編集後記#30
たこいきおし


■半年のご無沙汰でした。糸納豆EXPRESS30号をお届けします(笑)。通巻30号の記念すべき号を2月29日に発行できて、たこいは今とても幸せです(笑)。

■いや、しかし前号(SF大会)の後、ホームページ版糸納豆に入れ込んでしまって(笑)、けっこうブランクが空いてしまいました。やれやれ(笑)。京フェスまでにもう一号(笑)、なんて大嘘をいったのは一体誰だ(笑)?

■では、掲載原稿についていささかコメントなど。

□「ぼくはこんなにも静岡の夏を」
 あはははは(笑)。ま〜た日記で10ページも使ってしまいました(笑)。リアルタイムとの時差は、まあこんなもんかもしれません。次号では追いつくかな(笑)。

□「井熊さんちの家庭の事情」 #4
 前号の編集後記で那州雪絵『月光』のタイトルに使われている「Over the Lights,Under the Moon」というフレーズの出典は? という公開質問をしたところ、このように答えが返ってきました。ありがたいことです。
 で、実はそれ以来ケイト・ブッシュにハマっていたりするたこいであった(笑)。
 あと、何の気なしに日記に書いた『つぶやき岩の秘密』のビデオは意外に反響が大きくて(笑)、や〜もとさんの他に岸和田からも引きがあって、岸和田が静岡に来たときに上映&ダビング大会をしました(笑)。岸和田本人よりも奥さんの方がよく覚えていたとのことですが。
 因みにおたよりコーナーの岸和田の手紙では主題歌を歌った歌手の名前が間違ってます。『つぶやき岩』の主題歌歌手は石川セリが正解ね(笑)。

□「投函された一通の手紙」 #7
 まあ、前号の編集後記のような発言を通信でやると泥沼にハマるのでよい子のみんなは真似しないようにね(笑)。
 で、責任上一言付け加えるならば、前号で三木が『SF引退』を思いとどまったのは古本の『アルジャーノン』の中に「SFファンをやめてしまった誰か」の影を見たからで、今回三木がいっているようなニュアンスには受けとりにくいと思う。
 要するに、小松左京的な感動をSFに求めているなら、SF引退にあたって読む本ももうちょっとそれっぽいものにすればよかったんじゃないの? と、いいたかったのだな、僕は(笑)。『ハイペリオン』なんかはまさにぴったりじゃないかと思うんだけどなあ(笑)。
 ついでながら今回の内容についても一言。
 今回の北村薫についての話は、三木のSFファンとしての評価、ではなくて北村薫ファンとしての評価、だということはわかるし、その後のサンプリング論は面白いんだけど、『スキップ』を「SFから出発して日常に回帰する物語」として評価するという立場を取るなら『アルジャーノン』ももうちょっと高く評価されていいのでは? 双方、物語の感動の質そのものはSF的ではないとしても、『アルジャーノン』は手法がSFだけど(その観点では、羽鳥さんのおたよりに同感)『スキップ』はSFとはいえない、というのが僕の立場なのだが。三木のこの評価の違いがそれぞれの作品の感動の質の違いによるものであるなら、やっぱり『アルジャーノン』というのは高校の頃に読んでおくべき本なのかも(笑)。
 『スキップ』については、事前に「北村薫が時間SFに手を出した」との前情報で期待していた分、肩すかしを食った気分(笑)。僕は『水に眠る』の方が好き(笑)。

□「The Counterattack of Alpha Ralpha Express」 #7
 前回のCAREにはなかなか共感する人が多かったようで、「僕の原稿ってみなさんの反感を買ってるんじゃないか」と毎回ナイーブになってる室本はもっと安心するように(笑)。今回は都市論を絡めての展開がなかなかキュートではないかと思います。

□「お楽しみはこれからだッ!!」 #37
□「お楽しみはこれからだッ!!」 #39
 まあ、たまにはこんな趣向もいいんではないかと。この手の作品紹介的なものだとわりと短期に楽しんで描けるのでいいかも(笑)。いや、どうも最近作品論、作家論的な長大なネタばかり思いついてしまうもので……(笑)。

□「映画の宝箱」
 まあ、古い原稿です(笑)。この原稿、実は自分でパソコンを買う前に、キーボードに慣れる目的で会社の98で一太郎を使って書いた、たこいの電脳化第1号の文章だったりします(笑)。まあ、今読み返すと赤面してしまうような部分もないではないんですが、けっこう気に入っていた原稿なので、日の目を見せられてよかったよかった。

□「Technical Note」 #30
 う〜む。この環境変化の頻度には自分でも呆れるかも。

■次の発行はたぶんSFセミナーあたりだと思いますが、間2ヶ月ではちょっとネタがないかな(笑)。ではでは。


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