●「崖の上のポニョ」公開初日レポート
The First Day of "Ponyo"

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「崖の上のポニョ」の公開初日に関連する出来事をレポートします。

2008年7月19日より、いよいよ全国で「崖の上のポニョ」が封切られた。481スクリーンでの公開となり、日本映画としては史上最多の規模になったと思われる。東京・日比谷スカラ座では初日舞台挨拶が行われ、宮崎駿監督や長嶋一茂氏、天海祐希氏、所ジョージ氏など8名が出席、大きな拍手で迎えられた。
なお、舞台挨拶を見るためのチケットは一週間前に売り出されて既に完売しており、しかも全席指定での発売であったため、開場時刻の午前9:00に並んだ行列は15名ほどにとどまった。しかし、一番乗りを果たした男性は朝5:30に到着したという。この男性は舞台挨拶時にも紹介され「(全席指定なのに)どうしてそんなに早く並んだのか」という質問に対して「待ちきれなくて」と応え、喝采を浴びていた。
7月20日付の各種新聞報道の記事によれば、19日午後3時時点での観客動員速報は、興行収入304億円の日本記録を達成した「千と千尋の神隠し」(2001年)の動員対比83%を記録したという。(「千尋」の公開規模は336スクリーン。なお、2004年の「ハウルの動く城」では448スクリーン、2006年の「ゲド戦記」では435スクリーンであった)。そのため、新聞記事でも「ポニョ 興収200億円へ好発進」(デイリースポーツ)「千と千尋級 ノリノリ好発進」(サンケイスポーツ)などといった見出しが躍り、好調なスタートを一層盛り立てた。


東京・日比谷スカラ座(撮影:2008年7月19日 以下同じ)

8:16AM* スカラ座前の様子


8:20* 待機する取材陣

8:24* 初回分完売と開場時刻(9:00)の表示

8:30* 交通整理用の資材

8:48* スカラ座入場待ちの行列

8:50 取材風景

8:55 「本日初日」のポスター



9:00AMに、第1回上映回の入場が開始された。今回分のチケットは7月12日に発売・即日完売しており、しかも発売時から全席指定であったため、開場時に並んでいた観客は15名ほどにとどまった。2001年の「千と千尋の神隠し」の時は全席自由席であったため、少しでも良い席を確保するために数百人単位で徹夜したことを考えると"静かな開場"である。その後も、観客は数名づつのグループ単位で現れては入場していったので、入場待ちの行列はついに発生しなかった。会場前は、宝塚劇場関係のチケットの購入を求める行列や、宝塚スターにファンレターを渡そうとする人達が目立ち、取材陣は「ポニョ」目当てと思われる観客に見当をつけては取材を敢行しているというような様相さえ呈していた。
殆どの観客は10:00AMの上映開始時までに入場したが、上映が始まっても空席のままという席も少なからず存在した。

9:00 スカラ座入場開始

9:06スカラ座前 宝塚スターのファンの方が目立つ

9:08 取材風景

9:26 スカラ座前の様子

9:37 スカラ座入場口前

9:38 スカラ座入場口 カメラチェックあり



10:00AM、定刻になると予告編等が始まり、その後「崖の上のポニョ」本編が上映された。11:30AM頃までには取材陣が到着、階段上で待機、ロビーにはGUEST名札をつけた人達が集まり、打ち合わせ・歓談・名刺交換などの風景が見られた。その人数は、おおよそ100名程度に達したのではないかと推定される。
正午の上映終了とともに満場が拍手に包まれ、取材陣・記者・ゲストが劇場の両サイドに入場、続いて宮崎駿監督、所ジョージ氏、山口智子氏、長嶋一茂氏、天海祐希氏、柊瑠美氏、奈良柚莉愛さん、土井洋輝くんが入場し、舞台挨拶が行われた。その後、スカラ座前でも出演者によるステージ撮影が行われ、大勢のギャラリーでごった返した。これらの模様は、翌日のスポーツ新聞や21日朝のワイドショーなどで大きく報じられた。

12:30 舞台挨拶終了

12:33 預かり物の返却

12:33 記念撮影

12:34 ポスターを携帯のカメラで撮影

12:34 退場風景

12:35 スカラ座前の様子

12:35 スカラ座前の特設ステージと報道陣

12:36* 特設ステージ

12:37 特設ステージの取材風景

12:37 混雑整理用の看板

12:38 特設ステージ付近の状況

12:42 取材風景

12:44 第2回目以降の上映チケットの販売

12:45 ステージ撮影終了 




12:49 ステージの撤去




13:00 スカラ座上空の青空
この日、気象庁より梅雨明けが発表された。




「ポニョ」は池袋でも好調なスタートを切った。サンシャイン60通りにある映画館ではチケット購入を求める行列が出来、満員御礼のスタートとなった模様。スカラ座での舞台挨拶の時、池袋のサンシャインシティで「ポニョ」展が行われているという告知がされたが、「ポニョ」展もなかなかの盛況ぶりであり、「ポニョ」の特設企画展示が行われているサンシャイン国際水族館でも多くの家族連れで賑わっていた。また、サンシャインシティ内に出店している「どんぐり共和国」の店頭でも「ポニョ」グッズの販売が始まっており、祝賀ムードを盛り上げていた。

7月19日 15:50 東京・池袋サンシャイン60通り
「ポニョ」展の告知のぼりもあり


サンシャイン60通りにある池袋 HUMAXシネマズ4
チケット売場


サンシャイン60通りの「ポニョ」看板

どんぐり共和国サンシャイン店の様子

本日公開のアナウンスが!

(撮影:2008年7月19日)
*・・・パクシさん撮影



公開2日目を迎えた7月20日も、引き続き好調なようである。日比谷スカラ座も各回とも順調に販売数を伸ばしており、グッズ売場も行列が出来た。なお、スカラ座で販売されるパンフレットは、スカラ座のロゴがプリントされた特別仕様であるようで、パンフレットを販売する係の人も「スカラ座限定」を強調していた。
なお、東京メトロ日比谷駅にあるランチュウが泳ぐ水槽には、誰が貼ったのかは不明であるが「ポニョ」のシールが貼られていた。
「ポニョ」現象はどこまで広がるか?

7月20日 15:11 スカラ座前の様子

7月20日 15:12 スカラ座チケット売場

7月20 14:50 東京メトロ日比谷駅の水槽

水槽に「ポニョ」シールが

水槽のランチュウは何を思う?

(撮影:2008年7月20日)

過去の公開初日レポート





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