画と禅の本
画と禅

雅城は漫画家としてロボット漫画「タンク・タンクロー」を発表、一家を成したのち、一九三九年、旧満州(中国東北部)に渡り五年間を過ごします。この間、「茫然たる大陸の自然」を体験するとともに中国芸術の芒大さにも惹かれていきます。
その後、中国の画僧や牧谿、梁楷らの禅と芸術にふれて自分を見出し、自習自得の錬磨の道を歩みました。
禅の修行は大森曹玄老師に師事し、機関誌『鉄舟』に本書のもととなる絵画論を連載しました。この本は、水墨画の見直しを通して、私たちが忘れかけている日本と東洋の心を思い出させてくれます。
関連情報 東京都立多摩図書館多摩資料係
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目次
南画とは.............7 日本の南画.......12 禅画.............16 禅と画....22
気韻生動論.............25 墨気.............34 幽玄.............37 玄美.............42
画のいのち.............45 気合の芸術.............53 芸術の骨について.............8
墨の濃淡.............61 線.............64 点.............68 点苔.............71
絵画の余白について.........73 四大と倭小.............78
『五輪書』と南画技法...........86 鑑賞について.............100
画と書.............108 書の線 画の線.............112 牧谿.............117
梁楷.............134 八大山人.............141 石濤.............144
雪舟.............148 大雅堂.............156 白隠.............161
鉄齋.............166 ロダン.............172
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雅城の画.............199 父 雅城 三十年後に想う...........214
阪本雅城略年譜.............218 あとがき.............222
著 者 | 阪本雅城 |
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発行者 | 坂本直城 |
発行所 | タンクロー出版 |
印刷 |
株シナノ |
製本 |
株)越後堂製本
2004年 5月15日 第1刷発行 |