11   今日まで、そして明日から (2001.2.18)

前回で、2000年10月からはじめた考現学も10話を迎えました。考現学といいながら現実の電子機器やインターネットの進歩はもの凄い勢いで変化していて、たった数ヶ月でその話を書いたときとは状況が変わってしまったこともあります。今回はひと区切りとして考現学に書き綴ったことのその後を書きます。時とともに急激に変わっていく時代の姿を少しの時間に限って考察するのも考現学の有効なフィールドワークなのです。

考現学の第1話で書いたWindows Meが不安定な件は、少しよくなってきたように思えます。CPUを入れ替えたり、メモリを増やしたり、BIOSのヴァージョンを上げたり、IE5.5のパッチを当てたりと、色々な作業をしていくうちにいつの間にかデスクスキャンが走らなくなった。時々、変なエラーメッセージが出るが、何とか使えます。何が原因かは不明ですが、とにかく安定したので良かったです。でも、ちゃんと原因が分かってないとまたいつか不安定になるのではないかと不安です。

考現学の第2話で書いたグローバル計画で書いたようにニューヨークとバリ島に行ってきました。その報告は、New York滞在記バリ島旅行記に書きました。それぞれのモバイル事情も書いたけど、あんまり役に立たないかな。私は十数年ぶりの海外旅行ですっかり旅行の楽しさを思い出して、また海外旅行に行きたいとパンフレットを眺める日々を過ごしています。今度は近くて、暖かくて治安もよく、海とプールの楽しめるグアムが良いなぁと考えています。今は旅行情報をネットで検索してバーチャルツアーで我慢ですが、本当にまた行きたいよ。

考現学の第3話で書いたDVDドライブはあんまり役に立っていない。レンタルでDVD借りてきても、パソコンのちっこい画面で見ても面白くないしね。大好きなドリカムのシングルもDVDで買ったけど映像を見たのは数回であとはもっぱら音楽CDと変わりない。

8ミリビデオで撮影した子供達の映像をディジタル化しようというという目論見で購入したNECの "Smart Vision for USB”も今一利用していない。この装置はテレビチューナーを内蔵していてパソコンにテレビ(地上波のみだよ)の映像を映すことができる。ビデオテープの代わりにハードディスクで映像データを録画したり、ちょっと席を外してもその間の映像を録画しておき、早送りで見たりできるのだ。タイムシフトというやつだ。

パソコンで見るTV

でも家のパソコンのパワー不足(一応、Pentium-III 800MHz, 288MBmem, 20GB 7200rpm HDDなのだが)なのか、どこかにボトルネックがあって時々音声が途切れたり、画像がギクシャクする。今、居間の29インチのテレビが壊れて修理待ちなので仕方なくこのSmart Visionを使ってパソコンでテレビを見ていますが、ソフトの起動に失敗することも多い(何故?)。やはりパソコンで動画を見るには時期尚早なのかな。

考現学の第5話で、自動車保険の見積もりがオンライン上で比較できるサイトができないかと書きました。最近の新聞で紹介された保険マトリクスからは必要データを入れるとオンラインで見積もりが比較検討出来ます。但し、現在までに該当する保険会社は4社です。全ての保険会社の見積もりが取れる用になるのはもう少し時間がかかりそうです。

考現学の第7話では年賀状について書きました。今年の子供用の年賀状は、子どもに人気の遊戯王カードのデザインをパロッって作ったら、子供の友達に大受けでした。お年玉も5枚も当たったし、目出度し目出度し。

考現学の第8話で書いたi-mode携帯電話も何とか入力方法も覚えて、外出先からメールを読み書きしたりして使っています。最近、ちょっとした共同作業での仕事をしたのですが、その連絡用の掲示板がパソコンだけでなくi-mode対応だったので外出先でも掲示板が見ることができて便利だった。しかし、私はあまり外に行かない人なのでほとんど宝の持ち腐れ。i-mode端末をアドレス帳や電話帳の代わりに使ってます。

最近、テレビやDVDを見ることを前提としたワイド液晶のパソコンが流行っているようだ。最近、テレビが壊れて仕方なくパソコンで見ているけど、画面は小さいし、音や映像は途切れるし、タイムシフトなんてはじめは面白くて使っていたけど、すぐに飽きた。パソコンでテレビを見てもぜんぜん面白くない、と実感している。

パソコンとテレビの融合にはもう少し時間がかかりそうだ。CMに踊らされちゃいけない、というのが今回の結論。

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