2   グローバル化計画進行中 (2000.11.1)

パスポートを取ることになった。ちょっと用事があって12月に夫とニューヨークに行くのだ。ついでにお正月に家族でバリ島に行くことにした。気持ちが急にラテン化して楽しい事はジャカスカやりたい、お金なんか天下の回り物じゃん、と思い始めたら止まらなくなった。今まで子供達も幼くて遠くに旅行なんて考えられなかった。まぁそれで近所の公園に行っては公園情報を発信していたのだ。

21世紀を目前に世紀越しの金を持ないぞ、と中村家はラテン化&グローバル化するのだ。そうなると子供達にもパスポートが必要だ。そこで申請書に添付する写真が必要になった。まずはフィルムが余っていた一眼レフカメラで撮ってみたが、申請書に貼る写真は顔の大きさが指定されていて、サービスサイズでプリントした写真は丁度良いサイズにならなかった。

街頭にある自動写真機で撮るにしても、子供達がおとなしくきちんとした写真を撮るなんて不可能だ。それに子供達とママの4人分だとお金もかかる。オイオイ、ラテン化するんじゃなかったのか? という突っ込みは置いといて、デジカメ登場。白い壁の前で子供達の写真を撮り、すぐにパソコンに取り込んで表情や姿勢を確認しながら何度でも撮り直しができる。サイズは画像編集ソフトで調整もできる。でも人相は証明写真にありがちでいまいちなのだよ、これが。

編集ソフトで子供3人+ママの写真を1枚の画像に編集し、少しずつ大きさを変えたものを3枚作った。これをサービスサイズ大にプリントすれば完璧だ。プリントの際に多少トリミングされても3種類のサイズを用意すれば一つくらいピッタリのものがあるだとうという読みだ。

写真のプリントは近所の「カメラのキタムラ」で頼んでもいいが、枚数が少ないと1回あたりの基本料金300円はちと高い。そこで、「インターネットの写真屋さん」の株式会社デジタルプラザが『10万名、無料キャンペーン』をしているのを見つけたので頼んでみた。サイトから専用ソフトをダウンロードして、選んだ写真をインターネット経由で送ればオッケー!!

しかし、専用ソフトのダウンロードにも写真の送信にも時間がかかるのが難点。常時接続だから使える技であった。頼んでから中2日でデジタルプラザの本部のある九州から郵便で届いた。早い。できばえはなかなか良かった。無料でこれだけの時間で写真が手に入ればお得な気分。無料キャンペーンでなくても1枚40円で、10枚以上頼めば送料無料なので結構使えると思う。

取得したパスポート(旅券課有楽町分室にて)

東京都の場合、パスポートの申請は新宿都庁、有楽町の交通会館、立川の出張所などで行える。我が家からの交通費、所要時間を「goo」の経路検索で調べてみると僅差で立川が近い。でも立川は土地勘の無い場所だし、どうせ子供を連れて行くなら色々楽しめる銀座だと思い、交通会館で申請した。ちなみに同時に家族でパスポートを申請するときに住民票も戸籍謄本も一枚(但し;家族明記の物)で済みます。子沢山が得するのはこんな時だけです。

今回パスポートを申請して気がついたのは、お役所仕事だったのに「印鑑」がいらなかった事です。最近テレビで、銀行の通帳に押してある印鑑がパソコンで簡単に偽造できるというニュースを見ましたが、インターネット時代になり印鑑はもう過去の遺物ですね。「20世紀に置いていくもの」に入れたいです。「印鑑」については、またいつか考察したいと考えています。

こうして家族のパスポートができた。デジカメが遊びでなく、実生活でも役立ったというのが今回の結論です。さあ、これでいつでも家族で海外旅行にいけるぞ。『ニューヨーク滞在記』や『バリ島家族旅行記』は追々このページで紹介していきたいと思っています。乞うご期待。

目次 前へ 次へ
  Copyright (C) from Metal Woods 2000