昭和初期の人気こども漫画タンク・タンクローの作者阪本牙城の漫画と水墨画と本のページです
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阪本牙城の漫画

阪本牙城


タンク・タンクローは、1934年より雑誌「幼年倶楽部」(現・講談社)に連載された人気ロボット漫画。
球体の穴から手足のみならず、プロペラを出して空も飛ぶスーパーヒーローは、SF漫画のルーツとして評価されています。

東京都あきる野市五日市に生まれる。
東京府立第二中学校卒業、漫画家となりロボット漫画「タンク・タンクロー」を講談社幼年倶楽部に連載して人気を博す。
東日、大毎小学生新聞連載漫画「ジャンケンポンチャン」金の星社刊や、小学館、家の光協会の諸雑誌に執筆。高村光太郎、江戸川乱歩等の訪問記事などを掲載。漫画の著書は「がらがら先生」「げんこつ和尚」など四十数冊。
1939年、旧満州(中国東北部)に渡り茫大な中国大陸の自然にふれて牧谿の崇高、幽玄の世界を実感。1946年、終戦により日本に帰国。
その後は漫画家の筆を折り水墨画に専心。1949年より臨済宗天竜寺派 大森曹玄老師に師事し「自適居士」の安名を受ける。1973年没。行年77歳。