8 21世紀はiモード携帯で明けた (2001.1.1) 21世紀、あけましておめでとうございます。おせち料理を作り終えてから20世紀中にアップロードしようと思っていたのですが、東京の新高輪プリンスホテルからインターネットで中継されたドリカムの「VISA presents COUNTDOWN PARTY」を見ていたら21世紀になってしまいました。この中継、映像は粗かったですが音声はとぎれずに綺麗に再生されていて、結構はまってしまいました。
さて、昨年の年末は20世紀の終わりという特別な意味がありました。でも、一昨年のように「2000年問題」も無く、あまり盛りあがらなかった感触があります。
私は20世紀に生まれましたが、実際に意識があった時代は後半の30年位です。最近、ドコモのコマーシャルでスーパー・ジェッターやサンダーバードなど懐かしい映像が流れてますね。私の記憶のもっとも旧いテクノロジーの思い出は、白黒テレビで見た鉄腕アトムです。
子供だった私は鉄腕アトムを見ながら空を飛ぶロボットが実現する輝かしい未来を思い、科学への憧れを抱いたものです。1960,70年はまだまだ科学万能の夢を見られた時代でした。そんな20世紀の科学技術の最大の進歩の一つがコンピュータの発展でしょう。小学校の壁新聞の「朝日小学生新聞」で「円周率を100桁計算するためには丸ビル(古い!!)と同じ大きさのコンピュータが必要だ」との記事を読んだ記憶があります。
今では5万円のパソコンでも数秒?もあれば円周率の1000桁ぐらいすぐに計算できるでしょう。でも、普通の人々にとってはコンピュータは高速計算よりも、メールやインターネットいったコミュニケーションを広げてくれるマシンです。昨今の携帯電話の普及はただ吃驚なのですが、我が家は今まで携帯を持たない珍しい家族でした。夫も普段はほとんどオフィスにいるので携帯は持っていなかったし、仕事も電話よりE-メールでのやりとりの方が多いようだ。私と夫の連絡もE-メールを使っている。といっても、そんなに連絡することもないけど。
ドコモのTV-CMにでてくる通信器はまさに今の携帯電話ですね。情報を電波に乗せて伝える技術は20世紀の最後に飛躍的に発展しました。でも、私は携帯電話よりもアトムのように空を飛びたかった。人間が自由に空を飛ぶような重力に逆らう技術は20世紀中には実現しませんでした。私の生きてる間に人類は万有引力の原理を理解し、アトムのように空を飛べるのでしょうか? この課題はきっと21世紀に実現してほしいですね。
こんなことを考えている私はNTTドコモのTV-CMにまんまとのせられ、20世紀最後の日の昨日、ついに携帯電話を買ってしまった。少し前にモニターで1ヶ月だけiモード携帯を使い、流行り物を持って嬉しかったこともあり、メールの送受信もできるのできっと役に立つと話が決まった。
au、ツーカー、ドコモのパンフレットをヨドバシカメラで集めた。夫は何かを買うときに徹底的に比較しないと気が済まない。本当はクリスマスに買おうと思っていたが、会社と機種が決まらないのと、出かける時間がとれずにここまで伸びた。
夫がパンフレットを眺めてあーだこーだ行ってる間に、私は主婦友達に実際にこの地域での電波の状態や、使い勝手や料金を聞き込んでいた。協議の結果「DoCoMo N502i」をヨドバシカメラで3,800円で買いました。最近はカラー液晶の端末がでているのでモノクロ画面の機種はかなりお買い得です。すこし小型のN209iも候補にあがったのですが、液晶画面が小さかったのと、1,000円高かったのでN502iになった次第です。
大晦日、我が家には珍しく、子供達は先に実家へ帰り大人だけの静かな生活なのでマニュアルと首ぴっきで使いこなそうと奮闘中です。パソコンと違い少ないキーで多くの設定をしなくてはならないので大変です。携帯電話とパソコンをUSBケーブルで繋いでデータを入力する方法もあるが、ソフトを含めて7千円以上もするよ。本体よりも高いのはちょっと納得できない。しばらくは携帯電話の機能を覚えるためにメールも携帯からだそうかな?
せっかくiモード携帯を買ったのだから今年からはホームページにiモード版ページを作ろうかとも考えています。「iモード版はバナー広告を入れて更新も頻繁にして、大儲けだ」と、勝手に捕らぬ狸話を考えながら新しい年を迎えました。でも、世紀が変わる前後30分位、「しばらくお待ち下さい」メッセージがでて携帯がつながらなかったよ。きっと年賀電話とかが多かったのだろうな。
こうして、同世代人として一緒に新世紀を迎えた皆様に幸せな新世紀を願いながら今回の考現学はおしまい。21世紀もよろしくお願いいたします。
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