●「アリエッティ」公開初日レポート

●「アリエッティ」公開初日レポート
The First Day of "Arrietty"

「アリエッティ」の公開初日に関連する出来事をレポートします。

2010年7月17日より、全国447スクリーンで「アリエッティ」が封切られた。東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座では初日舞台挨拶が行われ、米林宏昌監督、音楽を担当したセシル・コルベル氏、声優を務めた志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、三浦友和、竹下景子各氏に鈴木敏夫プロデューサーが出演した。
初監督を務めた米林氏は「たくさんのスタッフが助けてくれて何とか完成させられました。１年かけて作った映画を見ていただき感謝しています」と緊張気味に述べた。ホミリーの声を担当した大竹しのぶ氏は、この日が53歳の誕生日であることが明かされ、会場から拍手喝采が巻き起こった。鈴木プロデューサーは、「大きな目標があります。宮崎駿（監督）がこの場にいないので言いますが、『ポニョ』の観客動員数を超えたいんですよ。」と意気込みを語った。なお、初日の成績は、午後１時の時点で興行収入155億円を記録した前作『ポニョ』の動員対比87％と好調であり（報知新聞ほか）、興収100億円突破は確実視されているという。
舞台挨拶を見るためのチケットは一週間前に売り出されて既に完売しており、しかも全席指定での発売であったため徹夜組ななく、当日も入場待ちの行列はほとんど発生しなかった。マスコミによる取材活動も特に行われず、比較的静かな滑り出しとなった。

TOHOシネマズスカラ座（2010年7月16日　21:10 撮影：S氏）

21:10　スカラ座前の様子　徹夜組はなし

7:33　スカラ座前の様子（2010年7月17日、撮影：S氏）

8:43　スカラ座入場待ちの様子　数名ほど

8:54　スカラ座前の様子

9:00AMに、第1回上映回の入場が開始された。今回のチケットは全席指定で完売済みであったため、開場時に並んでいた観客は10名ほどにとどまった。数百名もの徹夜組が劇場を取り囲んだ「もののけ姫」（1997年）や「千と千尋の神隠し」（2001年）と比べると時代の変化を感じる。観客は、開演時間の10時までの間に数名づつのグループ単位で現れては入場していったので、入場待ちの行列はついに発生しなかった。入場が始まっても取材陣は特に現れず、会場前は宝塚劇場関係のチケットの購入を求める行列や、宝塚スターにファンレターを渡そうとする人達が目立った。なお、入場に際してのカメラチェックは、今回は特に行われなかった。

9:01　スカラ座入場開始

9:02スカラ座　入場口の様子

9:20　スカラ座前の様子　宝塚ファンが目立つ

9:21　チケット売場前

9:21　チケット売場

9:22　本日初日のポスター

9:22　ポスターを写真に収める

9:24　看板の撮影

9:28　記念撮影

9:38　スカラ座前の様子

9:55　入場口の様子

9:55　入場口

開演時間10:00から15分ほどは予告編等が上映され、「アリエッティ」本編の上映開始はその後であることがアナウンスされた。そのため、10:00を過ぎても、ロビーはグッズやパンフレットを購入しようとするお客さんでごった返した。10:15頃から本編の上映が始まるとロビーは静かになったが、ほどなく関係者・取材陣が到着、打ち合わせ・歓談・名刺交換などの風景が見られた。その人数は約100名に達してロビーがごった返したが、10:00の回に入場し損ねた一般のお客さんも少数混じっており、上映終了まで待機していた。
上映終了とともに満場が拍手に包まれ、取材陣・記者・ゲストが劇場の両サイドに入場、続いて米林宏昌監督、セシル・コルベル氏、志田未来氏、神木隆之介氏、大竹しのぶ氏、三浦友和氏、竹下景子氏に鈴木敏夫プロデューサーが現れ、セシル・コルベル氏による生演奏の披露ならびに舞台挨拶が行われた。その後、観客も参加しての写真撮影が行われた。これらの模様は、翌日のスポーツ新聞などで報じられた。

11:49　ロビーで待機する取材陣

11:50　上映終了直前　ロビーの様子

　12:28　舞台挨拶終了直後　

　12:32　舞台挨拶終了後のロビー　

　12:32　モニュメントを背景に撮影
撮影は特に問題なかった

12:33　売店	12:34　退場する観客
12:34　出入り口付近	12:35　取材風景
12:35　取材風景	12:39　クリップを髪留めにした女の子の姿も