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OpenGL、DirectXは3DCGソフトが画面に絵を表示する為に使用する基本プログラムです。
(OSの機能の一部と思って頂いても大きな間違いではありません。)
画面に3次元の図形を描画する時、画面は平面ですから、3次元の座標(X,Y,Z)を2次元座標(x,y)に変換して描画する必要があります。
OpenGLやDirectXは3次元の座標を渡せば2次元の座標に変換して表示してくれるプログラムなど、3次元データを2次元表面に描画する為の基本プログラムの集まりです。
この基本ソフトを使えば3Dソフトは表示部分を独自に作らなくて済む仕組みになっています。
OpenGLはSGI(シリコングラフィックス)が提唱している規格で、SGIのワークステーションで動作しているプロ向けのCGソフトやCADソフト(ハリウッドの特撮や、NASAで使用されるような物です)の基本プログラムとして作成されたものです。
DirectXはWindowsで高性能なゲームを実現する為にMicrosoftが提唱している基本プログラムです。
方向性として、OpenGLは元々が映画品質の映像を作成する為の環境で生まれたものである為、高機能・高品質であることを意識しているのに対してDirectXはゲームをよりよくする事を主目的としている為に、精密さよりも高速で滑らかに動く事に主眼が置かれています。
最近の3D対応のビデオカードではOpenGL、DirectXを使用している3DCGソフトを高速に動かす為の仕組みを持っています。
これらの基本ソフトはOSやビデオカードに添付していますし、3Dソフトにも含まれていますので別途購入する必要は有りません。
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