の湯」(なんと商標登録しています)と謳っていますが、源泉は琥珀色というよりは緑がかった薄紅茶色でした。

粉っぽい肥料臭+貝汁臭+モール臭があわさったクセのある臭いは、好き嫌いのわかれるところか。茨城の「ほっとパーク鉾田」の露天や「とっぷ・さんて大洋」に似た海のイメージのお湯。ぬるめのお湯は弱いツルすべに相当な濃度感と温まり感があって、長湯はキツイです。

甲府のビジホのようなB級度とあいまって、なかなかに強烈な印象を残すお湯ですが、こういうの、けっこう好みだったりします。 ^^) 地元客が多く銭湯がわりに使われているようで、食事すると料金が500円になるようです。
      
「ヨード」及び「ブローム」含有食塩泉、28℃、強アルカリ性、地下800m自噴、固形物総量=16.974、塩素=10.118、沃度=0.012、ブローム=少量、ナトリウム=4.215 (単位不明)

※分析日不明。ただし「試験のタメ差シ出シタル品ハ、淡黄色澄明ノ液体ニシテ、『強アルカリ性』ノ反応ヲ呈シ鹹味ヲ帯フ..... 云々」とあるのでかなりの時代ものかと。

〔 2003年1月24日レポ 〕



玄関先の源泉

「ホテル静養園」の男湯内湯

「ホテル静養園」の男湯露天

まっ黒です


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